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- 山行記録

カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-2 6:14
日程:2020年02月9日(前夜発〜日曜日帰り)
山域:八ヶ岳/広河原沢右俣武藤返し
山行形態:アイスクライミング 個人山行
メンバー(役割):W(CL/記録)、K(SL)、Y(装備)

記録:2月8日(土)晴れ。 急に冷え込みが続く週末、藤沢駅発W車。新型コロナウイルスを気にする人、気にしない人色々。道の駅こぶちさわ着は0時前。さすがに寒い。早々に就寝。2月9日(日)晴れ。天幕内で朝食後出発、船山十字路までに凍結部分長いがまたギュルギュルとタイヤをうならせて駐車スペースに滑り込む。早く4輪駆動車が欲しい。出発時にふとヘルメットを見ると何故か前部分にヒビ。というか割れている・・。前回の金ガ窪沢で外れたハンマーが直撃した時に? 少し気が曇るが空は明るいので前進。昨年途中引き戻りの中央稜以来の広河原沢右俣。思っていたよりも積雪多く武藤返し出合の大岩がはっきり分からなかった。3〜4組がそれぞれの方向に進んでいく。アイゼンをつけ武藤返しに入る組は我々だけのようだ。それにしても寒い。久しぶりに見る武藤返しは美しかった。何というか7色の水晶のようなところどころブルーでかつ黄色を携えており神秘的な滝。渡辺リードで右側から取付く。朝から冷え込みが厳しいのかガチガチの氷。2本目のスクリューがなかなか決められず悔しくもアックステンション。なんとか登り切り後続2人をフォローで落ち口に迎えて懸垂。左岸が斜めに切れており岩の裏に流されるので懸垂時は注意が必要。その後はあまりに寒いので日光を求めてやや沢を下り日向ぼっこ。しばしの休憩をはさんで各自計5本を登ったところで終了。寒い日が続くせい? 人が全体的に少なく武藤返しは終日貸し切りでした。よい条件?の中頑張ったものの、首が痛いのでビレーは免除してもらった。大変助かりました。早めに帰りたかったので風呂にもよらず中央高速に突っ込んだがやっぱり小仏トンネルで事故に巻き込まれ1時間ロス。帰宅後は風呂に入って首を温めてから就寝。今季はアイスよりも雪稜やミックスを登りたいなと思っていたものの何となくの流れでのアイストレーニングが続く。武藤返しも真ん中からはまだリードできそうにない。そろそろ角度の強いバイルが欲しいなぁと思いつつ次の山行を思い描く。

時間 21:00藤沢駅発 21:30湘南台発 23:40道の駅こぶちさわ着 5:00起床 6:00発 6:30船山十字路着 7:00発 8:00二俣着 14:10撤収 14:40武藤返し出合に戻る 15:20二俣 16:30船山十字路帰着

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-2 6:10
日程:2020年2月11日(火)
山域:八ヶ岳 夏沢鉱泉アイスギャラリー 
山行形態:自主山行 アイスクライミング
メンバー及び役割:F(CL)、H(SL)、A(記録)

前夜、A邸にてビバーク。翌朝5:00起床、6:00出発。桜平への林道は思っていたより雪が少なく、駐車場(中)でチェーンを装着し、桜平まで車が入れた。7:30歩き出し、夏沢鉱泉を経て、アイスギャラリー(氷の回廊)のG4へ向かう。夏沢鉱泉のアイスギャラリーは、鳴岩川の左岸(峰の松目側)の枝沢3本に分かれてあるアイススポットで、G1〜G4に分かれている。少しわかりづらいが2つ目の赤布のところがG4に通じる道だった。1つ目の赤布がG1-3の入口で、先で更に二手に分かれているようだった。赤布の入口を入り沢を渡り5分ほどで8:50G4到着。既に10名程の人がおり、2本のトップロープが垂れていた。あとでわかったことだが、そこにいた全員が夏沢鉱泉に宿泊して来ているガイド付きの団体であった。お昼頃にはこの団体も撤収してしまったため、午後からはG4貸し切り状態となった。G4の氷瀑は高さ12-3mほどで、この日の氷は堅く、アックスが刺さり難かった。下から見ると階段状に見えたが、実際登ってみると意外に立っていて難しい部分もあった。中央部分に3本目のトップロープを張らせてもらい、2-3本登った後は、右の氷柱部分にもう1本トップロープを張った。午後の貸し切り状態では、ロープの位置を変えて、6-7本のラインを登った。3:30撤収、4:10下山開始、17:00頃桜平の駐車場に帰着。

