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日程:2009年5月23日(土)
山域:奥多摩 水根沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:柴田、木村(記録)
記録:
沢はじめに簡単なところへということで奥多摩の水根沢へ行ってきました。入渓から約1時間で遡行終了。下山も30分と本当に手軽な沢です。今回は水量がだいぶ少なかったようで、残地シュリンゲが随分と高い場所にかかっていました。それでも小滝に取付くために釜を何度か泳いだりしてほどよく疲れました。最後の半円の滝はつっぱりフリクションで登っていくのでとても楽しいです。
山域:奥多摩 水根沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:柴田、木村(記録)
記録:
沢はじめに簡単なところへということで奥多摩の水根沢へ行ってきました。入渓から約1時間で遡行終了。下山も30分と本当に手軽な沢です。今回は水量がだいぶ少なかったようで、残地シュリンゲが随分と高い場所にかかっていました。それでも小滝に取付くために釜を何度か泳いだりしてほどよく疲れました。最後の半円の滝はつっぱりフリクションで登っていくのでとても楽しいです。
日程:2009年5月15日(金)夜発?5月16日(土)
山域:奥秩父笛吹川 鶏冠谷左俣一の沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:須藤(CL)、 平川(記録)
記録:
5/15金曜の21時に南武線谷保駅に須藤、山本、平川が集合し、須藤車で鶏冠谷に向かった。山本さんは腰に違和感があるようで、ひょっとしたら結石かもしれないという。私も含め、最近山に体調万全で入った試しが無く何やら情けない。
何時もの『道の駅 みとみ』には24時ちょっと前に着いた。前日は東京でもかなり冷え込んだので寒がりな私はちょっと心配したが思ったより暖かくてほっとした。軽く飲んで就寝、山本さんは朝の様子次第で留守番を申し合わせた。
翌朝の天気は曇り。天気予報も日中には降り出す事を伝えていたので速攻で行くことにする。山本さんは『全然ダメ・・』との事なので、須藤、平川の2名で突っ込むことにする。
6:30に駐車場を出て、鶏冠谷出合いには7時00分着。7:20に遡行開始した。天気も優れず、水も冷たいのでなんとなく足も重い。逆くの字滝はノーザイルで登ったが結構ぬれて体も冷えた。二俣には8:30着。最初の1本をここでとったが、天候や山本さんの事もあるので時間の掛かる本谷は諦め、最短の一の沢にする事にした。
左俣に入ると右岸の大崩壊後や所々で沢に覆いかぶさる大木があり、若干沢が荒れた感じがした。一の沢出合いの40mナメ滝は巻くしかない立った滝だ。左の泥壁をよじ登って沢床に降りる。水は極端に減って所々が伏流になっている。直ぐ上の涸れたゴルジュ帯は落石のおきそうな所だ。2年前に訪れた時より沢を埋める岩が増えた気がする。その先も滑るナメ滝を幾つか登っていくと先を行く須藤さんが棚を登った途端に『なんだ?!』の声を上げる。後に続くと目の前には狭い沢を埋め尽くす雪渓が横たわっていた。雪渓の欠片というより本当に埋め尽くす立派な雪渓であった。この先はより狭く、傾斜のきついスラブになる筈だが、この時点で雪渓の登場ではもはや撤退以外に選択の道は無い。ここまで濡れた足先の感覚が無くなるほど水の冷たさを感じていたがこの雪渓でそれも納得できた。
一休みして登ってきた沢を下ることにする。5回程の懸垂を繰り返して鶏冠谷出合いには13:20に着いた。出合いでは焚き火をして山本さんが出迎えをしてくれた。
5月の奥秩父は例年稜線近くに残雪の欠片が残ることもあるが、今回のような残雪を見ることは今までに無いことだ。今年の降雪は奥秩父においても多かったという事だろう。三富の町営?っぽい温泉に浸かり、矢川駅前のファミレスで簡単な反省会をして解散した。
