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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2007-10-27 0:00
2007年10月28日(日)
山域:横須賀/鷹取山
メンバー:古屋(CL)、木村(記録)、門脇

 金曜日の夜に門脇工場へ遊びに行った際、カドワックス製のバイルを1本購入してしまった。  買ったばかりのバイルを試してみたくなったのと、古屋さんもアイゼントレーニングをしたいと言っていたので、鷹取で訓練をすることにした。門脇さんも改良したアイゼンを試すため急遽参加することになった。
 当日、台風一過ですこぶる天気は良い。ちょっと歩くと暑いくらいだ。木村は今回が初めての鷹取なので、いきなりアイゼンとバイルで壁を登るのに少々不安を感じていた。いつもMSCが練習している場所で準備を始める。なにやら門脇さんの様子がおかしい。肝心のアイゼンを忘れてきてしまったのだ・・・木村と足の大きさが一緒なので、交互にアイゼンを使って訓練はなんとかしのいだ。
 まずは7?8m程のやや傾斜のある壁から試してみた。トップロープをセットし、各自3回程練習をした。?アイゼンで足元が不安であるが、クライミングの基本、足で支えないと非常にきつい。?バイルもアイゼンも壁に思い切って打ち込んでいくほうが、手元・足元が決まる。?バイルは下のほうを持ち支点に重心をかけると安定する。いくつかのコツが分かってきたが、道具に不慣れなため打ち込む時に手が壁にあたり傷だらけになってしまった。さらに木村のアイゼンは縦走用のため、アイスクライミングには向いていないと言われてしまった。
 次に向かい側の15m程の垂直の壁を登ってみた。最初は古屋さんが挑戦。取り付き部に足がかりがなく非常につらそうだったが、何度が休止しながらも見事頂上まで登りあげた。さすがである。次に木村の番。取り付き部で苦戦、空中でもがいてみたがなんともならず敗退。最後に門脇さん。「おお!こりゃキツイ」と言いながらも頂上まで達する。やっぱり凄いのである。
 今度は場所をかえて、展望台の下のルートを手とアイゼンで登る練習をした。トップロープをセットして懸垂下降で降りることにしたのだが・・・木村が降り口の所でバランスを崩し真っ逆さまにひっくり返ってしまった。門脇さんに「バカヤロウ、右手だけは離すな」と言われ、生きた心地がしなかった。なんとか起き上がって体制を戻し下まで降りることができた。山をはじめてから一番危機的な状況だったかもしれない。深く反省。
 気を取り直して古屋さんと木村それぞれ一回づつ登り返す。このルートでも足元がアイゼンであることから普段の動きをするのがとても難しくなり非常に苦労をする。短い時間であったが非常に内容の濃い訓練ができた。私にとっては反省点と課題がたくさんできてしまったが、今年はアイスクライミングにも挑戦したいなと思ってしまった。

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msc_kiroku2 2007-10-21 0:00
山 域   谷川岳/ヒツゴー沢
日 程   2007年10月20日(土)夜?21日(日)
メンバー 古屋(CL)、木村 
山行形態 沢登り
5:30谷川温泉 ? 6:30二俣 ? 7:00ヒツゴー沢出合 ? 9:30ゴーロ帯手前 ? 11:00稜線 ? 肩の小屋 ? 西黒尾根 ? 13:30ロープウェイ駅
10月20日夜、JR水上駅集合。木村は水上着0時05分の最終電車に乗って行った。改札を出ると先に到着していた古屋さんがベンチで寝ていた。寒そうである。東京とは違い風が冷たく今晩は冷えそうだ。水上駅の駅員さんが私達をみて、翌朝始発の電車が着く前までなら、ドアの閉まる待合室を使っていいよと言ってくれた。おかげで暖かい待合室で体を休めることができた。
 10月21日、4時起床。外に出ると風が冷たい。5時15分にタクシーで水上駅を出発。10分ほどで谷川温泉の登山道入口に着く。登山道入口にはヒル対策の塩水が置いてある。5時30分、まだ真っ暗なのでヘッドライトをつけ、道を間違えないよう注意しながら歩き始める。しばらくすると周囲が明るくなってきて谷川本谷の美しい流れがみえてきた。登山道は所々崩壊しており荒れている。6時30分過ぎには二俣に着く。倒木や巨岩で河原が埋まっておりヒツゴー沢出合は分かりにくかった。出合で準備をしていると男性4人のグループがきたので先行して出発する。
出会いからすぐに滝が始まる。最初の滝はもろに水流を行くルートだ。今回は2人とも初の谷川の沢ということで気合が入っており、寒いけれど思い切って水を浴びて登った。冷たいけれど思ったほどではない。次の滝も頭から水を浴びて登る。なんだかすごく楽しい気分になる。手も足もホールドはしっかりしているので滝は非常に登りやすい。美しいナメや小滝を通過していくと、10mのトイ状の滝が現れる。この滝は左側を登り、なんなくクリアする。休憩がてら周囲を見渡すと、紅葉した山肌と青い空がとても美しい。ここまではノーザイルでこれた。ザイルを出すとえらい時間がかかるよと言われていたので拍子抜けした感じだ。
その後も快適に進み(快適に登るとはこういうことか!という感じ)、最後に20mのチムニー状の滝を登ると連瀑帯を抜ける。チムニー状の滝を登る時には、もう終わってしまうのか・・と感じた。ここまでに1箇所だけ木村がバランスを崩した場所があったが、体全体で這い上がりなんとか落下をまぬがれた。
小休止のあと所々に小滝の出てくるゴーロ帯を進む。時々コケで滑りやすい岩がでてくるので慎重に登る。3m程のコケの小滝は落ち口がいやらしい。木村が先に行きなんとか這い上がった。後続の古屋さんが突然うゎーと言って落ちた。コケでヌルヌルの壁に足をとられたのだ。びっくりしたが3m程の滝だったので足を打った程度で大怪我にはならなかった。古屋さんでもこういうことがあるのかと少し驚く。




