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- 山行記録

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msc_kiroku2 2006-4-9 23:40
清野さんから写真が届きました。

「8日?9日で土樽はタカマタギに行って来ました。
といっても、時ならぬ大雪に見舞われ1060m
地点で幕営して、日曜はラッセル訓練しながら
下山です。
進入会員の小林さん、木村さんお疲れさんでした。
下山後は岩の湯に立ち寄り、中野屋のへぎそば
でしめました」

記録はのちほど。


初日の登り返し(小林さん撮影)




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msc_kiroku2 2006-4-9 16:09
メンバー:青木・中山(記録)

4/9(日) 
水上駅8:25→ロープウエー山麓駅→ロープウエー上9:40→天神尾根1830m12:30→熊穴沢避難小屋14:10→ロープウエー山麓駅15:40

 始発電車を乗り継ぎ水上駅に8:11到着、路線バスにてロープウエー駅に到着、降雪・やや風強い昨日より45cmの積雪とのこと。身支度後ロープウエーにてスキー場に上る、横殴りの風雪の中「天神尾根」をシール登行日曜日の為登山者多い、天気は昼位から良くなる予報だが「熊穴沢避難小屋」(雪ノ下で全く出ていない)上よりますます風が強くなり、立っていられないほどで対風姿勢をしていても風向きがコロコロ変わるので何回も引き倒される、ガスも濃くなりホワイトアウト状態の為1830m付近で撤退を決める、青木シールを剥すとき素手になった為右手の感覚が一時なくなるが懐で温め大事無し、全く視界が効かない中「天神尾根」を下り始めるがスキーが滑っているのか止まっているのか判らない、ホワイトアウトの為平衡感覚がおかしくなっている、地形図・コンパス・高度計・経験を活用し慎重に南方向に下り途中「ヒツゴー沢」に降りている枝尾根に引き込まれそうになるが何とか「熊穴沢避難小屋」にたどり着きヤレヤレほっと一息標高差280m位下ってきたのでガスもかなり薄くなり、スキー場方面は視界が効くようになってきた、大休止後多くのスキーヤーのシュプールが残る「熊穴沢」?「西黒沢」?「ロープウエー山麓駅」を滑り降りたが、中山は既に大腿四頭筋がパンク寸前で新雪快適斜面を斜滑降・キックターン・ボーゲンでトロトロと下る(青木さんすみません)疲れ果てて下山、水上駅前で坦々麺を食べ在来線を乗り継ぎ帰宅。
 反省、「熊穴沢避難小屋」までとするべきだった、山行当日に大腿四頭筋が痛くなるという未だかつてない経験をした、強風の中筋肉を過剰に使ったことと軽度の「低体温症」になったのではないかと考えられます、記録を書いている4/16現在筋肉痛は無くなったが疲労はまだ残っている。悪条件の為写真なし。

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msc_kiroku2 2006-4-8 23:21
メンバー:平川CL 西舘章子SL 西舘彰芳(記録)  先々週の源次郎F5に残したシュリンゲが惜しかったのは事実。でも例会後(1時間で帰るはずの)西舘×2と(飲まないはずの)平川さんは東中野で泊まりの2次会に突入し、急遽決まったのが熊倉川です。この辺りは「Dr.ヤブ山」平川さんの庭のような場所。この沢も沢はじめに気軽に登る場所の一本なのだそうです。金曜朝にウチから出勤した平川さんと寝不足の他2名の事情もあて、土曜はゆっくり出発することにします。  新宿からホリデー快速を利用し、五日市到着は8時50分。9時のバスは本来なら超満員のはずですが、天候悪化が周知徹底されていたこともあってガラガラ。約40分で南郷下車。林道終点で南沢の出合に着きます。 「ホントは装備なんていらないんだけどね」という平川さんですが、いちおうハーネスとガチャ、メットにハンマーはお約束。それでも難しい場所もなく快適に進みます。ところがやっぱり沢はじめ。どうも今年入渓者はまだいないようで、スタンスにはどっぷりと落ち葉が積もっています。それをかき分けての登りが続き、有名な「陸軍滝」は見るだけで巻いて(とても登る気にはならない)さて問題のCS到着。本には「A0で?+」なんてあるものの、実際には落ち口がヌメってあがれない。平川さんが先行し、念のためのお助けロープ(30m)を使い章子はタイブロックで上がります。西舘は続いてA0するもののその次の一手が出ない。お助けを支点になんとかクリア。  思わぬ核心を越えたら、危ぶんでいた天気が急転。雨が降り始めました。詰め直下は膝下の積雪ならぬ積落ち葉。かき分けつつ詰めへ着くと、これがフカフカの急斜面。キックステップで蹴りこんでも次の一手を探すうちにズルズル落ちてくる始末。ハンマーを打ち込んで手がかりを作りながらなんとか登ったのが正午すぎ。雨も強くなり登山道直下にある東屋に避難します。しばらくすると雨も止み陽が差すようになったので、上野原への縦走をあきらめて上川乗に下山。下りきったところで雷が鳴り出します。  ところがここでまたやってしまいます。順調に下りたので気をよくして靴を洗い道路に出ると、向こうをバスが行きます。……しまった、乗り過ごした……。しょうがなく途中でみつけた喫茶店でブレンドを飲み1時間つぶします。その後拝島のお風呂でのんびりし、解散。  沢の近辺にはうっそうとしたヤブ山も多く、冬はサルもクマも野犬もありの場所だとか。来シーズンはヤブ歩きにも挑戦してみたいものです。
いちばんいやらしかったCS。
手間取ったのは詰めです。
雨宿りにちょうどいい東屋がありました。
下りてきたところで雷雲がやってきます。
今回のコース。ホントは上野原まで南下する予定でした。

