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カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2022-5-3 15:20
山行報告書

日程:2022年5月1-3日
山域:立山
山行形態:雪山山行 
メンバー及び役割:H

時間:
5/1(日)吹雪:室堂10:00-みくりが池温泉(泊)11:00
5/2(月)晴/吹雪:雷鳥沢野営場(幕営)6:00-一の越8:00-雄山9:30-大汝山10:30-雄山11:00-一の越12:00-室堂12:30-みくりが池(入浴)-野営場15:00
5/3(火)晴:剱御前小舎8:00-別山(南峰)9:00-別山(南峰)9:30-剱御前小舎10:20-野営場12:00-室堂13:30-雪の大谷見学-室堂14:30

記録:
5/1 
富山駅に前泊し、アルペンルートで室堂に入る。チラチラ雪が降る中、日本最高所の秘湯の宿みくりが池温泉に到着。次第に吹雪になる。ランチをとり、宿主人に勧められるままコンセント、読書灯付きの女性用相部屋(5名用)に入り、硫黄泉に4回程入りまったりする。

5/2
 朝は晴れ。前日の降雪で一の越まで雪深い。雄山山頂手前で荒天。強風に変わり、雪が降り始める。大汝山から先は吹きさらしのため、撤退。一の越からはホワイトアウト。ポールを目印に室堂を経由し、前日にもらったみくりが池の無料入浴券を使って温泉とランチをとる。吹雪始めたので、野営場まで戻る。

5/3
 夜間は極寒。朝は快晴。新雪で歩きにくい。稜線に出ると格段に冷たい強風だったが、展望が良い。別山まで登る。休憩中、オレンジピール入りパンを食べて、虫歯を治療した生歯の一部が破折。ショックを受けて、すぐ下り始めると、日差しが増して、アイゼンが団子になる。テントを撤収し、室堂に戻る。荷物を預け、雪の大谷で16mの雪壁を見学し、帰りは大日岳から浄土山まで一望しながら歩ける裏道で室堂に戻り、予約したバスで立山駅へ。そのまま吉峰温泉に立ち寄る。山より、温泉尽くしのまったり山行でした。


別山からの真砂岳雄山方面

カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2022-4-30 15:30
山行報告書

日程:2022年4月29日-30日
山域:頚城/海谷山塊 29日(高地)、30日(駒ヶ岳)
山行形態:雪山
メンバー:CL:U、SL:K、S、H、W(記録)

29日
天候、晴れのち雨(大雨)

第一発電所まで除雪された道の途中、谷戸の農地を削りつくした昨年の土砂崩れの激しさを目の当たりにする。三峡パークでアイゼン着け左岸を進む。以前のようなブロック、全層雪崩の連続音はまったく聞こえない。切り立った山肌の雪はだいぶ落ちたようだったが、斜度の少ない山肌の残雪はとても多い。渡渉点には深く長い亀裂が入っている場所があるが雪渓は安定しており、呼吸を揃えてから間隔をあけて進む。

高地に立つと、海側からの冷気と雨飾山方面からの暖気が入り混じっている。柳葉はまだ開ききっていない。支流を渡渉する。水面からの積雪が2m以上ある場所を乗り越すのは少々苦労した。沢の流れも大きく変わったようで、御大を発見できるまでに7日を要したその場所を特定することはかなわなかった。山桜だろうか濃いピンク色の花がところどころに咲いているその一本が近くの尾根上に見える所で線香をあげ、缶ビール3本のうち1本を空ける。手を合わせ声に耳を澄ませるも何も聞こえてはこない。4年たった。高地を経て帰路、雪渓を渡渉する頃に降雨始まる。

発電所に戻り大雨を嫌い民宿に問い合わせるも大型連休でどこも一杯とのこと。それぞれ、発電所に残るもの2名、糸魚川市内で車中泊2名、名立の道の駅まで行ったもの1名。市街は夕方からかなりの降雨量となった。

30日
天候、快晴

見上げる駒ヶ岳は白くなっており昨晩未明に一時降雪となったようだった。第一発電所手前の芝に車を停めさせてもらい出発。途中でKさんは安全を取り、車キーパーを選択し引き返した。デブリを乗り越えて尾根に上がる。10m程度の露岩でロープを出しUリードで確実に進む。途中で夏道のリボンを確認してからは藪を嫌うことなくその尾根に頼り進む。雪面は冷えた空気でよく締まりアイゼン無でここまで来たものの斜面が急になり途中からはアイゼンを着けた。降雪を受けた木々が陽光で溶けた水を落として我々を冷やしてくれる。冷えすぎかと思う頃やがて沢型右岸源頭となり、まるで「沢登りだねぇ」。

