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msc_kiroku2 2004-11-28 14:46
訓練山行:沖の源次郎 11月28日(日) 沖の源次郎沢 訓練山行  快晴 気温13度くらい メンバー:中山(CL)・清野(SL)・門脇・細谷・寺本・山本・西館彰芳(記録)・西館章子(記録付記)・作田孝之  朝8:00に小田急線渋沢駅北口集合。細谷さん車で参加のため、全員の装備+細谷、門脇、西館章子は車で戸沢へ先行。渋沢では偶然であった山岳SC井上さんも車に同乗。他名はバスにて大倉まで。そこから徒歩で戸沢林道を戸沢出合へと向かう。戸沢へ向かう道すがら、もみそ沢、新茅の沢と今年の沢講習で参加した場所が次々と現れ、記録の西館にはとても感慨深いものがあった。  戸沢出合へ向かう途中でガス給油のため下る細谷と遭遇。9:30ごろ到着した戸沢にはザックのみがデポされ、先行したはずの門脇、西館章子の姿はない。中山CLは給油から戻る細谷と合流するために待機。2人すでに登り始めたものと判断し、清野、寺本、山本、西館、作田は書策新道を利用して水無川を遡上、10:30頃沖の源次郎F1に到着する。F1には先行したはずの門脇、西館章子の姿はなく、他パーティ4名が登攀の準備中だった。門脇がいるために問題はないと判断し、準備に入る。そうこうするうちに中山、細谷も合流し、訓練を開始する。  他パーティは沖の源次郎を詰める予定と聞き、F1左壁をリードする間、まず中山リードでF1右壁にルート設定。左側と違い若干複雑な岩相のため中央から数メートル左へトラバースし上がる。この間西館は門脇さんに作っていただいたKADOWAXハンマーで。ハーケン打ち初体験。清野よりリスの探し方、ハーケンを打つ際のハーケン保持の方法、そして打つより難しいハーケンの回収等を教わり、リスを見つけては打ち込む。数回の打ち込みで硬いクロモリのハーケンがグンヤリ曲がるのには驚きました。  一通り全員が登った12:00頃、門脇、西館章子が到着。2人は山歩きの基礎訓練をしていたとのこと。詳細は西館章子が最後に記録を付記します。
2ピッチ目を先行する門脇さん。
 F1左ルートもあいたため門脇リードでルート設定。全員がこちらも登攀する。この間清野は重登山靴+アイゼンで右ルートを登る。2本爪だけで登るには大変な荷重がふくらはぎにかかるため、見かけ以上に体力を使うアイゼン登攀の実際を見せてもらいました。  F2は左から右上へ斜めにトラバースするロングルートを門脇が設定。中山は途中からカブリ気味の嫌らしい(西館はそう思いました)ルートに何本もヌンチャクを設置、ダブルロープでそれぞれ登ってくる西館、細谷が楽なルートをとれないような仕掛けを施して上部からセカンドをビレイ。門脇ルートでは弱音を吐く新人作田に清野SLより愛の鞭が飛んでいた模様。西館は中山ルートをヒイヒイ言いながら登る。カブリ通過後も細かなスタンスが続き微妙なバランスを強いられる。ロープがあるから登れるようなものの、これをリードするとはどういうことなのだろう。またF2上では中山によるセカンドビレイの講義を受け、ビレイシステム、支点の取り方等を習う。どちらもいい勉強をさせていただきました。  F2を各人どちらかのルートで登った後、14:15頃から下降を開始。F2、F1を1ロープ(ツイン50m×2本)で一気に懸垂下降する。途中のテラス(というより広場)でロープを繰り出しながらの後退、そしてF1への下降では、長いダブルロープが想像以上に伸びることを実感。それによってかなり振られることも体感した。西館は2番目に懸垂下降させてもらったため、各メンバーの懸垂の姿勢をじっくり見せてもらうことができた。西館をはじめとする新人は空身での登攀、下降だったが、多くはザックを背負っての実践的な訓練で、その力量の差を見せられた。  秋の陽はつるべ落とし。15:00過ぎには下山開始。15:30頃戸沢に到着。細谷車で山岳SC付近まで降ろしてもらう。ピストン輸送していただいた細谷さん、ありがとうございました。16:10頃のバスで渋沢へ向かい、駅近くの飲み屋にて反省会。飲み屋の想像を絶する段取りの悪さにもだれひとり怒ることなく、和やかに終了しました。
