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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2005-10-20 16:35
両角CL 寺本SL 古屋(記録) 秋晴れの平日、誰も居ない広沢寺の岩場を独占し存分にトレーニングしてきました。 前日のJウォールに続いての連チャンクライミングになるがMSCクライミング委員長の寺本氏は、なんと今週4日目のクライミングらしいそのパワーには脱帽!その寺本氏の愛車ジムニーで伊勢原駅から広沢寺へ向かう。駐車場到着9:00。林道を20分ほど歩くと、右手にスケール十分の弁天岩のスラブが見えて来る。それにしても天気がいい。両角氏は「こんな日は谷川でも行きたいなあ」とつぶやいていた。 林道から沢に降り岩場の基部に到着し、早速準備にとりかかるがその前に足元周辺を見回した。実はこの付近はヒルが例年以上に大量発生しているらしく、先日も足首を一箇所やられていたので注意深く確認した。とりあえず、まだやられていないようで一安心。 今日の内容はダブルザイルの取扱い、マルチピッチ、アイゼントレと盛り沢山、ということでまずは両角氏に説明をしてもらい、寺本氏に見本で登ってもらうことになった。 最初に取り付いたのが、クラックルート5.7,基部から10メートルほど登るとテラスがありそこからクラック沿いを進むルートだ。ダブルザイルのビレイも初めてで、トップがストレスなくクリップできるようにロープを送り出してやらなくてはならないのだが、どうもジムと勝手が違い、緩めすぎることが多くなる。ダブルの場合、左右同時に送り出し、片方を張るということを知った。クリップも基本は、左右交互だが支点の位置により片側にヌンチャクを2枚セットしロープを別々にクリップする。その際にはロープがクロスしないように注意しなければならない。 クライミング委員長寺本氏はあっさり、クラッシックルートをクリア、終了点からそのまま懸垂してもらう。 50メートルロープ2本で若干余裕ありなので、高低差は40メートル位だろうか?途中ザイルが絡み、両角氏にロープの投げ方にも注意をするようにと。 続いて古屋が取り付く。テラスまでは難なく進むが、クラックからの一歩目がハング気味でやや難しい。久々の岩場で体も硬直しているようで、恐怖感も少しこみ上げてきた。右手をクラックに突っ込み左手の力でなんとか乗り上がった。スラブの岩場はフリクションを効かせながらの登りで緊張感と暑さで手は汗でびっしょりになっていた。ホールドも細かめで、チョークバック持っててよかったー。ダブルロープでのクリップも何とかこなし、終了点でセルフビレイをとりコールした後振り返ると、かなりの高度感!と同時に湯河原の幕岩、悟空スラブ以来の爽快感。 セカンドのビレイをルベルソでセットし両角氏に上がって来てもらう。両角氏曰くルベルソはロックすると解除が大変。とのことなのでATCによる折り返しビレイも教わる。 つるべで登るときもATCならセットをし直す必要がない。 続いて懸垂のセットの手順とロープの投げ方を教わり、順次懸垂で降りる。 小休止後、登りは一旦休憩、ここからは両角レクチャー。内容はトップのビレイ時の自己脱出とセカンドのビレイ時の自己脱出方法。寺本氏に荷重をかけてもらいそれぞれ訓練した。 マリナーノット、ミュールヒッチ、ムンターの仮固定等、登ることも大事だが、これらを覚えることはもっと大事という両角氏の言葉が印象に残る。 昼食後はマルチピッチの練習。ルートは先程のクラックルートの左横、中央スラブ5.9。 今度は古屋リードで先程のテラスまで進むが、2本目をクリップした時点でロープがクロス。要は一本目から掛け間違えていたということ。(反省)セカンドの寺本氏に直してもらい、続いて両角氏、そのままリードを寺本氏が交替する。 中央スラブも初めのハングがやや厳しく、その後のボルトも間隔が開いており、ホールドも細かく見える。クライミング委員長も途中から右にトラバースし最初のクラックルート側を行く。2本目と3本目の間にもう一箇所支点がとれれば、安心して行けそうな気がするがどうだろう? 続いて両角氏かタイブロックで登るが、相当苦労していた。(靴もフリクションがぜんぜん効いていない靴でした)後から登りわかったのだか゛とても片手で支点通過をできるような所ではない。