山域:奥秩父笛吹川 鶏冠谷左俣一の沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:須藤(CL)、 平川(記録)
記録:
5/15金曜の21時に南武線谷保駅に須藤、山本、平川が集合し、須藤車で鶏冠谷に向かった。山本さんは腰に違和感があるようで、ひょっとしたら結石かもしれないという。私も含め、最近山に体調万全で入った試しが無く何やら情けない。
何時もの『道の駅 みとみ』には24時ちょっと前に着いた。前日は東京でもかなり冷え込んだので寒がりな私はちょっと心配したが思ったより暖かくてほっとした。軽く飲んで就寝、山本さんは朝の様子次第で留守番を申し合わせた。
翌朝の天気は曇り。天気予報も日中には降り出す事を伝えていたので速攻で行くことにする。山本さんは『全然ダメ・・』との事なので、須藤、平川の2名で突っ込むことにする。
6:30に駐車場を出て、鶏冠谷出合いには7時00分着。7:20に遡行開始した。天気も優れず、水も冷たいのでなんとなく足も重い。逆くの字滝はノーザイルで登ったが結構ぬれて体も冷えた。二俣には8:30着。最初の1本をここでとったが、天候や山本さんの事もあるので時間の掛かる本谷は諦め、最短の一の沢にする事にした。
左俣に入ると右岸の大崩壊後や所々で沢に覆いかぶさる大木があり、若干沢が荒れた感じがした。一の沢出合いの40mナメ滝は巻くしかない立った滝だ。左の泥壁をよじ登って沢床に降りる。水は極端に減って所々が伏流になっている。直ぐ上の涸れたゴルジュ帯は落石のおきそうな所だ。2年前に訪れた時より沢を埋める岩が増えた気がする。その先も滑るナメ滝を幾つか登っていくと先を行く須藤さんが棚を登った途端に『なんだ?!』の声を上げる。後に続くと目の前には狭い沢を埋め尽くす雪渓が横たわっていた。雪渓の欠片というより本当に埋め尽くす立派な雪渓であった。この先はより狭く、傾斜のきついスラブになる筈だが、この時点で雪渓の登場ではもはや撤退以外に選択の道は無い。ここまで濡れた足先の感覚が無くなるほど水の冷たさを感じていたがこの雪渓でそれも納得できた。
一休みして登ってきた沢を下ることにする。5回程の懸垂を繰り返して鶏冠谷出合いには13:20に着いた。出合いでは焚き火をして山本さんが出迎えをしてくれた。
5月の奥秩父は例年稜線近くに残雪の欠片が残ることもあるが、今回のような残雪を見ることは今までに無いことだ。今年の降雪は奥秩父においても多かったという事だろう。三富の町営?っぽい温泉に浸かり、矢川駅前のファミレスで簡単な反省会をして解散した。
日程:2009年4月29日(水)
山域:丹沢・谷太郎川・大小屋ノ沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:中山(CL),羽生田(SL),新屋,片倉,平川,白川,菅原(記録)
中山の呼びかけに総勢七人が本厚木駅に集まった。今日は会の仲間との賑やかな沢になる。宮ヶ瀬行きのバスに乗り、煤ヶ谷へ。煤ヶ谷から谷太郎川沿いの林道に入り、40分ほど歩くと林道の終点に着く。林道終点は広い駐車場になっており、対岸が谷太郎川本流と大小屋ノ沢出合である。
ここで身支度を済ませ、木橋を渡って出発、大小屋ノ沢右岸沿いにつけられた山道を進んでいく。沢を渡り、さらに左岸沿いに続く山道を進む。堰堤を三つほど巻き、沢が左に折れる所で山道は消え、沢に下りる。ゴーロを少し歩くと、ようやく滝が現れる。F1かと思ったらF2である。F1は知らぬ間に山道で巻いてしまったのだろうか。
F2を水流の右側から越えると、短いナメ床になるが、再びゴーロが続き、しばらくして水が少なくなる。F2から35分ほど歩いて小休止とする。青空が広がり、日に照らされた新緑が美しい。白川はハーケンを打つ練習をし、私と片倉、羽生田は、苔の生えた滑り台のような岩で遊んでいる。ゆったりとした時が過ぎる。