中山さんからビレイシステムの説明を受けました。これはセカンドのビレイ。
すばらしい紅葉でした。

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msc_kiroku2 2004-11-23 14:52
個人山行記録 山域/形態:奥多摩・馬頭刈尾根 つづら岩/岩トレ 日程:2004年11月23日朝出・同日下山 参加者:CL渡辺、SL平川 (記録:渡辺) 天候:快晴。温暖。 紅葉:見ごろよりやや終わり目。。 装備:8?x50mx2本(DZ)、フラットソール(FS)、三つ道具(+ジャンピングセット)、 クイックドロー(QD)、細いランナー等ランニング一般(R)  西国分寺集合7:30、平川車で西へ向かう。朝から快晴で夕方まで温暖なること十分期待できる朝。道路ではねずみ取りが盛んに行われていたが、安全運転の車は快調に進み8:45に千足着。紅葉はもう下り坂だ。最奥より200?300m程手前の車止め前に駐車。ギア多目なるザックはいつもの沢登りよりやや重い。ゆっくり登山道を進むと9:25綾滝に着く。水量が多く過去を含め3度のうち今日が一番綺麗。さらに急登を重ね10:05につづら岩着。先着なし。無風。東面にまわり場所確保。   東面左フェース15?20m1P(?)をDZでリード+フォローを互いに一度づつ行う。ランナーは残置ハーケンを用い片側DZ毎にQDにて1?2箇所取る。DZで組むのはお互い始めてなのでここで呼吸を合わせておく。12:40で東面を打ち切る。同じ場所に女性2人組がトップロープを張りたいと申し出てきたが、午前中待ってもらった。岩トレの習慣が余りなく慣れていないため岩場のマナーがよく分からないのも事実だった。  13:20南面一般ルート50m 2P(?)を3Pに分ける予定で取り付く。お互い譲りあったが渡辺からスタート。残置にQDやRをべたべたにとって左上バンドを登る。通常ルートビレー点のテラスから10mほど右下のバンドで1P終了。平川さん「左上バンドのバランスがやや厳しいかな!」というもFSの中で足が痛そうである。ただしそれ以外の不安は見えない。「つるべでいく?」と聞くに対し「足の不安」がやはり大きいようなのでDZをひっくり返しテラスへ向けて2P目渡辺スタート。R1本目を右上にとり、左上バンドを再びべたべたのQD+Rで5m伸ばしたあと5mの前傾壁の水平左トラバースに入る。この辺からDZの1本の流れが悪く「黄色!」とDZの色を叫んだり「ロープこないぞ!」と叫んでしまう。テラスで別パーティとかち合うもののなんとかビレー点工作。5mの水平トラバースをトレースする平川さんは4m近くランナーがない状態でのフォローとなり危険。その旨を伝えると少し緊張した様子であったがそれでもガバを着実にひろいビレー解除。足の状態を聞いた上で平川さんに「最終Pを頼みます」と交替。ややピンが遠い左上のフレークをバランスのよさと得意の柔軟股関節ムーブとで難なく枯れ木クラック上まで抜けた。14:40渡辺フォロー後終了点でがっちり握手。巻道から取付へ下降。  15:00 下山。途中天狗滝左フェースを観察して15:50車へ到着。つるつる温泉(\800)に立ち寄り立川駅で解散とした。 ≪片足親指爪に「夏以来の損傷がありFSを履くと痛い」と朝から不安を抱えていたなかで付き合ってくれた平川さんには感謝しています。≫ ≪2p目でのもたつきは、Rの取り方の稚拙・DZのひっくり返しの粗雑さ・DZのキンク・DZの送りに不手際等があっただろうことなどが原因として考えられる。≫ ≪渡辺は、自宅でDZシステムのおさらいをしてはいたが、つるべの再に支点ビレーからボディービレーに切り替えるのを2度も忘れて仕切り直した。修行が足りない。≫ ≪今年中やるべきことの一つだった。ほっとした。でも報告できない先輩が一人。それが心残りか。≫

