- 山行記録
日程:2009年5月23日(土)
山域:奥多摩 水根沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:柴田、木村(記録)
記録:
沢はじめに簡単なところへということで奥多摩の水根沢へ行ってきました。入渓から約1時間で遡行終了。下山も30分と本当に手軽な沢です。今回は水量がだいぶ少なかったようで、残地シュリンゲが随分と高い場所にかかっていました。それでも小滝に取付くために釜を何度か泳いだりしてほどよく疲れました。最後の半円の滝はつっぱりフリクションで登っていくのでとても楽しいです。
山域:奥多摩 水根沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:柴田、木村(記録)
記録:
沢はじめに簡単なところへということで奥多摩の水根沢へ行ってきました。入渓から約1時間で遡行終了。下山も30分と本当に手軽な沢です。今回は水量がだいぶ少なかったようで、残地シュリンゲが随分と高い場所にかかっていました。それでも小滝に取付くために釜を何度か泳いだりしてほどよく疲れました。最後の半円の滝はつっぱりフリクションで登っていくのでとても楽しいです。
日程:2009年5月23日(土)?24日(日)
山域:谷川連峰の某沢
山行形態:お楽しみ
メンバー及び役割:清野(CL)、清水(SL・食当)、戸田(装備)、両角、野口、小林、大浦、白川(記録)
記録:
朝8:00 戸田車は八王子駅南口出発。途中上里SAで休憩中に携帯電話がなった。清野車が渋滞に巻き込まれてまだ高速に入っていないこと。門脇さんは先発しており、12:00に待ち合わせであることを知る。10:30頃、水上インターを出た直後にローカル線の駅にいるという門脇さんより連絡あり。合流は12:30になるという。迎えに行った方が早いとの判断から再度高速に乗って、電車を待っていた門脇さんとS氏を乗せて戻る。2人は前夜新幹線から乗り継いでこの駅に下車、10時頃雨の中を懐電頼りに、山菜取りをしたという。大箱いっぱいのウルイを土産にS氏は湯沢から帰っていった。
予定された集合場所にはすでに待ちかねた清野車の方たちがいて、ほどなく沢装備を整えたサル山組は徒歩にて某沢に向かう。私も頼み込んで、渡渉もあるというこの組に同行した。山に入ると大量の木が切り倒されている。すでに昨年伐採されたもので、道でも作るのではないかというのが清野さんの読みであった。すっかり荒れていて、果たして山菜はあるのだろうかと不安になった。沢筋に下る道もはっきりしない。崩れそうな土の急斜面を降りて、ああハンマーも必要だったのだと気が付く。すでに人が入っていて、根元から切り取られた跡もある。途中でウルイの群生を見つけて取った。タラの芽、たけのこ、ぜんまいもあったが育ちすぎていて、1,2週間遅かったというのが、ベテランの分析であった。ふきとたけのこを中心にとっているうちにばらばらになった。清水さんと出会い、そろそろ終了だろうとのことだったので帰路に着き、入山口で待っていると携帯が鳴った。何と他の皆さんはまだ沢のところにいるとのこと。腰近くまである流れの渡渉訓練をして4:00近くに集合場所に戻ってこられた。一方のキツネ山組は水のない沢を登って山菜を取り、2:30頃戻っていたという。その後車で移動し、某無人駅にて宴会の準備が始まった。始めは天ぷら。やはりこし油は美味しい。ウインナー、アザミ、たまねぎとえびとウドのかき揚。山菜の苦味が絶妙である。。イカとタラの芽の炒め物も好評。主食はそうめんであった。小林さんの山行復帰談。野口さんの初恋の話。途中で近くの温泉に行って、宴会続行。アザミと豚肉の炒め物がだされる。山菜入りはどれも美味しい。清野さん、清水さん、戸田さん。さすがに手際よく料理もうまい!!
