- 山行記録
メンバー 寺本CL 門脇SL 清野 小笠原 西舘章子(記録) 両角(13日) 中山(13日)
先週5?6日に続いて三つ峠でマルチの練習。ここんとこ訓山月2回が定着してきました。初日は四季楽園に荷物をデポ後、屏風岩右フェースをトップロープで登る。翌日はマルチで上まで。天気も素晴らしくよく4P200mからの眺めは絶景だったようです。
記録は追ってアップします。
屏風岩は右下のほう。
トップロープで登る上林さん。
清野さんはアイゼントレーニング。
翌日組と四季楽園で合流。2日目はマルチで上まで登ります。
ビレイする寺本さん。
亀ル-ト2Pの両角さん
中央カンテ懸垂下降中の両角さん(2枚とも撮影中山さん)
メンバー 寺本CL 菅原SL 平川 野口(記録) 古屋 樋田 森 須藤 山本
……例会での聞き書きです。記録の方は報告をお願いします。
5日早い時間に集まる。9名、古屋5日のみ、山本さんがハイキングで同行、四季楽園で宿泊。
4日三つ峠入口で集合、11時半から屏風岩右フェースを登る。基本的にトップロープを張り、平川、古屋、菅原がルート(一般ルートの左右)設定、それぞれに登る。それぞれ2,3本登れたんじゃないか。
その日はそれで終了。早めに宿に戻り山本さんのいい講義とかあり、翌日はマルチを考えていた。
寒かったが岩は冷えていなかった。優しいルートから登ろうと2組に分け、寺本グループはシングル2本、菅原グループはダブル。最初のバンドで苦労し、あとから来た3人のグループに追いつかれ、先に行きたいところに行かれてしまい、寒くなりガスってきたため、降りようということになり、そこで降りた。
その辺で支点の取り方とか懸垂下降とかもう一度思い出してもらって体験したと。
最後は早く上がったんですが、電車組とクルマ組(横浜)にわかれ、電車組は電車のなかで反省会をした。
メンバー:清野明 両角充康 両角なつ子(記録)
11月2日
清野さんが翌日夫と岩登りに行くために我が家へきたる。で、そうなのだ、例のごとく私も一緒に先行反省会とあいなったわけである。清野さんもモロちゃんも、明日は二人だけの気心知れた山行。そのせいもあってか、翌日三人が目覚めたのは、な、なんと8時だったのである。
11月3日(祭日)
天気はすこぶるよろしい。でも岩に行くにはちと出遅れた。「どうしようかなぁ」と二人は今日の行動を決めかねていた。TVを見ながら朝食をとっていると、ニュースで高尾山の紅葉の話題が流れた。「紅葉もいいねぇ」とつい口走った私。それが予想だにしなかった展開に事を運ばせた。清野さんとモロちゃんが「行ってもいいよ」と答えたのである。わ、どうしよう、私はもう何年も山を歩いていないのだ。高尾山つったって、私には立派な山なのである。しばし心は愚図ったが、二人が再度勧めてくれたので行くことに決めたのだった。わわ、すごいじゃん、指導員を二人も連れてのハイキングだよ?。
祭日なので表の登山道はハイカーでいっぱいで歩きにくかろうと、小仏から登ることにした。車を止め、歩き出す。ここは、以前夫と訓練としてよく歩いた道だ。最初の休憩地点の小仏峠には、あっという間に着いてしまった。以前はまだかまだかとフウフウいってたのになぁ、今日は調子がいいんだろうか。
その後も気持ちよく城山を越え、高尾山頂上に到着。そこは清野さん曰く「まるで新宿駅の混雑ぶり」であった。私たちは恐れをなしてさっさと今来た道を戻ることにした。
今日はなんだかとっても歩くことが楽しい。あんまり気持ちがいいので、歩きながら私は自分でも予想しなかったことを考えてしまっていた、MSCに戻りたいなと。でも戻るからには会の役にもたちたい。そうだ、低山ハイキングだって立派な山の楽しみ方じゃん。会が大きくなってくれば必然と様々な技量、体力の新人も増えてくるだろうし、それに現会員の高齢化だって進む。んじゃ、こういう山行形態の下地作りをしてもいいじゃん。それって会のためになるじゃん、・・・などと。それでも往路では、下山するまではまだちゃんと歩けるかどうかわからないから様子を見たほうがいいとおのれをたしなめていたものの、復路ではもうすっかり私はその気になってしまっていたのだった。それほど歩くのが楽しかったということだろう。それに、指導員たちのリードのよさもあったのよね。結構おだててくれたり、その気にさせてくれたり、気を使わせちゃったんだ、ありがとう。下山したときにはすでに「MSCに戻るんだ」と心に決めるほど、舞い上がっていた私であった。
