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日程:2008年9月11日(火)
山域:西丹沢、小川谷廊下
山行形態:沢登り
メンバー及び役割: 片倉順一(C L、記録)、戸田優子(S L)
9月11日(火)
7:40 新松田駅発
9:10 駐車場発
9:40 穴ノ平橋
10:07 小川谷入渓
13:07 遡行終了
14:30 駐車場着
16:40 新松田駅
駐車場を発って、約40分くらいで穴ノ平橋に着く。穴の平橋の手前からゴカイ沢を下る。堰堤を6つ下り、小川谷に出る。
10時7分遡行開始後。間もなく2メートルの滝を難なく通過し、間もなく大岩の滝2Fを渡る。アブミを頼りにして上り、流木を足場に通過する。4級の登りは出来ず。
その後のゴルジュ帯はスイスイ進む。
2段5メートルの滝は、前回登れなかったので、岩の足場など確認したが、難しそうでなかったが、初心者2名なので残念ながら今回はパス。次回は挑戦したい。
次の大岩登り、最初の部分はゴム底靴で難なく登るが、その先は急で、ロープなしでは難しかった。
戸田さんはフェルト底靴(フェルトに砂が入り滑る)で苦労しているようだ。感じたのだが、小川谷はゴム底靴が適しているようだ。
ヒエ畑沢先の2段20メートルの石棚を左の岩塔を巻く。易しい登りだ。登る前に記念撮影。
最後のゴルジュでの5メートルのトイ状の滝、水が少なく滝まで泳ぐほどではない。途中まで登ってみるが、安全策を取り、左を巻いた。次回は挑戦したい。
堰堤ふたつ目のところで、下山ルートに入る。ちょっと迷ったが、すぐ分かった。
感想など
感想としては、「また、来よう」。
次回のために、入渓点などのポイント或いはルートをよく確認しながらコースを進んだ。また、安全を第1として行動したため、時間的にも順調に行った。
山域:西丹沢、小川谷廊下
山行形態:沢登り
メンバー及び役割: 片倉順一(C L、記録)、戸田優子(S L)
9月11日(火)
7:40 新松田駅発
9:10 駐車場発
9:40 穴ノ平橋
10:07 小川谷入渓
13:07 遡行終了
14:30 駐車場着
16:40 新松田駅
駐車場を発って、約40分くらいで穴ノ平橋に着く。穴の平橋の手前からゴカイ沢を下る。堰堤を6つ下り、小川谷に出る。
10時7分遡行開始後。間もなく2メートルの滝を難なく通過し、間もなく大岩の滝2Fを渡る。アブミを頼りにして上り、流木を足場に通過する。4級の登りは出来ず。
その後のゴルジュ帯はスイスイ進む。
2段5メートルの滝は、前回登れなかったので、岩の足場など確認したが、難しそうでなかったが、初心者2名なので残念ながら今回はパス。次回は挑戦したい。
次の大岩登り、最初の部分はゴム底靴で難なく登るが、その先は急で、ロープなしでは難しかった。
戸田さんはフェルト底靴(フェルトに砂が入り滑る)で苦労しているようだ。感じたのだが、小川谷はゴム底靴が適しているようだ。
ヒエ畑沢先の2段20メートルの石棚を左の岩塔を巻く。易しい登りだ。登る前に記念撮影。
最後のゴルジュでの5メートルのトイ状の滝、水が少なく滝まで泳ぐほどではない。途中まで登ってみるが、安全策を取り、左を巻いた。次回は挑戦したい。
堰堤ふたつ目のところで、下山ルートに入る。ちょっと迷ったが、すぐ分かった。
感想など
感想としては、「また、来よう」。
次回のために、入渓点などのポイント或いはルートをよく確認しながらコースを進んだ。また、安全を第1として行動したため、時間的にも順調に行った。
日程:2008年9月7日(日)
山域:丹沢 セドの沢左俣
山行形態:沢登り(訓練山行)
メンバー:戸田(CL)、羽生田(SL)、両角《充》、両角《夏》、白川、片倉、砺波(記録)
時程
8:00渋沢 ? 8:30大倉バス停 ? 9:20戸沢出合10:09 ? 10:45 水無川本谷F111:30 ? 12:00 13m大滝 ?14:00 8m
? 14:20書策新道 ? 16:15 8m ? 16:45書策小屋17:00 ? 18:00 戸沢出合 ~18:45大倉バス停
山行当日は、午後からにわか雨の予報になっていたが、訓練なので安易に中止にしないと念を押され、天気予報を気にしないようにして渋沢に集合した。
