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日程:2008年3月15日(土) 日帰り
山域:丹沢/葛葉川本谷
山行形態:沢登り
参加者:羽生田(CL)、木村(SL)、森(記録)
昨年も同時期に沢始めで同沢を遡行したが、降雪に見舞われ途中の林道で遡行を打ち切り下山しているため、今回は最後まで詰めようと臨んだ。
渋沢駅に8時15分に集合しバスで菩提原まで行く。バス停から途中の桜沢橋までが毎回迷いがちなのだが今回は迷わずに行く。晴れていて気温も高く、一汗かいたところで途中の桜沢橋に着く。すぐ脇に新しいキャンプ施設が出来ていた。昨年は無かったと思う。立派な東屋もあり忘年会で利用してみたい感じである。素晴らしく豪華なトイレを拝借してスッキリし入渓点に向かう。
葛葉の泉で身支度をして10時に遡行開始する。羽生田CL(初CL)を先頭に、森、木村SLの順で歩き始める。小滝を適当に越えていくとすぐに一部が崩れた滝が現れる。昨年は無かった大石が転がっている。そのすぐ先の5m滝でロープを出す。森リード、羽生田CLビレイで水流沿いに上がる。ここで全員がビショ濡れになるが、気温が高いせいかそれほど寒くはない。がしかし滝上でビレイ中に水流で冷えたのか森の左ふくらはぎが痙攣する。板立の滝は中央が前日の雨のせいか水量が多い。右壁を羽生田CLビレイの木村SLリードで越える。この先、昨年は林道脇の泥壁が崩れて水が茶色く濁っていたが今年はスッキリしている。ほどなく林道をくぐりCS滝を過ぎ富士形の滝に到着し小休止する。中央の樋状は水量が多く右側を越える。途中またしても森の足が痙攣して、ペースを落としてもらう。左が樋状の滑滝を越えると水流が消え源頭部の様相を呈してくる。赤い「左」の看板を過ぎ、最後の二俣で右の大岩を見ながら左のガレを落石に注意しながら間を詰めて進むと、左上方に植林帯が見えてくる。植林帯に入ると前日の雨でぬかって滑りやすく泥と倒木と格闘しながらジグザクに進む。一昨年よりも切り倒された木が増えているようだ。左にトラバース気味に進むも最後は植林帯の右の縁に誘い込まれるように登山道に飛び出た。計画通り三ノ塔まで行く。登山道には少し雪が残っていたが、ここのところの気温上昇ですぐに消えるだろう。頂上で登攀具を仕舞い一休みする。計画ではニノ塔からニノ塔尾根を下って葛葉の泉に下りる予定であったが、三ノ塔尾根を下ることにする。途中から林道をだらだらと下って大倉バス停に16時過ぎに到着、解散した。木村SLは実家に、羽生田SLと森2名は大倉バス停のそば屋「さか間」で反省会を行った。
葛葉川は一昨年・昨年に続いて3回目であるが、今回の遡行ではなんといっても最後の植林帯が核心部であったと思う。いずれにしても、天候に恵まれて快適な一日であった。
以上
葛葉の泉(10:00)?F1(10:20)?板立の滝(11:45)?富士型の滝(12:50)?登山道(14:20)?三ノ塔(14:35)?大倉(16:20)
写真1 小滝の釜をへつる羽生田CL
写真2 F1をつっぱりで登る木村SL
写真3 板立の滝で
写真4 三ノ塔にて
山域:丹沢/葛葉川本谷
山行形態:沢登り
参加者:羽生田(CL)、木村(SL)、森(記録)
昨年も同時期に沢始めで同沢を遡行したが、降雪に見舞われ途中の林道で遡行を打ち切り下山しているため、今回は最後まで詰めようと臨んだ。