30分後、出発。すぐに左に尖った岩塔を見ると、F3が現れ、水流も復活する。F3は10メートルのナメ滝であり、水流沿いに越えていく。しばらくして沢が左に折れると右から20メートルの涸滝が出合う。前方は沢幅が急に狭まりゴルジュになっている。この涸滝は岩登りのゲレンデのようであり、しばらくここで遊ぶことにする。
一番手として羽生田が手を挙げる。羽生田は右側から取りつき、ハーケンを1本打って、大岩の所まで左に斜上。大岩に2本目のハーケンを打って大岩の上へ。ここから少し直上し右に移動しようとするが、ホールドが見つけられず動けなくなる。見た目よりは厳しそうである。中山がすぐにロープを結んで羽生田の所まで登り、右へ移動。右上して立木を掴み、懸垂の支点をとる。中山は場数を踏んでいる。さすがである。時計を見るとすでに12時を回っている。ここに1時間以上いる。羽生田は悔しそうであるが、またの機会にと、先を急ぐことにする。
ゴルジュに入っていく。ここから上流部は滝が連続し、沢登りらしくなってくる。5メートル、3メートルと続く。3メートルの滝は、私は水流右を巻くが、水流左に取りついた者は、ホールドが細かいのか、苦戦している。右を巻いた者がお助け紐を出してフォローする。続く10メートルの滝は、2段になったナメ状の滝で、水流沿いを登る。次の10メートルの滝はスラブの滝で、水流の右を登る。ここを越えると、沢は二俣になる。右に入って小滝を越えると、また10メートルの滝が現れる。ここまで滝の番号を数え忘れていたが、これはF7である。F7はスラブの滝で、水が一条になって流れ落ちている。水流沿いは厳しく、右から巻く。右は階段状になっているが、岩が大きく登りにくい。10メートルは高度感がある。F7を越えると、沢はまた二俣になる。ここは小さなケルンのある左に入り、小休止とする。ここまでの滝の連続は、技術的にも難しくなく、新緑の下、沢を満喫することができた。
20分ほど休憩して出発。しばらくして水が涸れ、二俣になり、左へ進む。荒れてきた沢からはずれ、左の急な山腹を攀じ登っていく。十数分で尾根の上に出る。厚木市と清川村との市界の尾根である。ここから三峰山の登山道には向かわず、木に赤テープのある市界の尾根を下ることにする。赤テープや赤ペンキに導かれ、踏み跡を辿っていく。しばらくして尾根が二つに分かれる。ここで市界の尾根と別れて、右に進む。左の市界の尾根を下れば、大小屋ノ沢の出合に出る。しばらくしてまた尾根が二つに分かれ、右に進む。徐々に急勾配になり、踏み跡も荒れてくる。立ち木に掴まりながら下っていくと、舗装された林道に出る。「ここが不動尻」の道標が立ち、谷太郎川沿いの道が分かれている所である。
ここで一息入れてから林道を下り、50分ほどで広沢寺温泉入口のバス停に着く。バスを20分ほど待って本厚木駅に向かう。本厚木では、ホルモン焼きの店「大ちゃん」で賑やかな酒宴となる。
コースタイム
煤ヶ谷バス停(8:29)?林道終点(9:10,9:35)?F2-10m(9:52)?F3-10m(11:01)?20m涸滝(11:10,12:25)?F7-10m(13:01)?二番目の二俣(13:15,13:36)?三番目の二俣(13:41)?市界尾根(13:58,14:12)?不動尻(14:55,15:01)?広沢寺温泉入口バス停(15:50)
(追記)
今回の大小屋ノ沢では、入渓前、沢沿いのじめじめとした山道で、落ち葉の上で細く伸びたヒルを一匹見つけた。ここもヒルを気にしながらの遡行になるのかと心配したが、遡行を開始すると、ヒルのことなどすっかり忘れて沢を楽しみ、だれも被害に遭わないで済んだと思っていた。ところが、遡行の次の日、片倉と中山の二人からこんなメールが送られてきた。
昨日、大小屋ノ沢から帰宅してから右足のふくらはぎから血がでているのに入浴後気が付きました。また、今日ザックの中の衣類の袋に蛭が付いていました。日干しの刑にしました。(片倉)
