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- 山行記録

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msc_kiroku2 2006-12-11 23:50
メンバー:古屋 他

10日、11日と急遽、赤岳に行ってきました。
今年最初で最後の雪山でした。
一年ぶりですがやっぱり雪はいいですね。
天気も最高でした。


主稜取り付きへのトラバース


3Pの雪稜


赤岳山頂


下降は地蔵尾根


真ん中のリッジが主稜


大同心、小同心

11日 
美濃戸 10:30 〜北沢 〜 赤岳鉱泉 12:00 (泊り)
12日 
赤岳鉱泉5:00 〜 行者小屋 5:50 〜 文三郎道トラバース地点 6:50〜 主稜取付 7:00 〜 赤岳山頂 10:30 〜 地蔵尾根11:00 〜赤岳鉱泉  12:30〜 北沢〜 美濃戸14:30

【報告/雑記】
 一年振りの沢、例会に出席し 「山へ行きたい」 という封印していた思いもあっけなく引き戻された。とにかく今年一度でいいから山に行かねば!
 幸い平日に休みが取れたのでのんびり丹沢でも歩こうかなと考えていたところ友人からの誘いで急遽、赤岳主稜に行くことになった。少し不安もあったが、思えば昨年のこの時期この主稜を最後に山に行っていない。それに昨年は時間もかかりすぎたので(昨年は取り付き〜山頂まで5時間半)次回はなんとか4時間位でとその時に話していたので、この機会を逃してはならないと思った。
 今回も初日は赤岳鉱泉まで。美濃戸から北沢まではまったく雪はなかったが北沢沿いからはいままでの風景と一変し雪景色。空は鉛色に変わり雪もちらついてきた。この付近で雪は10cm位。のんびり歩いてきたが昼には到着してしまった。アイスキャンディはだいぶ凍っていて来週くらいから登れるようだ。
 日曜日のため赤岳鉱泉はだいぶ賑わっていて、アイスツールを持った人が多く、聞くと裏同心ルンゼや硫黄岳帰りのパーティーが多かった。鉱泉周辺の積雪は15〜20cm位。時間はたっぷりあったのでアイゼンをつけ中山乗越しの展望台まで歩く。
 夜は暖かい部屋と食事、持参したビールで幸せな時間を過ごし、部屋は大部屋に二人きりで貸切状態だった。

12日
 4:00起床。5:00出発。昨年の教訓を生かし少しでも早めに発つ。
 星空がきれいで天気も期待できそうだ。
 行者小屋付近で積雪は30cm位だろうか、ここから文三郎の登りは久しぶりの体には想像以上に応えた。とくにふくらはぎはパンパンで肉離れにでもなってしまうかのようだった。
 昨年は文三郎を登りすぎトラバースに苦労したが、今年は、ほぼ水平にトラバースし主稜取り付きに到着。がここにきて雪の多さにびっくり。CSの真下まで雪に覆われ、右側のビレイポイントも埋まりかけている。
 1ピッチ目は、チョックストーンを乗り越して行く、雪でホールドが埋まってしまっているので掘り出しながらの作業である。ランニングを取ろうにも雪でどこにあるかわからない。2ピッチ目の岩は中央から左側に寄り乗り越して右上してビレイ。3ピッチ目はやさしい雪稜。ここは時間短縮でザイルは出さず、その勢いで4ピッチ目の見た目は簡単そうな、岩場もノーザイルで取り付くが、取り付いてからが冷や汗ものだった。振り払う雪の下はほとんど凍っていてホールドになりそうな岩がほとんどない。アイゼンのツメとピッケルでなんとか登る。当たり前だかザイルがあるのとないのでは緊張感がまるで違う。
 5ピッチ目、長い雪稜、昨年は岩や灌木でランニングをとれたが、ここもやはりまったく取れないほど雪に覆われていた。
 6ピッチ目、核心部。本日初リード、当然ここもホールドはあてにならず2,3手で行き詰まる。ピッケルを雪に打ち込み、アイゼンのツメを掛けようとしたときだった…………一瞬何が起こったのわからずただ目の前に青い空が見える。 

 「落ちた」約3mの滑落。幸いザックがクッションになった。友人に手を貸してもらい立ち上がる。右手の親指に痛みがあったが皮がむけただけだった。ビレイの友人にも感謝しなければならない。しっかりと止めてくれた。
 気を取り直し再びチャレンジ、慎重にピッケルの効きを確認する。岩場をクリアし右上トラバース後チムニー状の岩場を体を押し込むように登りビレイポイント。始終緊張したピッチだった。7〜8P易しい雪稜だが当然ザイルを出しスタカットで登る。赤岳山頂へはあと数十メートル。ついに赤岳山頂へ!
 天気も素晴らしく、富士山から北アルプスまで見渡せる絶景。山頂で30分くらい過ごした。下山は地蔵尾根。足早に行者小屋を目指した。稜線は積雪は50cm以上、天気が良いので気温も高いのだろう、行者小屋まで来ると汗をビッショリかいていた。
 赤岳鉱泉で小休止後、北沢経由で美濃戸に向かった。途中カモシカが見送ってくれた。

