- 山行記録
泉郷での忘年会も無事終了しました。
いろいろあったのですが、平川さん、段取りお疲れさまでした。
まずは速報(笑 写真を1枚あげておきます。
まあ、こんなものですから、会員ページで非公開です。
※写真をクリックすると大きくなります。
ではどうぞ
...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません
平川さんから共同装備のリストをいただきました。
こちらにおいてあります。
現在保管場所が不明なものが数点あります。お心当たりの方は平川さんまでご連絡ください。よろしくお願いします。
八ヶ岳 広河原沢右俣 クリスマスルンゼ(アイスクライミング)
12/11(土)? 12(日)
参加者 清野CL 西館彰芳 西館章子(食当) 古屋(記録)
当初の予定では、富士山か谷川での雪上訓練であったが積雪があまり見込めないため、3日前の例会で八ヶ岳方面へのアイスクライミングに決定となり、凍結が一番良さそうな、広河原沢のクリスマスルンゼに向かうことになりました。なおCL以外はアイスクライミングは初めてなのはもちろん、アイゼンも履いたことのない冬山初心者で、アイスバイルを貸していただいた両角さんもさぞ不安であったかと思います。(ありがとうございました)。
そんな期待と不安の中12月11日9:00小淵沢駅に集合(古屋は自宅から車、他3名は電車)一路船山十字路を目指し出発。
9:30船山十字路着。林道ゲートが開いていないため、道路脇に駐車し準備を整え9:40出発。林道を歩きだすと12月とは思えない暖かさのためすぐに汗がふきだしてきた。まるで秋山を歩いているようで、すぐに全員上着を一枚脱ぐ。林道終点地点まで50分程で到着。この時点で本当にアイスクライミングができるほど凍結しているのだろうかという不安がよぎる。(途中阿弥陀岳の3ルンゼが凍っているのが見える)。
しばらく行くと沢は二手に分かれ右俣(本谷側)へ進むが、当初の予定でこの辺りを幕営予定地としていたが、沢が伏流しているため水の確保ができないためもう少し上流へということになる。(この付近は阿弥陀岳中央稜の取付?)右岸樹林帯の中を踏跡沿いに進み、沢に下り歩きやすいところを進むがバランスが悪く途中何度かふらつく。ようやく水が確認できるようになったころ、左岸側に移るとここにテントを張って下さいというような絶好の幕営地があり、日陰ではあったが速やかにテントを設置。
不要な荷物をテント内にデポし速やかに昼食を済ませ、クリスマスルンゼを目指し12:30出発する。
沢沿いを進み水が凍りはじめた頃アイゼンを装着し、冒頭でも記したようにCL以外はアイゼン初装着のため、ここで簡単なアイゼン、ピッケルワーク講習。フラットフッティング、フロントポインティング等を教わる(それにしてもアイゼンはすごいなと感じた。氷の上をこんなにしっかり歩けるなんて!個人的には感激してしまった)。
本谷右股が左岸側から入り出会い付近のナメを登ると沢は二手に分かれ、左岸側に武藤返しの滝が入る。右岸側に目的のクリスマスルンゼがあるが、初日は武藤返しの滝でクライミングを行うことになった。
ここからザイルを用意しピッケルをバイルに持ち替え、ここでも持ち方、打ち込み方の講習。バイルの振り方にもかなりコツがいる。
いよいよクライミング開始。武藤返しの滝は2段8mの氷瀑で、凍結状態は7分程度だが初心者には格好の練習場所である。
まず、清野さんリードで登りトップロープを設定。難なく登る姿に、はやる気持ちを抑えいざ自分で登りはじめるが、力まかせのクライミングになり、バイルを思うように打ち込めない。アイゼンの蹴り込みにも苦労して、想像以上の疲労感。かじかむ手での懸垂下降のセッティングに戸惑い、岩場とは違う難しさがありアイスクライミングの奥深さを感じました。
各自2,3回登り本日は撤収。幕営地に引き返した頃には当たりは暗くなっていた。夕食は西舘夫妻のワインが合いそうな特製ドイツ風鍋にふりかけご飯。冷えた体があたたまりました。酒盛りもほどほどに20:30就寝。夜中にテント周辺に獣の気配を感じる。
12月12日(日)
6:00起床、朝食は夕食の残りのごはんでおじや。8:00出発。
本日はクリスマスルンゼを目指す。昨日同様途中でアイゼンを装着するが、早朝の冷え込みのせいか沢は昨日より凍結しているようだ。
武藤返しの滝方面を右にみてクリスマスルンゼ方向に進み、6m位の氷瀑を超えしばらく行くと、十字峡状態で右手に2段のクリスマスルンゼが登場する。下部はナメ滝から5m程のほぼ垂直な壁、中間部はナメ滝状で上部の垂直な壁に続いている。凍結状態は下部が6?7割の水氷状態で、左岸側の方が登り易そうである。
上部はつらら状の部分が多く5割程度といったところか。当然下部でクライミングを開始する。ビレイ支点を右岸よりにアイススクリューで設置。清野CLがリード、古屋ビレイにて右岸寄りの氷の良いところを探しながら登る。ナメ滝状を詰め上部滝の落ち口に支点を設置、トップロープを設定するには50mザイル1本では足りないため、古屋セカンドでもう一本のザイルと共に登攀開始。昨日より氷がやわらかいためかバイルの効きがよく感じる。しかしアイゼンでかなり氷をこわしながらのクライミングとなり、後から登る西舘夫妻には気の毒な状態にしてしまった。トップロープ設定後、清野、古屋の順に懸垂下降し、西舘夫妻とビレイを交代しながら各自思い思いに楽しむ。ビレイ時に何度か氷の塊が落ちてきて一度は肩に当たる。ビレイポイントにも注意が必要だと感じた。
シーズン当初のためか、他に訪れる人もなく思う存分氷を壊し12:30分撤収、下山開始。13:30幕営地到着。14:00 幕営地を後にし15:00船山十字路着。冷えた体を小淵沢の温泉で温め16時30分に小渕沢駅で解散。初めてのアイスクライミングであったがハマリそうである。
クリスマスルンゼはやっと凍ったところです
初日は武藤返しの滝で訓練。清野CLに講習を受けました。
2日目は、クリスマスルンゼに新人も挑戦しました。
なかなかサマになっています
清野CL
古屋さんもアイスは初体験。80Lの荷物にヒーヒー(笑
西館章子も生まれて初めてのアイスに感動していました。
NEW!