私も左足の甲外側を蛭に噛まれていました。当日は酔っていたため気が付きませんでした。今日洗濯してやっとわかりました。(中山)
山域:丹沢・谷太郎川・大小屋ノ沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:中山(CL),羽生田(SL),新屋,片倉,平川,白川,菅原(記録)
中山の呼びかけに総勢七人が本厚木駅に集まった。今日は会の仲間との賑やかな沢になる。宮ヶ瀬行きのバスに乗り、煤ヶ谷へ。煤ヶ谷から谷太郎川沿いの林道に入り、40分ほど歩くと林道の終点に着く。林道終点は広い駐車場になっており、対岸が谷太郎川本流と大小屋ノ沢出合である。
ここで身支度を済ませ、木橋を渡って出発、大小屋ノ沢右岸沿いにつけられた山道を進んでいく。沢を渡り、さらに左岸沿いに続く山道を進む。堰堤を三つほど巻き、沢が左に折れる所で山道は消え、沢に下りる。ゴーロを少し歩くと、ようやく滝が現れる。F1かと思ったらF2である。F1は知らぬ間に山道で巻いてしまったのだろうか。
F2を水流の右側から越えると、短いナメ床になるが、再びゴーロが続き、しばらくして水が少なくなる。F2から35分ほど歩いて小休止とする。青空が広がり、日に照らされた新緑が美しい。白川はハーケンを打つ練習をし、私と片倉、羽生田は、苔の生えた滑り台のような岩で遊んでいる。ゆったりとした時が過ぎる。
30分後、出発。すぐに左に尖った岩塔を見ると、F3が現れ、水流も復活する。F3は10メートルのナメ滝であり、水流沿いに越えていく。しばらくして沢が左に折れると右から20メートルの涸滝が出合う。前方は沢幅が急に狭まりゴルジュになっている。この涸滝は岩登りのゲレンデのようであり、しばらくここで遊ぶことにする。
一番手として羽生田が手を挙げる。羽生田は右側から取りつき、ハーケンを1本打って、大岩の所まで左に斜上。大岩に2本目のハーケンを打って大岩の上へ。ここから少し直上し右に移動しようとするが、ホールドが見つけられず動けなくなる。見た目よりは厳しそうである。中山がすぐにロープを結んで羽生田の所まで登り、右へ移動。右上して立木を掴み、懸垂の支点をとる。中山は場数を踏んでいる。さすがである。時計を見るとすでに12時を回っている。ここに1時間以上いる。羽生田は悔しそうであるが、またの機会にと、先を急ぐことにする。
ゴルジュに入っていく。ここから上流部は滝が連続し、沢登りらしくなってくる。5メートル、3メートルと続く。3メートルの滝は、私は水流右を巻くが、水流左に取りついた者は、ホールドが細かいのか、苦戦している。右を巻いた者がお助け紐を出してフォローする。続く10メートルの滝は、2段になったナメ状の滝で、水流沿いを登る。次の10メートルの滝はスラブの滝で、水流の右を登る。ここを越えると、沢は二俣になる。右に入って小滝を越えると、また10メートルの滝が現れる。ここまで滝の番号を数え忘れていたが、これはF7である。F7はスラブの滝で、水が一条になって流れ落ちている。水流沿いは厳しく、右から巻く。右は階段状になっているが、岩が大きく登りにくい。10メートルは高度感がある。F7を越えると、沢はまた二俣になる。ここは小さなケルンのある左に入り、小休止とする。ここまでの滝の連続は、技術的にも難しくなく、新緑の下、沢を満喫することができた。
20分ほど休憩して出発。しばらくして水が涸れ、二俣になり、左へ進む。荒れてきた沢からはずれ、左の急な山腹を攀じ登っていく。十数分で尾根の上に出る。厚木市と清川村との市界の尾根である。ここから三峰山の登山道には向かわず、木に赤テープのある市界の尾根を下ることにする。赤テープや赤ペンキに導かれ、踏み跡を辿っていく。しばらくして尾根が二つに分かれる。ここで市界の尾根と別れて、右に進む。左の市界の尾根を下れば、大小屋ノ沢の出合に出る。しばらくしてまた尾根が二つに分かれ、右に進む。徐々に急勾配になり、踏み跡も荒れてくる。立ち木に掴まりながら下っていくと、舗装された林道に出る。「ここが不動尻」の道標が立ち、谷太郎川沿いの道が分かれている所である。