反省点
 久しぶりの山、それも雪山ということを考えればやはりもっと慎重にならなければならなかったと思います。去年も来たからという思いと、時間を短縮しようという気持ちからザイルをださなかった事や、ピッケルに力をかける方向を間違えて落ちてしまった事は大きな反省点だった。それからビレイの大切さも痛感しました。それほど登山経験の多くない私にとって一年間のブランクは以外と大きかったようです。もう一度基本にかえらなければいけないなと思いました。(でもやっぱり山はいいですね。)

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msc_kiroku2 2006-12-9 11:15
三つ峠ハイキング  2006/12/09

山本CL 清野 西舘彰芳 西舘章子(記録)

 忘年会当日「飲むだけじゃいかんな」ということ(らしいです)で、山本さんから三つ峠ハイキングのお誘いがありました。
 6:44、立川集合で大月に向かい、富士急行に乗り換えて都留市駅に8:05到着。そこから午前中はたった1本という宝鉱山行きのバス8:20発にのり、8:40ごろ終点に到着。身支度をととのえて歩き始めます。
 今回の裏テーマは「四十八滝の氷の様子も覗きに行く」ということのようです。しかし温暖化のせいか、下部はまだ紅葉も散っていません。最後の白糸の滝は 滝の両端にへばりつくように氷が張り出してきていました。
 お天気が一日中雨。高度を上げるに従い、みぞれ交じりで、木々に張り付いている氷まで振ってくる始末。コンデイションはあまりよくなかったのですが、ハイキングということで楽しくやってきました。
 CLの計画書とおり 12時キッカリに三つ峠山頂に到着、記念撮影(証拠写真?)を済ませ、下山するも、雨とみぞれにすっかり湿った地面は「ツルツル」思うように歩けないほど滑ってきました。
 必死に四季楽園までツルツルしながら向かいました。

白竜の滝、少しずつ凍りだしている
三ツ峠頂上、気温はほぼ0℃

 雨、みぞれ、ツルツルとすっかり冷え切った体で四季楽園に着きましたが、室内使用料 500円!! そこで、外のベンチを陣取り、パイプのわたっている屋根にツエルトを張り、雨をしのいで大休憩。
 なかなか快適でした。ツエルトはもっているとなかなか便利です。幸いにして緊急用で使ったことは無いのですが、今まで こんな使い方をしました。
 1- ツエルトの中に人が数人入って囲み、真ん中でストーブを炊く するとにわかスチーム部屋のような状態であったかくなりました。 
 2- タープを張って寝るとき、横風を防ぐため 張りました。 
 3- 2-同様ですが、’野湯’では風除けに張りました 4- 今回 雨を避ける大休憩場所の屋根代わりにしました。
 四季楽園では、大休憩スタート時点では 0度 だったのですが、休憩が終わるころは マイナス4度 にもなっていました。どうも寒い とはおもいましたが。
 休憩を終え、一揆に三つ峠グリーンセンター目指して下山です。こちらもCLの計画書とおり、15時キッカリにグリーンセンターへ到着。
 三々五々 忘年会で集合してきた人たちと落ち合い、グリーンセンターのあったかい風呂にはいって、忘年会へ突入しました。
 雨も一日中降っていて、寒かったですが、おかげさまでさわやかな山歩きができました。

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msc_kiroku2 2006-12-3 23:50
CL:清野・SL記録:山本・食当:高森・車:森

 八王子駅に23時集合、森さんの車で北アルプスを目指す。2:00新穂高ロープウェー駐車場にテントを張り、ほんの少しだけ入山祝いの酒を呑み、すぐにシュラフに入る。

12/2 夜間降雪が有り、朝起きると数cmの積雪。これならいけるかもしれない。雪訓も雪がないとどうしようもない。10時過ぎのロープウェーでのんびりと登る。ロープウェーは貸しきり状態。西穂高口の駅を出ると、昨夜の雪で30cmほどの新雪が積もっていた。気持ちがいい。久しぶりの雪山に気持高鳴る。
 雪山初めての高森さんは、歩き出すなり滑ったり転んだり往生していたが、昼過ぎには西穂山荘に着きテントを設営する。付近の斜面で、歩き方の練習・アイゼンワーク・ピッケルの使い方など練習し、その後はビーコントレーニングをして、3時ごろテントに入る。早速宴会モードになり、高森さん食当で「高野豆腐と鶏肉団子汁」。美味い!!誰かのパクリじゃない「凝った食当」と言われたい高森さん、なかなかのものでした。愛知県から来たと言うパーティが隣に幕営した。外は雪が降り出し、積もり始めていた。これで明朝晴れてくれれば言うこと無だが・・・。たっぷり呑んで早々に寝る。テントの中は暖かい。

