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日程:平成 23年1月7日(金)?1月8日(土)
山域: 八ヶ岳阿弥陀岳広河原沢左俣
山行形態: アイスクライミング
メンバー及び役割:古屋(CL) 大浦(SL・記録)
記録:1月7日(金)夜発 8日(土)広河原沢遡行
7日夜、21:00 南足柄市内のコンビニ駐車場で集合、山中湖経由で中央道小淵沢ICを降りる。冬の八ヶ岳のお約束パターンになった感のある、いつもの移動方法。これまた定番化したIC横のスーパーでビールとつまみを買い、道の駅小淵沢でビバークする。
8日、5:30起床。快晴で非常に寒い。6:20道の駅を出発、7時前には船山十字路に到着。12月にはこのあたりは雪が全くなかったが、今回は別荘入口から一面の雪。ルンゼのラッセルが心配になる。7時過ぎに駐車場を出発し、約1時間で左俣F1に到着。快適なペースで飛ばしてきた。上部に大滝(下の大滝、上の大滝)が2つあるが、下の大滝まではロープは要らない小滝が連続する。氷結状態は良い。アックスもクランポンも良く効き、全く不安を感じずに登って行ける。雪はあるものの、古いトレースが新雪の下に残っており、ラッセルの苦労はあまりない。しかし、寝不足から軽度の高度障害でも起しているのか、体が重く感じられ、動作も切れがなくノソノソとしか動けない。どうやら二人とも同じ症状らしく、なかなか苦しい登攀となる。
高度を上げると、雪が深くなり、ラッセルがだんだんと苦しくなるうちに下の大滝に到着。
下の大滝は、昨年の偵察時に見たときより幅が狭いが、氷の状態は今年の方が固くて良い。氷が立ち気味でスクリューも決めにくかったが、正面から右に回り込んで登り切る。
下の大滝を超えると、雪はますます深くなり、トレースはなくなった。小滝をいくつか越えるが、ロープは不要で、ノソノソと高度をあげる。この日は気温が低く、登るにつれて氷は固くなり、アックスを打つと剥離する状態に変わってくる。11時前に上の大滝に到着する。正面突破を試みるが、固い氷の垂壁に、アックス、クランポンが決まらず、残念ながら左岸樹林帯を巻くことに決定する。しかしこの巻きが、岩に乗った不安定な雪を越えねばならず、かなりヒヤヒヤする。30分を要して高巻いた後、少しだけ意地を見せ、トップロープで大滝を試登する。懸垂下降で滝下まで降りるときに、ロープの流れを変えるため、スクリューを2本打つが、固い氷になかなか決まらず、クランポンも刺さりが浅い。果たして、トップロープとフォローのビレイでそれぞれ登るが、氷の難しさと疲労とで一気に登れず、テンションをかけながらの試登となる。上の大滝を越えれば、遡行は終了する。更に深くなった雪に喘ぎつつラッセルし、御小屋尾根の登山道に14:00にたどり着く。御小屋尾根から船山十字路までは良く踏まれており、歩き易いが、既にヘロヘロになっている身には長い下山路に感じられる。16:20船山十字路着。小淵沢IC横のスーパーで飲み物を購入し、中央道経由で帰る。交通量が少なく、渋滞が全くないため2時間半で南足柄に到着した。
山域: 八ヶ岳阿弥陀岳広河原沢左俣
山行形態: アイスクライミング
メンバー及び役割:古屋(CL) 大浦(SL・記録)
記録:1月7日(金)夜発 8日(土)広河原沢遡行
7日夜、21:00 南足柄市内のコンビニ駐車場で集合、山中湖経由で中央道小淵沢ICを降りる。冬の八ヶ岳のお約束パターンになった感のある、いつもの移動方法。これまた定番化したIC横のスーパーでビールとつまみを買い、道の駅小淵沢でビバークする。
8日、5:30起床。快晴で非常に寒い。6:20道の駅を出発、7時前には船山十字路に到着。12月にはこのあたりは雪が全くなかったが、今回は別荘入口から一面の雪。ルンゼのラッセルが心配になる。7時過ぎに駐車場を出発し、約1時間で左俣F1に到着。快適なペースで飛ばしてきた。上部に大滝(下の大滝、上の大滝)が2つあるが、下の大滝まではロープは要らない小滝が連続する。氷結状態は良い。アックスもクランポンも良く効き、全く不安を感じずに登って行ける。雪はあるものの、古いトレースが新雪の下に残っており、ラッセルの苦労はあまりない。しかし、寝不足から軽度の高度障害でも起しているのか、体が重く感じられ、動作も切れがなくノソノソとしか動けない。どうやら二人とも同じ症状らしく、なかなか苦しい登攀となる。
高度を上げると、雪が深くなり、ラッセルがだんだんと苦しくなるうちに下の大滝に到着。
下の大滝は、昨年の偵察時に見たときより幅が狭いが、氷の状態は今年の方が固くて良い。氷が立ち気味でスクリューも決めにくかったが、正面から右に回り込んで登り切る。
下の大滝を超えると、雪はますます深くなり、トレースはなくなった。小滝をいくつか越えるが、ロープは不要で、ノソノソと高度をあげる。この日は気温が低く、登るにつれて氷は固くなり、アックスを打つと剥離する状態に変わってくる。11時前に上の大滝に到着する。正面突破を試みるが、固い氷の垂壁に、アックス、クランポンが決まらず、残念ながら左岸樹林帯を巻くことに決定する。しかしこの巻きが、岩に乗った不安定な雪を越えねばならず、かなりヒヤヒヤする。30分を要して高巻いた後、少しだけ意地を見せ、トップロープで大滝を試登する。懸垂下降で滝下まで降りるときに、ロープの流れを変えるため、スクリューを2本打つが、固い氷になかなか決まらず、クランポンも刺さりが浅い。果たして、トップロープとフォローのビレイでそれぞれ登るが、氷の難しさと疲労とで一気に登れず、テンションをかけながらの試登となる。上の大滝を越えれば、遡行は終了する。更に深くなった雪に喘ぎつつラッセルし、御小屋尾根の登山道に14:00にたどり着く。御小屋尾根から船山十字路までは良く踏まれており、歩き易いが、既にヘロヘロになっている身には長い下山路に感じられる。16:20船山十字路着。小淵沢IC横のスーパーで飲み物を購入し、中央道経由で帰る。交通量が少なく、渋滞が全くないため2時間半で南足柄に到着した。