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- 山行記録

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-4-2 6:01
日程:2020年03月13日(夜)発〜15日(日)1泊2日
山域:上越/白毛門〜丸山乗越〜赤沢山
山行形態:雪山縦走
メンバー(役割):U(CL/装備)、W(SL/記録)、K(食当)、Y(食当)

 先週の谷川雪上訓練の時よりは暖かい土合駅にて就寝。明けて土曜日の朝は曇り空。見上げる白毛門山頂付近に黒々とした岩肌。土合駅周辺の雪解けもとても早い。白毛門駐車場も5〜6台分は停められるくらい雪が無い。「雪が無いと肩を登るのが厳しいよね」でも、「行ってみなくては分からない」。全く雪のない登山道をしばしゆくと降雪が始まる。雪というよりはみぞれ。1050m付近で固めの雪が始まりアイゼン装着。松の木沢の頭は視界悪く見えるのはジジ・ババの岩くらいまでで一ノ倉はまったく見えず。肩付近から白毛門沢方面に全層雪崩が何か所も起きており、今年の気温の高さが伺える。肩の直下でしばし休憩。左の草付きまでまくり、先行者たちのトレースで出来上がった階段状の雪壁を登る。登ってみれば雪面に数か所の亀裂が走っていたものの難なく山頂に立つことができた。
 記念撮影の後、丸山乗越方面に進む。山頂まであったトレースはその先全く無くなった。CLのナビで順調に進む。クラストでよく締まった雪面の上に10?弱の新雪が積もり、途中でワカンに切り替えて進む。Kさんがここまで案外すんなり進んでこれたので気を良くしていたのか楽しそうに雪庇の近くを歩いている。その先1526mピークで北東に切り雪庇を避けて丸山乗越に下りていくのだが、なだらかな窪みの上にできた雪庇にまっすぐKさんが進んでしまい軟雪の上に不時着。本人「雪面が見えていなかった」とのことでした。気を付けましょう・・。
 丸山乗越には早々に到着。みぞれがひどかったので、濡れたものを乾かすことに。そののち昼寝、うたた寝を交えつつ、会の今後のこと、新人勧誘のこと、等議論するが結論は特に出ない。山は静かに新雪をテントに打ち付け日は傾いていった。夕飯はKさん用意のシャケのチャンチャン焼。山で食べるのは初めてだったが、甘い味噌だれにてなかなかの美味。
 夜半にバサバサと大きな音が続いたので「雨かな?」と思ったけれども明けて外に出てみると新雪が10?弱積もったか。思っていたよりは冷えなかったがそれなりに降ったようだった。丸山のピークをパスする際に6年前に御大と来た時のことを一人思い出す。「この辺はもういいだろう?」と恐らくは雪の奥利根を目指せという趣旨だったのだろうか。あれからどれだけ進歩しだだろうか。答えは出ないままに、急に冷えた風が新雪とともに山稜に吹く。その内に日が差し、午前中の内に陽だまり雪稜漫歩となった。ポイントとなった赤沢山からの土合方面への分岐はCLの的確なナビにより方向をとらえ沢型の左岸から白毛門駐車場を右に見て土合山の家の池の裏からの下山となった。最後の沢型の前後は傾斜が急でかつ雪もすくなくガレた斜面を木を頼りに下山する形となった。天候悪かったせいか終始誰にも合わない静かな山行だった。間に合いそうなので「先週に続きあしま園に行こう」、となり店には入れたが「食材が品切れになった」と帰されてしまい残念。たむらで胃袋を満タンにして帰路とした。

携行装備:基本装備(アイゼン、ピッケル、スコップ、わかん、ヘルメット)。火器はMSR+大ボトル(ほぼ使い切り)。5天NO.1の本体は大分古いがまだまだ現役。

記録:3/13日(金)22:30 厚木駅セブン集合(U車)3/14日(土)1:00 土合駅着 6:00 起床 7:20 土合駅出発 10:20 松ノ木沢の頭着 10:50 白毛門肩の下着 11:40 白毛門山頂着 12:35 1526mピーク 13:00 丸山乗越着 3/15(日) 4:30 起床 6:20 出発 7:30 1462mピーク手前のコルを見下ろす平地で小休止 9:55 赤沢山山頂着 12:00 土合駅着

