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- 山行記録

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msc_kiroku2 2007-4-7 23:15
参加者:須藤(CL、記録、装備)、山本(SL、食当)、門脇
日程:2007年4月6日(金)夜発?同8日(日)
行程:4月6日(金) 21:00 調布駅集合?練馬IC?関越自動車道?24:00土合ロープウェイ駅
4月7日(土)  7:10 ロープウェイ駅発?西黒尾根?12:45 トマの耳?一ノ倉岳?
             15:30 茂倉岳?茂倉新道?18:40 矢場ノ頭下
  4月8日(日) 7:40 矢場ノ頭下?茂倉新道?9:45 土樽駅

 足許の右(東)側に雪屁が張り出し、その根元はバックリと口が開いている。ゾっとして、いきおい足の動きが慎重になる。トマの耳からオキの耳を過ぎ、一ノ倉岳へ向かう稜線上だ。
西黒尾根はピーカンの快晴。シャツ1枚となる程の暑さで、急登と半分腐った雪があったものの稜線は広く、危なげなくトマの耳まで辿り着く。12時前を目安にしていたので1時間の遅れ。
“今日は残業か。”と覚悟する。
 オキの耳を過ぎたあたりから天気は曇り気味。稜線上の踏み跡は1?2人のものだろうか。少ない踏み跡だが、それだけ鮮明でかえって目障りな感じがする。雪は膝下までで、ラッセルはそれほどきつくはない。といっても先頭は殆ど山本さんで、自分は後ろに金魚のふんのようにくっついて申し訳ない。一ノ倉岳の急登途中で先頭を変わらせてもらう。踏み跡に混じりスキーの跡がある。
一ノ倉岳山頂はとても広い。幅20?30m、稜線のように北西へ100m程伸びている。標識らしきものは見当たらず、どこが山頂か分からない。小休止して周囲を見渡す。曇天だが視界は比較的良く、周囲の山塊が見渡せる。強い風が無いのが助かる。この先の茂倉岳はすぐ目の前で、なだらかに降りた後、再び急登となっている。稜線上の雪屁が右(北)側に1,2m張り出している。
時間はかなり押していて、もう蓬峠まで行くのはきつい感じであり、エスケープを念頭に置く。
 茂倉岳を目指し、先頭を行かせてもらう。ここからは踏み後が全く無く、とても気分がいい。雪山での至福の一つだと思う。雪屁を踏み抜かないように、慎重に歩を進める。急登が結構きつい。門脇さんが左足をつった様子で、かなり痛そう。新調したブーツも未だ足に慣れず、かなりきつそうだ。何一つネガティブな言を発せられないが、動きを見れば痛々しい程に良く分かる。
40分程で茂倉岳に着くと、西側下300m程のところに避難小屋が見える。今日はここで泊まろうと行ってみるが、雪に埋まっていないのは屋根だけでガックリ。何とか掘ってみようと試みるが、直ぐに諦めて、一服すべく雪を溶かしてお湯を作り始めた。と、そこへ北側斜面からスキーを担いで上がってくる人が。小屋へ着くなり、“窓まで掘れば入れる”と、この小屋の事をいかにも知っていそうな口ぶりで、直ぐさま、小屋の壁にそって堀り始めた。一縷の光が差した思いで、山本さんが一緒に掘り出し作業に加わるが、一向に窓も扉も出てこない。 “怪しげな人”は、小屋の位置が悪い、とか、窓は此処にないといけない、とか一人で文句を言って止めてしまった。始めは思わせぶりな口ぶりだったが、要は何も知らなかったのだ。後にWebで検索して分かったが、入り口扉は掘っていたのとは、全く反対側の壁にあった。
已む無く、茂倉新道をエスケープルートとし、下ることとした。が、これがとんでも無い選択であったことが後で身に染みて分かる。稜線上にはコブがいくつもあり、ひたすらナイフリッジのアップダウンを繰り返す。南斜面に大きな雪屁が張り出して、中にはその上にテントが裕に張れそうなものも。
その上至る所で、あんぐりと口が開いている。雪面の下4,5cmは弱層となっていて、それが滑ってアイゼンが効いてくれない。行けども行けども適当な幕場は無く、進むのにうんざりしてくる。
ヘッデンの行軍も覚悟した18時前ぐらいか、右(北)前方、稜線が北に折れた少し下に大きめの松の木数本が見え、幕場になってくれそうなコルが見えた。しかしその前には急登のコブ、“矢場の頭”が立ちはだかり、とてつもなく大きく見える。文字通り“最後の壁”だ。何とか北側斜面をトラバース出来、無事松ノ木々の下に辿り着く。体はグッタリ、喉はカラカラで、すぐさまお湯を沸かし、その横で幕場整地、テント張りを行う。テントに入って夜の宴になるも、皆疲れきっていて、食欲が今いち、それどころか酒もあまり喉を通らない。水ものばかりをやたら体が欲しがっている。
今日の行軍の厳しさを話しながら、9時半に就寝。
 翌朝5時に起き、7時40分に幕場を後にする。樹林帯に入るが、やたらと木の根が多く、歩きづらい。ただ、それほど太くはないが真っ直ぐ伸びたブナの木々が目に心地よかった。
土樽の駅に10時前に着き、10:08の水上駅行きに乗れてちょうど良かった。
 段取りCLの反省としては、ちゃんとエスケープルートを下調べしておくべきだった。避難小屋の向き、間取り、扉、窓の位置など、IT全盛の時代だからWebで調べれば、かなりのことが分かる。ましてエスケープルート上の幕場の位置にあたりをつけておくことは、最低条件だと思う。
幸いにも天気が何とか持ってくれたから良かったものの、吹雪かれたら最悪だったと思う。
今後の山行に生かしたい。
                                        ?

