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hirokoji8806 2009-7-28 0:00
日程:2009年7月28日(火)
山域:奥多摩 海沢
山行形態:自主山行・沢登り
メンバー及び役割:中山SL/装備,片倉,白川記録

記録: 
 前日、片倉さんから電話連絡。「場所変更で、海沢になりました」。「それってどこの沢?どんな沢?」「え?泳ぐ沢?」カメラ防水じゃない。どうしよう・・・。HPをチェックすると景勝地、散策、釣りというのがほとんど。沢登の記録を見つけて読んでみると、なるほど泳ぐようだ。
 JR青梅線立川発7:20の列車で合流。早速リーダーの中山さんから、遡行図のコピーを戴いた。先週末にも沢に行っていて中1日であるのを配慮して、易しい沢を選んでくださったのだ。
 奥多摩駅からはタクシーで林道半ばまで入り、身支度を整えて9:20出発した。右岸の壁の上を沢に沿って林道が通っているので、必要があれば高巻きに利用できる。沢中のがっちりした堰堤を越したことを確認し、ガードレールの間から沢に下降した。おそらく天地沢出合の辺りである。
 遡行始めの下部瀑流帯(『東京周辺の沢』白山書房による)は淵と釜と小滝が続く。早速1つ目の淵から泳ぎである。渡渉の練習。

ロープを引いて泳ぐ中山さん

ロープにザックをつないで1mのところをエイト結びしてハーネスにつけ、先に行った中山さんにロープを引っ張ってもらった。ザックが浮袋になってくれる。左壁伝いに水中を歩いたら、結構行けて泳ぐ部分はそんなに多くはなかった。小滝の下まで行き、流れの左を上がる。中山さんは岩の隙間にハーケンを打ってセルフを取っていた。これが基本なのだと思った!
 次の淵はロープに中山さんのザックをつけて、それを浮き袋にして、順番に通過する方法を教えていただいた。1人がたどり着いたらザックを戻して、次の者がまた浮き袋にするのである。しかし何と7割方、歩けたのである。水嵩は意外と少なかった。であっても2通りのやり方を教えていただけたのはよかったと思う。

中山さんにロープのつけ方を教えていただく

 3つ目の淵は水深がかなりあり、足は沢底に届かなかった。ここはそれぞれが泳いで通過した。流れは緩く、水は透き通っていて、しかも温くて気持ちがいい。癒し系?優しい沢だ。靴履なので、足の裏で水を蹴れないのが物足りないけれど、こじんまりとした平泳ぎでもそれなりに進むので結構楽しめた。
 10:27ちょっとした河原で休憩。小滝は簡単に登れるものばかり。苔の緑も美しい。さらに行くと左岸に井戸沢の滝。水量もたっぷりあって綺麗だ!通過は11:10。その後は石を積んで固めたような堰堤にたどり着いたが、登る必要もないということで、左手前を上がって林道に出て、そのまま東屋までいき、11:25に到着、小休止。途中の林道からは水際に座る釣り人の姿が見えた。林道を歩きながら、ここと思う所から沢に下りればよいのだから、釣りにはもってこいの場所といえる。
 東屋の先は探勝路で、橋を渡ると三つ釜。下の釜を入れると釜は4つ。滝の直登は出来なさそうなので、そのまま右手から階段を登って、その先から沢に入った。
 程なくネジレの滝で12:08到着。最初の滝は釜が深く、岩がまっすぐに立っているので、直登はできない。左側の岩を上がり、トラバースした後、左右の手にそれぞれ残置シュリンゲを持って下り、滝の落ち口に降りた。2つ目の滝は、右壁を中山さんがリードして下さった。 

リードで登る中山さん

カラビナ通過中の片倉さん(上から撮影)

