- 山行記録
メンバー 山本(CL) 平川(SL) 小笠原早苗(記録) 門脇 清野 菅原
小田急線渋沢駅am8:00に参加メンバ?が揃い2台の車に分乗し出発しまた。天気は1日晴れと予報が出ています。出会いの駐車場は10台ほどのスペ?スとなっていたが、8時40分到着のときは既にいっぱいで、少し手前の山道脇に駐車しました。
身なりを整え、訓練山行ということでそれぞれが持参したロープ持って入山開始です。10分ほどでF1に着きました。F1は勘七ノ沢では難関とされているが、清野さんがリードし通過ました。左右の緑にに囲まれながらF2・F3・F4を越え、F5に前のパ?ティが取付いているのが見えました。
滝下で前パ?ティの2人がいたが、「巻くので行ってください」と言われたので、二本のロープを出して上ました。晴れ予報でしたが雲行きがあやしくなてきました。雨も落ちてきた気がしましたが、それ以上は崩れませんでした。ゴルジュ帯は右側にポイントもクラツクもない一枚板の様な岩があり、藤原さんが「左からだね」と言われました。その時、門脇さんが右の一枚岩に手かけました。そして、見事にクリアされました。「すごい」皆さんから思わず声が出ました。
三俣手前で前にいたパ-ティを追い越し、新道の上り口付近で休憩して立花の下までつめました。下りは、小草平ノ沢を懸垂下降をしながら下りました。
伊勢原での反省会では、
◎漫然と訓練山行に参加するのではなく、目的意識をそれぞれのレベルに合わせて持つのが大事
◎タイムを短くするはどんな工夫が必要かなど、意見交換をして散会しました。
今年初めての泊まりの沢。長さも新鮮、高度が上がらないのも新鮮、黒石が滑ることも新鮮な新人2名(西舘×2)を加え、清野、平川、扇原と5名での山行でした。
今年の連休山行も無事終了しました。
メンバー 門脇 山本 野口 西舘×2 作田 樋田 小笠原
5月2日(月)〜3日(憲法記念日)
初めてのGW合宿は白馬岳。実は会に入る以前に一度来たことのある場所です。時期は9月、大雪渓はグズグズでほとんどが高巻きだったり、頂上の幕場で深夜ものすごい風に吹かれ、早朝テントをなんとか撤収して逃げて帰ってきた場所でもあります。
リベンジのスタートは2日夜の夜行「ムーンライト信州81号」。乗車後すぐにあちこりで酒盛りが始まり、車内は連休開始の高揚感に満ちています。窮屈な姿勢でなんとか眠り、翌朝5時半白馬着。除雪は終わったものの路肩崩壊で猿倉は臨時駐車場までしか行きません。結局猿倉荘まで20分ほど歩き、ここで身支度と整えます。
今回いちばんリキが入っているのは作田さん。80リットルのザックの他、缶ビールを24本、焼酎4リットルをボッカ。フレームザックにすべてをくくりつけて、総重量は30キロ以上。実は途中で重さに降られて滑落しそうになり、後半は門脇さんと山本さんが手伝ったのですが、持ってこようという心意気だけでもかないません。白馬尻を越え、西側の高台を幕営地に決定して荷物を降ろしたのが9時頃。テントを設営して11時過ぎに訓練開始。
初日は冬山講習で習った技術の復習でした。アイゼン歩行、ピッケルの使い方にはじまり、耐風姿勢など基本的な技術のおさらい。その後雪面にロープを張って支点通過の練習をしました。
カラビナをロープにかけて、斜面に設けられたルートをまわるのですが、問題はカラビナのかけかえです。足下が不安定な上に、オーバーグローブをつけてのカラビナワークはとまどうことしきり。あっという間に初日が終了しました。
テントにもどるとお待ちかねの夕食です。なんたってビールがあります。みんなの表情が違います。テントふた張りの真ん中に雪を掘ってテーブルと椅子を作り、大盛り上がりの宴会となりました。
5月4日(国民の休日)
2日目は4時起きで白馬岳登頂。最初はまとまって行動していたものの、体力脚力の違いで結局は個人行動となりました。トップは山本さんと野口さん。しばらく間を置いて西舘×2,作田さん、樋田さんが前へ後ろへと順番を代えながら、なんとなくひとかたまりになって行動しています。門脇さんは小笠原さんとマン・ツー・マン体制。以前来た時と違い大雪渓は歩きやすいのですが、単調な登りが徐々にこたえてくるためか、中段はペースが上がりません。お目付役がいないこともあり、適度に休憩を取って大自然を眺めて楽しんだり、村営小屋付近ではライチョウに遭遇したりと、まあだらしがないといわれてもしょうがない登り方。それでも頂上小屋にはお昼過ぎに到着。聞くと先行組は頂上へ向かったらしいのですが、かなりの強風に恐れをなしたか「まあ、ここまで来れば登ったも同然」とコーヒーを飲みながら門脇さんたちを待ちます。しばらくして門脇・小笠原組が到着しますが、門脇さんはそのまま頂上へ。すっかり休憩モードの私たちは後ろめたさを感じながらも立ち上がれず。ちょっと意気消沈しているところへさきほどの2人が戻ってきます。どうも風が強くてとても無理、とのこと。全員が揃ったところで快晴強風の白馬岳下降を開始します。