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msc_kiroku2 2004-11-22 13:32
晴れ時々曇り 気温16度くらい メンバー 中山CL 清野SL 西館(彰芳) 西舘(章子・記録) F3は左から取り付いて直登。  本年の沢納め”葛葉川”。  中山さん&清野さんは秦野から、西館二人は前日フライフィッシングで泊まった丹沢ホームから8時45分ごろ葛葉の泉に集合。  前日の雨にもかかわらず、朝から気温も高く快晴。菩提バス停から歩いてきた中山さん&清野さんは汗かいていたほど。11月とは思えないまさに沢日和。  9時15分ごろ葛葉の泉の広場から入渓。堰堤から小滝が連続する。中山CLより「いつも後ろをついてくるではなく、先頭を歩いてルートを見つける」ように言われ、西館(章子)が先行。緊張気味に足運びを考える。3メートルから5メートルほどの小滝がしばらく続き、次いでゴルジュ内の8メートルほどの滝(F1:表記はヤマケイアルペンガイド11丹沢、p84に準拠)では清野SLリード、ロープを出していただく。清野さんは両手両足をゴルジュにつっぱて登り切り、支点作成。後続はエイトノットでビレイされて登る。水流をまたいでブリッジング体勢で渡るので太股からしっかり濡れてしまった。  ここでは支点の作り方も学ぶ。上方に突き出した枝にシュリンゲを巻きつけ、その先のカラビナにロープ通し、肩がらみのビレイだった。  続く幅広の10メートルほどの滝(F2:横向ノ滝)は水流の左側にしっかりとしたホールドがあり、そこを直登。  10時10分ごろ一回目の休憩。周りの木々は立派に紅葉してました。また先ほどのゴルジュ滝での濡れも、気温も高いこともあって気にならないほど。のどを潤す冷たい水が美味しく感じました。  以降F3(10メートル)は左の乾いた面を登攀、F4(8メートル)は左のルンゼから取り付き、途中をトラバースして上へ抜ける。次に現れた板立ノ滝( F5・7メートル)はどこから取り付いても濡れるので、それを嫌って右手を低く巻きました。F6(7メートル)は左側の階段状を直登。続くF7(10メートル:曲り滝)も順調にクリアして、10時40分ごろ林道下通過。  林道先のF8(2段7メートル)で2度目のロープ。中山CLリードでクローブヒッチでセカンド以下登る。再度支点の学習。太い木の根本近くにシュリンゲをかませ、その先のカラビナにてメインロープでセルフビレイをとると同時にカラビナに架けたメインロープを確保器(バケツ)に通し、登ってくるセカンドと同じ角度方向に確保。これはセカンド墜落時の衝撃を緩和のためと教えられる。  続くF9の5メートルCS、落ち口近くに突き出た岩を乗り越して行くのだが、高度感に恐怖を感じ清野SLにお助けロープを出してもらう。”慣れ”だと言われましたが、情けない。ちなみに後続の西館(彰芳)は放ったらかしでした。  11時ごろ2回目の休憩。ここまで来るとかなり高度を稼いでいることもあって、気持ちがいい。太陽の光をサンサンと浴び、上に目を移せば紅葉の葉っぱと、もっと上空にはパラグライダーが悠々と飛んでいるのも見えました。  富士形の滝(F10:10メートル)、大岩と続く直登可能な滝をいくつか越えると、徐々に水量も少なくなり傾斜も急になってくる。  最後の詰めの手前で沢靴から登山靴に履き替え小休止。眼下には秦野の町まで見え、暑いと感じるほどの天気の中、濡れた服も乾いて行くのを感じながら、最後の詰めへ。所々、木に使い捨てのわらじが架けてあったり、木にロープやペンキが付いていたりで、そのうち明らかな踏み跡をたどり、しばらく詰めると12時半頃登山道(三の塔尾根)に到着。そこから延々と下り、牛首、山岳スポーツセンターを経由、秦野目指して戸沢入り口バス停に到着。これが14時ちょっと過ぎ。早くも15時前には秦野駅前の”パオ”という店にて”反省会”へ。  ここでは日帰り沢登りの装備や、冬山装備についてのお話などなども聞かせていただきました。 