白毛門山頂と丸山乗越幕場




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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-16 17:19
3月7日(土)〜8日(日)
山域:谷川訓練
山行形態:訓練山行
メンバー及び役割:S(CL)、W、F、K、U、H(土曜)、T(記録)

記録:
3/7(土)朝に都内発、8時少し前に土合駅着。一ノ倉沢出合を目指す。去年と比べて今年は随分雪が少ない。この日の雪はまだ凍っておらず柔らかかったので、最近雪が降ったようだった。降っていなかったらもっと少なかったのかと思うと、改めて今年の寡雪を強く感じた。
訓練では雪上での支点の構築について検討した。定番のスノーバー(縦・横)の他、デッドマン、スノーボラード、雪袋などで支点を作り強度を確認した。降りたての雪だったので埋めるのは容易だったが効きが悪い。かなり深く埋めないと強度が出なかった。その後、実践で使うことの多いスタンディングアックスビレイの基本形を確認。またスタンディングアックスビレイによる隔時登攀の形を確認した。ロープを流しつつ停める訓練では、滑落役はそりを使って滑った。雪が柔らかかったので、それでもあまりスピードは乗らなかったが、いいアイディアだと思った。(ウエアも傷まずに済む)
訓練後はテントに戻り、宴会&早めの夕飯。この日はお鍋だったが量が半端ない。肉1.2キロ、キャベツ1玉を含む大量の野菜、〆のうどん6玉。しかし7人で完食してしまった。

3/8(日)4:30起床、6:30出発。登山指導センターに荷物をデポして、軽くなって10時までと決めて西黒尾根を登る。登も下りも実践ベースの良い歩きの訓練になった。11時過ぎに下山、お風呂・昼食後解散とした。

訓練の様子


一ノ倉全景


西黒尾根

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-2 6:40
日程:2020年2月23日(日)
山域:八ヶ岳連峰 権現岳(敗退)
山行形態:雪山
メンバー及び役割:F、T(記録)

記録:
元々は金曜日夜発、土日で谷川方面への山行を計画していたが、金曜日の夕方になってFさんより体調不良との連絡が入る。鬼の霍乱に驚いたが、翌朝「体調が復活したので再計画したい」と連絡があり治るのも早いと2度驚いた。冬型・強風の予想で山に入るには不適ということであったが、晴れていそうな太平洋側の山域に定め、行けるところまで行ってみようということにする。

2/22(土)21:40高尾駅に集合し、道の駅小淵沢(泊)。暖かかったが、道の駅の時点ですでに風が強かった。

2/23(日)5:00起床、5:30過ぎ出発にて天女山入口へ。7〜8台程度の駐車スペースはすでに一杯。想像以上に人が入っている。邪魔にならないようにゲートの前に車を停め準備をして6:30出発。夏なら車で入れる天女山まで25分程のアルバイト。天女山から先で徐々に雪が出てくる。樹林帯の中でもかなり風が感じられ、止まるとあっという間に冷えて寒いので、汗をかかないように、休憩は座って休まない程度で短く済ませて進んだ。登るにつれて徐々に風が強くなるのを感じていたが、三ツ頭の手前で樹林が切れた瞬間、叩きつけるような風を受けた。耐風姿勢もとりながら進んだ。三ツ頭までは辿りついたが、権現岳までのコースタイム1時間をこの強風の中進むのは無理と判断し、撤退を決定。自分達以外に2組の登山者が三ツ頭のピーク付近にいたが、いずれも強風で戻って権現岳は諦めて戻ってきていた。
10:30に下山を開始。下山ルートの正面に富士山が見えたが、強風が吹き荒れていることを伺わせる恐ろしげなな雲がかかっていた。富士山の右手の南アルプス、甲斐駒ヶ岳のピーク付近は千切れる雲の中だった。
12:30下山。予定より早く下山したので、グルメツアーへ。最近Fさんがハマっているハルピンラーメンで遅めの昼食、お土産にヌーベル梅林堂のくるみやまびこを購入した。帰路、冬の中央高速は渋滞しないのジンクス反して結構な渋滞に遭ってしまったのはやっぱり暖冬だからだろうか。