そんなこんなの、高尾山ハイキングでした。この時点では、まだ私は非会員でありましたが、復帰のきっかけとなった山行でもあり、記録を書かせて頂きました。そして、決定的となった山行、<「なつ子新道」を行く>に続くのだー。
メンバー 両角CL 中山SL 古屋 記録
3週続けての岩トレ。次は超沢の第2スラブに挑戦したいと考えていたが、引き続き実現してしまった。本日は快晴。先週のような雨の心配もない。集合は八王子南口に8時。ジムニーに揺られ9時半駐車場着。10時にバットレス着。第2スラブ取り付き基部に荷物をデポ、そそくさと準備をし10時20分登攀開始。他パーティーはなし。システムは先週と同じ。まずは両角氏がリード。桧のテラスの手前で少し手こずっていたが、一旦右横にトラバースしテラス上に出る。ここでピッチを切るのかと思っていたが、ここから左奥のコーナー基部まで進み、ここでピッチを切る。セカンドは古屋。テラス下は、なるほど少しいやらしい。両角さんが手こずったのがわかる。セカンドの強みで直上し桧のテラスに出た。ここまでロープの掛け替えをしてきたがザイルが張られている状態の実践ではやはり戸惑った。
最後は中山氏で古屋がビレイ。登ってくる姿が見えないのでロープの張り具合がつかみづらい。いよいよここから核心の第2スラブへ、古屋リード。
「途中のバンドでピッチを切ってもいいし、そのまま行ってもどっちでもいいよ」の中山、両角両氏の言葉にとりあえずバンドまでと思い、ザイルの流れに注意し慎重に進む。第2スラブの真下まで来ると、ダイナミックなスラブが目に飛び込んできた。陽に照らされたスラブは黒光りし余計にツルツルに見えた。意を決する。
途中のバンドまでは意外にカチッとしたホールドに導かれロープもクロスすることなく到着した。ピッチを切るかどうしようかと一瞬迷ったが、そのまま進むことにする。が,見上げると左のコーナー側に良さそうなホールドがありその誘いにのってしまったのが間違い。こちらは第2スラブコーナールート(??)進むにつれ頭上の壁が迫ってくるしホールドは細かくなる。そのうち下から「ザイル半分」の声。ヌンチャクの残りも心配になる。
(第2スラブ)
ここは無理せず、少しクライムダウンしやや強引に右にトラバースし通常ルートに戻る。細かいフェースを登り左コーナーに戻り終了点。どの位の時間を費やしたのかわからなかったが時計を見ると12時をまわっていた。心地良い緊張感の残る中ビレイ、両角氏、中山氏と続く。ビレイの最中に見下ろすとやはりバンド付近から一旦右に出るルートをとっていた。やはりルートファインディングも重要である。
右ルートの懸垂下降点まで歩き小休止後下降。13時30分基部に一旦戻り昼食を取った。
天気もいいし、他パーティーも相変わらずなし。ここはもう一本ということで、右ルートの滑り台の上の「左の滑り台をやろう」の中山さんの言葉に早速取り付く。今日は右端基部からではなく、踏み跡をたどり天狗の肩まで左上するルートを取る。
難なく両角リードでチムニーを10メートル位登り、そこからほとんど歩くように天狗の肩まで。中間は中山氏、最後に古屋。
2ピッチ目は古屋リード、先週はテラスまで直上したが、今日は途中から右側に寄りテラスに出てピッチを切る。中山氏、両角氏と続き、ここからいよいよ中山氏が満を持してリード。ここから見える左の滑り台に向かうコーナーまでのフェイスがかなり厳しそう。残置も少なそうである。とりあえず右の滑り台のコーナーに向かうルートを取るがコーナーまで来ると、フェイスに向かうトラバースが切れ落ちておりかなりヤバそうとのこと。
ここは無理せず、そのまま右の滑り台へ。さすが中山氏、あっと言う間に滑り台を登りきってしまう。続いて古屋、先週の登りを思い出しながら、セカンドではあるがかなり慎重に登る。最後に両角氏。
右ルート(滑り台)
3人が登り切ると陽は完全にかげり、16時をまわっていた。
早速下降点より懸垂し帰り支度をし17時前に岩場を後にした。なんとかヘッ電の世話にならずに駐車場に17時20分到着。
なんだか今日はとても疲れた。夜の街に消えていく両角夫婦と中山氏を見送り古屋は帰路に向かった。
右ルート終了点
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