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執筆 : 
hnyqzi11664 2020-2-22 19:00
日程:2020年02月22日(土)朝発〜24日(月)2泊3日
山域:南ア/甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
山行形態:雪山縦走
メンバー(役割):W(CL/食当)、U(SL/食当)、Y(食当)、H(記録/食当)

記録:
大船駅に集合してW車で尾白川渓谷の駐車場に向かう。前夜泊とは違う寝不足を解消しながら駐車場に着き、Uさんと合流して10時過ぎより歩き出す。つり橋を渡り毎度の登りが始まる。辺りに雪はまったくなく、しかも暖かい。左手から日が射してくると、まるでゴールデンウイークじゃん、と錯覚する。2時間半ほど行くと昼間の暑さで溶け、再凍結した踏み跡が所々に現れる。気を配るのが面倒なのでクランポンを付けて進む。笹ノ平を過ぎ、刃渡りまでは八丁登りを挟んで意外と長い(地図上でも長い)。が、梯子を慎重に登って刀利天狗を過ぎれば気持ち的は残り五分(ぶ)になり、黒戸山を左手に雪と凍結の道を進んでその先を下る。雪が降る誰もいない小屋跡、五丈石の洞穴をガチャ置き場にしてその先にテントを張る(後日3つ張られたテント長屋からは離れていたので正解だった)。凍り付くような気温ではないが雪は舞い、風も止まない。濃密な居住空間、それはそれでいいものだと思いだす。今日はお肉たっぷりの夕飯だ。明日は天気次第、風音を気にしながら眠りつく。
翌朝積雪は15cmほどか、ときたま薄日のさす天気で良くはない。台風で取替えられた真新しい梯子を掴んで七丈小屋を目指す。途中、ネットに載っていたガイド山行の花谷さんとすれ違う。今日は下山日とのこと、「まるで冬山のようだ」と挨拶の言葉を交わして1時間半ほどで七丈小屋に着く。第二小屋の前でルートをイメージし合い、八合目まで進むことにして出発する。キャンプ指定地を過ぎると、尾根を右に回り込み過ぎたが薄い踏み跡まで戻り、林を抜けて森林限界にでる。開けた上部斜面は尾根筋に沿って右下から上がり八合目に着く。ダイヤモンドフランケへ下る左斜面の岩室が頭に浮かんだが、もう一段登る必要があるので無理をせず大休止にする。御来迎場の石柱の傍らで記念写真をとり、登ってきたルートを目指して下る。

ところが、斜面にでると雪は降っていないがブリザードのような経験のない横風に晒され、先頭を下るWさんを見失なわないよう本気モードでついていくことになる。立ち止まることに意味がなくなり途切れることなく吹かれる。風速20m〜、天気予報は当たっていた。Hのメガネには風で氷が張り付き、視界は歪んだ白の世界だ。尾根から右下の林へ降り下るところでアクシデントが起こる。風に押されYさんが視界から消えた。幸いにも怪我はなく七丈小屋に戻る。第二小屋で体と気持ちを充電して、感謝と祝杯用に缶ビールを仕入れて幕営場へと下る。一夜明けて下山日は好天気になる。上がってくる登山者に「今日はいい天気。登頂日和です」と挨拶をしつ…。韮崎の温泉(旭)に浸り、とんかつ(十兵衛)を食べて解散する。思うように天気を掴むのはなかなか難しい。経験を積むことができたのは幸いだった。
22日 6時50分 大船駅西口(集合)-9時45分 尾白川渓谷駐車場(U車合流)-10時05分 出発-14時15分(刃渡り)-15時40分 5合目小屋跡(幕営)
23日 5時 起床-7時00分 幕場発-8時30 七丈第二小屋-10時05分 八合目御来迎場-10時55分 出発-11時50分 七丈第二小屋-14時 幕場着
24日 4時 起床-6時20分 出発-10時20分 駐車場