つらかった登りに比べ下りの楽なこと! 門脇さんと山本さんはグリセードであっという間に降りてゆきますし、西舘(彰)は尻セードでキャッキャとはしゃいでいます。駆け下りるように下山してテントへたどり着くと、こちらも風が強かったらしくテントが飛ばされていました。テントや小物を回収し、夕食開始。しかし風が強くタープは飛ぶし、いっこうに落ち着きません。食事もそこそこに、各テントに入ってご歓談。外では酔って大声で歌うヒトやら、飲み過ぎて吐くヒトやらいろいろだったようですが、まあご自由に。
5月5日(子供の日)
5時半起床、のんびりと食事をして最終日はまた雪訓です。この日はテント付近の高台への斜面を使い、タイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法などを体験。バイルで補助することで、かなりの斜面を登ることができることを全員で確認し、その斜面上から滑落確保の練習。バイルの支点はけっこう頑丈なのですが、ヒトが飛んでゆく慣性重量は想像以上。本気で止めないとこちらまで飛ばされます。門脇さんからは「痩せ尾根で相棒が滑落したとき、反対側に飛び込めるだけの気持ちがなければ、雪山なんか行けない」と言われ、考えさせられることも少なくありませんでした。
訓練が終わり撤収して下山開始。快適に猿倉まで降り、途中携帯で呼んでおいたタクシーをピックアップしてお風呂へ。汗を流した一行は八王子下車、両角さんと合流して酒訓へと突入。こうして貴重なゴールデンウィークが過ぎてゆくのでありました。
約30キロを背負う作田さん。
見晴らしのよい幕営地。先日の足拍子岳を思い出します。
初日は屋外で宴会。4日は強風のため、白馬岳から帰ってくるとテントがとばされていました。
訓練もバッチリです。初日は支点通過を中心に。5日はタイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法など。
メンバー 門脇 山本 野口 西舘×2 作田 樋田 小笠原
5月2日(月)〜3日(憲法記念日)
初めてのGW合宿は白馬岳。実は会に入る以前に一度来たことのある場所です。時期は9月、大雪渓はグズグズでほとんどが高巻きだったり、頂上の幕場で深夜ものすごい風に吹かれ、早朝テントをなんとか撤収して逃げて帰ってきた場所でもあります。
リベンジのスタートは2日夜の夜行「ムーンライト信州81号」。乗車後すぐにあちこりで酒盛りが始まり、車内は連休開始の高揚感に満ちています。窮屈な姿勢でなんとか眠り、翌朝5時半白馬着。除雪は終わったものの路肩崩壊で猿倉は臨時駐車場までしか行きません。結局猿倉荘まで20分ほど歩き、ここで身支度と整えます。
今回いちばんリキが入っているのは作田さん。80リットルのザックの他、缶ビールを24本、焼酎4リットルをボッカ。フレームザックにすべてをくくりつけて、総重量は30キロ以上。実は途中で重さに降られて滑落しそうになり、後半は門脇さんと山本さんが手伝ったのですが、持ってこようという心意気だけでもかないません。白馬尻を越え、西側の高台を幕営地に決定して荷物を降ろしたのが9時頃。テントを設営して11時過ぎに訓練開始。
初日は冬山講習で習った技術の復習でした。アイゼン歩行、ピッケルの使い方にはじまり、耐風姿勢など基本的な技術のおさらい。その後雪面にロープを張って支点通過の練習をしました。
カラビナをロープにかけて、斜面に設けられたルートをまわるのですが、問題はカラビナのかけかえです。足下が不安定な上に、オーバーグローブをつけてのカラビナワークはとまどうことしきり。あっという間に初日が終了しました。
テントにもどるとお待ちかねの夕食です。なんたってビールがあります。みんなの表情が違います。テントふた張りの真ん中に雪を掘ってテーブルと椅子を作り、大盛り上がりの宴会となりました。
5月4日(国民の休日)