西館両名の反省点(自宅にて反省会2次会) ー 日帰り沢登りの荷造りを考え直すこと(毎回指摘を受けることでもあり、また本人たちも考えてのことではあるが、なかなか的確な取捨選択ができません。今回の反省は、セカンドで望むにはカラビナ類が多すぎ、着替えの持ちすぎなど、無駄に重かったことに尽きます) ー 西館(章子) 沢最後のつめあたりから、実はあご上がってました。下山は清野SLが先頭でしたが、かなりのスピードで(章子)必死について行ってました。翌日筋肉痛、まだまだ鍛えが足りません。 ー 西館(彰芳) 私たちにとっては今年4月、生まれて初めての沢登りであるモミソ沢から数えて9本目、1年目の集大成となりました。途中簡単な滝では先行させていただき、自分なりにルートを探す機会も与えられたことが嬉しかったです。当初記録は自分だと思っていたこともあり、頻繁に写真を撮っていたのですが、欲しいモノがすぐ出てこない整理の悪さに手間取りました。またロープの巻き方、背負い方も不慣れで時間がかかりました。頻繁に繰り返す作業だけに、ふだんから練習する課題とします。登攀では落ち葉が目立ち、かなり気にして足場は取り除いていたのですが、中山さんより「落ち葉があるということは、安定した足場があることでもある。その上に立ちこめないのはバランスが悪い証拠」と注意されました。これも無駄な時間を増やす原因になります。いかに確実に、迅速に登るか、を心がけます。  葛葉川を選んでいただいた中山CLそして清野SLには感謝です。天気もよく清野SLも初めての葛葉とのことでしたが、物足りなかったのでは?と。まだまだ学ばなければならないことばかりなので、お世話をかけてしまいましたが、一日もはやく”一人前”にならねば、と思いました。
富士形の滝の先にあった滝と思われます。11時20分ころ通過。

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msc_kiroku2 2004-11-21 15:40
日程:2004年11月21日 曇り 参加者:CL渡辺、SL(Iさん) (記録:渡辺)  また再び冬のシーズンが近づいてきたので、いそいそとアイゼントレに出かけた。また、つづら岩での岩トレを控えていたこともあり、ついでに懸垂岩でドッペルとマルチを少しやっておさらいをすることにした。 9:20 バスにて大倉まで入ったあと徒歩にて戸沢経由懸垂岩下に着く。 9:40 CLは運動靴、SLはフラットソールにて懸垂岩のやや右の出っ張ったルートからダブルで2P 11:20 懸垂は、モミソ沢側へ降りる。下降到着点が丁度沢床なので足が濡れてしまうのが寂しい。 11:40 モミソ沢に入渓 。(装備は、50mザイル一本+アイゼン) 13:50 大棚登攀終了。予定では同ルート下降であったが、時間切れにて履き替えて詰めに変更。 14:50 小草平に到着 16:30 大倉着。バスにて帰宅。 以上

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msc_kiroku2 2004-11-13 13:32
晴れのち曇り 気温15?20度 メンバー 清野CL 門脇SL 渡邉 扇原 菅原 細谷 西館(章子) 西舘(彰芳・記録) 古屋 
 前週の例会で急遽決定した幕岩での岩トレ。朝9時JR湯河原駅集合、菅原車とタクシー2台に分乗して幕山公園駐車場へ。到着9時30分と比較的遅かったにもかかわらず、駐車場にはまだ空きがあるという珍しい状況だった。  本日の予定は午前中悟空スラブでロープワーク、登攀(ビレイシステム、支点、三点確保、支点の通過など)、マルチピッチ体験、懸垂下降。午後は5.8?5.10ルートを選んで登攀練習の予定。ところが久しぶりの悟空スラブへの道は、利用者もほとんどないようで踏み跡すら定かではない。記憶を頼っての藪こぎは1時間以上に及び、到着して登攀練習を開始したのはほぼ11時だった。  悟空スラブは下2ピッチは傾斜が緩く、2ピッチ目終了点から左のほぼ垂直の岩を登り、岩上の太い木が終了点となる。最初門脇リードで2ピッチ目までロープを張り、古屋、西館(章子)、扇原の順で登る。