 私はカラビナの通過で手こずる。左側にチムニーがある場所はバランスが取りにくいが、体を横にして押し付けて登れば行ける。しかしそれもフォローで登るからであって、滑り落ちたら下の釜まで落ちかねない高度感とルートを探りながらのリードはやっぱり厳しいだろうなと思わされた。
 最後は不動の滝。ちょっとこれは登れない。中山さんの分析は「この滝は落ち口の下がハングしているので、下から登るのは無理。上から懸垂下降で降りてきて、トップロープで登るしかない」。というわけで、12:50右に大きく高巻いて帰ることになった。

落ち口からの一段目は水流の後がハングっている。苔が美しい。

 すぐに踏み後発見。急な斜面はコンクリートで固め、足場もつけられていた。東屋で装備を解いていたら、雨。観光客の一団がやってきて、インストラクターの説明を聞きながら、三つ釜のほうに消えていった。林道を下り、そのまま奥多摩駅まで歩く。電車は1時間に2本。待ち時間でザックの中を整理して乗車、立川の韓国料理のお店で反省会の後解散した。中山さん、有難うございました!!

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msc_kiroku1 2009-7-17 21:20
日程:平成 21年7月17日(金)夜発? 7月18日(土)
山域:  南ア 野呂川支流 シレイ沢 (撤退)
山行形態: 沢登り
メンバー及び役割: CL 記録 平川    SL 羽生田

記録:  例年なら梅雨明けの1週間は晴天が約束されるのが普通だが、今年の天候はちょっと様子がおかしい。実は悪天ばかりが原因ではないものの、私的には今期3連敗中で5月の丹沢で源次郎と鶏冠谷、7月の豆焼き⇒ナメラ沢転進と敗退続きなのだ。そして今回、疑ってもいなかった金曜夜の時点で既に天気は雨。前回の豆焼き同様、車中では転進先の相談になってしまった。
とりあえず今晩は芦安の無料休憩所泊まりなので、そこまで行って明日朝の様子で判断することにした。明朝の様子で即決すれば鶏冠谷の右俣位は転進できるだろうという判断である。芦安に着くと車もまばらで、3連休というのにどうしたことかと思った。休憩所内もスペース十分で快適である。しかし翌朝目が覚めると、遅い到着であったのだろう登山者で足の踏み場も無い状態になっていた。
 天気はまずまずのようで予定通りシレイ沢に決定し、5時前からうんざりするような長いバス待ちの列に並んだのであった。バスは8台程に増便されていたが、夜叉神峠を過ぎた所で1台がオイル漏れを起こし、満員の乗客を乗せるバスに更に分乗する事態が起きた。
 バス待ちでテンションが落ちた所に来て更にダウンだ。何より気になるのは空模様である。しょぼしょぼと雨が降っているのである。更に林道を入っていくとしっかりとした雨になってしまった。辛くも残しておいた『やる気』はここに来て完全に落ちてしまった。車掌に告げておいたシレイ橋で満員のバスを苦労して降りると、雨はやや小雨になっている。どうやら今日は降ったりやんだりの様子らしいが、沢は結構増水していてしかもかなり水が冷たい。
上部に雪が残っている可能性もあるようだ。完全にやる気をなくし、『とりあえずここまでは来たのだ』という記念写真だけ撮り、来た林道を歩いて戻ることにする。(帰りのバス代を払う気がしなかった)ここまで来てしまっては既に鶏冠谷さえも不可能だ。ゆっくり林道ハイクを決め込み、7時に再訪を約束して歩き出す。降ったりやんだりの中を歩いて約4時間。途中の夜叉神トンネルはあまり気分が良くなかったが11時過ぎには芦安の温泉に入ることが出来た。
今回は芦安の無料休憩所は早い時間(12時前)に着けばかなり使える設備である事を知った事が唯一の収穫であった。(施設に駐車出来て温泉は目の前、下山して温泉直行可能である) 