この時点の気温28℃。一時期よりは涼しくなったが、まだ暑い。前日の丹沢は動かない雨雲のせいでかなり降ったみたいで、山裾に雲をまとっていたが、恒例のバスの中でのアメダスチェックでも関東地方はごく弱い北風が吹いているのみで、大気の収束もなかったのでまあ最初は降らないだろうと勝手に推測した。大倉の吊り橋から水無川を見ても水は澄んでおり、増水もしておらずこの時点では一安心。
9時20分に戸沢の出合に到着し、装備をセットする。慎重に装備をチェックするのも大事なことだが、素早くセットすれば、早く山に登れるのにと、この時間がいつも非常にもどかしい。ここで、両角《夏》さんの、カドワックス製沢シューズを見せてもらった。ソールのつま先がラバーで、それ以外はフェルトとなっており、現在最高の沢靴と考えられる。しかし、元キャラバン製とは思えない色づかいに、カドワックスの偉大なる才能の無駄遣いぶりを感じる。
本沢の鎖がついている堰堤の上で、ナイロンパンツをたくし上げたところ、第1ヤマビル発見。実は、初めてヤマビルを見た。小さな生き物なので、これに気づくのは至難の業である、と思った。ヤマビルは、ハンマーですりつぶした。新しいハンマーの使い方を発見し、ちょっとうれしかった。暑いし、荷物が増えるのでネオプレーンのスパッツは家に置いたままだったが、次回の山行からは暑くても持って行くこととした。
楽しそうに水線を遡行している先行パーティをうまい具合に追い越して本谷のF1に先にとりつく。気温20℃。リードで登り、支点を工作。久々だったため、実は、ビレイがかなり怪しくて、後から上げた自分のザックは、ビレイデバイスなしでザイルを引っ張りかなりつらかった。なんかつらいぞと、はっとして、ATCを装着した。焦ってハーネスから取り出したため、ハーケンを棚に流してしまった。今、振り返って、流したのがハーケンでよかったとは思うが、ハーネスに取り付ける順番を考えなければならない。
次の13mでも支点のセットでまごつく。ハーケンがうまくリスにかまなかったのだけど、やっぱり段取りが悪い。
ちょっと行ったところの書策新道との交差点で両角《夏》さんとはお別れ。気温20℃。だいぶ高度が上がっているのに、気温が下がらない。湿度が高いことを示しており、雨の危機が迫る。ここからは、残りのメンバーでの遡行となる。ここで第2ヤマビル発見。しかし、払って石の間に落ちてしまい殺すことはできなかった。8月に遡行した羽生田さん外のメンバーはルートミスをしたらしく今回はリベンジを兼ねていた。しかし、前日の雨の影響のためガレ場からも水が出ており、分岐の判断を誤り、またもやルートミスをしてしまった。確信が持てるところまで戻り、もう一度素直に遡行したところ、ルートミスをしなかった。突き上げた稜線には、鹿が食べないマルバタケブキしか生えていなかった。他に下草がなく全体を見渡せたため、フキの葉っぱである名前の由来に納得。
書策小屋で装備を外す。ほっとする反面、やっぱりこの時間がもったいない。稜線にはフジアザミがぽつんと咲いていた。これも鹿が食べなそう。食害は1300mの稜線まで波及している。
書策新道との交差点に忘れ物(笛)をしたことが発覚したため、選択の余地なく書策新道で下山。北の方から徐々に雷が響き渡るようになる。無事、忘れ物を回収し、戸沢出合まできたところで、とうとう雨が降り出し、林道が川になる。
日が落ちて真っ暗になって、川になった林道を、走ったり、早歩きで45分ほどで大倉に到着。帰りは、電車が止まっているので、ゆっくり飲んでいたら、ちっとも復旧せず、大変な目に遭ってしまった。電車が止まったときは、酒など飲まず、早めに帰る方がよかったのかもしれない。
山域:丹沢 セドの沢左俣
山行形態:沢登り(訓練山行)
メンバー:戸田(CL)、羽生田(SL)、両角《充》、両角《夏》、白川、片倉、砺波(記録)
時程
8:00渋沢 ? 8:30大倉バス停 ? 9:20戸沢出合10:09 ? 10:45 水無川本谷F111:30 ? 12:00 13m大滝 ?14:00 8m
? 14:20書策新道 ? 16:15 8m ? 16:45書策小屋17:00 ? 18:00 戸沢出合 ~18:45大倉バス停