ホールドが細かいため、自分ならちょっとできないなあと感じた。 寺本氏がトラバースした場所をセカンドの強みでクリアしようと試み、なんとか踏ん張ろうと思ったが、最後はやはり右に逃げてしまった。 懸垂後は、最後にアイゼントレ、プラブーツに12本爪をセットし寺本氏にプレゼントファイブ5.7にトップロープを設定してもらい2,3本登る。踵の上げ過ぎと、前爪でしっかり岩を捉えるように注意するが、そこは当然両角氏とは雲泥の差、バランスが悪く何度もガリッ!おまけに下降にも手間取り懸垂しようにもデバイスを忘れ、寺本氏に持ってきてもらう始末。(反省 反省) 15:30終了 秋晴れの一日、充実したトレーニングができました。両角、寺本、両氏に感謝 反省会は寺本氏の車で八王子、古屋は入会1年目にしてついに両角家に拉致され、噂の夏子さんにもお会いでき、その後4人で居酒屋へ。来週の越沢バットレス行きを約束し帰路につくが、八王子からの横浜線は寝心地がよく町田を通過し、新横浜まで・・・・・・ それほど飲まなかったんですがねぇ。

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msc_kiroku2 2005-10-8 23:46
メンバー:西舘、門脇、両角、清野、森正彦(食当)、須藤功(記録、車)  10月8日(土)21時浦和駅東口に全員定刻通り集合、須藤のワゴン車に乗り、東北自動車道浦和ICへと向かう。途中、中山さんに因みクイーンズ伊勢丹にて買い物。なかなか車へ戻らない方がおり皆をイライラさせたが、なんとシャンパンを抱え込んでくる洒落者であり驚く。浦和ICに入るのにもたつき、道の駅「那須高原友愛の森」へ11時30分到着。トイレ横の休憩室(夜間のため閉室)の屋根の下で一杯飲んで、就寝。寝入る前に、トイレへ来る人たちがなにやら小声で話しながら通りすぎる。"こんな処で寝てるよ"と、どうやら電車の駅ならぬ、"道の駅"の新種のホームレスと思われたのだろうか?まあ、いいや、と思い寝入る。  翌朝6時前起床、一路甲子山温泉大黒屋へ向かう。7時半過ぎ大黒屋駐車場へ到着、入渓の準備を行い、8時5分出立。Tシャツの上に長袖1枚を着るが、遡行前は寒く感じる曇り空だ。アスファルト道路を100m程歩き、沢へ降り遡行する。新入りの私でもロープを必要としない滝、滑をいくつか乗り越えていく。そうこうする内に門脇さんが、「ぶなはり茸」をすこしづつ見つけては採りだす。それを見るに従い、皆の目がだんだん"きのこ目"へと変わっていく。黙々と皆が下を見ながら遡行していると、清野さんが"本沢に来ているぞ!"と声を上げる。そうだ、皆きのこで頭がいっぱいで、一里滝沢への出合いを通り過ぎてしまった。数十分程降りて9時5分に出合へ戻り、一里滝沢を遡上する。間もなく、4、5mのスダレ滝にあたり、森さんと私は、西舘さんのビレイで無事攀りきる。本山行中、ロープを出したのはここだけだった。  それ以降は専らきのこ採りである。いろいろなきのこを採っては捨てを繰り返し、私の持ってきた小さなきのこ図鑑もとり出し、雁首を揃えて皆で見入り、頭と"感"をフル回転させ、ああでもないこうでもないと言いながら、毒キノコ、毒無しキノコをふるいにかけていく。ツキヨ茸でも採って食べたりしたら、言わずもがな一発必殺だから、皆一様に真剣そのものである。しかし、それだけ真剣になるのなら、図鑑ぐらいはもっと多くの人が持って来てよさそうなものである。いわんや、きのこの種の特定に不可欠な樹木の分類ができるのかも怪しい。まともにキノコ採りの資格を持つのは門脇さんぐらいではあるまいか?とまあ、批判めいたことを書いてしまったが、そうではない。ともかく皆、大の大人が童心に帰り、目の色を変えているのである。かぶと虫やクワガタ取りに"夢中"であったあの頃ように。そうこうするうち、2、3の組に分かれた中から、ぶなはり茸以外にいくつかの"食用"きのこが選別、収斂されてきた。むきたけモドキ、ならたけモドキ、しめじ系モドキの3種。確たる自信が無いのでこの時点ではモドキである。以降は、ぶなはり茸とこの3種を中心に収集し、遡行していくこととなる。  ただ、一番多く採れたのは、やはり安心確実なぶなはり茸であった。一ヶ所、ぶなの倒木に群生したぶなはり茸を見た時は圧巻だった。