12/3 5:30起床。温かいそばで朝食を済ませる。20cmほどの積雪か。少し青空も見える。7:10独標を目指して出発する。「状況次第で西穂まで行く」との清野さんの心強い発言だ。しかし、結構風が強く、冬山慣れしてない高森さん・森さんには厳しい登行のようだ。暫く登ると森さんが少し遅れだし、山本・高森で先行する。足捌きに多少不安はあるが若さでカバー、高森さんは遅れずぴったり着いてくる。独標への登りの手前で風を避けて、清野さん・森さんを待つ。やっと一息つくことが出来た。
 独標直下で後続のパーティが追い着いて来た。隣のテントの連中だ。ラッセルの礼を言われたが、新雪を踏んで自らトレースを付けて歩くのは何とも言えない楽しいものなのだ。独標への岩稜帯の登降は慣れていない二人には少々大変なようだ。薄く着いた雪の下から顔を出す岩にアイゼンで乗り切れず、怖い思いをしていたようだ。9:25独標頂上に到着。記念写真を撮る。風強くかなり寒い。時間的には十分西穂を目指せるのだが、二人の技術的な問題と天気も良くなりそうも無いので、今日はここまでとし下山に取り掛かる。
 少し雲間から薄日が差し込む事も有ったが、終始吹かれっぱなしだった。多少森さんがバテ気味だったようだが、無事幕場に戻る。テントに入りお茶を沸かして体を温める。13:00撤収して下山。14:20駐車場を出発する。普通タイヤの森さんの車は僅かに残った雪でスルスル滑り、ハンドルを握っていた山本は冷や汗かきました。森さんが一番あせっていたかも知れません。温泉で汗を流し、八王子にて解散・反省会しました。

 今年初の雪山で、独標迄行けたのだからまずまずでしょう。あとは、もう少し歩く練習をして、冬の山をもっと楽しみましょう。


ロープウェイにて。全体メンバー4名、山本、清野、高森、森。


山荘前の幕営地


西穂山荘


テント内での夕食


西穂独標にて

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msc_kiroku2 2006-11-25 0:08
2006年11月25日-26日 幕岩・広沢寺 岩トレ 報告

11月25日(土)
参加者:上林、木村、他 上林の仲間3名
道路混雑のため予定より1時間以上遅れで湯河原駅に到着して木村さんを拾い、幕山公園へ移動。

支度をして「テントウムシロック」ヘ移動するが、絶好のクライミング日和で大混雑しておりゲレンデが中々空かずにかなり待たされた。ようやくフライング(5.8)が空いたので上林リードで登る。木村さんはリードの確保の良い練習になったようだ。トップロープをかけて次は木村さん。始めの一歩でだいぶ苦労したがなんとか終点まで。続いてトップロープのまま隣のジュリア(5.9)を登る。以前 大分苦労して登った記憶が有るが 今回は少し楽に登れた。少しはトレーニングの成果がでているのか。ここも始めの一歩が難しく岩トレ2回目の木村さんは登れず。続いて 毎回登れないスイング(5.9+)に挑戦したが今回も登れず。もう悔しさもわかない。

昼食を取って少し上部の「シンデレラフェイス」に移動。まずシンデレラ(5.7)を上林リードで登り、トップロープをかけて木村さんに登ってもらう。難なくクリアして隣のトムソーヤ(5.8)を同様にして登る。上部がちょっといやらしく、右側に逃げてしまった。始まりが遅くだいぶ待たされたため 既に薄暗くなってきたので帰ることにする。下に降りると「テントウムシロック」の、最上部がハングしているルート(ルート名不明)が空いていたので挑戦するが、ハングした所でみごとにフォールして、もろに右足からテラスに落ちる。危ない危ない。今日はここまでとして車に戻り、車で移動して温泉につかって夕食を取りビールで乾杯。木村さんを湯河原駅まで送って幕山公園に戻り駐車場でテント泊。水道、トイレ、屋根付きで最高のテント場だ。ここで一泊二日のクライミング三昧もいいかも。夜は飲みながら「山岳会の有り方」の結構真面目な話で盛り上がる。

11月26日(日)
参加者:上林、高森、他 上林の仲間3名
6時過ぎに起床して朝食を取り、駐車場で雪崩ビーコンの探索練習をしてから広沢寺方面に移動。本厚木駅で高森さんを拾って10時頃広沢寺岩場に到着。朝から雲が垂れ込めていつまでもつか という感じ。広沢寺も大混雑でプレゼントファイブ(5.7)しか空かないので高森さんのリード確保の練習を兼ねて ここで練習。周りはアイゼントレーニングが多く、登りも下りも時間がかかり、中々ルートが空かない。2本登った後で相変わらずルートが空かないので高森さんのリードの練習。細心の注意をして練習したが、最終的に途中の確保用リングまでリードで登り、トップロープをセットして降りてこられて大満足のようだった。ここでひとしきり雨が降り、皆一斉に退散。クラックルート(5.7)が空いたので登るが既に岩が濡れて全くフリクションが効かず最下部はA0を余儀なくされた。途中から少し岩が乾いて普通に登れた。終了点から懸垂2ピッチで降りて、岩が濡れてしまったので退散する事にする。
混雑と雨で思ったほど練習できず、やや不満が残ってしまった一日だった。
(上林記)

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msc_kiroku2 2006-11-24 0:03
(報告 後日) 両角(充)、清野、清水 榛名山の東側に黒岩というゲレンデがあるということで下見に。
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