渋沢駅に8時15分に集合しバスで菩提原まで行く。バス停から途中の桜沢橋までが毎回迷いがちなのだが今回は迷わずに行く。晴れていて気温も高く、一汗かいたところで途中の桜沢橋に着く。すぐ脇に新しいキャンプ施設が出来ていた。昨年は無かったと思う。立派な東屋もあり忘年会で利用してみたい感じである。素晴らしく豪華なトイレを拝借してスッキリし入渓点に向かう。
葛葉の泉で身支度をして10時に遡行開始する。羽生田CL(初CL)を先頭に、森、木村SLの順で歩き始める。小滝を適当に越えていくとすぐに一部が崩れた滝が現れる。昨年は無かった大石が転がっている。そのすぐ先の5m滝でロープを出す。森リード、羽生田CLビレイで水流沿いに上がる。ここで全員がビショ濡れになるが、気温が高いせいかそれほど寒くはない。がしかし滝上でビレイ中に水流で冷えたのか森の左ふくらはぎが痙攣する。板立の滝は中央が前日の雨のせいか水量が多い。右壁を羽生田CLビレイの木村SLリードで越える。この先、昨年は林道脇の泥壁が崩れて水が茶色く濁っていたが今年はスッキリしている。ほどなく林道をくぐりCS滝を過ぎ富士形の滝に到着し小休止する。中央の樋状は水量が多く右側を越える。途中またしても森の足が痙攣して、ペースを落としてもらう。左が樋状の滑滝を越えると水流が消え源頭部の様相を呈してくる。赤い「左」の看板を過ぎ、最後の二俣で右の大岩を見ながら左のガレを落石に注意しながら間を詰めて進むと、左上方に植林帯が見えてくる。植林帯に入ると前日の雨でぬかって滑りやすく泥と倒木と格闘しながらジグザクに進む。一昨年よりも切り倒された木が増えているようだ。左にトラバース気味に進むも最後は植林帯の右の縁に誘い込まれるように登山道に飛び出た。計画通り三ノ塔まで行く。登山道には少し雪が残っていたが、ここのところの気温上昇ですぐに消えるだろう。頂上で登攀具を仕舞い一休みする。計画ではニノ塔からニノ塔尾根を下って葛葉の泉に下りる予定であったが、三ノ塔尾根を下ることにする。途中から林道をだらだらと下って大倉バス停に16時過ぎに到着、解散した。木村SLは実家に、羽生田SLと森2名は大倉バス停のそば屋「さか間」で反省会を行った。
葛葉川は一昨年・昨年に続いて3回目であるが、今回の遡行ではなんといっても最後の植林帯が核心部であったと思う。いずれにしても、天候に恵まれて快適な一日であった。
以上
葛葉の泉(10:00)?F1(10:20)?板立の滝(11:45)?富士型の滝(12:50)?登山道(14:20)?三ノ塔(14:35)?大倉(16:20)
日程:2008年2月2日(土)
山域:源次郎沢
山行形態:アイゼントレーニング
メンバー及び役割:須藤(CL)、木村(記録)
記録:
8:00に渋沢駅に集合し、水無川本谷へ行く山本さん、森さんと共に車で戸沢出合まで入る。先日の雪で丹沢も雪化粧しており、山頂付近は結構な積雪がありそうだ。
9:00遡行開始。F1は須藤さんのリードで、水流を避け右側をトラバース気味に越える。アイゼンのためザイルを出し慎重にいく。F2、F3を通過して、F4は難しそうなので巻く。そしてF5去年山本さんと来たときに登れなかった滝だ。須藤さんリードでチャレンジ。3つめの中間支点まで到達したが最後の乗越しが難しく諦める。左側の巻き道から滝上部に出て懸垂下降で残地したヌンチャクを回収する。
F6、F7を通過しF8チムニー状の滝。手と足でつっぱって登っていくが、アイゼンで細かく拾っていくのが難しい。アイゼンをつけていると怖くて動きが小さくなりがちだが、思い切って足を開いて登ってみたらなんとか突破できた。続いてF9、通常は右側を行くようだが難しそうなので左側の残地ロープぞいを登る。岩が崩壊気味でアイゼンだと意外とてこずり、F9は巻くことにした。