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msc_kiroku2 2006-4-2 23:50
CL:清野・両角・山本

 両角さんの車で土樽駅まで入り駅にてビバーク。前日雪が降ったようで、新たな積雪が30??40?ほど。

4月1日
6:40土樽駅を出発。橋を渡ってすぐに沢沿いに尾根の取り付きを目指すが、除雪された雪の壁を乗り越えるのに一苦労する。輪かんを着けて歩き始めるが、膝から腿くらいまでのラッセルとなり大汗をかきながら進む。トレースの無い雪面に踏み込んで行くのは真に気持ちの良いものだ。天気は穏やかで、風も無く晴れ渡っている。橋から水平距離200mほど魚の川沿いに下ると別荘風の建物が有り、7:40 此処から荒沢山の南側の尾根に取り付く。何しろ暑い。眩しい。3人が交替でトップを切り雪と格闘する。3人が一巡すると休憩を取り、再び交代でラッセルする。だんだんと近づいて来る稜線の複雑な地形・雪庇の張り出し・キレット上の落ち込み・斜度のきつい雪壁を眺めながらひたすら登る。頂上が近づくと、雪の下から石楠花の枝が輪かんに絡みつき疲労度が増す。
12:00 標高1320mの荒沢山山頂・標高差約650mを4時間半かけてのラッセルで山頂に立つ。周りの山々が見渡せる見通しの良い頂上を独占して昼食を摂る。良い天気だ。予報では明日は下り坂らしい。此処で泊まるには早過ぎるし、明日の行程が長くなる。とは言え、足拍子まで抜けるには時間が足らない。稜線上に泊まれる様なスペースが有るのだろうか?下から見えた、キレットの通過は可能なのか?色々考えていても仕方が無いので、兎に角行ける所まで行って見てどうするか決める事にする。12:35出発。輪かんをアイゼンに替えて歩き始めるが、すぐにナイフリッジの通過となり、ザイルを出すことになる。急な雪壁を下り再びやせ尾根へと這い上がる。アンザイレンしたままの登行が続く。やがて大きく落ち込む稜線の下りを露出した垂壁が阻む。右側・南西側のブッシュを懸垂下降で15m程下りトラバースして尾根上の鞍部に戻る。再びナイフリッジを進むと15mほどの雪壁で傾斜がきつい。両角さんがリードで取り付くが、核心部をどうしても突破できず、清野さんに交替。清野さんは空身になり、両角さんのアックスを借りて、ダブルアックスで取り付き、何とか突破した。雪の状態も余り良くないので、いつ足元のスッテップが崩れるのではないかと冷や冷やものだ。滑り出したら間違いなくどちらかの谷へまっしぐらだろう。此処の通過でかなりの時間を費やしてしまった。リードの清野さんは、壁に取り付いたままかなりの時間スッテプを切ったり、スタンスを固めたり試行錯誤。下で確保する方も、日の当たらない場所で、だんだんと風も出てきて、足場は悪く、腹は減って、鼻水は流れ。かなり疲労してしまった。雪壁を登りきった所で暫し休憩する。抜けるのは無理だが明るいうちに何とか泊まれる場所を確保しなければならない。難所は通過したものの、雪庇やらクレバスの通過で全く気の休まる所が無い。
17:00 荒沢山と足拍子山の中間辺りの尾根上にいくらか平らなスペースを見つけることが出来た。泊まるには此処しかない。雪庇の際までを整地すると結構快適なテント場となった。テントに潜り込むと疲れがどっと出た。しっかり飯を食い、しっかり酒も呑み21:00 就寝。

4月2日
4時頃、風の音で目を覚ます。悪天候の兆しだろうか。テントがばたついて、中に誰かいないと飛ばされそうだ。早々に起き出し朝食をとる。6時過ぎ出発。風が強い。昨日で核心部は終わりかと思ったがそうは行かない。テント場を出るなりザイルを出すことになる。コンテとスタッカとを繰り返して、ナイフリッジ・雪壁の登攀となり、交替でリードする。傾斜がきつく真っ直ぐに下れない所では、稜線を捲き気味に絡んで鞍部へトラバースすることになるが、岩の斜面に雪が張り付いただけで所々岩が露出し心許無い。雨がぱらつく事も有ったが、足拍子への登りに掛るころには薄日も差し、アイゼンの団子と格闘しながら大汗をかく。足拍子への登りは、遠目に見たよりも傾斜はきつくは無かったが、クレバスがあちこちに口を開け、ルートファインディングに気を使う。頂上からの下りも雪庇が裂けて気持ちが悪い。去年登った時とは全く違う景観だ。尾根の分岐となる1142m地点辺り(14:20)まで雪庇の張り出しが続いたのでザイルをつけたまま歩く。ここまでは緊張の連続で、のんびりした気分で休憩できる場所も無かった。此処からは尾根上には雪は無く、踏み跡を拾いながら一気に下ると駅前の橋の真正面に出られた。15:30土樽駅に帰還。
 荒沢山から足拍子山までは水平距離1キロ位のものだが9時間近く掛ってしまった。今回の反省として、ダブルアックスは必携だ。ちょっと充実しすぎた二日間でした。(記録:山本)

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msc_kiroku2 2006-3-31 11:30

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