門脇さんの"オーイ"の掛け声で行って見ると、沢水に近い急な傾斜地に直径80cm、長さ8m程の倒木の上に一面ぎっしりあの白いぶなはり茸が、採ってくれといわんばかりに生えている。4、5人で倒木に取り付いて採るも、すぐに袋が一杯になってしまい重くて片手では持っていられなくなる。お花畑ならぬ、まさにきのこ畑であった。各自の袋が一杯になり、一里滝本沢から宿営予定地である坊主沼避難小屋に一番近い処につめ上げられる左俣を遡行する。  この沢は不気味であった。ゲジゲジが岩の至る処に張り付いているのである。長さ3~4cmの死んでいるものも、生きて動めいているものもごっちゃにいて、手を着ける処がないほどである。西舘さんは指に巻きつかれたらしく閉口していた。これも地球温暖化を遠因とする一つなのだろうか?ゲジゲジとやり合いながら源頭へつめてからは、私にとって初めての(恐らく森さんにとっても)、薮漕ぎの始まりである。  始めのうちは、"これくらい(密度の低い)なら楽だなあ"という声があがったが、だんだんと濃くなるに従い、誰も何も言わなくなる。本で読んだり、話には聞いていたが、確かにこれはやっかいものだ。背丈を越える薮竹が立ち塞がり、手や足で何とか掻き分け、倒しても反動でビシッと顔に跳ね返ってくる。これでは眼がねのレンズが傷つくどころか、フレームごと吹っ飛びかねない。頭を寝かせて突っ込んでいくが、行く先を見据えるためどうしても顔を上げることが必要になる。目の前の薮竹ばかりに気をとられていると、踏みつけた薮竹に足元をとられすっころびそうになる。両手、両足、頭と文字通り全身を使って、しかも初めてなのでかなり力んでいて、沢の遡行より数倍エネルギーを使っている感じで息が上がる。 現在位置の特定も難しく、かなり目標の避難小屋から逸れてしまった感があったが、何とか尾根沿いの登山道に出られた時はホッとした。たかだが1時間程度の薮漕ぎであったが、こんなのが何時間も続いたらと思うとゾっとする。慣れるにはたくさんの授業料を払わねばならないのだろう。  登山道を南に進むこと4、5分、宿営地の坊主沼避難小屋へ14時過ぎに到着。小屋内に入り、土間上の板張りに腰掛け人心地つく。 中は20畳程で、入り口はいって手前に囲炉裏らしきスペースがあり、その左右に腰掛板が4m程渡り、それらの奥が奥行き2m強×幅4m程の板張りとなっている。今晩は快適に過ごせそうだ。一休みして間もなく、清野さんと西舘さんが、水汲みに出かける。近くに水場は無く、沼の水を汲んでくるが、ちょっと遠慮させて頂きたい感じである。門脇さんが水場を探しに行くと言われたので、付いていくことにする。登山道を北へ15分程下った処できれいな清水を見つけその晩、翌朝の食事分の水を汲んで帰ることができた。  その晩、というより夕方の膳は豪勢であった。4時ごろには天ぷらを揚げて食べ始める。食当森さんが用意した茄子、ピーマン、さつま芋、そして採ったきのこを揚げる。さつま芋が殊のほか好評で、勿論きのこも肉厚で歯ごたえがしっかりしていてとても旨かった。てんぷらの後は、味噌鍋にしてきのこを食べる。合わせ味噌がきのこに上品にマッチして良かった。春先の山菜と同様、自分で採ったきのこをその日の内にたらふく食べられるのは至上の喜びだ。量も売るほどあるので、食い意地の張った取り合いが起こる心配もない。一点気になったことと言えば、食べたキノコはぶなはり茸のみで、他のモドキ茸3種は一切口にしなかったことである。調理してみようかという話題にものぼらなかった。私は清野さんと一緒にむきたけモドキを採ったのだが、いま一つ食べてみようという積極的な気になれない。95%、いや98%程度間違いないと思えるのだが、あとの2%の確証がないため食べようと言い切れないのである。他の皆さんの気持ちがどうだったか定かでないが、恐らく似たような心境だったのではないか。  たら腹食べているところへ、5時半頃中高年男子3、女子1の4人組パーティーが小屋へ到着、同宿することとなる。食べ終えたところで眠くなり、3人が仮眠といって6時頃からシュラフに入り寝入りだす。残り3人は煙い焚き火の中、酒をちびりちびりとやりながら話し込むが、他のパーティーが7時に寝てしまったため、8時に寝入る。  翌朝6時前起床、朝食にラーメンを食べ、7時45分甲子温泉大黒屋へ向け下山する。数日来の雨で登山道はドロドロで滑り易く、気を遣いながら足を運び、9時50分に大黒屋到着。早速温泉に浸る。秘湯と呼ばれるだけあって、風呂場の上にはいかにも古く太い梁を使った天井がはしり、趣がある。混浴の大浴槽は湯船が広く、しかも底が深く湯量たっぷりで体の芯底まで温まる。風呂からあがり皆で大広間に集まる。当然のことながらビールが運ばれてくる。ここからは、"運転手は君(須藤)だ♪、社長〔車掌〕は僕だっ♪♪"の世界である。よく分ってきたのだから、覚悟は出来ている。東北道でルームミラー越しに見る皆さんの寝顔は、疲れた中にも充実したそれに見えた。
