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山行記録 カレンダー
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執筆 : 
derarin 2016-2-21 23:50
日程:2016年2月20日-21日
山域:旭岳 東稜(八ヶ岳)
山行形態:雪稜バリエーション

記録:
土曜は途中から雨の予報だが、日曜はわるくはなさそうであった。出合小屋まではひとまず行ってみて、状況に応じて判断しようというのが今回の計画になった。前泊地をゆっくり出発し、美し森駐車場に着くと雪はまったくなかった。昨シーズン1月中旬の天狗尾根の時には一面雪の駐車場であったのだが、やはり今シーズンは雪が少ない。林道を抜け地獄谷へ入る。昨年天狗の帰りに堰堤の階段にぶらさがっていた鹿の屍骸は骨になって残っていた。角は切られた跡があったので誰かが持って帰ったのだろう。
渡渉を何度かして出合小屋に着くと一番乗りであった。4〜5人用テントがちょうど中で張れる。上ノ権現沢の夢幻沢大滝でアイスの予定だったが、ちょうど雪が降り始め、ひとまず翌日の偵察に向かう。上ノ権現沢に入り、レリーフのある岩をさらに左から巻くように進むと、やや傾斜の緩い尾根となり、明日はそこから上がることにする。時間もあるのでそのまま上ノ権現沢の様子を見に進み、結局最初の滝(2段10m滝かと思われる)で少し登ってみることにするが、降る雪の状態がウェアを濡らすのを嫌い、各自1本ずつ登っただけで撤収することにした。
出合小屋に戻ると2パーティが幕を張っていた。千葉から来た都岳連の3人組は天狗尾根。安曇野から来たツエルトの2人組は権現岳東稜。そこにさらに、地獄谷本谷へ行く都岳連の2人組が到着したが充分なスペースがない為、テントではなくツエルトを張る。小屋に常設された暖炉に薪をくべ火を焚いたが、MSRを持つ我々にはあまり意味がなく、またこの日は非常に暖かくシュラフに入っても寝苦しいほどであった。夜中に音もなく降っていた雪は、やがて小屋の屋根をたたく雨音に変わった。

3時に起床し支度を整えてヘッデンで出発する。昨夜の雨の影響で沢の様子は変化している。金曜日に色々な意味で有名な登山家の栗城君が旭岳東稜に登っていたようだが、おそらくはそれと思われるトレースがまだうっすらと残っておりそこも使わせて貰う。ただ新雪が降ったばかりでもあり、しっかりとラッセルが必要な箇所もあって体力を使う。やがてヘッデン不要となるが空は白いままで薄暗い樹林を抜けた。
白い靄の中に五段の宮が現れる。黒々とした固まりは表面に雪をつけて、その名の通り段々と積み重なっており、ややオドロオドロしい雰囲気を持っているように見えた。しかし、ガチャ類を装備して登攀の準備をしている時であった、権現岳の横の雲間から富士山が顔を見せ、周囲や上空にもやがて八ヶ岳ブルーの空が顔を見せ始める。上空の風は強いようで雲が走っているが、取り付き周辺はそれほど風がない。

1P:T後。1-3段目を繋いで登る。取り付いた腰の辺りに残置リングボルトがあり、まずそこで1本は取れるが、一手目から難しい。2本のバイルを岩に掛け、慎重に腰を上げるしかなく緊張する。一段目は残置ハーケンを見つけて掛けられたが足を置くスタンスもよくないので気を抜けない。二段目はやや右側から上ノ権現沢方向に体を投げ出すように登った。三段目は正面のクラックにジャムを決めて次の手を探りながら。ほぼ支点を取れずランナウトしていたので、下で見ていた二人をかなりヒヤヒヤさせたと思う。三段目のクラックはカムの2-3番あたりがあれば程よい箇所での支点になったかと思う。


2P:F屋。4・5段目-ナイフリッジ。四段目は岩の右側から主に樹木で支点を取ながらの登りとなる。5段目は正面から。そのままロープを伸ばし、両端が切れ落ちたナイフリッジを渡る。新雪が積もったばかりで、踏み所を間違えないようにと緊張する。


3P:T橋。急な雪面。ここも支点が取れるのは数少ない樹木から。乗っ越したところが安定しており木もあるが、T橋はあえてスタンディングアックスでビレイする。
4P:T後。雪面。次の岩の基部までロープを伸ばす。
5P:F屋。最後の岩壁。直上後、やや左に回り込んでから越えると安定した尾根に出る。ここでロープを外し大休憩。

