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メンバー:西館×2 他1名(非会員)
ハードな山行(私たち的には)が続いていたので、ピクニック気分で出かけたのですが、季節はずれの寒波に遭遇し、浅間山周辺も強風と降雪に見舞われました。地吹雪+ここ数日未踏のルートと好条件(?)が重なり、急遽ラッセル訓練となりました。
3月25日(金)
早朝発。9:45にはASAMA2000スキー場から雪上車で高峰温泉へ。CI後11:00から池の平湿原へ出発。このコースは林道で高低差もなく、山の経験のない非会員もいるため楽しいピクニックになる予定でした。ところが歩き始めて10mで先頭の西館(彰)が肩まで雪に埋もれ、これはまずいぞと急遽スノーシューをワカンに交換。スコップ他ラッセルグッズを携帯しての出発となりました。積雪はくるぶし?腰までといやらしく変わります。林道は山の中腹を巡っていますが、真南からの風が強く、南に面した道路は吹き上げた雪が積もって深いラッセルとなりました。それでも3キロほどラッセルし、池の平の避難小屋まで数100mというところまで到着。しかしそれからが行けません。道路上に雪崩れた雪が堆積してデブリ状になり、スコップラッセルもここまで。2時間半も経過してしまったため、帰路を考え退却。せっかくのテント(ツェルトのかわりです)も、「雪上でお茶を飲みたい」とのリクエストで持参したウィスパーライト&コッヘルセットも強風のため使うことなく撤退します。ちなみに翌日このルートは通行止めになりました。
宿着は3時過ぎ。高峰温泉は標高2000mの温泉として知られ、2つあるお湯は24時間いつでも入れる状態。早速お風呂をいただき、部屋のこたつに入ってヌクヌク。この快適さはしばらく忘れていたものでした。風呂好きの西館(彰)は深夜早朝もと4回も入浴してしまいました。
3月26日(土)
今日は12時の雪上車に間に合わせるためタイムリミットがあります。前日の反省をふまえ、極力荷物を軽くして高峰山へ。9時に出発。高峰山へのルートは先発隊がいたため私たちはラッセル泥棒となりました。順調に歩を進めますがピークが意外と遠い。しかし1キロを越えたあたりで山頂から戻る前グループを目撃。「あそこがピークか」と、歩を早めます。途中めげそうになるメンバーもいたのですが、昨日も今日も撤退では寝覚めが悪い。なんとか騙して11時すぎに高峰山頂へ。帰りは下り中心のためやっとピクニック気分が戻ってきます。最後の下りは各々斜面を好きに駆け下り、雪遊びを楽しみました。
天気はめまぐるしくかわりました。
地吹ぶくと視界も10mほどに。途中からはスコップでラッセル。 いちおう高峰山頂も踏んできました。