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msc_kiroku1 2009-7-17 21:10
日程:2009年7月17日(金)夜発?7月20 日(月)
山域:奥秩父・入川本流・真ノ沢?笛吹川東沢釜ノ沢下降
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:清野・大浦(食当)・山本(記録)
記録:
7/17(金)21:00流山おおたかの森?大滝温泉道の駅仮泊
7/18(土)7:15入川キャンプ場8:35赤沢谷出合いより入渓12:30柳避難小屋14:00通らずゴルジュ帯の先右岸に幕営
7/19(日)6:40出発8:25武信白岩沢出合い9:10木賊沢出会い10:40三宝沢出会い12:40荒川源流の碑13:10甲武信小屋15:20釜ノ沢広河原下部右岸幕営
7/20(月)6:55出発11:00西沢渓谷バス停15:40流れが流山おおたかの森着

7/18 入川キャンプ場に車を停め東大演習林のよく整備された山道を歩く。思ったほど良い天気ではない。赤沢谷から先も山道を辿るが段々と不明瞭になり、自ずと沢に降りる。本流は結構立派な渕も有り、ゴルジュも発達している。泳ぐほどでは無いが、胸まで浸かる個所も有る。水は冷たくない。ただ、沢床がナメ状で滑りも有りスタンスに苦労する。本流歩きは結構楽しめる。柳小屋は平成9年築できれいな小屋だ。山道の横断点には場違いなつり橋が掛っているが、前後の山道は余り歩かれないのか草が生えている。真ノ沢に入ると意外と単調なゴーロ歩きで、絶対に通過できそうもない「通らず」巻いて滝場を超えた右岸の大地にタープを張る。少々しっとりした場所では有るが、それが奥秩父の良さとも言える。焚き火をしながら、大浦食当のゴーヤづくしで一杯呑む。

7/19 曇り・期待したほど天候は良くならず。ゴルジュの中の2段の滝は左から小さく巻きゴルジュに降り立つが、ツルツルで足もとがおぼつかない。朝から腹まで浸かることになり、何となく諦めがつく。直登可能と思われる滝場も有るのだが、いかにも滑りそうな黒く光った岩肌で、3人の判断は一つになる。やがて両岸が下がり単調な流れとなる。千条の滝を巻くために武信白岩沢出会いまで戻り、右岸の尾根に取り付くと山道が合流し滝上で沢を横切る。沢床は広がり、樹林帯の中を行く筋かに分かれて流れが走る。うっかりしていると、支沢の出会いを見逃してしまう。木賊沢より上部は、倒木が多くなり、ゴルジュもボサだらけで歩けなくなるので、適当に踏み跡を拾って樹林帯の中を歩く。苔むしたナメから大ナメ滝を越え、三宝沢を右に分けて更に「100mのナメ」らしいのだが倒木が多い。そして二俣となり「荒川源流」の碑が出てきて遡行終了。山道を辿って甲武信小屋へ至る。ビールを仕入れて、釜ノ沢を下る。入川とはすっかり渓相が変わり、開けて明るい。ステルスラバーがよく効く。入川を完全遡行したのは、我々の他1パーティだが、釜ノ沢はツアーらしき登山客が続々と遡行してくる。青空も顔をのぞかせて、爽快な気分でナメを下る。広河原に入るとやがて伏流となり、幕場を求めてさらに下る。左岸からの湧水で再び流れが出はじめ、右岸の台地にまさしく「幕場」を見つけて今日の行動を終わりにする。乾いた台地で、水場も近く、薪も豊富だ。一瞬ぱらついたものの青空が戻り、結構速く流れていく低い雲を眺めながらビールを呑む。この一時の為に沢に来ていると言っても過言ではない。夜も7時半を過ぎると一気に暗くなる。焚き火の面倒を見ながら何も考えないようにしてみる。それでも何かの考えが入り込んでくる。今度は、「何事にも意味はないのだ」と言うことを考えてみる。意味はないと言うことは少しだけ寂しい様な気がしてくる。「自由」という言葉から思いつく何となく寂しい気持に似ているような気がした。