F10を越え、最後の詰めは40?50cmは積もっている雪の中を進んでいく。まるで雪訓のような感じになる。左側の尾根に入り樹林帯をぬけると、間もなく花立山荘に到着。いつの間にか15:00になっていた。通常とは違う筋肉を使っているためか疲労が激しい。搭の岳へ続く登山道もかなり雪が積もっている。山岳スポーツセンターへ向けて急いで下山を開始する。
山域:源次郎沢
山行形態:アイゼントレーニング
メンバー及び役割:須藤(CL)、木村(記録)
記録:
8:00に渋沢駅に集合し、水無川本谷へ行く山本さん、森さんと共に車で戸沢出合まで入る。先日の雪で丹沢も雪化粧しており、山頂付近は結構な積雪がありそうだ。
9:00遡行開始。F1は須藤さんのリードで、水流を避け右側をトラバース気味に越える。アイゼンのためザイルを出し慎重にいく。F2、F3を通過して、F4は難しそうなので巻く。そしてF5去年山本さんと来たときに登れなかった滝だ。須藤さんリードでチャレンジ。3つめの中間支点まで到達したが最後の乗越しが難しく諦める。左側の巻き道から滝上部に出て懸垂下降で残地したヌンチャクを回収する。
F6、F7を通過しF8チムニー状の滝。手と足でつっぱって登っていくが、アイゼンで細かく拾っていくのが難しい。アイゼンをつけていると怖くて動きが小さくなりがちだが、思い切って足を開いて登ってみたらなんとか突破できた。続いてF9、通常は右側を行くようだが難しそうなので左側の残地ロープぞいを登る。岩が崩壊気味でアイゼンだと意外とてこずり、F9は巻くことにした。
F10を越え、最後の詰めは40?50cmは積もっている雪の中を進んでいく。まるで雪訓のような感じになる。左側の尾根に入り樹林帯をぬけると、間もなく花立山荘に到着。いつの間にか15:00になっていた。通常とは違う筋肉を使っているためか疲労が激しい。搭の岳へ続く登山道もかなり雪が積もっている。山岳スポーツセンターへ向けて急いで下山を開始する。
日程 2008年01月05日(土)
山域 奥多摩/ヒヤマゴ沢
メンバー 小嶋(CL) 高森(記録)
この沢は会に入る前、初めての沢登りで小嶋さんと行った沢で、今回は非常に楽しみでした。
10時50分入渓
すごく寒く、思った以上に水量もあったので、風邪気味の私は少し後悔したが来てしまったので帰るわけにも行かず出発。
滝という滝も全くなく沢登りというより沢歩きで、水量があるといえども濡れることはないなと思った。
二人で短い沢ということもあり、ゆっくり進む。
11時半頃休憩。
風邪のせいか、歩くと非常に喉が痛くぜいぜいしてしまうので、すぐ疲れて参った。
ほとんど凍りついている水を触っていると非常に寒いが、冬の沢はいつもとちょっと違い沢って やっぱり楽しいなと実感した。霜柱も見たことのないような長いのがゴロゴロしていた。
15メートルくらいの少しかぶり気味の滝が最後のほうにあり、そこがこの沢の核心といった感じ。ほとんどが凍っているので氷をどけて登る。
結構濡れてしまい寒くなる。
詰めは非常に急になっており、木の根を探して登る。
先に登っていた小嶋さんが「こりゃ、アイゼントレーニングだわ。」と意味不明発言。
20分くらい登ったところで12時40分頃、尾根に到着。
となりのシナンソー沢を下降しようということだったが、寒すぎるのと風邪がつらいのとで止める。
急きょ数馬温泉を目指して歩こうということになったが、途中「急な計画変更は事故につながる」と書かれた看板を発見。
むむむと思い、近くのバス停に下りた。
