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- 山行記録

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執筆 : 
 2008-10-11 1:00
日程:2008年10月11日(土)?13日(月)
山域:南アルプス 鋸岳?甲斐駒ケ岳
山行形態:縦走
メンバー及び役割:木村(記録)、羽生田(会員外)

 10月11日、調布駅に20時に集合しHさんの車で伊那へ向かう。伊那のインターを降りてから少し迷ってしまい戸台の駐車場に着いたのは1時過ぎだった。
 10月12日、7時に駐車場を出発。河原沿いを延々と歩き対岸にようやく角兵衛沢のケルンをみつけた。沢を徒渉し8時50分角兵衛沢出会いに到着。ここからは樹林帯の中を登っていく。うっすらと踏み跡があり、所々テープもついているのでそんなに迷うことなく歩ける。12時には樹林帯を抜け岩小屋に到着した。どうも体調が悪いので水を多めに汲む。岩小屋には平なすペースもありテントを張れば快適に過ごせそうだ。休憩後、ガレ場を登りはじめる。踏まれている場所はなんとか登れるが、それ以外の場所は岩が安定していなくて踏んだそばから崩れていくのでとても歩きにくい。

16時には角兵衛沢のコルに達した。コルにはテント二張り程のスペースがある。テントを張り夕飯の準備をする。Hさん特製大豆のトマト煮などを食べ就寝。

 10月13日、まだ暗い5時20分出発。15分程登るともう第一高点に着いた。だんだん夜が明けてきて神々しい景色となる。朝焼けの中、気持ちの良い稜線を歩くと小ギャップが出現する。鎖がついていたのでそのまま降り反対側の壁を鎖伝いに登る。

冬はロープを出すところかもしれない。さらにもう少し進むと待望の鹿窓だ。本当にポッカリ穴が空いていて面白い。


ここにも鎖がつけられているので、それを使い長いルンゼを降りていく。その後ルートがよく分からなくなり左にトラバースしていった。そのまま進むと切り立った崖の間のガレ場になりどうも違うということに気付く。大ギャップに来てしまったようだ。ガレ場を引返し対岸の樹林帯にテープを発見し無事ルートに戻ることができた。この辺りはルートファインディングが難しい。樹林帯を登り岩塊地帯を抜けると7時20分に第二高点に到着した。

第二高点からは急なガレ斜面を下り中ノ川乗越へ、ここから見る熊穴沢は急ガレ場で冬は雪崩が起きそうな感じである。さらに樹林帯を登り返し9時40分には六合石室に着いた。樹林帯の中にはテントが張れそうなスペースがいくつかある。六合石室も非常に快適そうなのでいつか泊まってみたいと思う。

もうひと登りして11時30分には甲斐駒ヶ岳の山頂に立つ。帰りは北沢峠に降り、バスで戸台へ戻ることができた。下見はうまくいったので冬に鋸岳縦走にチャレンジしたい。

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執筆 : 
 2008-10-9 12:50
2008年10月9日 木曜日 丹沢/水無川・セドノ沢左俣
片倉(CL)、小林(記録)
行程:8:30大倉バス停---10:00戸沢休憩所発---11:00本谷F1---12:20右俣分岐 ---13:00大滝---15:00三俣の大岩(1時間程迷う)---16:00書策新道---18:30大 倉バス停。
初めて初級者だけで行く沢、昨日の雨が嘘の様に晴れ、記念すべき有意義な山行 であった。 本谷F1では、片倉CLが初めてのリード。上部にて1時間程訓練、上部 支点の位置による、確保の向きを3通り確認しあう。(支点折り返しの有無、落 下方向と支点作りの位置関係など) そして大滝。片倉CLがハンマーを駆使し、しっかり下部確保支点を作る。 ここは小林がまずリード。上部支点の残置に、新たにバックアップを作るが、弛 んでしまい負荷分散にはできずしまい。ここも訓練のため敢えて2名とも懸垂下 降で折り返す。  
2名とも3回目の左俣なのに、三俣の大岩付近で登ったり降りたり1時間程迷っ てしまう。遡行図も読みきれず反省する所大。初級者通しで、自らの頭で考え、 自ら課題を発見していく、大変有意義な山行でした。