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msc_kiroku2 2007-10-20 0:00
山 域   丹沢/背戸ノ沢右俣
日 程   2007年10月20日(土)
メンバー 山本、門脇、清野、清水、森、須藤、木村、櫻井、平川
参加者   山本CL、木村SL、門脇、清野、須藤、櫻井、平川、森(記録)

 今回は沢登りの総合訓練ということで、ロープワークや生活技術の復習をした。いつもの通り8時に渋沢駅に集合しバスで大倉に向かう。参加予定だった清水は急遽欠席とのこと、大倉バス亭で確認して林道を戸沢出会いまで歩き始める。後半の一部林道崩壊は相変わらずの状態だった。トイレのある東屋で支度して遡行開始。


 本谷のF1では人数が多いので左右のルートに分かれて同時に登る。右は水流を浴びて結構冷たい。すぐに右の背戸ノ沢に入り右俣に進む。以後、各滝でロープを出して各自「そういえばこんな滝だったなあ」などと思い出しながら(たぶん)登攀していく。途中の右俣F3(8m)では、右のルート(右壁を上がって下降気味のトラバース)で少して時間が掛かる。正面のスラブ状からも取り付いて登る。



 大滝の下に到着してから、生活技術訓練ということで、焚き火・ラーメン・タープ張りを行う。木村と森の2名がタープを張ることに。これがまた登攀以上にてこずってしまう。指導・助言によりようやくピシッと張れたところで出来上がったラーメンを頂き、タープを撤収する。

 焚き火と大休憩でマッタリしてしまったこともあり、大滝の登攀はせずに、同沢下降とすることに決定。背戸右に入ったのに大滝を登攀しないなんてと木村ひとり残念がる。取り付かなかった大滝を背にし、各滝を懸垂でどんどん下っていく。戸沢出会いで小休止して着替え、林道を大倉まで戻る。天気も良かったせいかバスは満員。渋沢駅にて反省会が行われた模様(反省会には不参加のため詳細不明・・・)。

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msc_kiroku2 2007-10-8 0:00
山 域   谷川岳/東尾根 岩稜
日 程   2007年10月07日(日)夜?08日(月)
メンバー 中山(CL)、古屋(SL)、木村、羽生田 (記録)
山行形態 岩稜
天気:曇り

前夜、高崎駅水上行きの車中に集合、水上からタクシーでロープウェイ駅土合口に向かう。切符売り場近くに陣取り軽く一杯、0時に就寝(個人的には2回目の宿泊だが快適、ホテルだ)。
4時起床、外は小雨が時折ぱらつくが天気は回復するだろうか。5時13分 雨具姿で出発、林道をマチガ沢に向かって進む。やがて東尾根が見えだす。雲低は以外に高く尾根にガスは全くかかっていない。左手の巌剛新道に入り、出発してから約1時間で下降地点の第一見晴に到着、沢仕度(登攀仕度か)を済ませてマチガ沢に降りる。
沢沿いに高度を上げていく。


シンセン沢右俣へは何処から入るのか、初見の私には全く分からない。雨は降っていない。
大滝を過ぎ、幾分、沢を遡り過ぎたようだ。やぶの斜面を直登ぎみに進み、右へ右へと漕いで右俣に入る。
急斜面のガレと草付きを進み、ロープを出して古谷さんのリードで登った後コルに着く。
岩稜を進み、第1岩峰の手前の岩に着く。
中山さんのリードで2番手を登る。若干かぶり気味だが確りとした手がかりがあり、3級レベルとのこと。左足の立ちこみで緊張する。

右に切れ落ちたナイフリッジを通過し、やがて右から巻き込むようにして山頂に着く。

登ってきた東尾根の紅葉とは対照的に万太郎谷側斜面の紅葉は穏やかに拡がり、気持ちが安らぐ。

大休止後、トマノ耳を左に進み、西黒尾根をひたすら下る。
下りで付いた泥を指導センター前の流しで洗い落として山麓の駅へ、着替えそこそこに15時直前のバスに駆け乗る。高崎駅で飯、酒を買い車内で反省。
谷川岳の入門コースとは言え初めての岩稜山行に感激、得るものも多かった。