帰る頃にはすごい具合が悪くなってきており、家に帰って熱を測ったら39度以上あった。
1週間ほど熱は下がらず。
今回の教訓は風邪気味の時は無理しないほうがいいということでした。
しかし短いとはいえ、沢は楽しいと再実感した一日でした。
山域 奥多摩/ヒヤマゴ沢
メンバー 小嶋(CL) 高森(記録)
この沢は会に入る前、初めての沢登りで小嶋さんと行った沢で、今回は非常に楽しみでした。
10時50分入渓
すごく寒く、思った以上に水量もあったので、風邪気味の私は少し後悔したが来てしまったので帰るわけにも行かず出発。
滝という滝も全くなく沢登りというより沢歩きで、水量があるといえども濡れることはないなと思った。
二人で短い沢ということもあり、ゆっくり進む。
11時半頃休憩。
風邪のせいか、歩くと非常に喉が痛くぜいぜいしてしまうので、すぐ疲れて参った。
ほとんど凍りついている水を触っていると非常に寒いが、冬の沢はいつもとちょっと違い沢って やっぱり楽しいなと実感した。霜柱も見たことのないような長いのがゴロゴロしていた。
15メートルくらいの少しかぶり気味の滝が最後のほうにあり、そこがこの沢の核心といった感じ。ほとんどが凍っているので氷をどけて登る。
結構濡れてしまい寒くなる。
詰めは非常に急になっており、木の根を探して登る。
先に登っていた小嶋さんが「こりゃ、アイゼントレーニングだわ。」と意味不明発言。
20分くらい登ったところで12時40分頃、尾根に到着。
となりのシナンソー沢を下降しようということだったが、寒すぎるのと風邪がつらいのとで止める。
急きょ数馬温泉を目指して歩こうということになったが、途中「急な計画変更は事故につながる」と書かれた看板を発見。
むむむと思い、近くのバス停に下りた。
帰る頃にはすごい具合が悪くなってきており、家に帰って熱を測ったら39度以上あった。
1週間ほど熱は下がらず。
今回の教訓は風邪気味の時は無理しないほうがいいということでした。
しかし短いとはいえ、沢は楽しいと再実感した一日でした。
山 域 谷川岳/ヒツゴー沢
日 程 2007年10月20日(土)夜?21日(日)
メンバー 古屋(CL)、木村
山行形態 沢登り
5:30谷川温泉 ? 6:30二俣 ? 7:00ヒツゴー沢出合 ? 9:30ゴーロ帯手前 ? 11:00稜線 ? 肩の小屋 ? 西黒尾根 ? 13:30ロープウェイ駅
10月20日夜、JR水上駅集合。木村は水上着0時05分の最終電車に乗って行った。改札を出ると先に到着していた古屋さんがベンチで寝ていた。寒そうである。東京とは違い風が冷たく今晩は冷えそうだ。水上駅の駅員さんが私達をみて、翌朝始発の電車が着く前までなら、ドアの閉まる待合室を使っていいよと言ってくれた。おかげで暖かい待合室で体を休めることができた。
10月21日、4時起床。外に出ると風が冷たい。5時15分にタクシーで水上駅を出発。10分ほどで谷川温泉の登山道入口に着く。登山道入口にはヒル対策の塩水が置いてある。5時30分、まだ真っ暗なのでヘッドライトをつけ、道を間違えないよう注意しながら歩き始める。しばらくすると周囲が明るくなってきて谷川本谷の美しい流れがみえてきた。登山道は所々崩壊しており荒れている。6時30分過ぎには二俣に着く。倒木や巨岩で河原が埋まっておりヒツゴー沢出合は分かりにくかった。出合で準備をしていると男性4人のグループがきたので先行して出発する。