翌朝は6:00頃起床。夜中に目の覚めた門脇さんが、夜なべ仕事で残っていた山菜の下ごしらえを完成させていた。朝食は味噌汁とやきそば。昨夜は硬い部分も多かったたけのこは門脇さんの選別を受けて柔らかな所だけになっていて味噌汁はだしが効いていてとても美味しかった。
食べきれないほど食べて片付けに入る。床も掃いて痕跡を残さずに某駅を後にした。途中温泉に入って帰京。八王子組は昼食後に散会した。
山域:谷川連峰の某沢
山行形態:お楽しみ
メンバー及び役割:清野(CL)、清水(SL・食当)、戸田(装備)、両角、野口、小林、大浦、白川(記録)
記録:
朝8:00 戸田車は八王子駅南口出発。途中上里SAで休憩中に携帯電話がなった。清野車が渋滞に巻き込まれてまだ高速に入っていないこと。門脇さんは先発しており、12:00に待ち合わせであることを知る。10:30頃、水上インターを出た直後にローカル線の駅にいるという門脇さんより連絡あり。合流は12:30になるという。迎えに行った方が早いとの判断から再度高速に乗って、電車を待っていた門脇さんとS氏を乗せて戻る。2人は前夜新幹線から乗り継いでこの駅に下車、10時頃雨の中を懐電頼りに、山菜取りをしたという。大箱いっぱいのウルイを土産にS氏は湯沢から帰っていった。
予定された集合場所にはすでに待ちかねた清野車の方たちがいて、ほどなく沢装備を整えたサル山組は徒歩にて某沢に向かう。私も頼み込んで、渡渉もあるというこの組に同行した。山に入ると大量の木が切り倒されている。すでに昨年伐採されたもので、道でも作るのではないかというのが清野さんの読みであった。すっかり荒れていて、果たして山菜はあるのだろうかと不安になった。沢筋に下る道もはっきりしない。崩れそうな土の急斜面を降りて、ああハンマーも必要だったのだと気が付く。すでに人が入っていて、根元から切り取られた跡もある。途中でウルイの群生を見つけて取った。タラの芽、たけのこ、ぜんまいもあったが育ちすぎていて、1,2週間遅かったというのが、ベテランの分析であった。ふきとたけのこを中心にとっているうちにばらばらになった。清水さんと出会い、そろそろ終了だろうとのことだったので帰路に着き、入山口で待っていると携帯が鳴った。何と他の皆さんはまだ沢のところにいるとのこと。腰近くまである流れの渡渉訓練をして4:00近くに集合場所に戻ってこられた。一方のキツネ山組は水のない沢を登って山菜を取り、2:30頃戻っていたという。その後車で移動し、某無人駅にて宴会の準備が始まった。始めは天ぷら。やはりこし油は美味しい。ウインナー、アザミ、たまねぎとえびとウドのかき揚。山菜の苦味が絶妙である。。イカとタラの芽の炒め物も好評。主食はそうめんであった。小林さんの山行復帰談。野口さんの初恋の話。途中で近くの温泉に行って、宴会続行。アザミと豚肉の炒め物がだされる。山菜入りはどれも美味しい。清野さん、清水さん、戸田さん。さすがに手際よく料理もうまい!!