山行当日は、午後からにわか雨の予報になっていたが、訓練なので安易に中止にしないと念を押され、天気予報を気にしないようにして渋沢に集合した。
この時点の気温28℃。一時期よりは涼しくなったが、まだ暑い。前日の丹沢は動かない雨雲のせいでかなり降ったみたいで、山裾に雲をまとっていたが、恒例のバスの中でのアメダスチェックでも関東地方はごく弱い北風が吹いているのみで、大気の収束もなかったのでまあ最初は降らないだろうと勝手に推測した。大倉の吊り橋から水無川を見ても水は澄んでおり、増水もしておらずこの時点では一安心。
9時20分に戸沢の出合に到着し、装備をセットする。慎重に装備をチェックするのも大事なことだが、素早くセットすれば、早く山に登れるのにと、この時間がいつも非常にもどかしい。ここで、両角《夏》さんの、カドワックス製沢シューズを見せてもらった。ソールのつま先がラバーで、それ以外はフェルトとなっており、現在最高の沢靴と考えられる。しかし、元キャラバン製とは思えない色づかいに、カドワックスの偉大なる才能の無駄遣いぶりを感じる。
本沢の鎖がついている堰堤の上で、ナイロンパンツをたくし上げたところ、第1ヤマビル発見。実は、初めてヤマビルを見た。小さな生き物なので、これに気づくのは至難の業である、と思った。ヤマビルは、ハンマーですりつぶした。新しいハンマーの使い方を発見し、ちょっとうれしかった。暑いし、荷物が増えるのでネオプレーンのスパッツは家に置いたままだったが、次回の山行からは暑くても持って行くこととした。
楽しそうに水線を遡行している先行パーティをうまい具合に追い越して本谷のF1に先にとりつく。気温20℃。リードで登り、支点を工作。久々だったため、実は、ビレイがかなり怪しくて、後から上げた自分のザックは、ビレイデバイスなしでザイルを引っ張りかなりつらかった。なんかつらいぞと、はっとして、ATCを装着した。焦ってハーネスから取り出したため、ハーケンを棚に流してしまった。今、振り返って、流したのがハーケンでよかったとは思うが、ハーネスに取り付ける順番を考えなければならない。
次の13mでも支点のセットでまごつく。ハーケンがうまくリスにかまなかったのだけど、やっぱり段取りが悪い。
ちょっと行ったところの書策新道との交差点で両角《夏》さんとはお別れ。気温20℃。だいぶ高度が上がっているのに、気温が下がらない。湿度が高いことを示しており、雨の危機が迫る。ここからは、残りのメンバーでの遡行となる。ここで第2ヤマビル発見。しかし、払って石の間に落ちてしまい殺すことはできなかった。8月に遡行した羽生田さん外のメンバーはルートミスをしたらしく今回はリベンジを兼ねていた。しかし、前日の雨の影響のためガレ場からも水が出ており、分岐の判断を誤り、またもやルートミスをしてしまった。確信が持てるところまで戻り、もう一度素直に遡行したところ、ルートミスをしなかった。突き上げた稜線には、鹿が食べないマルバタケブキしか生えていなかった。他に下草がなく全体を見渡せたため、フキの葉っぱである名前の由来に納得。
書策小屋で装備を外す。ほっとする反面、やっぱりこの時間がもったいない。稜線にはフジアザミがぽつんと咲いていた。これも鹿が食べなそう。食害は1300mの稜線まで波及している。
書策新道との交差点に忘れ物(笛)をしたことが発覚したため、選択の余地なく書策新道で下山。北の方から徐々に雷が響き渡るようになる。無事、忘れ物を回収し、戸沢出合まできたところで、とうとう雨が降り出し、林道が川になる。
日が落ちて真っ暗になって、川になった林道を、走ったり、早歩きで45分ほどで大倉に到着。帰りは、電車が止まっているので、ゆっくり飲んでいたら、ちっとも復旧せず、大変な目に遭ってしまった。電車が止まったときは、酒など飲まず、早めに帰る方がよかったのかもしれない。
日程:2008年8月17日(日)曇り一時小雨
山域:丹沢/水無川 セドノ沢左俣
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:羽生田(CL)、両角(SL)、片倉、戸田(記録)
記録:
8:00 渋沢駅集合 バスにて大倉へ(8:20)
9:35?10:10 戸沢にて身支度を整え出発
10:35 本谷F1 トップロープをセットし水流左を登る(水量やや多めか)