セカンドの登攀は、登りやすいこともあって最初はどんどん登ってしまうが、これは不正解。ビレイ側の引き上げ速度に合わせて登るようにと注意された。  次にペツルのタイブロックを使用し固定ロープでの登攀訓練。途中支点をどうやって通過するかが課題となる。  支点のカラビナを通過するにはタイブロック上部のロープをビナに架けた後「そのロープの下から」ビナ上部のロープをはずすことで通過。ロープがビナに順架けの場合は比較的混乱がないが、逆架けの場合、またビナの向きが逆の場合等すぐにまごつくことになる。ゲレンデ下部での練習ではなんなくこなせても、傾斜のきつい支点支点では焦りもあり、手こずるメンバーも見受けられる。清野CLより「どんな状況でも掛け替えをスムーズにおこなえるように。革手袋をはめ目をつぶってもできるようになるまで練習するように」との指導あり。  その後ルートは垂直岩上方まで延び、タイブロック組3名に清野より借用したシャントで確保した西館(彰芳)が加わり登攀。支点からは8環での懸垂下降をおこない、2時ころ昼食。  食後も同じルートを使用しての登攀と下降をおこなう。ここでは支点到着後のセルフビレイとビレイ解除の練習。ここからの眺めは素晴らしく、たしかに悟空になった気分。天気もよく支点からは真鶴岬から初島、大島まで望めた。その後8環セットとセルフビレイ解除後、懸垂下降をおこなう。  ルートが長いために下降用のロープを途中で乗り換える必要があり、この支点には渡邉が待機。ここではs各人それぞれに注意を受けていたようだ。懸垂下降停止→セルフビレイ→8環解除→8環セット→セルフビレイ解除→懸垂下降……という一連の動作をスムーズにおこなうには、まだまだ相当な授業料を払う必要がありそうだ。  ビレイシステムについては、シングルとダブルのロープそれぞれの登攀と下降、セカンドとして引き上げられるのと、フィックスロープと確保器で登攀等、その違いを体験することができた。三点確保については菅原氏曰く「この傾斜ならふつうに歩いて登れる」というスラブだったため、登攀に注意力を欠いた点もあったように思う。ルートファインディング、立ち込み等問題のあった新人(自分を含め)が複数いた。  午後4時頃いったん撤収し下部のゲレンデに向かうが、時間は4時半をまわりそろそろ日も落ちてきたため、茅ヶ崎ロックとてんとう虫ロックを眺めるだけで下山。売店付近で着替え時に門脇の財布紛失が発覚。しかし後日無事届けられました。ご安心を。  その後タクシー2台で湯河原駅へ戻り、駅前から5分ほど離れた居酒屋にて反省会。さすがに海が近いだけに地物の魚のおいしさには特筆するものがある。なかでもマンボウとカワハギの刺身は絶品でした。7時過ぎに現地解散。    新人3名に扇原さんと、ほぼ半数が初心者であったため、新人の世話で終わってしまった方が多かったことを心苦しく思っています。訓練した技術の多くはゲレンデでなくても復習できるので、少なくとも次回には教わった内容は万全な状態にして参加しようと思います。  あと、登攀用にお借りしたシャントですが、登攀の確保用としてはロープの流れはあまりよくありません。あらためてカタログを見ると「プルージックなどセルフジャミングノットの機械的代用品」とあります。懸垂下降器の下にセットして、シャントから手を離すことですぐロックさせる。この使い方は有効だと思われますが、登りではハンドルの位置が安定しないために、姿勢によってはロック気味になるのかも知れません。実地で使ってみないと、道具の性格はなかなか理解できないものです。ちなみに登攀用具をすべて貸し出してしまった清野さんはルベルソで登っていました。これも用具の性格を理解しているからの応用なのだと思います。なお、翌日西館×2はさっそくタイブロックとペツルの環付きO環をサカイヤで購入しました。
悟空スラブのトップから懸垂下降する細谷さん。この高度感がわかるでしょうか?
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