今回の振り返り:
・ガチャのセットは出発前に必ず済ます
・雨天の防寒対策(雨具は上下とテルモス)
・視界は重要、尾根がガスっていたら山行見直し
・ルートファイディングの難しさを知る
・下りは西黒尾根よりも金剛新道のほうがぬかるみが少ないかも
・雨後の岩稜歩きに沢靴忍者はベストな選択


5:13土合口 発
6:18第一見晴 発
6:35マチガ沢下降開始(入渓)
7:59シンセン沢右俣
8:40シンセンのコル
11:24第1岩峰の手前の岩(核心部か)
12:22オキノ耳(谷川岳山頂)
12:40山頂 発
13:25ラクダのコル
13:30西黒尾根下り
14:30林道

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msc_kiroku2 2007-10-6 0:00
山域 丹沢/セドの沢左俣
日程 2007年10月 6日(土)
メンバー 砺波(CL)、木村、羽生田
山行形態 沢登り
○今回の山行は、会に入って日が浅い会員で、きちんとできるかを確認する企画で、7月の個人山行で行ったセドの沢を復習で遡行することとした。
○8:00 天候晴れ。渋沢集合。寒冷前線が通過した後のため、季節の割にひんやりとした空気が秦野盆地を包み込んでいる。丹沢山塊は、まだ、湿った空気の中に入っているらしく、ガスに包まれている。涼しくなったので、ハイカーも多く、7時ちょっと前のバスは、満員で出発していった。
○8:22 大倉着。速やかに、戸沢に向かって、林道を歩く。
○9:36 新茅ノ沢入渓点。9月7日の台風で崩れてしまった、林道の下を恐る恐る通る。もう少し、土砂が多ければ、新茅の沢は、土砂に埋まってしまうところだった。

○9:46 戸沢出合着。登攀道具を装着。10時20分出発。
○10:45 本谷F1。木村さんがリードに、羽生田さんがビレイにそれぞれ立候補。どきどきしながら、登攀を行う。木村さんは、水線をあえて避けたルートを登る。なぜかと思ったら、真ん中で登ってわかった。水が冷たいのである。ラストの羽生田さんは、アクアステルスラバーの沢靴忍者のデビュー戦。天敵の茶コケもなく、見違えるように登る。今日は、全員、アクアステルスラバーなので、死ぬときは、一緒だと、勝手に考えた。
○11:30 13m大滝。砺波がリードで、木村さんがビレイをする。7月と異なり無難に登る。しかし、木村さんから、カラビナのかけ方が悪いこととハーケンが甘かったことを指摘され、反省する。
○12:26 2段7m。靴に慣れた羽生田さんは、あえて難しいところを行く。隣で、我慢できなくなった木村さんもバシバシ登る。もう、好き勝手に、楽しく登る感じ。
○12:45 書策新道の3又で手前で一本。本流は、真ん中のような気がするけど、前回は、一番左を行った気がすると話し合い、一番左の沢を登ることとする。
○13:00 6mX6mの滝。これは、前回見た覚えがないと、ここでルートミスに気づく。こっちも、ルートとして、まあ悪くなさそうなので、高巻きして、突き進むこととする。
○13:25 岩室。結構な嵐もしのげそうだけど、そもそも沢で、水が集まってくるから無理か・・・

○14:06 アザミでちくちくした稜線を抜けて、なんと、木の又大日小屋に到着。滝を一つとばしたせいで、羽生田さんにリードをお願いすることができなかったけど、正しいルートは、地獄の土壁登りがあるから、こっちの方がいいのではないかと、冗談を言い合った。木の又大日小屋では、かき氷大好きの羽生田さんと木村さん、沢登りというストイックなスポーツをしているにもかかわらず、かき氷を食べ始める。そんなに暖かくないので、寒そう。食べている途中で、上半身裸のお父さんに、こんなに寒いのにかき氷なんてよく食べますね、と言われる。こっちから見れば、この天気で、裸で歩いている方がよっぱどさむいだろうと思うけど、お父さんから見れば、かき氷の方が寒いらしい。

○15:20 当初は政次郎尾根を下る予定だったが、下降の練習もしようということになり、書策新道から水無川本谷の下降を開始する。砺波は、登攀用にきつめに合わせている沢靴がつま先に食い込んでくる。懸垂下降、計4回。最低、一人1回ずつ、セットして、一番に降りた。ザイルさばきも、普段と違うことので、みんなで確認して行う。しかし、F2で砺波は、裁きを間違えて、団子にして落とし、やり直しをする。下降の裁きの練習をうちでもしたいと思うのだけど、自宅付近で投げる場所がないので、練習方法を検討することを課題として残す。又、こんなに寒いのに、砺波、木村は、滝壺に見事沈没する。

○17:15 戸沢出合着。17:25分ハーネス等を外して、羽生田さんは、トレイルランニングの練習ため、単独で大倉まで走る。
○18:02 トレイルランニングの羽生田さん。大倉着。
○18:40 のんびり歩きの砺波、木村さん大倉到着。あたりはすっかり真っ暗になってしまった。移動性高気圧に覆われ、流れ星も見えるくらい澄んだ空気で、とても気持ちよかった。
○19:30 渋沢到着。いつも店でいつものように反省会を行う。
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