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msc_kiroku2 2007-4-7 17:14
       今日はヤビツ峠から藤熊川沿いを下り、諸戸から大山に上がった。大山から北尾根を一ノ沢峠、物見峠入口へ下った。午前中は晴れていて気持ちの良い歩きだったが、午後から雲行きが怪しくなって来た。どうにか降られずに済んで本当に良かった。     
物見峠から新大日の登りは夜勤明けには、かなりきつかった。表尾根の時はしっかりバテていた。さすがに疲れました。
ヤビツ峠8:45    諸戸9:25   大山10:35    一ノ沢峠12:20        
一ノ沢峠   物見峠13:00    下ノ平13:50    新大日15:25
新大日     三ノ塔16:45    富士見橋17:40     ヤビツ峠18:00

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msc_kiroku2 2007-4-6 17:11
前夜越後湯沢駅前のビジネスホテルに泊り、朝一の路線バス、始発のロ?プウエ?・リフト・ゴンドラを乗り継ぎ8:00には第一高速リフト上(1720m)に、しかし一番上の第五リフトは9:30まで動かない為、ここでシ?ルを着け登り始める。 約1:30で神楽峰頂上(2029m)【写真:山頂。後方は苗場山】 カッサダム湖までの東南に伸びる尾根を滑り田代スキ?場までの標高差600mのル?トを滑った、春特有の腐った雪で快適ではなかったが、ル?トは樹林も少なく快適な斜面も多くお勧め、パウダ?の時に滑りたい!  2本目は神楽峰の北側の1984m峰から東の和田小屋(1320m)に降りているショ?トル?ト中尾根、神楽近辺では最も滑られているところだが何故か天気に恵まれないことが多く、私は始めて滑ったが良いル?トです、またまたパウダ?の時に滑りたい!  まだ14:00だが疲れたので和田小屋で昼食後スキ?場を滑り下山。江上温泉―蕎麦―新幹線―帰宅

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msc_kiroku2 2007-4-1 23:50
平成19年3月30日(金)夜?4月1日(日)
清野・片倉・木村・山本