12:00?12:45 左俣F6 大滝(13m)右側支点あり 羽生田さんリード、戸田支点通過、片倉さん回収
13:15?13:45 F8(8m)(?) 黒い岩肌の滝 ちょっと怖そうに見えたのでロープを出してもらい右側を登る(実際登ってみるとホールドもあり、高度感はあるがロープなしで登れたかも)
14:15?14:30 書策新道合流地点
15:10頃 表尾根登山道 最後のツメでルートを間違えたようで予定していた位置からずれたところに出てしまう
15:20 書策小屋 登攀具を外し下山の身支度をして書策新道経由で下山
16:20?16:35頃 戸沢派出所(休憩所)
17:45 大倉 バスを1本見送り着替え等を済ませ18:08発のバスに乗り渋沢駅へ
(片倉さんが足首を蛭にやられる。書策小屋で下山靴に履き替えた後のようだ。着替えの際丸くなった蛭が落ちた)
20:00頃まで 渋沢駅前の煉瓦亭にて反省会
感想: 5年前の5月、以前入っていた山の会の仲間とロープも持たず地下足袋で、沢登り体験ということで本谷を歩いた経験があります。その時はほとんどの滝を巻いて最後のガレを危なげに何とか登りきり尊仏山荘に着いた時はホッとしました。今回本谷F1を前にしてこの滝を直登(あくまでもロープで確保してもらって)できる楽しさを感じられるようになっていて、少し自分が進化しているようで嬉しかった。
リードとセカンドの立場には大きな違いがあり、リードをするには実際回数を重ねて経験を積むしかない…と、羽生田さん、片倉さんとの会話の中でありました。今回3箇所でロープをだしましたが、全て両角さんの指導のもと羽生田さんに支点工作をしていただき、ロープの回収等も何もかもお任せでした。また練習していた支点通過もスムーズにはいかなかったのでもっとロープを身近なものにしなくてはと思います。
最後のツメの間違いは迷った分岐でのCL羽生田さんの『迷った時の判断基準として川床の低いほうが本流と書かれていた』ということで左に進んだのが違っていたのか、その前の三俣で違っていたのか私にはわかりませんが、地形図を見てしっかり現在地が把握できるようになったらもっと沢が面白くなると思うのでこれからは読図も頑張ります。
両角さんには要所要所で指導していただき本当にありがとうございました。これからもいろいろな技術を身につけ、いずれは私もリードができるようになりたいと思います。
山域:丹沢/水無川 セドノ沢左俣
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:羽生田(CL)、両角(SL)、片倉、戸田(記録)
記録:
8:00 渋沢駅集合 バスにて大倉へ(8:20)
9:35?10:10 戸沢にて身支度を整え出発
10:35 本谷F1 トップロープをセットし水流左を登る(水量やや多めか)
12:00?12:45 左俣F6 大滝(13m)右側支点あり 羽生田さんリード、戸田支点通過、片倉さん回収
13:15?13:45 F8(8m)(?) 黒い岩肌の滝 ちょっと怖そうに見えたのでロープを出してもらい右側を登る(実際登ってみるとホールドもあり、高度感はあるがロープなしで登れたかも)
14:15?14:30 書策新道合流地点
15:10頃 表尾根登山道 最後のツメでルートを間違えたようで予定していた位置からずれたところに出てしまう
15:20 書策小屋 登攀具を外し下山の身支度をして書策新道経由で下山
16:20?16:35頃 戸沢派出所(休憩所)
17:45 大倉 バスを1本見送り着替え等を済ませ18:08発のバスに乗り渋沢駅へ
(片倉さんが足首を蛭にやられる。書策小屋で下山靴に履き替えた後のようだ。着替えの際丸くなった蛭が落ちた)
20:00頃まで 渋沢駅前の煉瓦亭にて反省会
感想: 5年前の5月、以前入っていた山の会の仲間とロープも持たず地下足袋で、沢登り体験ということで本谷を歩いた経験があります。その時はほとんどの滝を巻いて最後のガレを危なげに何とか登りきり尊仏山荘に着いた時はホッとしました。今回本谷F1を前にしてこの滝を直登(あくまでもロープで確保してもらって)できる楽しさを感じられるようになっていて、少し自分が進化しているようで嬉しかった。