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執筆 : 
msc_kiroku1 2008-10-5 21:30
山域:第13回横山協クライミングコンペ
日程:2008年10月5日(日):大倉山岳スポーツセンターボード
メンバー: 記録 寺本・西村・吉長・扇原

当日8時半より受付開始、9時より競技スタートした。参加者は、全員で33名、7山岳会が参加した。団体戦は、各会の参加者の上位4名の成績で決める。参加者は、全員、スピード競争(トップロープで、ボードを駆け上がり、目標にタッチする。早いも勝ちで、高度は9mほど)、予選のAルート(グレード10a/b)およびBルート(グレード10d) を上り、AルートとBルートの得点合計で競う。予選の上位者が個人の決勝に進む。スピード競争の結果は、個人戦の同順位の時の判定に使われる。
MSCは、当初3人参加の予定であったが、急遽、扇原さんが参加して4人となった。
結果は以下の通り。団体は、一位JCC、二位横浜蝸牛山岳会、三位横浜山岳会、四位霧峰山岳会、五位ベルニナ山岳会、六位MSC、七位横浜友雁会、であった。
個人戦は、9人の戦いとなり、ルートグレードは11dとのこと。3人が完登した。優勝は、蝸牛の近藤さんでした。
天気は、午後にはあやしくなったが、なんとか持ちこたえ、3時過ぎに競技終了、表彰式、懇親会で盛り上がった。
年々、参加者全員の平均レベルが上がっており、MSCも、もう少し楽しめる戦いに持っていきたいものである。

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執筆 : 
msc_kiroku1 2008-10-5 20:50
日程;2008年10月5日(日)?8日(水)
山域:越後・魚野川水系水無川 オツルミズ沢
山行形態:沢登り
メンバー:CL・食当 中山 SL・記録 古屋

5日(日)16時
 環八沿いのガストで中山さんと合流、一路関越道六日町へ向かう。
 今日までの秋晴れは明日、明後日は望まれない。案の定、前橋付近で強い雨が降り出した。一旦雨足は弱まるが明らかに天気は下り坂。
 湯沢で関越道を降りて夕食後、20時前に越後三山森林公園の駐車場に到着

バーベキュー場の雨がしのげる場所にテントを張り入山祝いを軽く済ませ22時前には就寝。一晩中雨は降り続く。
6日(月)
 5時起床。6時を過ぎると雨足は弱まり、とりあえず出合いまで状況を確認しに身支度を済ませ出発。この時点では雨は止んでいた。林道をしばらく歩くと正面にカグラ滝が見える。20分程歩くとオツルミズ出合い。出合いの10メートル滝は明らかな増水。

 しかし二人の口からは「やめましょう」という言葉は出ず、遡行を開始した。
 出合いの滝は通常左から登るがこの水量なのですぐに左岸から巻きに入る。
 巻き道らしきものは一応あるがはっきりしない。最初から藪としばらく格闘しカグラ滝の中段付近まで巻く。水流右を古屋リードで登る。増水しているのであまり水流に寄らずにブッシュ寄りを進む。上部は若干細かくなるが問題なし。落ち口からの水量は凄まじい。

 しばらくはおだやかながらも増水した小滝や釜をへつりながら進む。
 やがてSBが現れその先にゴルジュの中の何段もの滝群。ここから大高巻きに突入、右岸側の草付きスラブから灌木帯に入っていくがとにかくこの巻きが悪い。3日間を通し、すべてそうだか草付のトラバースに神経をすり減らされる羽目になる。本当にルートファインディング能力が要求されると感じた。
 遡行図では一旦沢に降り左岸を巻きサナギ滝の下部に降り立つようだが、そのまま右岸を大きく巻き、危うい懸垂2回を交え草つきを下降しサナギの下に降りた。サナギ滝はサナギから成虫になったように天空から大水量を落としている。

