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メンバー;中山(CL)古屋(SL)橋本(記録)寺本
中山さんの誘いを得て、今年2回目の沢登りです。
沢靴をソール張替えに出してしまったので、参加できるか?と心配しましたが、予想以上に仕上がりが早く戻ってきてホッとしました。
朝、08:30に当直勤務明けの古屋さんを拾い、電車でこちらに向かった寺本さんと中山さんとJR松田駅(地元ではショウセン駅という)で09:00に合流。
そのまま真っ直ぐに玄倉へ走り、小割沢橋を過ぎてすぐの弥七沢入口に到着したのが09:35。
身支度を整えて、なお且つまだ重い私のバッグに不思議がられながら、10:00に入渓となりました。
予定ルートは弥七沢の左股を詰めて稜線に上がり、それを小杉山方向に移動して小割沢の頭から沢つたいに下降してくるルートです。
入口から、経験不足の私には程よい間隔で滝が現れ、ちょっと高さが感じられるものには中山さんが先行してくれてテンポよく登っていきます。
途中、寺本さんが確認する地図とコンパスを横から見ながら、使い方を勉強したりしつつ、皆さんの好意で先頭を歩かせてもらい、気分良く進むこと80分。“おそらく二股の手前辺りまで来ただろう“という所で軽い休憩を取ります。
「さっき、ちっちゃなケルンがあったよねー」という話が出たものの、“ここではまだ標高からいっても早いだろうという感じから、「とりあえずもう少し進んでみよう」ということで、遡行再開。二俣との見当がつく場所にぶつかり、それを左俣に進行しました。
そこら辺から水流はしだいに無くなり徐々に源頭の様相?となってきましたが、ここからがキツかった!!
稜線に出るため谷あいを詰めるだけ詰めてしまったものの、岩肌はザレており、上にも下にも動けなくなってしまったため、近くにいた古屋さんに「先に横のルートを見つけて上に出ている中山さんに合流したら、ザイルを持ってきて。」とお願いして、待つことにしました。
古屋さんが脅かしたハチが周りをうろつくのに怯えながら伏せていると、中山さんが上制動の降下で来てくれて正解ルートに導いてくれました。
稜線上には管理道らしきものがあり、ホッとしたところで13:05休憩。20分ほど過ごしてから、小割り沢の頭を目指して出発です。
標高を確認しつつ、それらしい鞍部に立ち木テープの標と、降り口の踏み跡を見つけて下降開始です。
この沢筋では岩肌が滑りやすく、かなり高度感のある棚が次々と出てきたため、懸垂下降の連続という感じで、短時間で一気に高度を下げて15:10、水流のある本流まで到着しました。
・・と、そこで中山さんが言ったのが「あっ、さっき通ったところだ!」。
おまけに、横には先ほど見た小さなケルンがありました・・・。どうやら左俣だと思っていたのは中俣で、小割沢のつもりでいたのは左俣だったのです。
笑いながら、16:20車に到着。
今回予定ルートとは違いましたが、結果的には登攀はやさしめで、下降は懸垂降下が多く必要なルートとなったことで、私にとっては良い経験になったと思っています。
帰りは、古屋さんと私は急な用が出来てしまったため、寺本さんと中山さんを新松田駅近くの焼き鳥屋“やきやき”に送り届けて解散となりました。
詰めの場所でのレスキューありがとうございました。
次もまた、地元の民が知る店へ行きましょう。