リードとセカンドの立場には大きな違いがあり、リードをするには実際回数を重ねて経験を積むしかない…と、羽生田さん、片倉さんとの会話の中でありました。今回3箇所でロープをだしましたが、全て両角さんの指導のもと羽生田さんに支点工作をしていただき、ロープの回収等も何もかもお任せでした。また練習していた支点通過もスムーズにはいかなかったのでもっとロープを身近なものにしなくてはと思います。
最後のツメの間違いは迷った分岐でのCL羽生田さんの『迷った時の判断基準として川床の低いほうが本流と書かれていた』ということで左に進んだのが違っていたのか、その前の三俣で違っていたのか私にはわかりませんが、地形図を見てしっかり現在地が把握できるようになったらもっと沢が面白くなると思うのでこれからは読図も頑張ります。
両角さんには要所要所で指導していただき本当にありがとうございました。これからもいろいろな技術を身につけ、いずれは私もリードができるようになりたいと思います。
日程 2008年8月13日(水)夜発?16日(土)
山域 鳳凰三山・地蔵岳/釜無川/石空川(いしうとろ)・南沢
山行形態 沢登り
参加者 清野(CL・記録)、山本(SL・食当)、柴田(食当・装備)
8/13(水) 晴れ
20:00にTX流山おおたかの森駅に集合。早出川方面は天気がどんどん悪くなる予報で、ゴルジュ真只中で大雨に遭いそうなので断念。鳩首会談の結果、天気が持ちそうなのは関東南部くらいなので、鳳凰三山の地蔵岳に詰めあげる石空(イシウトロ)川に転進とする。首都高速から中央高速を乗り継ぎ道の駅・白州でビバーク。
8/14(木) 晴れ
道の駅・白州は賑やかなところだ。ビバーク用具をクルマに積み込み、早々にあとにする。入渓点は御座石林道途中なので、20号線を少し戻った交差点を右折して目指すが、甲斐駒CCあたりから始まる林道は途中崩落で通行止め。一旦、国道に戻って、逆方向から大きく迂回。思い起こせばこの巻きが今回の沢の序章であった。
ようやくたどり着いた北精進ケ滝入口で準備を整え、「いざ入渓!」と歩き始めるが、遊歩道に続く吊橋からは、はるか上にドドーンと精進ケ滝林道の橋(精進ケ滝大橋)が見える。吊橋のちょっと上流で左に分かれる枝沢にかかる橋なのだが、下山後の林道歩き短縮のために、クルマを御座石林道と精進ケ滝林道の交点(これは普通では気づかない)まで上げ、精進ケ滝林道を歩いていく。先ほど見えた橋を渡るとほどなく林道終点となるが、登山道が北精進ケ滝まで続いている。この道は滝方向に少しトラバースした後、滝下に一気に高度を下げていく。
北精進ケ滝は「名瀑百選」の一つだそうだ。たしかに落差120mは見どころ満点、空中に飛沫を飛ばしながら水を落としている。水量がもっと多ければものすごい迫力だろう。沢床まで下りても高巻し直すことになるので、ちょうど落口あたりの高さから眺めただけでそのまま右岸の高巻開始。これが今日二度目の高巻となった。
懸垂下降二回で南沢にようやく下りる。約2時間かけて北沢との出合を含めて巻いたことになる。下を偵察すると20mくらいのナメ滝(これも登れない)の先が右曲していて見えない。まとめて巻いて正解だったようだ。上流には10m斜瀑。これは左から小さく巻く。このあと5?10mの滝が4、5出てくるがいずれも直登できず。
それでもこの日のこれらの滝は小さく巻くことができた。15:30に幕営地到着。1/25000地形図の1670mあたりだ。
8/15(金) 晴れ
6:55出発。鳳凰小屋にあがる左俣との二俣(1:2)にはそれぞれ10m、20mの滝がかかる。いわゆる両門の滝だ。左俣から巻いて本流に戻る。
ほどなく25m滝、これは左岸からすんなり巻く。今度は40m滝が現れ、10:30過ぎ左岸から巻きに入るが、途中で25m滝が見えたのでさらに巻き続ける。
ケモノ道を拾いながら、2100m地点の二俣の右沢に下り、出合上の露岩で昼食、休憩。この巻きにおよそ2時間を要した。この沢の高巻は途中でルンゼや岩峰が出てくるため上に追い上げられるし、直登不可の滝が連続するのでなかなか手強い。