翌朝は6:00頃起床。夜中に目の覚めた門脇さんが、夜なべ仕事で残っていた山菜の下ごしらえを完成させていた。朝食は味噌汁とやきそば。昨夜は硬い部分も多かったたけのこは門脇さんの選別を受けて柔らかな所だけになっていて味噌汁はだしが効いていてとても美味しかった。
食べきれないほど食べて片付けに入る。床も掃いて痕跡を残さずに某駅を後にした。途中温泉に入って帰京。八王子組は昼食後に散会した。
日程:2009年5月19日(火)
山域:甲府幕岩
山行形態:岩登り
メンバー及び役割:古屋、木村(記録)、会員外2名
記録:
平日休みの中間4人で甲府の幕岩へ行った。MSCの古屋・木村はこの場所は初なのでやや緊張気味に岩場を眺める。樹林帯に囲まれた静かな岩場で5月の晴れた日に一日を過ごすのにとても良い場所だ。足慣らしに5.7のルートにトップロープを張ってもらい練習する。これは快適に登れる。会員外のHとYさんは何度か来たことがあるようで狙っているルートへと消えていった。全体的に5・10以上のルートがほとんどなので、ある程度登れないとあまり楽しめないかもしれない。ペンタゴン、森の唄などのルートにとりつくが核心の一手が難しくなかなか登れない。後でYさんに登ってもらったら、非常に美しく無駄のないムーブでとても勉強になった。HIVEにトップロープを張ってもらい練習する。核心部がどうしても越えられず木村はギブアップ、古屋氏はトップロープで登った後リードでも登ってみて動きを何度も復習していた。このぐらい熱心にやらないとなと思う。最後はイエローマウンテンを古屋氏リードする。木村も大汗をかきトップロープでなんとか登る。HとYさんも難度の高いルートをいくつか消化し満足したようだ。ザックをデポした場所に戻ってみると、おかしの袋が散乱している。カラスにやられたのだ!Yさんに注意してねと言われたのにうっかりしていた。ビニール袋が狙われたみたいであちこちに荷物が散乱していた。みなさん要注意です。
山域:甲府幕岩
山行形態:岩登り
メンバー及び役割:古屋、木村(記録)、会員外2名
記録:
平日休みの中間4人で甲府の幕岩へ行った。MSCの古屋・木村はこの場所は初なのでやや緊張気味に岩場を眺める。樹林帯に囲まれた静かな岩場で5月の晴れた日に一日を過ごすのにとても良い場所だ。足慣らしに5.7のルートにトップロープを張ってもらい練習する。これは快適に登れる。会員外のHとYさんは何度か来たことがあるようで狙っているルートへと消えていった。全体的に5・10以上のルートがほとんどなので、ある程度登れないとあまり楽しめないかもしれない。ペンタゴン、森の唄などのルートにとりつくが核心の一手が難しくなかなか登れない。後でYさんに登ってもらったら、非常に美しく無駄のないムーブでとても勉強になった。HIVEにトップロープを張ってもらい練習する。核心部がどうしても越えられず木村はギブアップ、古屋氏はトップロープで登った後リードでも登ってみて動きを何度も復習していた。このぐらい熱心にやらないとなと思う。最後はイエローマウンテンを古屋氏リードする。木村も大汗をかきトップロープでなんとか登る。HとYさんも難度の高いルートをいくつか消化し満足したようだ。ザックをデポした場所に戻ってみると、おかしの袋が散乱している。カラスにやられたのだ!Yさんに注意してねと言われたのにうっかりしていた。ビニール袋が狙われたみたいであちこちに荷物が散乱していた。みなさん要注意です。
日程:2009年5月18(月)夜発-19日(火)
山域:富士山 富士宮口五合目?頂上
山行形態:山スキ?
メンバー及び役割:涌井(会員外)・中山(記録)
記録:
5/18(月)20:30環八内回り八幡山マクドナルド (W氏車)?23:30富士宮口五合目(テントにて仮眠)
5/19(火)7:00富士宮口五合目(担ぎ)?七合五尺(スキ-)?富士宮口五合目
3月の「西ゼン」で知り合いその後「かぐら」で再会しメ-ルをやり取りするようになったW氏と10年ぶりの富士山へ行くことになった、W氏の車で東名御殿場から富士宮口五合目に向かう、到着後テントを設営したがかなりの強風と寒さの中4?5人用エスパ-スに2人入るがテントが風のため歪む星空・夜景は最高、ささやかな前夜祭の後就寝。
夜明けと共に目が覚めるが相変わらずの曇り強風、朝食を済ませザックにスキ-を付け登山道を登り始める天気予報が好かった為平日にしては登山者(スキ-ヤ-6・ボ-ダ-3・歩き1の割合)が多い、六合目辺りから雪の上を歩くようになる八合五尺の小屋位までは何とか見えるが頂上は雲の中、七合目の小屋辺りから雪が硬く表面が凍ってきた昨夜からの強風のための典型的なウインドクラストというやつだ、風もやまず滑落の危険もありまして滑りを楽しめる雪質は望めないので撤退を決め滑り始めるがアイスバ-ンのためエッジが効かずカリカリという音をさせながら慎重に下る、六合目位から雪も柔らかくなり雪渓を拾いながら五合目の直ぐ上まで滑ることができた。
今回の状況で頂上まで登るとすればアイゼン(スキ-アイゼンではない)・ピッケルが必要、たとえ登ったとしても下降滑走時に転倒滑落の危険が多く撤退は正解だったとおもう。また来年以降に再チャレンジします。
山域:富士山 富士宮口五合目?頂上
山行形態:山スキ?