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-2-3 15:17
日程:2020年01月23日(木)〜24日(金)
山域:八ヶ岳 赤岳〜硫黄岳縦走
山行形態:雪山
メンバー(役割):F(記録)

記録:予定どおり午前9時前に船山十字路に着くが予想に反してどしゃ降りの雨、ここまで入れば雪だろうと考えていたが甘かった。
美濃戸口まで移動してみるが、当然天候は同じ。阿弥陀南稜は諦め、とりあえず昼頃まで様子を見ることに。
原村周辺をドライブしながら時間をつぶすが雨の降り方は変わらず。昼近くになってきたので下山後に入るつもりだった諏訪南インター前のハルピンラーメンで昼食。長野では有名らしく味噌とも醤油ともいえない独特のスープが特徴。
ちょうど12時をまわったので再び美濃戸口に、雨も小降りになり、予報の雨雲レーダーも確認し本降りにはならないと判断し13時過ぎに行動を開始したが、美濃戸手前から雨足が強まる。16時過ぎ行者小屋着。ここでも雨にちかいみぞれ状態、最後まで降られ続けたのでずぶ濡れ。MSRをガンガン焚いてウェア類を乾かした。今回新調したアンダーウェアを使用してみたが、やはりファイントラックのスキンメッシュのほうが優れていると感じた。
翌24日は好天に恵まれたが、前日の降雨の影響で雪質はモナカ雪、稜線上はかなりの強風でトレースなし、難しくはないが、安易なフットワークは出来ないような状況だった。下山路はやはり雨の影響でシャーベット状態な箇所が多く、なかなかバリエーション豊富な山行となった。
23日13:15美濃戸口 16:20行者小屋 24日 7:00行者小屋 8:40赤岳 11:30硫黄岳 13:00行者小屋 16:00美濃戸口

カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2020-2-3 15:12
日程:2020年1月19日(日)
山域:八ヶ岳 南沢大滝 
山行形態:自主山行 アイスクライミング
メンバー及び役割:H(CL・装備)、A(SL・記録)

前夜、道の駅こぶちさわに22:00集合し、A邸にてビバーク。翌朝5:00起床、6:00出発、美濃戸口でチェーンを装着し、7:00美濃戸着。計画では美濃戸口から歩く予定だったが、Hさんの車で美濃戸まで入ることができたので、1時間ほど時間を稼ぐことができた。7:30歩き出す。8:40南沢大滝への分岐、小滝には2張りテントが張られていた。小滝は一部しか凍結しておらず、登れる状態ではなかった。9:00大滝到着。大滝には既に3パーティが入っていた。結局この日我々を入れて6パーティが訪れていたため、待ち時間やルート取りに苦労した。滝は落ち口まで繋がっていたが、中央部分のみで、両脇はすべて凍結していなかった。中段までは緩い傾斜だが、その上から急になっていたが、やや階段状になっていた。午前中は、大滝の中段にトップロープを張り、3-4本登った。お昼休憩を挟み、午後は、Hさんのリードで中央部分を上まで登った。登り甲斐のある1本だった。15:00撤収、15:30下山開始、16:30には駐車場に戻っていた。
今回は、丸くなったアックスの刃を新調し、久しぶりに尖った刃で氷にのぞんだ。今回、Hさんからは手厚いマンツーマンのご指導をいただいた。事前のYouTubeでのアイスクライミング動画の視聴から、当日のトップロープによる連続登攀など、厳しい特訓があったことは言うまでもない。
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