頂上へ抜けると風が強い為、ロープを畳んでここで大休憩とする。T橋のオーバー手袋が風に飛ばされ、すぐそこの斜面に落ちたため懸垂で拾うという余興あり。まもなく権現岳の山頂に、出合小屋で会った安曇野の二人組が姿を見せる。我々も行動開始し山頂へ。猛烈な風であり、記念写真を撮ってすぐに下降を開始する。立場川方向(西側)からの風は冷たく強く顔を叩く。ツルネ東稜の樹林に入ったところで休憩。何故かしっかりとしたトレースが途中から残っている。ここで安曇野の二人も休憩し、我々より先行して下降を開始する。まもなくトレースを踏みながら下山を開始するが、途中でF屋がルートが違うのではと気付く。確かにツルネの下降は左手に向こうの尾根を見ながら深い谷が走っているはずだが、樹林の中を降りようとしている。分岐と思われる箇所も確認したが、GPS地図でこのまま下降してもリカバリが出来そうだということでそのまま下るが、いくつか分岐したトレースの中で左寄りの小さい沢型に入ったところで再度判断。トレースはそのまま、また右の樹林に戻っているが確実にそのトレースは間違いであるということで、沢を渡って左にトラバースする。左側の尾根と思われるあたりに赤布を発見し、ようやくツルネの下降路に戻る事が出来た。戻ってみると、これでもかという程の赤布が付いている。ツルネ下降は分岐した尾根があり間違い易い常に左寄りを意識して、平坦な樹林を下降し始めたら間違いと思った方がいいだろう。
やがて先行する二人組に追いつくが、安曇野の二人ではなく地獄谷本谷の二人であった。どうやら彼らが地獄谷からツルネにあがった際に、二度ほど下山を間違えたようであった。安曇野の二人組は熟練者のようではあったがと心配していたが、出合小屋に到着してすぐに彼らも帰着した。彼らも間違いに気付いたがそのまま下降し、途中ロープでの懸垂もあったようだが無事に降りられたとのことだった。
テントの撤収を始めていると、天狗尾根の三人組も降りてきた。赤岳の方でヘリがやたらと飛んでいたが、出合小屋の四パーティは皆ほぼ同じような時間に無事に降りてくることが出来たようだ。(余談ながら、ヘリはやはり赤岳の下山時の滑落事故の為であった。残念ながら死亡事故となっている)
核心は下山にあり。特に雪が少ないと言われている今シーズンは、例年にはないほど水が多く表面に出ており、また気温の高さと昨夜の雨がまた状態をより悪化させていた。靴を少し濡らす程度で済んだのでよかったとしよう。

2/20(土)
美し森駐車場[7:30] - 出合小屋[9:50] - 幕営 - 偵察[10:30] - 上ノ権現沢2段10m滝?[11:40] - 出合小屋[14:00]
2/21(日)
出合小屋[4:40] - 五段の宮[8:10] - ナイフリッジ[11:00] - 旭岳山頂[13:45] - ツルネ東稜下降[14:20] - ツルネ末端[16:20] - 出合小屋[16:35] - 下山開始[17:35] - 美し森駐車場[19:30]

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執筆 : 
blogmaster 2015-12-20 23:50
日程:2015年12月20日
山域:八ヶ岳 横岳西壁 中山尾根
山行形態:冬季登攀

記録:
四時に起床し、早々に出発。美濃戸口から赤岳山荘までの状態は問題なく、車を上まで上げることが出来た。五時半頃には準備を済ませて南沢を歩く。所々凍ってはいるもののアイゼン不要の登りであった。七時半前には行者小屋に到着し、軽休憩と準備。

取り付きまでの尾根はそれほどの面白みはない。8時半前に到着し、ガチャ類の準備。2人組の先行パーティが1P目終了点あたりに見える。空気はそれなりに冷たいが風はあまりなく、周囲の山々の上空にはすかっとした青空が広がっている。
2人×2パーティに分かれて9時登攀開始する。

下部岩壁:1P目。T橋さんリードで登り始めるが1本目にヌンチャクをかけてクリップした後がむずい。何回かトライするが、F屋さんより交代するよう指示がありクライムダウン。過去に同じ場所で時間が掛かったこともあり、また後続パーティが到着したこともあり今回は早々の判断。K田パーティは最初はT後がリードであがる。2P目。直上するか左トラバースかだが、今回は直上。ここも出だしからむずい。F屋さんリードで、途中にはお助けスリングを垂らしながら。K田パーティはK田さんリード。
岩まじりの雪稜:ロープを目一杯伸ばして2ピッチ程度。途中コンテで進む。後続パーティの2人組は途中ノーザイルで進んだため、我々より先行する。
上部岩壁:先行した2人組が上部岩壁に取り付いており、我々はしばし待ち。抜け口が核心部とみられ、先行パーティもかなり難儀している。F屋パーティのリードはF屋さん。下から見ていると高度感もあり、特に抜け口の登りは体が投げ出されるような緊張感がある。K田パーティはT後がリードを譲ってもらい登る。F屋さんが抜け口まではスルスル登っているように見えていたので最後だけ気にしていたが、取り付いてみると下部の凹角部がいきなり「ここ登るのか」と思うような感じで緊張する。アイゼンの爪跡が要所要所にあるので、それを拾いながら手を丁寧に送ればそれほど悪くないことに気付く。抜け口は実にボルダー的なムーブで抜ける。
雪稜を抜けて、最後の岩場を直上。この岩場もやや腕力系でしかも残置支点がないのでこわい(この下の方まではペツルが大量にあったのに…)。上がりきったところからロープを目一杯伸ばして尾根の背を越えたところが登攀の終了点。14時前には両パーティ共に登攀を終えた。