13時50分、下部は右岸の草付から巻き気味に取付きそのままやや水流に寄りスラブを登る。中段に取付くあたりからザイルを出し慎重に進む。他の記録によるとそのまま水流左脇の凹角を目指していくものが多いがなにしろ上段の水量がハンパではない。
我々は水流から離れた左側のフェイス状の壁のテラスでピッチをきった。思ったより時間がかかり15時30分天候状態と次のピッチがサナギの核心であるためここを幕場にする事を決定。タープを斜めに張り、ロープでセルフビレイをとりながらのビバークとなった。いつもの事だが中山氏はホントに手際がいい。とにかく動きに無駄がなく感心するばかりだ。
夜はゴーゴーと音をたてる滝の音と時折、強く降る雨、さらにはエアマットが何度も下にずり落ちるのを直しながら緊張感の抜けない一夜を過ごした。


7日(火)5時30分起床
雨は止んでいるが今日も好天は無理そう。どんよりした雲が空を覆う。
救いは昨日より水量が若干減っているということ。滝の落ち口へは向かわず、中山氏リードでビバークポイントから草付フェイスを登る。止んでいた雨も再び降り出す中、スタート。結構な傾斜があり灌木とフェイスのラインを交互にとりながら微妙なクライミングで突破。フォローでもかなり微妙。そこから上部の壁に向かうと、滝の落ち口上に出る懸垂支点。懸垂後、二人でほっと一息するが、落ち口からはまだ水無川の本流が見え、行く末の長さを感じる。


できれば今日中に駒の小屋まで抜けたいという気持ちから先を急ぐが、またしても右岸高巻きに突入。大滝の下に丁度12時に到着。二人でラインを探る。水量はやはり多いが傾斜は近づいてみると以外に緩い。下段はノーザイルで取付き、中段から水流右にザイルを伸ばす。都合3P、約1時間で快適にクリア。ここから先も巻きと下降を繰り返すが沢に降りたいと思うところの灌木には大体、残置スリングがあり補強をして利用する。なお、巻きの草付スラブの下降中に掴んだ草が切れ古屋は4、5メートル落下。首と腰を打つが幸い遡行には支障がなく安心。中山氏のアドバイスでもう少しトラバースしてから下降すれば易しかったとの事。気がはやるとろくな事はない。やはり今日中には抜けれそうにないとビバーク地を探し流れの穏やかな河原を発見。上流からは冷気、恐らくSBだろう。
16時本日の遡行を終了する。昨日よりはかなり快適だが増水には耐えられないだろう。周囲の山肌は紅葉が美しいが相変わらす雲はどんよりとしたまま。
疲れた体を癒すためさっさと食事を済ませ、アルコールを飲み干し、明日こその好天を祈りシュラフにもぐり込むがまたしても夜半から雨は降り続く。
増水が気になり今日もあまり落ち着いて眠れなかった。

8日(水)
5時起床 雨の降る中、支度をする。朝食はお茶漬け。6時に出発。出発時には
雨はあがり天候は回復傾向のよう。さあ一気に稜線まで行くぞとの気持ちとは裏腹。いきなり谷を埋め尽くす巨大なSB。ブリッジを潜ってもどこまで続くかわからない、上を歩いてもどこで切れ落ちているかわからない。やはりここは巻くしかない。じっくりとルートを検討して草付のスラブを上がっていく。結果的にこの巻きはホントに厳しかった。時間的には2時間強であったが3日目であったこと、朝一であったこと、一体だれだけ巻けばいいのだろうという精神的な不安感。



後から考えた事だか、草付スラブのトラバースをいかに上手くこなせるか、又、それを嫌うと大きく巻かなければならない、それにより遡行時間に大きな差が出てくるのだろうなと思った。
小ルンゼを下降しようやく登れそうな滝の落ち口に降り立つ。そしてここから本当にようやく沢は源頭の様相になってくる。それでもまだまだ小滝や釜は連続し最後までオツルミズという名にふさわしい流れを描いていく。
最後の二股から駒の小屋の水場までもかなり長いが、秋晴れに変わった空と尾根の紅葉に見とれながら、重い足取りを前に進め11時前に水場に到着した。



