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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-6-3 21:07
メンバー(前日まで6名のはずが、痛風上がりの小林加わり7名)須藤CL、清野SL、両角、西舘×2、木村、小林(記録) 天気(前日の予報:一日中雨のはずが)曇ときどき晴。 気温(前日の予報:4月初め並の22℃のはずが)全員滝壷に落ちても笑える程度の普通の気温。 (文中敬称略)  8:00渋沢駅北口集合。7名乗りの須藤車で出発。戸沢出合の駐車場は既に20台程でほぼ満車。入り口脇に何とか駐車し、遡行準備開始。木村・小林とも、両角買い物ツアー@池袋秀山荘で買ったばかりの沢靴デビューを果たす。
 9時過ぎ(標高670m)須藤CLを先頭に、遡行開始、大汗をかき、本谷F1到着。ここは、Mr西舘が流木にて確保し、須藤CLが「今回一回はリードを」との思いでしっかりリード。新人2名も一週間前のJ-WALLで習ったばかりの8の字結びを実践し、なんとか上げてもらう。ここ一ヶ月ほど雨続きでもあり、水量も多く、滝の水に濡れ大変さわやかな気分。全員F1上がったところで清野から須藤CLの支点についてアドバイスがある。ここで本谷に急ぐノーヘル若者2名を送る。
 本谷を左に、右股を右に見送る、丁寧に標識が懸かっていて初心者は嬉しいが、先輩方は「余計なお世話だ。F何番とかは数えれば分かる」と中々うるさい。ザイルを使うこと3本程度で、いよいよ大滝。ここは両角リード、両つま先しかない岩場など下から見ているだけでも怖いが、あとで本人からも「久しぶりだと怖い」と聞き、同じ人間なのだと少々納得する。自分で昇ってみると前半の右側からのトラバース気味の入りで落ちてしまうし、後半の草付きでも苦戦する。滝上ではMr西舘から自己確保の指示。須藤CLからカラビナを使う意義も教わる。
 大滝では、別のパーティに追いつかれるが彼らも時間かかった様子でその後は会う事もなかった。太陽も顔を出し、丹沢でも左股独特に明るく開けてくる。三俣で、大休止・昼食。本当に快適。ここで、事前計画の【三の塔?塔の岳尾根/新大日ノ頭?新大日の頭?政次郎尾根】のコースではなく、新人向け懸垂下降訓練をすべく【書策新道を西に行き本谷を下りる】コースに変更する。須藤も沢下りは初めてとの事。ほどなく12:10(標高1040m)書策新道にぶつかる。  懸垂下降といっても、小林は10年前に今は無き登山訓練所の裏壁でやっただけだし、木村は先週J-WALLで寺本CLから確保練習を2回やっただけ、という、初体験ゾーン。本谷下降開始早々から滝があり合計4本の懸垂下降訓練となる。小林はATC?XPを初めて現場で使うので滝下を覗くだけでも膝すくみ状態だが、最初の2本は清野がシッカリBackUpしてくれ何とか下りる。大物新人の木村は少しも騒がず懸垂下降をこなす!後半の2本は新人2名ともBackUp無しで何とか下りる。途中F?では、全員滝壷にはまり大笑いする。両角から、滝壷にはまる際に溺れない技の指導を受ける。
 15時?に戸沢出合到着。山岳SCに移動し、シャワーを浴び快適に着替。井上氏より西舘へ「もうリーダーだろう。」との激励あり。渋沢出身の木村を実家近くで下ろし、八王子駅へ移動。両角なつ子合流の上、18時?20時、反省会。 (小林感想。10年振りの沢で、忘れている事ばかりでしたが、何とか怪我も蛭も無く参加できました。先輩のご指導・道具の進歩のお陰です。自宅に帰ってみたら10年前にも左股に来ている事がわかり、不思議な縁を感じています。ありがとう御座いました。)

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執筆 : 
msc_kiroku2 2006-6-2 16:14
2006年6月2日(金)夜発?6月4日(日)
                     青木(CL)・寺本(記録)

 ここでは、以下、記録と感想と月山スキー場の様子の紹介とを混在して、書いてあります。
 2日18時頃、天王洲アイルで、寺本は青木さんをピックアップして、芝浦より首都高に入る。暫く渋滞したが、直ぐ流れ出す。6号を通り、順調に、東北道、山形道を通過する。「仙台南」辺りで霧雨が降ってくる。山形に入るまで続く。山形に入ると、晴れていて、星が見える。「西川」で降りて、直ぐの交差点を左折して山形方面に戻ると、コンビニがあるが、アルコールなし。さらに、10kmほど戻るとセブンイレブンがありアルコールがある。店の人に依れば、「西川IC」から酒田までコンビニが無いということである。国道から月山方面の道は急勾配のつづら折れでスピードを出せない。3日の午前1時に姥沢にある黒百合荘に到着。前祝をして、2時過ぎに就寝する。