露岩上から見ると、本流の左沢には2段30mの斜瀑がかかっていて、側壁高くとても登れない。左沢・右沢の中間尾根から高巻に入る。20分ほどすると、登れるかもしれない滝が見えたので、一旦、沢床に下りたが、それは10mクラック滝。水をつけてから再度左岸の巻きに入る。途中見上げた沢上流部には巨岩、ゴーロが見える。どうやら渓相は変わるようだ。2250m地点に下りると右岸に絶好の幕場発見。薪もふんだんにあり、集める必要がない。時間はかなり早いが、早々に行動終了とする。翌日わかったが、ここがこの沢の最後の幕営適地だ。
8/16(土) 晴れ
7:00出発。巨岩、ゴーロ帯を行くが、ほどなく水が涸れる。徐々に傾斜が増すと共に両岸が岩壁となり切り立
ってきて、風化した花崗岩の浮石、ザレの沢となってくる。詰めの二俣は左に入る。ザレザレから草地に抜けてやれやれと休憩。ここから右の枝尾根を登り始めるが、だんだん立ってきたので右の沢に下りる。ガレからザレ、ザレから砂地へと足場がどんどん不安定になってくる。最後はオーバーハングを腕力で這松帯に這い上がり、ちょっとの藪こぎで10:15支尾根に詰めあげる。
さらに15分ほど這松漕ぎをしてオベリスク手前の岩峰に出て、しばしの休憩。ここまで暑くてまいった。オベリスク基部を回り込み下の平坦地に出たところで、昼食、大休憩。
11:30下山開始。鳳凰小屋から燕頭(ツバクロアタマ)山を経由して、14:20駐車地点へ戻る。鳳凰小屋の水はうまい。下山後は御座石鉱泉で汗を流すが、1200円も取られた上にシャワーなし、混合水栓なし、湯上りのお茶のサービスもなしと、ないないづくしでひどい所だ。
8/14 8:30駐車-精進ケ滝大橋-9:15大滝を巻き道から眺める-9:45高巻開始-11:40懸垂下降で10m
斜瀑下におりる-15:30 広河原幕営地(1670m)
8/15 6:55出発-8:18二俣・両門の滝-9:23右俣40m滝-12:35?13:15二俣・昼食-
13:35 10mクラック滝-14:30沢床に下りて幕営(2250m)
8/16 7:00出発-7:30水涸れる-両側切り立つ急峻なガレ-8:45ガレを抜け草地-右の小尾根-右の沢-ガ
レひどくなる-正面の這い松帯-9:50 支尾根-10:15オベリスク手前の岸峰-地蔵岳昼食-
11:30出発-14:20駐車地点帰着
山域 鳳凰三山・地蔵岳/釜無川/石空川(いしうとろ)・南沢
山行形態 沢登り
参加者 清野(CL・記録)、山本(SL・食当)、柴田(食当・装備)
8/13(水) 晴れ
20:00にTX流山おおたかの森駅に集合。早出川方面は天気がどんどん悪くなる予報で、ゴルジュ真只中で大雨に遭いそうなので断念。鳩首会談の結果、天気が持ちそうなのは関東南部くらいなので、鳳凰三山の地蔵岳に詰めあげる石空(イシウトロ)川に転進とする。首都高速から中央高速を乗り継ぎ道の駅・白州でビバーク。
8/14(木) 晴れ
道の駅・白州は賑やかなところだ。ビバーク用具をクルマに積み込み、早々にあとにする。入渓点は御座石林道途中なので、20号線を少し戻った交差点を右折して目指すが、甲斐駒CCあたりから始まる林道は途中崩落で通行止め。一旦、国道に戻って、逆方向から大きく迂回。思い起こせばこの巻きが今回の沢の序章であった。
ようやくたどり着いた北精進ケ滝入口で準備を整え、「いざ入渓!」と歩き始めるが、遊歩道に続く吊橋からは、はるか上にドドーンと精進ケ滝林道の橋(精進ケ滝大橋)が見える。吊橋のちょっと上流で左に分かれる枝沢にかかる橋なのだが、下山後の林道歩き短縮のために、クルマを御座石林道と精進ケ滝林道の交点(これは普通では気づかない)まで上げ、精進ケ滝林道を歩いていく。先ほど見えた橋を渡るとほどなく林道終点となるが、登山道が北精進ケ滝まで続いている。この道は滝方向に少しトラバースした後、滝下に一気に高度を下げていく。
北精進ケ滝は「名瀑百選」の一つだそうだ。たしかに落差120mは見どころ満点、空中に飛沫を飛ばしながら水を落としている。水量がもっと多ければものすごい迫力だろう。沢床まで下りても高巻し直すことになるので、ちょうど落口あたりの高さから眺めただけでそのまま右岸の高巻開始。これが今日二度目の高巻となった。
懸垂下降二回で南沢にようやく下りる。約2時間かけて北沢との出合を含めて巻いたことになる。下を偵察すると20mくらいのナメ滝(これも登れない)の先が右曲していて見えない。まとめて巻いて正解だったようだ。上流には10m斜瀑。これは左から小さく巻く。このあと5?10mの滝が4、5出てくるがいずれも直登できず。