新座駅に23時集合.久々に清野さん登場.1時頃土樽駅に着く。駅舎には先客が一人寝ていたので静かに入山祝いの酒を呑む。・・・・
そこへ女性の登山者が一人現れて、便所から出てきた木村さんを見るなり「キムコー!!」大学時代の友人と数年ぶりに土樽駅の便所で再会とか。
荒沢山辺りには全く雪が無く、ただの藪山で、1ヵ月くらい早く雪が消えてしまったようだ。去年の今ごろはたっぷりの雪で、いきなり腰までのラッセルだったのだが。
6時半頃起き出して、朝食を摂りながら作戦を練り直す。少しでも雪の有りそうな蓬峠へ向かう事にする。橋を渡った先に車を停めて、8:45蓬沢沿いの林道を歩き始める。沢沿いを進むとだんだんと雪も増えてきたので輪かんを着ける。支沢の上は歩いて渡れる所もあるが、踏み抜いたらいけないので慎重に進む。本流を2度渡渉するが、浅いので輪かんのままで飛び石伝いに渡れる。慣れていないと気を使うところだ。右岸に渡り返したところで尾根に取り付く。ほぼ夏道を辿って、ぐんぐん高度を上げる。天候が悪化しており、だんだんと風が強くなってきた。降れば雨だろう。稜線直下100m(H17年5月に足拍子の下山で幕営した所の東より)辺りで登山を打ち切る。かなりの強風で稜線に出たらアイゼン慣れしていないと危ない。10分ほど下った窪地に幕営したが、更に風が強まり快適な幕場とは言えないので、テントを撤収。来た道を沢近くまで降りて幕営する 13:30。テントに入ると雨が降り始め、本降りとなる。早々とくつろぎ、食当の片倉さんのによるカレーで満腹。雨は夜じゅう降ったようだが、テントの中は快適。
翌朝出発する頃には雨も上がり、一気に下山する。途中、輪かんで斜面を下っていた時、5m程スリップして沢に突っ込みそうになった人が約2名。予感がしたので下で待っていて、ピッケル立てて止めました。
林道に出て、蕗の塔を山ほど採って、山分けに。温泉入って、中野屋でへぎそば食べて無事帰宅。雪の減り方が早いのには吃驚・ガッカリ。雪山シーズンもそろそろ終わりか。(記録:山本)

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msc_kiroku2 2007-3-31 17:42
3月31日?4月1日 矢沢 熊倉沢左俣西沢⇒熊倉沢右俣右沢下降  軍刀利沢  メンバー CL&食当;高森 記録&食当;小嶋  3/31の8:06立川発のホリデー快速武蔵五日市行きへ乗ったつもりが、いつの間にか青梅駅に到着し間違いに気付く。慌てて電車から降りて拝島へ移動。なかなか電車が来なくて武蔵五日市に到着したのは10時頃・・・。数馬行きのバスの出発時間は11:55・・・。会議の結果近くの喫茶店でバスを待つことに。1時間半ほど待ちようやくバスに乗り込む。南郷バス停で降り熊倉林道を急ぐが、途中崖崩れで道が通行不能地点などもあり、入渓点に着いたのが1時30分過ぎ・・・。本日の遡行は諦める。小一時間緊急反省会を開き意気消沈する。
気を取り直して焚き木を集めタープを張り早速食事を作り始める。今日の夕飯はクリームリゾットとひじきと高野豆腐と切干大根。暗くなる前に食べ終わり、焚き火時間へ移行。9時頃就寝。深夜にかなりの量の雨が降る。
7時ごろに起きて食事を済ませ少し休んで10時ごろ出発。熊倉林道から矢沢林道へ進み入渓点はすぐわかり天気も良いので非常に気分良く11時遡行開始。遡行開始直後から大小様々な滝が連続する。昨日夜の雨のせいか水量も多い気がするが初めて来る沢なのでよくわからない。大き目の滝数本は直登不可と判断し巻く。しっかりした残置ロープが大きな滝2本共にあるが高度感もあり慎重になった。岩質ももろく泥壁もぐちゃぐちゃで非常に緊張した。
途中小嶋が地形図を紛失するアクシデントもあり、遡行図にあった小屋も発見できず迷ったんでは・・・?と疑心暗鬼になりつつ13時に大休憩。次第に天気も曇りになり朝ごはんの時のうどんの汁とハム丸ごと1本を食べる。ここまでロープを出したのは1回だけだったが使い方もなんだかしっくりせず疑問が残ったので、改めて問題点が浮き彫りになった。  その後すぐに水流もなくなり詰めあげて14時に丁度三国峠にでる。2人だけで詰め上げたのは初めてだったので非常に嬉しかった!歓喜のあまり水をほぼ全部飲み干してしまった。その後生藤山を経由し仕事道→矢沢林道との下山計画だったが1時間ほど迷う。結局三国峠に戻り浅間峠から下山することに。生藤山、軍刀利神社、熊倉山などのプチハイキングもこなし、ようやく16時に三国峠着。行動食のチョコレートをバクバク食べてうどん汁を飲んだ。16:40上川乗バス停に着き終了。とにかく至らない点が多々ありすぎて学ぶことが多かったが無事に下山できてよかった。
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