2日目は4時起きで白馬岳登頂。最初はまとまって行動していたものの、体力脚力の違いで結局は個人行動となりました。トップは山本さんと野口さん。しばらく間を置いて西舘×2,作田さん、樋田さんが前へ後ろへと順番を代えながら、なんとなくひとかたまりになって行動しています。門脇さんは小笠原さんとマン・ツー・マン体制。以前来た時と違い大雪渓は歩きやすいのですが、単調な登りが徐々にこたえてくるためか、中段はペースが上がりません。お目付役がいないこともあり、適度に休憩を取って大自然を眺めて楽しんだり、村営小屋付近ではライチョウに遭遇したりと、まあだらしがないといわれてもしょうがない登り方。それでも頂上小屋にはお昼過ぎに到着。聞くと先行組は頂上へ向かったらしいのですが、かなりの強風に恐れをなしたか「まあ、ここまで来れば登ったも同然」とコーヒーを飲みながら門脇さんたちを待ちます。しばらくして門脇・小笠原組が到着しますが、門脇さんはそのまま頂上へ。すっかり休憩モードの私たちは後ろめたさを感じながらも立ち上がれず。ちょっと意気消沈しているところへさきほどの2人が戻ってきます。どうも風が強くてとても無理、とのこと。全員が揃ったところで快晴強風の白馬岳下降を開始します。
つらかった登りに比べ下りの楽なこと! 門脇さんと山本さんはグリセードであっという間に降りてゆきますし、西舘(彰)は尻セードでキャッキャとはしゃいでいます。駆け下りるように下山してテントへたどり着くと、こちらも風が強かったらしくテントが飛ばされていました。テントや小物を回収し、夕食開始。しかし風が強くタープは飛ぶし、いっこうに落ち着きません。食事もそこそこに、各テントに入ってご歓談。外では酔って大声で歌うヒトやら、飲み過ぎて吐くヒトやらいろいろだったようですが、まあご自由に。
5月5日(子供の日)
5時半起床、のんびりと食事をして最終日はまた雪訓です。この日はテント付近の高台への斜面を使い、タイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法などを体験。バイルで補助することで、かなりの斜面を登ることができることを全員で確認し、その斜面上から滑落確保の練習。バイルの支点はけっこう頑丈なのですが、ヒトが飛んでゆく慣性重量は想像以上。本気で止めないとこちらまで飛ばされます。門脇さんからは「痩せ尾根で相棒が滑落したとき、反対側に飛び込めるだけの気持ちがなければ、雪山なんか行けない」と言われ、考えさせられることも少なくありませんでした。
訓練が終わり撤収して下山開始。快適に猿倉まで降り、途中携帯で呼んでおいたタクシーをピックアップしてお風呂へ。汗を流した一行は八王子下車、両角さんと合流して酒訓へと突入。こうして貴重なゴールデンウィークが過ぎてゆくのでありました。
約30キロを背負う作田さん。
見晴らしのよい幕営地。先日の足拍子岳を思い出します。
初日は屋外で宴会。4日は強風のため、白馬岳から帰ってくるとテントがとばされていました。
訓練もバッチリです。初日は支点通過を中心に。5日はタイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法など。
メンバー:青木・中山(記録)
5/3(火) 上越線にて水上駅へ、ステーションビバーク。
5/4(水) 水上駅→ゴンドラ山麓駅→ゴンドラ上→肩ノ小屋→一ノ倉岳→湯檜曽川→土合橋
タクシーにてゴンドラ山麓駅へ、始発に乗りシールを装着して天神尾根を登り始めるが、30分ほどでブッシュがうるさくなりスキーは担ぎとなる。この時期は最初から担いだほうが良さそう。結局最後までシールは使わなかった。GWの真っ只中スキーヤーと同じくらい登山者も多く「トマノ耳」までは賑わっている(写1)。ここらあたりからほぼ雪のない夏道を、歩き辛い兼用靴で2時間近く懸かりやっと「一ノ倉岳」頂上(写2)。拓大の学生・教員・犬が20名と2匹、そのなかのボーダー3名が気持ち良さそうに滑って行った。山スキーヤーは我々2人だけ。気持ちの良い大斜面をどんどん滑っていく(写3・4)雪質はザラメ状、両岸が迫ってくるとデブリが出始め沢の真ん中は滑れなくなり主に右岸を行く。更に行くと「S字」谷中にデブリが詰りスキーを外し歩く、また滑れるようになりやがて「湯檜曽川」との出会い、本流右岸を行くがあまりスキーは滑らず疲れる。新道駐車場辺りからスキーを担ぎ歩きとなり「土合橋」から路線バスで水上に帰る。
もう少し早い時期のほうが雪質が良さそうなので、次回は3月末?4月初旬に行ってみたい。
今シーズンの山スキーは久しぶりに満足できるものでした。2000年の怪我によるスキー技術低下も、妙高での6日間のゲレンデスキーでかなり取り戻せました。来シーズンも冬は山スキー中心に活動するつもりです。
「トマの耳」にて青木・中山
「一ノ倉岳」頂上から「茂倉岳」を望む、ここより右に滑り出す。
「芝倉沢」の大斜面を背にする青木。
「芝倉沢」の大斜面を背にする中山。
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