出会いからすぐに滝が始まる。最初の滝はもろに水流を行くルートだ。今回は2人とも初の谷川の沢ということで気合が入っており、寒いけれど思い切って水を浴びて登った。冷たいけれど思ったほどではない。次の滝も頭から水を浴びて登る。なんだかすごく楽しい気分になる。手も足もホールドはしっかりしているので滝は非常に登りやすい。美しいナメや小滝を通過していくと、10mのトイ状の滝が現れる。この滝は左側を登り、なんなくクリアする。休憩がてら周囲を見渡すと、紅葉した山肌と青い空がとても美しい。ここまではノーザイルでこれた。ザイルを出すとえらい時間がかかるよと言われていたので拍子抜けした感じだ。
その後も快適に進み(快適に登るとはこういうことか!という感じ)、最後に20mのチムニー状の滝を登ると連瀑帯を抜ける。チムニー状の滝を登る時には、もう終わってしまうのか・・と感じた。ここまでに1箇所だけ木村がバランスを崩した場所があったが、体全体で這い上がりなんとか落下をまぬがれた。
小休止のあと所々に小滝の出てくるゴーロ帯を進む。時々コケで滑りやすい岩がでてくるので慎重に登る。3m程のコケの小滝は落ち口がいやらしい。木村が先に行きなんとか這い上がった。後続の古屋さんが突然うゎーと言って落ちた。コケでヌルヌルの壁に足をとられたのだ。びっくりしたが3m程の滝だったので足を打った程度で大怪我にはならなかった。古屋さんでもこういうことがあるのかと少し驚く。
日 程 2007年10月20日(土)夜?21日(日)
メンバー 古屋(CL)、木村
山行形態 沢登り
5:30谷川温泉 ? 6:30二俣 ? 7:00ヒツゴー沢出合 ? 9:30ゴーロ帯手前 ? 11:00稜線 ? 肩の小屋 ? 西黒尾根 ? 13:30ロープウェイ駅
10月20日夜、JR水上駅集合。木村は水上着0時05分の最終電車に乗って行った。改札を出ると先に到着していた古屋さんがベンチで寝ていた。寒そうである。東京とは違い風が冷たく今晩は冷えそうだ。水上駅の駅員さんが私達をみて、翌朝始発の電車が着く前までなら、ドアの閉まる待合室を使っていいよと言ってくれた。おかげで暖かい待合室で体を休めることができた。
10月21日、4時起床。外に出ると風が冷たい。5時15分にタクシーで水上駅を出発。10分ほどで谷川温泉の登山道入口に着く。登山道入口にはヒル対策の塩水が置いてある。5時30分、まだ真っ暗なのでヘッドライトをつけ、道を間違えないよう注意しながら歩き始める。しばらくすると周囲が明るくなってきて谷川本谷の美しい流れがみえてきた。登山道は所々崩壊しており荒れている。6時30分過ぎには二俣に着く。倒木や巨岩で河原が埋まっておりヒツゴー沢出合は分かりにくかった。出合で準備をしていると男性4人のグループがきたので先行して出発する。
出会いからすぐに滝が始まる。最初の滝はもろに水流を行くルートだ。今回は2人とも初の谷川の沢ということで気合が入っており、寒いけれど思い切って水を浴びて登った。冷たいけれど思ったほどではない。次の滝も頭から水を浴びて登る。なんだかすごく楽しい気分になる。手も足もホールドはしっかりしているので滝は非常に登りやすい。美しいナメや小滝を通過していくと、10mのトイ状の滝が現れる。この滝は左側を登り、なんなくクリアする。休憩がてら周囲を見渡すと、紅葉した山肌と青い空がとても美しい。ここまではノーザイルでこれた。ザイルを出すとえらい時間がかかるよと言われていたので拍子抜けした感じだ。
その後も快適に進み(快適に登るとはこういうことか!という感じ)、最後に20mのチムニー状の滝を登ると連瀑帯を抜ける。チムニー状の滝を登る時には、もう終わってしまうのか・・と感じた。ここまでに1箇所だけ木村がバランスを崩した場所があったが、体全体で這い上がりなんとか落下をまぬがれた。