駒の小屋は平日だというのに紅葉の時期であるため多くの登山者で賑わっていた。駒ケ岳山頂を踏み12時半下山開始。グシガハナから極楽尾根を下るがこの尾根は極楽どころではない急な下りで二人ともヘロヘロになりながら十二平まで下った。
林道からオツルミズの出合いの滝を見ると初日とは比べものにならない程の
水量の少なさに唖然とした。初日の写真と見比べてみて下さい。

17時 駐車場出発 湯沢の「人参亭」というとんかつ屋で食事をしたが、ここは超おススメでボリューム満点。中野屋のへぎそばもいいけど腹ぺこの時はこちらもお試し下さい。温泉に入り22時過ぎに環八で解散した。
天候にはあまり恵まれず、沢の楽しさよりも厳しさを知った遡行でしたが、このような沢を遡行する時の技術や必要な知識を得ることができました。私自身の今年のこの一本となりました。

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執筆 : 
 2008-10-4 1:00
日程:2008年10月4日(土)夜発?5日(日)
山域:巻機山 米子沢
メンバー:砺波(CL、記録)、木村(SL)、高森(会員外)
山行形態:沢登り

10月4日(土)
○ 8時に駅前をリニューアルしてロータリーのできた京王線芦花公園駅に集合した。都内で自動車で集合すると、駐車場所で苦労をすることが多いがここは交通量も少なくよい具合だった。
○ 8時30分に出発し、ETCの深夜割引にもならない時間に塩沢石打インターに到着してしまう。今日のビバーク地点である桜坂駐車場へアプローチルートはやや探しにくいが、2回目の入山であったため、なんとか見つけることができ、到着後直ちに入山祝いを開催する。
10月5日(日)
○ もう、山は秋色になってきており、水も冷たいはずであろうということを言い訳にしてゆっくり起きて、のんびりと装備の準備をする。
○ ネットの情報等で駐車場から直接入渓すると、大変だという情報があったにもかかわらず、道標の誘惑に負けそのまま入渓。案の定約10個の堰堤とその前後の茨に悩まされることとなる。パーティの全員の顔が傷だらけとなってしまった。
○ 堰堤を抜け、ようやく河原歩きを1時間ほどすると、美しいナメが現れる。斜度はそれほどではないが、ナメの距離が長いため、滑れば奈落の底へ落ちていくことになるため慎重に登る。高森さんは、前回の逆川でもう水に飛び込むのはやめようといったにもかかわらず、滝の裏側が見たかったらしく冷たい水に果敢に挑戦してくれた。

○ いくつかの遡行が不可能ななめた気を巻く外は順調に遡行をこなし、入山禁止地点に12:30分頃到着した。

○ 13:00遡行完了。山頂が遠く見えたので避難小屋に向かう。しかし、避難小屋でツメ上げた場所が9号5尺であり、沢ノボラーは、あまりピークにこだわらないけど、ボクは、縦走出身のためピークに登りたいとつい考えてしまうため、ほんの少しの努力で山頂を踏めることを知り、非常に残念に思った。
○ 下山路で、三合目から米子沢に入渓するルートを発見する。次回来るときは、ここから入渓することとしよう。

○ 15:25桜坂駐車場。下山後、六日町温泉に行き、汗を流す。身なりが貧相に見えたらしく、温泉で、どこを登ったのかと何人かに聞かれ、巻機山に登ったと答えた。沢から登ったなんていっても、説明が面倒だから、草紅葉がきれいだったくらいしかいわなかった。温泉は、源泉で山で冷えた体を癒してくれた。
○ 帰路、越後湯沢のへぎそばの有名店、中野屋のロードサイド店舗があったので、夕食を取った。湯沢本店と異なり、のんびりしたムードでそばを堪能できた。鉄道で来ていれば、お酒も堪能できたが、お茶でもおいしくいただけた。へぎそばというのは、水っぽい状態でそばが盛られているが、あれはデフォルトと考えていいのだろうか。個人的には、お蕎麦はもう少し水が切ってあるのが好きなのだけど、それが普通だというなら、そのルールの中でおいしさを見つけたい。
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