それでもこの日のこれらの滝は小さく巻くことができた。15:30に幕営地到着。1/25000地形図の1670mあたりだ。
8/15(金) 晴れ
6:55出発。鳳凰小屋にあがる左俣との二俣(1:2)にはそれぞれ10m、20mの滝がかかる。いわゆる両門の滝だ。左俣から巻いて本流に戻る。
ほどなく25m滝、これは左岸からすんなり巻く。今度は40m滝が現れ、10:30過ぎ左岸から巻きに入るが、途中で25m滝が見えたのでさらに巻き続ける。
ケモノ道を拾いながら、2100m地点の二俣の右沢に下り、出合上の露岩で昼食、休憩。この巻きにおよそ2時間を要した。この沢の高巻は途中でルンゼや岩峰が出てくるため上に追い上げられるし、直登不可の滝が連続するのでなかなか手強い。
露岩上から見ると、本流の左沢には2段30mの斜瀑がかかっていて、側壁高くとても登れない。左沢・右沢の中間尾根から高巻に入る。20分ほどすると、登れるかもしれない滝が見えたので、一旦、沢床に下りたが、それは10mクラック滝。水をつけてから再度左岸の巻きに入る。途中見上げた沢上流部には巨岩、ゴーロが見える。どうやら渓相は変わるようだ。2250m地点に下りると右岸に絶好の幕場発見。薪もふんだんにあり、集める必要がない。時間はかなり早いが、早々に行動終了とする。翌日わかったが、ここがこの沢の最後の幕営適地だ。
8/16(土) 晴れ
7:00出発。巨岩、ゴーロ帯を行くが、ほどなく水が涸れる。徐々に傾斜が増すと共に両岸が岩壁となり切り立
ってきて、風化した花崗岩の浮石、ザレの沢となってくる。詰めの二俣は左に入る。ザレザレから草地に抜けてやれやれと休憩。ここから右の枝尾根を登り始めるが、だんだん立ってきたので右の沢に下りる。ガレからザレ、ザレから砂地へと足場がどんどん不安定になってくる。最後はオーバーハングを腕力で這松帯に這い上がり、ちょっとの藪こぎで10:15支尾根に詰めあげる。
さらに15分ほど這松漕ぎをしてオベリスク手前の岩峰に出て、しばしの休憩。ここまで暑くてまいった。オベリスク基部を回り込み下の平坦地に出たところで、昼食、大休憩。
11:30下山開始。鳳凰小屋から燕頭(ツバクロアタマ)山を経由して、14:20駐車地点へ戻る。鳳凰小屋の水はうまい。下山後は御座石鉱泉で汗を流すが、1200円も取られた上にシャワーなし、混合水栓なし、湯上りのお茶のサービスもなしと、ないないづくしでひどい所だ。
8/14 8:30駐車-精進ケ滝大橋-9:15大滝を巻き道から眺める-9:45高巻開始-11:40懸垂下降で10m
斜瀑下におりる-15:30 広河原幕営地(1670m)
8/15 6:55出発-8:18二俣・両門の滝-9:23右俣40m滝-12:35?13:15二俣・昼食-
13:35 10mクラック滝-14:30沢床に下りて幕営(2250m)
8/16 7:00出発-7:30水涸れる-両側切り立つ急峻なガレ-8:45ガレを抜け草地-右の小尾根-右の沢-ガ
レひどくなる-正面の這い松帯-9:50 支尾根-10:15オベリスク手前の岸峰-地蔵岳昼食-
11:30出発-14:20駐車地点帰着
山域 木曽川 正沢川 細尾沢
日程 2008年8月13日(水)夜?15日(金)>夜行1泊2日
メンバー CL,食当,装備 須藤 SL,記録 平川
山行形態 沢登り
中央アルプスは立地的に見ても東京、横浜からは中々行き難い感もあって、計画自体も上がる事はないが、以前から気になっていた幾つかの沢の中から細尾沢に行くことになった。
メンバーは須藤、平川の2名だが、足も揃って軽快に遡ぼる事を期待しての入渓であった。
調布に16時に集合し、須藤車にて道の駅『日義木曽駒高原』には21時に着いた。お盆の休暇中ということもあって多くのツーリングや旅行者が仮眠している。
翌朝は6時半に道の駅をあとにし、木曽駒高原スキー場に駐車して7時に歩き始めた。
細尾沢は木曽駒ケ岳にほぼダイレクトに詰め上げるナメの美しい沢である。正沢川本流は大岩のゴーロで細尾沢出合いまでの3時間は少々うんざりさせられるが、細尾沢に入ると渓相は一転しナメが現れ始める。出合いから30分程にある細尾大滝は見事な40mの直爆で青空に映えて美しい。この大滝の巻きが今回の遡行中の核心で左岸のルンゼを詰めて小尾根を乗越す大高巻きになる。ルンゼの最後は脆く立った壁になりロープを出しても良い所だ。