小休止のあと所々に小滝の出てくるゴーロ帯を進む。時々コケで滑りやすい岩がでてくるので慎重に登る。3m程のコケの小滝は落ち口がいやらしい。木村が先に行きなんとか這い上がった。後続の古屋さんが突然うゎーと言って落ちた。コケでヌルヌルの壁に足をとられたのだ。びっくりしたが3m程の滝だったので足を打った程度で大怪我にはならなかった。古屋さんでもこういうことがあるのかと少し驚く。
日 程:2007年10月4日(木)夜?7日(月)
山 域:朝日連峰/八久和川(出谷川)/中俣沢
メンバー:清野(CL・記録)、山本(SL・食当)、須藤(食当・装備)、清水(縦走)
山行形態:沢登り
10/4(木) 雨
今年のみちのくシリーズ第3弾。2年前の裏を返しに八久和上流部(出谷川)のみ遡行した。TX流山おおたかの森駅を21:00に出発。山形道月山ICまでひた走る。途中から雨が降り始め、明日の天気が少々心配だ。テントも持ってきたが濡らしたくないので、大井沢温泉施設の軒下でビバークとする。いつものように軽く入山祝いをして早々に寝る。
10/5(金) 曇りのち晴れ
雨はあがった。今日は天狗角力取(テングスモウトリ)山を越え八久和本流へおりて、呂滝の先まで行こうとの計画だ。 障子が岳経由で天狗小屋へ向かう清水さんと狐穴小屋での再会を約して、6:45に林道終点から歩き始める。約3時間で障子が岳と天狗角力取山とのジャンクションピークの粟畑(アワハタ)着。ここまではさしたる急登はなく、途中水場があるし、道もよく整備されていて歩きやすい。天狗の頂上を越え、八久和本流におりる支尾根につけられた道を一気にくだる。11時の清水さんとの定時交信は感度良好。道は途中から岩屋沢に沿うようになり、11過ぎに本流に到着。
11:48入渓。
晴れてきたので、水面がきらきらと輝き美しい。2年前の夏に来た時は岩屋沢の出合近辺には釣り屋が大勢いたが、今回は金曜日ということもあり誰もいない。水量は昨晩までの雨の影響か、平水よりわずかに多い感じだ。ほどなくオツボ沢に出合い、右の明瞭な踏み跡を使って巻く。大淵も右から簡単に越えられる。 当初下降予定だったウシ沢のすぐ先にコマス滝がかかっている。
これは右岸から巻く。腰までの深さの瀞を越えると広河原状がしばらく続き、まもなく呂滝だ。
しばし記念撮影をしてここも右岸から巻く。前回は大きく巻きすぎたので今回は落ち口のすぐ上におりた。予定通りここからは幕場を探しながら歩き、湯ノ沢出合下のまずまずの場所とする。幕場での交信は不調。天狗小屋が稜線の反対側にあるからだろう。
10/6(土) 曇りのち晴れ
今日は泳ぎが出てくるので好天になってほしいところだが、空模様は曇りがちだ。でも沢に日が差してくるのは遅い。7時過ぎに出発して、すぐ現れる淵と滝は湯ノ沢を使って巻く。40分ほど歩いた右岸台地に広い絶好の幕場を発見する。今度はここに泊まろう。瀞、淵と現れるがどれも簡単にへつったり、岩盤の上を歩いて行け楽しい。
8時前に西俣沢出合に到着する。中俣沢まで続くゴルジュは膝下までの水量で問題なく進める。
10分とかからずに中俣沢だ。
出合いの滝を右から越えると渓相はがらりと変わる。傾斜が増して幅も狭まり、これまでの川から沢になる。淵が結構出てくるのでいつ泳がされるかと思いながら遡行を続けるが、巻きと微妙なへつりを交えてなんとか進んでいける。結局15m滝の直前で2回わずかに泳ぐだけで済んだ。