ここで一息入れてから林道を下り、50分ほどで広沢寺温泉入口のバス停に着く。バスを20分ほど待って本厚木駅に向かう。本厚木では、ホルモン焼きの店「大ちゃん」で賑やかな酒宴となる。
コースタイム
煤ヶ谷バス停(8:29)?林道終点(9:10,9:35)?F2-10m(9:52)?F3-10m(11:01)?20m涸滝(11:10,12:25)?F7-10m(13:01)?二番目の二俣(13:15,13:36)?三番目の二俣(13:41)?市界尾根(13:58,14:12)?不動尻(14:55,15:01)?広沢寺温泉入口バス停(15:50)
(追記)
今回の大小屋ノ沢では、入渓前、沢沿いのじめじめとした山道で、落ち葉の上で細く伸びたヒルを一匹見つけた。ここもヒルを気にしながらの遡行になるのかと心配したが、遡行を開始すると、ヒルのことなどすっかり忘れて沢を楽しみ、だれも被害に遭わないで済んだと思っていた。ところが、遡行の次の日、片倉と中山の二人からこんなメールが送られてきた。
昨日、大小屋ノ沢から帰宅してから右足のふくらはぎから血がでているのに入浴後気が付きました。また、今日ザックの中の衣類の袋に蛭が付いていました。日干しの刑にしました。(片倉)
私も左足の甲外側を蛭に噛まれていました。当日は酔っていたため気が付きませんでした。今日洗濯してやっとわかりました。(中山)
日程:2009年 4月25日(土)夜発? 4月26日(日)
メンバー及び役割:山本、須藤(記録)
行程:4/26(日) 早朝 玄倉川林道ゲート?8:20 同角沢出合 ? 13:10 遡行終了地点
(東沢乗越からの登山道)?同角山稜?ユーシンロッジ?17時過ぎ、玄倉川林道ゲート
先週の伊勢沢に続いて今年2本目の沢。山本さんの提案で同角の沢とした。遡行、下山共、時間がかかりそうで、ヘッ電での下山は避けたく、前夜に丹沢湖ビジターセンター軒下でビバークする。朝起きた時から天気良く、玄倉林道は新緑で清清しい。途中、青崩トンネルが崩落のため完全閉鎖、沢を降り登りし、林道へ戻り、同角沢出合へ着く。前日の雨のためか、水量多く、気温もそれ程高くは無く、滝に濡れる気にはなれない。F1とそれに続く三重の滝、不動の滝は巻いてしまう。中間部の名無しの滝25mは爆心右側にあるチムニーを登る。簡単に行けると思い、須藤がノーザイルで上がるが、途中で行き詰り、山本さんがザイルを持って上がってきてくれ、ビレイしてもらい何とか上がりきる。最後の遺言棚2段45mは2段目の草付が下部からグズグズで怖い。残地ハーケンにランナーを2本取った所で行き詰り、ホールドを探しているうちに足元の草付が完全に崩れ落ち、墜落。山本さんの確保で止まった時には5m程落ちて、脚がザイルに絡んだのか、宙吊り状態になってしまう。体制を戻し、もう一度トライするが草付に難儀し、残した2本のヌンチャクは巻いた上から懸垂でおりて回収することにして諦める。ルートの左側から高巻くが、これも草付がひどい。6,7mmのスリングが張ってあった(残地)ので何とか上がれたが、これが無ければ大変だったと思う。途中、落ち口の少し左下から山本さんが懸垂して、ヌンチャクを回収してもらったが、上がってくるのにこれも一苦労となる。その後は、小川谷方面から東沢乗越し、同角山稜へ東西に走る登山道から同角山稜、ユーシンへと降り、玄倉林道へ至る。東西の登山道は踏み跡が不鮮明で、木に巻きつけた目印のテープや紐が頼りとなる。滝の登攀はあまり出来なかったのが、少し心残りだが無理しないのが妥当だったと判断したい。たまには年相応の枯れた登り方も必要だ。青崩トンネルが不通のためか、他の登山者には全く会わず静かな山行で良かったと思う。特にユーシンロッジは立派な施設が緑と静寂に包まれており、不思議な感覚のする場所だった。
?以上?