高巻きから30分程で幕営適地に出る。時刻は12時半なので出来ればあと2時間程遡っておきたい所だが、細尾沢は幕営地が無いのも特徴であり、唯一の適地は最高のロケーションと、豊富な薪もあることから、ここはゆっくりしようという事になった。後から来た2人組も直ぐ下の砂地にテントを張っていた。(全体を通して結果的に最高の幕営地であった)
翌朝は前情報にあった雪渓処理に時間を取られる事を予想して早めに出るつもりだったが結局出発は7時を過ぎていた。(結果的に雪渓は無かった)
ここから暫くは多段の50mナメ滝をはじめ、快適に登れる滝が続く。何より明るく開けているのでとても開放的だ。
水が涸れてガレを詰めて行くが、何処かで枝沢に入ったようで小尾根に攀じ登った所で本来詰める本流が見えた。ここは直ぐ下の枝沢の沢床に一旦降りて上り返すことにする。落石の多いガレを詰め、這松を踏みながら登ること約1時間で木曽駒山頂に立つことが出来た。幕営地からは3時間の行程だったが、最近山行きをサボっている平川は結構ばててしまった。
山頂を11時前に立ち、車を止めた地点までは約3時間の下りである。結構な急下降で最後は膝が痛くなった。林道終点の沢で足を冷やし木苺を食べた。
車に戻り、15分程走った所にある『幸神温泉』で汗を流し、蕎麦を食して帰路についた。
お盆の帰省Uターンとも重なって渋滞にはまり調布着は21時半。簡単に反省会をして家路についた。
日程 2008年8月13日(水)夜?15日(金)>夜行1泊2日
メンバー CL,食当,装備 須藤 SL,記録 平川
山行形態 沢登り
中央アルプスは立地的に見ても東京、横浜からは中々行き難い感もあって、計画自体も上がる事はないが、以前から気になっていた幾つかの沢の中から細尾沢に行くことになった。
メンバーは須藤、平川の2名だが、足も揃って軽快に遡ぼる事を期待しての入渓であった。
調布に16時に集合し、須藤車にて道の駅『日義木曽駒高原』には21時に着いた。お盆の休暇中ということもあって多くのツーリングや旅行者が仮眠している。
翌朝は6時半に道の駅をあとにし、木曽駒高原スキー場に駐車して7時に歩き始めた。
細尾沢は木曽駒ケ岳にほぼダイレクトに詰め上げるナメの美しい沢である。正沢川本流は大岩のゴーロで細尾沢出合いまでの3時間は少々うんざりさせられるが、細尾沢に入ると渓相は一転しナメが現れ始める。出合いから30分程にある細尾大滝は見事な40mの直爆で青空に映えて美しい。この大滝の巻きが今回の遡行中の核心で左岸のルンゼを詰めて小尾根を乗越す大高巻きになる。ルンゼの最後は脆く立った壁になりロープを出しても良い所だ。
高巻きから30分程で幕営適地に出る。時刻は12時半なので出来ればあと2時間程遡っておきたい所だが、細尾沢は幕営地が無いのも特徴であり、唯一の適地は最高のロケーションと、豊富な薪もあることから、ここはゆっくりしようという事になった。後から来た2人組も直ぐ下の砂地にテントを張っていた。(全体を通して結果的に最高の幕営地であった)
翌朝は前情報にあった雪渓処理に時間を取られる事を予想して早めに出るつもりだったが結局出発は7時を過ぎていた。(結果的に雪渓は無かった)
ここから暫くは多段の50mナメ滝をはじめ、快適に登れる滝が続く。何より明るく開けているのでとても開放的だ。
水が涸れてガレを詰めて行くが、何処かで枝沢に入ったようで小尾根に攀じ登った所で本来詰める本流が見えた。ここは直ぐ下の枝沢の沢床に一旦降りて上り返すことにする。落石の多いガレを詰め、這松を踏みながら登ること約1時間で木曽駒山頂に立つことが出来た。幕営地からは3時間の行程だったが、最近山行きをサボっている平川は結構ばててしまった。
山頂を11時前に立ち、車を止めた地点までは約3時間の下りである。結構な急下降で最後は膝が痛くなった。林道終点の沢で足を冷やし木苺を食べた。
車に戻り、15分程走った所にある『幸神温泉』で汗を流し、蕎麦を食して帰路についた。
お盆の帰省Uターンとも重なって渋滞にはまり調布着は21時半。簡単に反省会をして家路についた。