9時前に15m滝到着。 山本さんリードで左の草・潅木帯との接点にルートを取って登る。滝下で待つ間、瀑風がぬれた体に当たりつらい。これを越えると沢幅はいっそう狭まり、釜を伴う6?8mほどの滝が断続的に出てきて標高をあげていく。今度は雪渓がいつ出てくるか、前回の残置ハーケンの場所はどこかなぁ、と考えながら登っていく。でも、ない、ない、雪渓がまったく出てこない。いくつめかの滝を右から越え、次の滝を巻こうと左の岩盤に上がったところで、11時の交信にあわせて昼食をとる。交信は良好で、清水さんはすでに狐穴小屋に着いていた。
休憩場所から先を偵察すると、すぐに釜つきの6m滝があって、泳いでとりついても登れそうにない。標高や地形から判断して、ここは地形図上のZ字状屈曲点手前のようだ。雪渓はなかったので遡行は楽だが、様子が全然違って見えるので、結局残置の場所は発見できずじまいだった。ここからは右岸を高巻くことにする。6m滝のずいぶん先に20mほどの滝が見えたのでそれもついでに巻くことにするが、大高巻になりそうな予感。
でも100m弱上がって、ちょっとした岩を越え水平に進みだすと平らなところも出てきて、意外にあっさり懸垂もなく沢床におりられた。上部二俣、連瀑帯と進むにつれ、谷は開け空は青く晴れ、背景の稜線が見えてきて快適この上ない。
連瀑帯を越えるといよいよ源流部。 谷はますます開け草紅葉が美しく、所々の黄色い花が印象的だ。稜線は近いのでゆっくりと楽しみながら登っていく。最後は忽然と狐穴小屋が見えてきて木道に至る。
小屋はまだ新しくすぐ前に水場がありとてもきれいだが、結構混んでいた。2年前にお世話になった小屋番氏は同じ人だったのでお礼を言う。
10/7(日) 晴れ
6時半過ぎに出発、天狗角力取山を経由して登山口に下山した。天狗小屋周辺の稜線は2日前と比べるとずいぶんと紅葉が進んでいる。大井沢温泉で汗を流して平三郎で手打ちそばで昼食、天然舞茸の刺身は絶品。夜はもちろんキノコ汁。
10/5 6:45発―9:44粟畑―11:15八久和本流(出谷川)―11:48入渓―12:12オツボ沢―12:45大淵―
13:15ウシ沢―13:18コマス滝13:26-14:23呂滝14:35-14:45幕営地
10/6 7:02幕場発―7:57西俣沢出合8:11―8:17中俣沢出合―8:52泳ぎ―8:55泳ぎ―8:57 15m滝9:30―10:14 8m滝?10:22同上・休憩・高巻開始11:21―11:57高巻終了―12:24二俣・連瀑帯開始―13:15連瀑帯終了―14:15詰上げ
10/7 6:30小屋発―9:48天狗角力取山―12:15登山口
山 域:朝日連峰/八久和川(出谷川)/中俣沢
メンバー:清野(CL・記録)、山本(SL・食当)、須藤(食当・装備)、清水(縦走)
山行形態:沢登り
10/4(木) 雨
今年のみちのくシリーズ第3弾。2年前の裏を返しに八久和上流部(出谷川)のみ遡行した。TX流山おおたかの森駅を21:00に出発。山形道月山ICまでひた走る。途中から雨が降り始め、明日の天気が少々心配だ。テントも持ってきたが濡らしたくないので、大井沢温泉施設の軒下でビバークとする。いつものように軽く入山祝いをして早々に寝る。
10/5(金) 曇りのち晴れ
雨はあがった。今日は天狗角力取(テングスモウトリ)山を越え八久和本流へおりて、呂滝の先まで行こうとの計画だ。 障子が岳経由で天狗小屋へ向かう清水さんと狐穴小屋での再会を約して、6:45に林道終点から歩き始める。約3時間で障子が岳と天狗角力取山とのジャンクションピークの粟畑(アワハタ)着。ここまではさしたる急登はなく、途中水場があるし、道もよく整備されていて歩きやすい。天狗の頂上を越え、八久和本流におりる支尾根につけられた道を一気にくだる。11時の清水さんとの定時交信は感度良好。道は途中から岩屋沢に沿うようになり、11過ぎに本流に到着。