メンバー及び役割:山本、須藤(記録)
行程:4/26(日) 早朝 玄倉川林道ゲート?8:20 同角沢出合 ? 13:10 遡行終了地点
(東沢乗越からの登山道)?同角山稜?ユーシンロッジ?17時過ぎ、玄倉川林道ゲート
先週の伊勢沢に続いて今年2本目の沢。山本さんの提案で同角の沢とした。遡行、下山共、時間がかかりそうで、ヘッ電での下山は避けたく、前夜に丹沢湖ビジターセンター軒下でビバークする。朝起きた時から天気良く、玄倉林道は新緑で清清しい。途中、青崩トンネルが崩落のため完全閉鎖、沢を降り登りし、林道へ戻り、同角沢出合へ着く。前日の雨のためか、水量多く、気温もそれ程高くは無く、滝に濡れる気にはなれない。F1とそれに続く三重の滝、不動の滝は巻いてしまう。中間部の名無しの滝25mは爆心右側にあるチムニーを登る。簡単に行けると思い、須藤がノーザイルで上がるが、途中で行き詰り、山本さんがザイルを持って上がってきてくれ、ビレイしてもらい何とか上がりきる。最後の遺言棚2段45mは2段目の草付が下部からグズグズで怖い。残地ハーケンにランナーを2本取った所で行き詰り、ホールドを探しているうちに足元の草付が完全に崩れ落ち、墜落。山本さんの確保で止まった時には5m程落ちて、脚がザイルに絡んだのか、宙吊り状態になってしまう。体制を戻し、もう一度トライするが草付に難儀し、残した2本のヌンチャクは巻いた上から懸垂でおりて回収することにして諦める。ルートの左側から高巻くが、これも草付がひどい。6,7mmのスリングが張ってあった(残地)ので何とか上がれたが、これが無ければ大変だったと思う。途中、落ち口の少し左下から山本さんが懸垂して、ヌンチャクを回収してもらったが、上がってくるのにこれも一苦労となる。その後は、小川谷方面から東沢乗越し、同角山稜へ東西に走る登山道から同角山稜、ユーシンへと降り、玄倉林道へ至る。東西の登山道は踏み跡が不鮮明で、木に巻きつけた目印のテープや紐が頼りとなる。滝の登攀はあまり出来なかったのが、少し心残りだが無理しないのが妥当だったと判断したい。たまには年相応の枯れた登り方も必要だ。青崩トンネルが不通のためか、他の登山者には全く会わず静かな山行で良かったと思う。特にユーシンロッジは立派な施設が緑と静寂に包まれており、不思議な感覚のする場所だった。
?以上?