メンバー及び役割:涌井(会員外)・中山(記録)
記録:
5/18(月)20:30環八内回り八幡山マクドナルド (W氏車)?23:30富士宮口五合目(テントにて仮眠)
5/19(火)7:00富士宮口五合目(担ぎ)?七合五尺(スキ-)?富士宮口五合目
3月の「西ゼン」で知り合いその後「かぐら」で再会しメ-ルをやり取りするようになったW氏と10年ぶりの富士山へ行くことになった、W氏の車で東名御殿場から富士宮口五合目に向かう、到着後テントを設営したがかなりの強風と寒さの中4?5人用エスパ-スに2人入るがテントが風のため歪む星空・夜景は最高、ささやかな前夜祭の後就寝。
夜明けと共に目が覚めるが相変わらずの曇り強風、朝食を済ませザックにスキ-を付け登山道を登り始める天気予報が好かった為平日にしては登山者(スキ-ヤ-6・ボ-ダ-3・歩き1の割合)が多い、六合目辺りから雪の上を歩くようになる八合五尺の小屋位までは何とか見えるが頂上は雲の中、七合目の小屋辺りから雪が硬く表面が凍ってきた昨夜からの強風のための典型的なウインドクラストというやつだ、風もやまず滑落の危険もありまして滑りを楽しめる雪質は望めないので撤退を決め滑り始めるがアイスバ-ンのためエッジが効かずカリカリという音をさせながら慎重に下る、六合目位から雪も柔らかくなり雪渓を拾いながら五合目の直ぐ上まで滑ることができた。
今回の状況で頂上まで登るとすればアイゼン(スキ-アイゼンではない)・ピッケルが必要、たとえ登ったとしても下降滑走時に転倒滑落の危険が多く撤退は正解だったとおもう。また来年以降に再チャレンジします。
日程:2009年5月15日(金)夜発?5月16日(土)
山域:奥秩父笛吹川 鶏冠谷左俣一の沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:須藤(CL)、 平川(記録)
記録:
5/15金曜の21時に南武線谷保駅に須藤、山本、平川が集合し、須藤車で鶏冠谷に向かった。山本さんは腰に違和感があるようで、ひょっとしたら結石かもしれないという。私も含め、最近山に体調万全で入った試しが無く何やら情けない。
何時もの『道の駅 みとみ』には24時ちょっと前に着いた。前日は東京でもかなり冷え込んだので寒がりな私はちょっと心配したが思ったより暖かくてほっとした。軽く飲んで就寝、山本さんは朝の様子次第で留守番を申し合わせた。
翌朝の天気は曇り。天気予報も日中には降り出す事を伝えていたので速攻で行くことにする。山本さんは『全然ダメ・・』との事なので、須藤、平川の2名で突っ込むことにする。
6:30に駐車場を出て、鶏冠谷出合いには7時00分着。7:20に遡行開始した。天気も優れず、水も冷たいのでなんとなく足も重い。逆くの字滝はノーザイルで登ったが結構ぬれて体も冷えた。二俣には8:30着。最初の1本をここでとったが、天候や山本さんの事もあるので時間の掛かる本谷は諦め、最短の一の沢にする事にした。
左俣に入ると右岸の大崩壊後や所々で沢に覆いかぶさる大木があり、若干沢が荒れた感じがした。一の沢出合いの40mナメ滝は巻くしかない立った滝だ。左の泥壁をよじ登って沢床に降りる。水は極端に減って所々が伏流になっている。直ぐ上の涸れたゴルジュ帯は落石のおきそうな所だ。2年前に訪れた時より沢を埋める岩が増えた気がする。その先も滑るナメ滝を幾つか登っていくと先を行く須藤さんが棚を登った途端に『なんだ?!』の声を上げる。後に続くと目の前には狭い沢を埋め尽くす雪渓が横たわっていた。雪渓の欠片というより本当に埋め尽くす立派な雪渓であった。この先はより狭く、傾斜のきついスラブになる筈だが、この時点で雪渓の登場ではもはや撤退以外に選択の道は無い。ここまで濡れた足先の感覚が無くなるほど水の冷たさを感じていたがこの雪渓でそれも納得できた。