ゆっくりと休憩をとり、14時40分ごろに下山開始。地蔵尾根を下り、15時15分頃には行者小屋に。ガチャ類やアイゼンを外し南沢を下山。17時20分に赤岳山荘に戻った。美濃戸口までの車での下りが心配であったが、道の状態はそれほど酷くなく問題なく下れた。
風呂に入ったあとは、いつもの「やまよし」。カツカレーが非常に美味しかったが、F屋さんは次回こそはまだ誰も食べていない「とのさまラーメン(塩味)」を食べるそうなので、その時のためにここに記録として残しておく。

<感想>
中山尾根はクライミング要素の多い登攀的なものだった。下部、上部と終了点手前で三箇所の岩場があり、丁寧に拾っていけば手足を置く場所はあるものの、ザックを背負いながらアイゼンと手袋での登攀は緊張を強いられる。途中上部岩壁の登りではかぶり気味な箇所もあり腕がややパンプ。個人的には岩場登攀よりもアプローチの歩きや雪稜の登りでの足への負担の方が疲れてしまったが、天候を気にすることもなく冬季の岩場登攀を充分に味わえた。
例年に比べ雪が少ないことで、バイルは雪稜の登りなどでは使用したが、岩場の登攀中に使うことはなく、むしろ腰にぶらさげても邪魔になることが多かった。雪が多い場合、岩場の登攀でもバイルを多用しなくてはいけないとなった場合、より緊張した登りになるだろうと思われた。


上部岸壁核心部

カテゴリ : 
執筆 : 
jmitsuda 2015-5-16 0:00
日程:2015年5月16 日(土)〜5月17日(日)
山域:北アルプス 西穂高岳
山行形態:雪山縦走

岳沢小屋にテントを張って、5/17早朝より西穂高沢を登り、西穂高岳、間ノ岳、天狗ノ頭を経て天狗沢を下降。
稜線はほとんど雪なし。見事な快晴で、西穂高山頂からは北アルプスの山々はもちろんのこと、遠く白山や富士山まで望める大展望。雪山シーズンを締めくくる楽しい山行となった。















西穂高沢















西穂高岳山頂















懸垂下降(西穂高岳と間ノ岳の中間あたり)















上高地(梓川と穂高連峰をバックに)

カテゴリ : 
執筆 : 
derarin 2015-5-5 23:50
日程:2015年5月1日(金)夜発〜2015年5月5日(火)
山域:剱岳八ツ峰主稜【GW剱集中合宿】
山行形態:冬期バリエーション

■5/2 7:35 黒部ダム駅〜9:00 内蔵助谷出合〜10:35 内蔵助平〜12:40ハシゴ段乗越〜13:40 真砂沢ロッジ付近〜14:40 長次郎谷出合


 内蔵助谷へ


 ハシゴ段乗越への登り

■5/3 5:00長次郎谷出合〜5:40ルンゼ取付〜7:00 2・3のコル〜9:00 5峰ピーク〜10:25 5・6のコル〜14:10 6峰ピーク〜14:55 7峰ピーク〜16:00 7・8のコル〜16:42 池ノ谷乗越

 長次郎谷を登る、右側2本目が取りつきのルンゼ


 5・6のコルより5峰を振り返る


 7峰への登り

■5/4 7:05池ノ谷乗越〜8:30剱岳山頂〜10:00平蔵谷出合〜11:15剣沢小屋〜12:30剱御前小屋

 (悪天のため)山頂独り占め!

■5/5 4:30起床〜6:15剱御前小舎発〜6:54雷鳥平〜7:42室堂

 雷鳥平を臨む、この日の朝は冷えて雪がカチカチでした

カテゴリ : 
執筆 : 
climbing-nao 2015-4-26 23:49
2015年4月18日〜20日
北アルプス 五竜G?稜 メンバー 古屋・栗田
18日快晴も19日は9時頃より降雨、上部キノコ雪へ取り付けず12時より下降開始。D沢を下り、西遠見のベースに18時過ぎズブ濡れで戻る。写真のとおり、雪は少なくG?はほぼ雪がない。

3時起床4時出発 C沢を登る

稜までルンゼを3ピッチロープを出す。

不安定な雪に核心まで6ピッチロープを出して
ジリジリと進が雨脚も強まり視界も悪くなったため、退路をD沢とし撤退とした。
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