日程:2009年4月20日(日)
山域:丹沢/水無川水系・セドの沢右俣
山行形態:沢登り・個人山行
メンバー及び役割:CL:門脇、新屋、装備/記録:白川
記録:
8:00渋沢駅集合し、バスで大倉に行く予定であったが、出発が1時間遅れたので、戸沢に着いたのが10:05であった。身支度をして10:35に出発。水無川本谷のF1は11:00であった。ここは流れのすぐ左を登る。岩がぬるぬるしている。なるべく水の中を遡行し二俣を右へと入る。セドノ沢右俣である。じきに何ということのない釜があった。普通は左側をさっさと登ってしまう所なのだが、門脇さんは違う。なるべく難しい所を行かせたいらしい。右からへつるように指示すると自らさっさと通過してしまった。二番手の新屋さんは粘ったもののついにはドボン。白川は諦めも早く、さっさとドボン。ドボンは何度でもOKという気分になる。
岩が樋状になっている滝では左側のクラックを登った。私は水流に近い所は岩が滑るし、安定したガバが探せずもたついた。次の2段滝では滝の右側を直登し、滝の落ち口くらいの高さから左の落ち口に向かってトラバース。途中岩がハングっていてスタンスを確認しながら進んだ。私はいけないとわかりつつAO。始めの滝からリードをする度胸はなく、すべて門脇さんに頼ってしまった。
そしていよいよ大滝である。流れの左側を登る予定であったが、上部の立ち木が1本枯れて横倒しになっていた。登っているときに落ちてきたらおしまいである。門脇さんもしばらく思案。で、最終的には左の手前の土の斜面を高巻きすることになった。リードは新屋さん。ロープとハンマーを持ってするすると上がっていった。途中で50mロープが足りなくなって、支点になる木に固定し、さらに進んでいった。登りはじめの数メートルの土は硬くて蹴り込めず滑りやすい。私はハンマーのブレードを刺しながらやっとの思いで上がった。
新屋さんは倒木を下に落とそうとルートを探したそうだが、わからなかったそうで、残念がっていた。
そういえば、大滝の手前で門脇さんが鹿の角を拾った。ガチャをぶら下げるのにいいそうで新屋さんが使うことになった。写真はその鹿の角の記念写真である。
大滝を過ぎてからは沢沿いを歩いて3:00頃涸れ棚を右へ行って正次郎尾根を下った。4:00林道の終点に戻り装備を解いた。
山域:丹沢/水無川水系・セドの沢右俣
山行形態:沢登り・個人山行
メンバー及び役割:CL:門脇、新屋、装備/記録:白川
記録:
8:00渋沢駅集合し、バスで大倉に行く予定であったが、出発が1時間遅れたので、戸沢に着いたのが10:05であった。身支度をして10:35に出発。水無川本谷のF1は11:00であった。ここは流れのすぐ左を登る。岩がぬるぬるしている。なるべく水の中を遡行し二俣を右へと入る。セドノ沢右俣である。じきに何ということのない釜があった。普通は左側をさっさと登ってしまう所なのだが、門脇さんは違う。なるべく難しい所を行かせたいらしい。右からへつるように指示すると自らさっさと通過してしまった。二番手の新屋さんは粘ったもののついにはドボン。白川は諦めも早く、さっさとドボン。ドボンは何度でもOKという気分になる。
岩が樋状になっている滝では左側のクラックを登った。私は水流に近い所は岩が滑るし、安定したガバが探せずもたついた。次の2段滝では滝の右側を直登し、滝の落ち口くらいの高さから左の落ち口に向かってトラバース。途中岩がハングっていてスタンスを確認しながら進んだ。私はいけないとわかりつつAO。始めの滝からリードをする度胸はなく、すべて門脇さんに頼ってしまった。
そしていよいよ大滝である。流れの左側を登る予定であったが、上部の立ち木が1本枯れて横倒しになっていた。登っているときに落ちてきたらおしまいである。門脇さんもしばらく思案。で、最終的には左の手前の土の斜面を高巻きすることになった。リードは新屋さん。ロープとハンマーを持ってするすると上がっていった。途中で50mロープが足りなくなって、支点になる木に固定し、さらに進んでいった。登りはじめの数メートルの土は硬くて蹴り込めず滑りやすい。私はハンマーのブレードを刺しながらやっとの思いで上がった。
新屋さんは倒木を下に落とそうとルートを探したそうだが、わからなかったそうで、残念がっていた。
そういえば、大滝の手前で門脇さんが鹿の角を拾った。ガチャをぶら下げるのにいいそうで新屋さんが使うことになった。写真はその鹿の角の記念写真である。
大滝を過ぎてからは沢沿いを歩いて3:00頃涸れ棚を右へ行って正次郎尾根を下った。4:00林道の終点に戻り装備を解いた。