 3日は、7時30分の朝食で始まる。8時には宿を出る。200mほどで、雪道になる。15分ほど雪上を歩いてリフト乗り場につく。途中の右手に姥沢小屋がある。休日は人出多数なので、回数券が良いとの宿のご主人のアドバイスでそうする。リフト回数券とTバー回数券を買う。リフト乗り場は、標高1100m位、スキー場の右端に南北方向に一本だけ設けられている。リフト終点は標高1500m位である。リフト乗り場では食事可能、降り場には売店があり軽食可能。ゲレンデには、リフトの左側にはTバーが3本設けられており、これらを使えば、姥ヶ岳の直下から、リフト乗り場まで広がるゲレンデの全体を滑ることが出きるようになっている。ルートとしては、?リフトで登り、トラバースして、姥ヶ岳側の斜面を滑る、?リフト直上のTバーを使い、さらに歩いて姥ヶ岳頂上付近まで登り滑り降りてくる、この場合、さらに南側の斜面にあるTバーを使い上に登り滑り降りることが出来る。
 姥ヶ岳に登ると、頂上には雪が無く、標識が露出している。付近には、姥桜(名称不肖、桜の一種に思われ、樹高50cm位)が小さな群落を作り咲いている。晴天で、北側には遥かに鳥海山が、南側には朝日、飯豊山と思われるのがはっきりと見える。ただ、西側に日本海を望めない。月山方面は、牛首辺りまで、雪が残っているのが判るが、その上の稜線上には雪が無い。
 姥ヶ岳から雪のある所まで降りて、滑走、2本のTバーを利用して、滑る。
 雪は、しまったザラメ雪で、すべりは良好、コースの途中には所々悪雪がある。南面には、こぶルートが8本くらい出来ている。
 感想:青木さん曰く「こんな季節でこんな良い雪出会えるとは思わなかった。」、寺本は「これまで体験した以上の急斜面も滑走でき極めて快適で感激。」という。
 一部の危険個所以外はどこでも滑ることが出来る。このスキー場は姥ヶ岳の南面全体がコースになっているのが特長と思う。
 Tバーは、青木さんは経験済で、一方、寺本は初体験、初めの一本見事に立てずに、ずっ転んでやり直し。2回目以降は、大丈夫である。ポイントは、Tバーに対して反り返る姿勢をとること、すなわちお尻をださないこと、スキーの方向をしっかり進行方向に向けることである。従って、ボーダーの人は結構苦労していた。慣れるとなかなか快適である。Tバーは、金属ロープの上端と下端を固定する移動可能な固定具があればよいので、固定の施設の建設が不要であり、環境にやさしいものと思う。但し、初心者やボーダー向けで無いのは確か。
 二人とも十分滑ったので、2時半には宿に戻る。ビールを頼むと、宿のご主人は、「せきな」の辛し和えと「行者にんにく」を差し入れてくれて、これらを堪能して、反省会を行う。
 当日の人出はすごかった。宿から見える姥沢の駐車場(公称500台可能)は満杯に近い。スキーヤー9割、ボーダー1割位か。若い人が多いのが目立つ。青木さんに依れば、高価な板(オカサカなど)を履いている人が目立ったとのこと。リフト周辺には、ブナの若葉の新緑が目にまぶしい。ハイキング気分のグループが沢山いる。彼らは、リフトの周辺付近の空き地でなべを囲んだり、焼肉を楽しんでいる。独特の雰囲気と思う。
 6月4日は、月山に登り、雪のある牛首から滑走することにする。8時30分にリフトに乗り、8時50分にはシールをつけて登り始める。天気は快晴、風は微風。牛首方向に略直進する。一旦登るが、沢に下りて、再度登るコースをとる。姥ヶ岳よりに沿っていけば、大回りだが登る一方のコースになる。山スキーの人、スノーシューで登る人、登山靴で登る人など結構な人出である。10時25分に牛首(標高1805m)着。雪が消えるので、ここで、スキーを脱いで、登山道を月山を目指す。登山道は、岩道で結構段差が大きいので、スキー靴で登るのはきつい。中には勝手知っているのか、スキー靴を軽登山靴に履き替えて登っている人もいる。小屋跡を過ぎ、月山神社に(標高1965m)に11時30分に到着する。頂上小屋は閉鎖中である。神事の場所はしっかりつくられている。頂上の東斜面には雪が沢山残っているが、相当下のほうで切れている。こちら方面は降りるのは無理なようだ。下山して、牛首(12時15分着)で滑降の準備をし、青木さんがリードして滑り始める。できるだけ姥ヶ岳よりの、登り返しの無いようにコースを選んでいく。スピードが無いと登り返しになる場所では、思い切って滑降するように、指示された。直滑降は、思い切ってやった。青木さんのコース選択の巧みさ、さすがと思った。高低差を図ることを勉強させてもらった。こんな按配で、少ない登り返しでリフト終点まで戻ったが、寺本は、脚がバンバンとなり、上がりとなる。青木さんは残っていた回数券を使ってゲレンデを滑っている。後は、ゲレンデを滑り降り、無事宿に戻り、、荷物を整理して、月山を堪能した気持ち一杯で帰路についた。
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