(感想)
・天気予報は晴れだったし実際晴れてもいたが、山に入るのは不適、を体感。
・登っている最中は一度も見えなかった権現岳の姿が、下山後に見えていた時間があった。遅めに登り始めていれば風が弱まっていた瞬間にピークに行けたかもしれないとわずかに未練が残った。タイミングが重要。

強風の空模様

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-2 6:34
日程:2020年2月1日(土)
山域:八ヶ岳 杣添尾根
山行形態:冬山ハイキング
メンバー及び役割:B(SL)、I(CL/記録)

記録: 
2月2日の総会に参加することに合わせて、前日八ヶ岳に登ることにした。どうせ登るなら人が少なく静かな場所が良いと考え杣添尾根を選んだ。京都から八ヶ岳は遠い。いつも通り出発前にナビに入力すると、目的地まで370kmと出た。最近、300km台だと驚かない。進めばそのうち着くだろうと出発するが、疲れていたせいか目的地手前の八ヶ岳PAで力尽きる。
5:00に起床して、集合場所の道の駅に向かう。晴れているがかなり寒い。Bさんと合流して、海ノ口登山口に向かう。数日前の大雪の影響を心配したが、登山口駐車スペースまでほぼ除雪されていた。駐車場には2,3台車が停まっていた。我々の到着後、さらに数台到着した。思っていたより人が多く驚いた。登山道は、トレースもあり非常に歩きやすかった。もうすぐで森林限界というところで、風が強くなりトレースが消える。腰くらいまで雪に潜るところが出てきたため、ワカンを装着した。しかし、雪が深いところは長くは続かず、そのまま順調に高度をあげて、三叉峰に到着した。風もなく、快晴の中、赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳、さらには富士山まで綺麗に見渡せた。そのまま稜線を歩いて横岳奥ノ院へ。しばしの撮影タイムの後、もと来た道を下山した。
杣添尾根は特に危険箇所もなく、足慣らしには丁度よかった。意外にも人が多く驚いたが、久しぶりに冬の八ヶ岳を堪能できて、とても満足な山行であった。

31日:24:30 八ヶ岳PA
1日:5:00起床ー5:30道の駅南きよさとー6:40海ノ口登山道駐車スペース出発ー10:50三叉峰ー11:20横岳奥ノ院ー13:30駐車スペース

稜線手前の急登


稜線手前


三叉峰


稜線

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執筆 : 
iceclimber_msc 2020-3-2 6:21
日程:2020年02月15日
山域:鷹取山/コノ字裏
山行形態:バイルトレーニング 個人山行
メンバー(役割):W(CL/記録)、K(SL)

記録:曇り。先週の武藤返しでは初っ端のリードの最中に訓練不足を感じたので鷹取でおさらいをしたいと思っていた。土曜日学校の息子を学校に送り出してから電車で東逗子へ。お付き合い下さる仲間には本当に感謝。といいつつも5分遅刻。我ながら失礼な人間だと思う。台風15、19号の後は初めてとなる鷹取への山道はやはり荒れ気味だった。岩場は特段崩れたようなところは見かけなかった。コノ字裏にトップロープセット。計10本各自登ったところで終了。首が痛んで手が痺れだした。休憩の時に鷹取で練習しているといつも御大がひょっこり顔を出してくれたね、なんて二人で話す。本日は御大に研いでもらったこともあってなかなか使えなかったパルサー(写真)を使ったので大分登りやすかった。それでも本日も左のハンマーが外れてヘルメット直撃。今回は割れなかった。どうも左手に癖があるようだがどんな動きの時にその癖がでるのかが自分では分からずモヤモヤする。我々の裏手ではベテランのソロクライマーがフリーの課題を熱心に登っていたので、休憩がてら声をかけてアッセンダーのソロでの使い方を直接指南し非常に勉強になった。当たり前の使い方だと言われたものの知らない当の本人は目からウロコ。知識、技術の交換ができると面白いなと改めて思った。そしてもう替え刃がないので温存していたけれどこのパルサーをもっと使ってボロボロにしてやろうと思った。いつか本日のベテランクライマーみたいに自分より若い人から声かけてもらえるように、教えてあげられることを一つでももとう。体を調整して、目標をもち次へと一歩一歩進もう。

時間 8:35東逗子集合 9:30コノ字裏 14:20撤収
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