11:48入渓。
晴れてきたので、水面がきらきらと輝き美しい。2年前の夏に来た時は岩屋沢の出合近辺には釣り屋が大勢いたが、今回は金曜日ということもあり誰もいない。水量は昨晩までの雨の影響か、平水よりわずかに多い感じだ。ほどなくオツボ沢に出合い、右の明瞭な踏み跡を使って巻く。大淵も右から簡単に越えられる。
これは右岸から巻く。腰までの深さの瀞を越えると広河原状がしばらく続き、まもなく呂滝だ。
しばし記念撮影をしてここも右岸から巻く。前回は大きく巻きすぎたので今回は落ち口のすぐ上におりた。予定通りここからは幕場を探しながら歩き、湯ノ沢出合下のまずまずの場所とする。幕場での交信は不調。天狗小屋が稜線の反対側にあるからだろう。
10/6(土) 曇りのち晴れ
今日は泳ぎが出てくるので好天になってほしいところだが、空模様は曇りがちだ。でも沢に日が差してくるのは遅い。7時過ぎに出発して、すぐ現れる淵と滝は湯ノ沢を使って巻く。40分ほど歩いた右岸台地に広い絶好の幕場を発見する。今度はここに泊まろう。瀞、淵と現れるがどれも簡単にへつったり、岩盤の上を歩いて行け楽しい。
8時前に西俣沢出合に到着する。中俣沢まで続くゴルジュは膝下までの水量で問題なく進める。
10分とかからずに中俣沢だ。
出合いの滝を右から越えると渓相はがらりと変わる。傾斜が増して幅も狭まり、これまでの川から沢になる。淵が結構出てくるのでいつ泳がされるかと思いながら遡行を続けるが、巻きと微妙なへつりを交えてなんとか進んでいける。結局15m滝の直前で2回わずかに泳ぐだけで済んだ。
9時前に15m滝到着。
休憩場所から先を偵察すると、すぐに釜つきの6m滝があって、泳いでとりついても登れそうにない。標高や地形から判断して、ここは地形図上のZ字状屈曲点手前のようだ。雪渓はなかったので遡行は楽だが、様子が全然違って見えるので、結局残置の場所は発見できずじまいだった。ここからは右岸を高巻くことにする。6m滝のずいぶん先に20mほどの滝が見えたのでそれもついでに巻くことにするが、大高巻になりそうな予感。
でも100m弱上がって、ちょっとした岩を越え水平に進みだすと平らなところも出てきて、意外にあっさり懸垂もなく沢床におりられた。上部二俣、連瀑帯と進むにつれ、谷は開け空は青く晴れ、背景の稜線が見えてきて快適この上ない。
連瀑帯を越えるといよいよ源流部。
10/7(日) 晴れ
6時半過ぎに出発、天狗角力取山を経由して登山口に下山した。天狗小屋周辺の稜線は2日前と比べるとずいぶんと紅葉が進んでいる。大井沢温泉で汗を流して平三郎で手打ちそばで昼食、天然舞茸の刺身は絶品。夜はもちろんキノコ汁。
10/5 6:45発―9:44粟畑―11:15八久和本流(出谷川)―11:48入渓―12:12オツボ沢―12:45大淵―
13:15ウシ沢―13:18コマス滝13:26-14:23呂滝14:35-14:45幕営地
10/6 7:02幕場発―7:57西俣沢出合8:11―8:17中俣沢出合―8:52泳ぎ―8:55泳ぎ―8:57 15m滝9:30―10:14 8m滝?10:22同上・休憩・高巻開始11:21―11:57高巻終了―12:24二俣・連瀑帯開始―13:15連瀑帯終了―14:15詰上げ
10/7 6:30小屋発―9:48天狗角力取山―12:15登山口