一里滝沢は小滝の続くこぢんまりとした沢です。
両角さんも復帰しての山行となりました。
たくさん生えているのですが、その度に図鑑とにらめっこ。
それでもブナハリタケの畑のような倒木を発見。
実はこっちのほうが美味しかったというナラタケを見逃しましたが。
避難小屋での宴会は実現しました。
甲子はもう秋です。紅葉も十分楽しんできました。 番外編?西那須野の小料理やさんにて  大黒屋を出た後、西那須野にある清野さん顔見知りの小料理さんに寄って昼食をとった。このお店のおかみさんは、実に心にくい気配りをお持ちで、料理の素材それを生かすセンス、味ともに最良であった。皆海鮮丼を頼んで頬張る。お金の話をするのは、はしたないが1,300円であの鮮度、中身の具がどんぶり一杯に盛られているのは驚きである。中トロ、カンパチ、うにまでが載っている。その上、膳には煮物、果物等の小鉢が幾つも載せられ、中にはアケビを調理したものがあり、果物鉢にはサルナシ(こくわ)が並べられていて、季節感、郷土感を感じさせる粋がある。  僕らがとってきたぶなはり茸も調理して頂いた。皿に盛られたきのこは、醤油、酒、砂糖で焼かれ、味がしっかりと付き、適度な歯ごたえのある料理へと変身していた。肉厚で少したんぱくなぶなはり茸の特徴を生かした絶妙な味であった。採ってきたモドキたけ3種も鑑定して頂いた。その結果はびっくりである。モドキがすべてとれて、まっとうなきのことなったのである。あらんことか皆高級きのことのことである。それを聞いて皆一様に残念がる。ならたけは結構いろいろなところで目にしたが、なんとなくうさんくさく、採るのを避けていたのである。極めつけは、薮漕ぎの最中に横たわっていた倒木にぶなはりたけの時と同じように、所狭しと生えていたのを皆でじいーと見入るだけで取り残してきたことである。むきたけも同様である。ぶなはりたけ、ならたけほど群生している処は無かったが、結構採ったつもりでいた。悔やまれるのは、清野さんが途中でおじけづいてしまい、あろうことか取ったものを"ちょっとこれは変だ"とか言って捨てだしたのである。私も同意した上でやったのでとやかく言えたものではないが..(清野さん、失礼なことを言ってスミマセン。でも事実なので)。でもまあ、一応私たちの目にくるいは無かったのである。それだけでも良しとせねば。これで来年からはレパートリーが3種類も増えるのだから。高級きのこ3種は、それほど大量ではなく、門脇さんの一声で、おかみさんに差し上げることにした。おかみさんにはとても喜んで頂き、めでたし、めでたし。  失礼ながらお店の名前は忘れてしまったが、那須方面へお越しの際は、清野さんにお聞きして是非寄って頂きたいお店である。 ※追記 那須の小料理屋は「萬歳楽」といいまして、今年の春まで東京・人形町にあったのです。 場所は那須塩原市箭坪(やつぼ)35?4で、電話は0254?99?2822です。あちら方面に行くことがあったらかおをだしてみてください。

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msc_kiroku2 2005-10-2 15:31
メンバー 両角(単独) 両角宅から清水橋まで車で30分。下部か棡葉窪(ユズリハクボ)、伝名沢、ナナメイリ沢、石仁田沢、市道沢、石津窪の各出合を確かめながら本流を遡上する。 チガ沢に入るとすぐ15m滝がある。易しいが滑りやすく高度感がある。この先は3カ所ほど登山道が沢を横切っている。 しばらくすると4段25mの滝下に出る。直登できそうだがひとりではやばいので少し戻って登山道に這い上がる。トライアルバイクが駆け上がって来たのにはびっくり。
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