7/20 素麺と穴子の煮付けの朝食を摂る。平日の朝ご飯よりもかなり豪華な朝食だと思う。後はひたすらナメ下り。沢の下降は思ったよりも時間が掛った。西沢渓谷バス停でタクシーを呼ぶ。雁坂トンネルをくぐり二泊三日の道のりを一気にワープする。7000円のタクシー代が高いのか安いのか、人間はよく歩くものだと思う。初日に仮泊した大滝温泉で風呂につかり、昼飯も摂らずにおおたかの森を目指す。開店時間を待って居酒屋へ入り反省会を催す。沢のルート集や地図を広げて、次の計画を肴にボトル1本空ける。例会後の呑み会でも、各自が温めている山の計画など話しながら静かに呑めたらいいのにと思う。
総括:本流ゴルジュは結構面白い。真ノ沢上部は単調で倒木多い。全般的にぬめる。遡下降することで充実する。
教訓:二泊以上は酒多めに。


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執筆 : 
climbing-nao 2009-7-13 21:16
2009年7月13日(月)丹沢・神ノ川流域 大岩沢
日程:2009年7月13日(月)
山域:丹沢・神ノ川流域 大岩沢
山行形態:自主山行・沢登り
メンバー及び役割:古屋(単独)

5:30自宅発 7:30神ノ川ヒュッテ 8:00遡行開始 10:30 三股 11:45 登山道
12:30 犬越路 13:30神ノ川ヒュッテ

パートナーがいれば西丹沢のモチコシ沢を考えていたのだが、単独のため一度も行ったことがない裏丹沢に行くことにした。自宅から山中湖を経由し道志村から神ノ川ヒュッテへ。
大岩沢は水量が多く夏向きの沢だと思う。前半は滝が連続して現れ楽しめる。どの滝も直登可能で水流の多いF4以外はすべて登った。だが後半はゴーロ歩きが長く単調。ツメもかなり早く、ガレを上がってしまい少し迷う。泥のルンゼから小尾根を2本越えようやく本来のルートに戻り、登山道に出ると風が強く時折雨も混じるので大室山の山頂には行かずさのまま犬越路へ下山。犬越路の避難小屋は噂どおり、とても立派だった。

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 2009-7-10 23:40
日程:2009年7月10日(金)夜?7月11日(土)
山域:谷川連峰・湯檜曽川・ゼニイレ沢
山行形態:訓練山行・沢登り
メンバー及び役割:山本CL記録・片倉SL・須藤

記録:
前夜、谷川岳ロープウェイ駅に泊まる。
7/11 曇り
6:40駐車場所を出発 8:00入渓 10:40二俣 14:10登山道 16:30駐車場所帰着
指導センター先の駐車スペースに車を停めて出発。湯檜曽川沿いの道へ下り出会いを目指す。一ノ倉沢出会いで支度をして、対岸のゼニイレ沢へ入る。いきなりのガレ登りで息が切れる。振り返ると一ノ倉沢・マチガ沢には雪が詰まっている。30分ほど登るといきなりナメが広がる。 快適にナメを登る。ステルスラバーのフリクションが非常によく効く。のんびりと沢を味わいながら登る。上部2段6mの滝?で念のためロープを出す。残置ハーケンあり。傾斜がさらに増し、ナメが狭まり、唐突にナメが終わる。二俣で水が枯れてガレが沢筋を埋める。忠実に辿ると奥壁に当たり、階段状に見えるが外傾し登れないので左よりにブッシュがらみに乗り越す。さらに涸れ棚に当たり、捲けないので須藤さんリードで直登。スタンスは外傾しちょっとカブリ気味で一歩が悪い。ハーケン1本打ってAOして微妙なバランスで回り込む。40mくらいロープが出た。このハーケンはどうにも回収できず(回収したら登れなくなる)、残置した。この先は、結構密な藪に突っ込み20分くらいで白毛門の登山道に出る。
ナメはきれいで快適で良いのだが、藪直下の奥壁をどうこなすかが鍵と言える。久々に楽しい沢登りでした。




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