一休みして登ってきた沢を下ることにする。5回程の懸垂を繰り返して鶏冠谷出合いには13:20に着いた。出合いでは焚き火をして山本さんが出迎えをしてくれた。
5月の奥秩父は例年稜線近くに残雪の欠片が残ることもあるが、今回のような残雪を見ることは今までに無いことだ。今年の降雪は奥秩父においても多かったという事だろう。三富の町営?っぽい温泉に浸かり、矢川駅前のファミレスで簡単な反省会をして解散した。
山域:奥秩父笛吹川 鶏冠谷左俣一の沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:須藤(CL)、 平川(記録)
記録:
5/15金曜の21時に南武線谷保駅に須藤、山本、平川が集合し、須藤車で鶏冠谷に向かった。山本さんは腰に違和感があるようで、ひょっとしたら結石かもしれないという。私も含め、最近山に体調万全で入った試しが無く何やら情けない。
何時もの『道の駅 みとみ』には24時ちょっと前に着いた。前日は東京でもかなり冷え込んだので寒がりな私はちょっと心配したが思ったより暖かくてほっとした。軽く飲んで就寝、山本さんは朝の様子次第で留守番を申し合わせた。
翌朝の天気は曇り。天気予報も日中には降り出す事を伝えていたので速攻で行くことにする。山本さんは『全然ダメ・・』との事なので、須藤、平川の2名で突っ込むことにする。
6:30に駐車場を出て、鶏冠谷出合いには7時00分着。7:20に遡行開始した。天気も優れず、水も冷たいのでなんとなく足も重い。逆くの字滝はノーザイルで登ったが結構ぬれて体も冷えた。二俣には8:30着。最初の1本をここでとったが、天候や山本さんの事もあるので時間の掛かる本谷は諦め、最短の一の沢にする事にした。
左俣に入ると右岸の大崩壊後や所々で沢に覆いかぶさる大木があり、若干沢が荒れた感じがした。一の沢出合いの40mナメ滝は巻くしかない立った滝だ。左の泥壁をよじ登って沢床に降りる。水は極端に減って所々が伏流になっている。直ぐ上の涸れたゴルジュ帯は落石のおきそうな所だ。2年前に訪れた時より沢を埋める岩が増えた気がする。その先も滑るナメ滝を幾つか登っていくと先を行く須藤さんが棚を登った途端に『なんだ?!』の声を上げる。後に続くと目の前には狭い沢を埋め尽くす雪渓が横たわっていた。雪渓の欠片というより本当に埋め尽くす立派な雪渓であった。この先はより狭く、傾斜のきついスラブになる筈だが、この時点で雪渓の登場ではもはや撤退以外に選択の道は無い。ここまで濡れた足先の感覚が無くなるほど水の冷たさを感じていたがこの雪渓でそれも納得できた。
一休みして登ってきた沢を下ることにする。5回程の懸垂を繰り返して鶏冠谷出合いには13:20に着いた。出合いでは焚き火をして山本さんが出迎えをしてくれた。
5月の奥秩父は例年稜線近くに残雪の欠片が残ることもあるが、今回のような残雪を見ることは今までに無いことだ。今年の降雪は奥秩父においても多かったという事だろう。三富の町営?っぽい温泉に浸かり、矢川駅前のファミレスで簡単な反省会をして解散した。