高度1200mの雪田にあがり大休止。日に照らされた雪面は春のグサ雪と変わりサングラスがないと目がくらむ。海も北アルプスも晴れ渡った空に遠く輝いていた。ほどなく西峰に到着。記念撮影ののち、Kさんをあまり待たせないよう早々に下りに向かう。帰りは夏道に沿って進むことにした。高度990mで尾根上から右の雪田に下り大きく右へ右へとトラバースし、デブリの源頭左岸残置ロープに沿って降りる。デブリの渡渉点は上部からの危険が大きいが雪面は安定しておりあっさりと三峡パークに降り立つことができた。

メンバーを見送り発電所に一人残り翌日の予定の準備をする。昨日空けなかった金麦が座席に転がっている。駒ヶ岳を振り返ると、ふと「それ置いて行ってくれよ」と誰かが言ったような気がした。

記録:
29日
7:30 第一発電所入口から発、7:55 三峡パーク着、8:15 パーク発、9:00 渡渉点、10:00 取水堰堤上(高地着)、10:45 追悼、11:20 取水堰堤上戻り、12:15 渡渉点、13:05 三峡パーク着、13:20 第一発電所着

30日
7:20 第一発電所前から発、7:45 三峡パーク着、11:30 1200m着、12:10 駒ヶ岳(西峰)着、14:15 第一発電所着


海谷高地へ:本流左岸の大デブリ


海谷高地へ:本流右岸


海谷高地




三峡パーク


駒ケ岳へ



駒ケ岳頂上から雨飾山方面


三峡パークへ

カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2022-4-11 12:50
山行報告書

日程:2022年04月11日(月)
山域:北アルプス後立山連峰 爺ケ岳東尾根
山行形態:雪山
メンバー(役割):F(記録)

記録:

  初夏を通り越し夏のような陽気の残雪期の東尾根は週末のトレースに恵まれ所々踏み抜く箇所はあるものの特段危険な場所もなく順調であった。短いナイフリッジも、かまぼこのようなリッジになっていて、念のためにピッケルを2本持参したが、結局ザックから外すことなくストックだけで足りてしまった。下山時、遠く鹿島槍天狗尾根を見渡しながら、ふと事故のことを思い出し来年で10年経つことに、自分の体力の衰えも当たり前だよなと感じる。下山の途中小熊3匹と遭遇したが、近くに親は見当たらなかった。

  山行後の楽しみにしていたみどり湖PAの山賊焼き定食は物価の上昇の影響なのか、ボリューム感がなくなっており、小鉢の冷奴もなく、みそ汁もお椀が小さくなっており残念でした。

5:30鹿島山荘 9:50-10:30爺ケ岳中峰 13:00鹿島山荘



カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2022-3-27 21:00
山行報告書

日程:2022年3月25-27日
山域:焼岳 上高地 乗鞍岳
山行形態:雪山山行 
メンバー及び役割:H

時間:
3/25(金)晴れ:焼岳 中の湯温泉駐車場7:00-広場9:00-南峰11:00-中の湯13:30
3/26(土)雨:上高地 ゲート10:00-大正池11:30-田代湿原12:30-ゲート13:30
3/27(日)晴れ:乗鞍岳 やまぼうし駐車場8:30-リフトトップ9:10-肩の小屋口11:45-蚕玉岳手前12:50-肩の小屋口13:20-駐車場15:15

記録:
3/25 
中の湯温泉旅館に車を停めて、旅館脇から裏手に回り入る。途中の急登では、融雪した雪が凍結し、とても滑りやすい。広場まで出ると。風が弱く、日差しが暖かい。トレースがあり、歩きやすい。南峰に上がると、展望良く、北峰の噴煙が見える。下りは雪が溶け、もちもちに変わる。そのまま中の湯まで下り、温泉に1泊。昨年と同じくらいの雪でした。

3/26 
中の湯ゲートの手前に車を止め、釜トンネルを越えて上高地に入る。大正池ホテルは閉鎖しているが、脇に冬季用トイレがあり、快適。ホテル脇から大正池に出て、スノールートに入り、田代湿原まで。雨が強くなってきたので、河童橋までは行かず、手前で折り返す。

3/27 
スキー場は仮装イベントの日で賑わう。リスト2回乗り継ぎ、リフトトップからわかんを付けて上がる。位ヶ原分岐では、昨年の雪崩現場の写真が貼られ、破断面にマーカーが引かれ分かりやすい。森林限界を越えて、風が強くなり、肩の小屋口で休憩。スキーの人は麻利支天や肩の小屋から折り返し。乗鞍岳へ肩の小屋を経由せず、朝日岳の下を通りトラバースルートへ。途中ヘリが3回以上近くを旋回し、近くで事故があった様子。蚕玉岳のコルに上がる予定だったが、主稜線は風が強く、煽られそうで怖かったので、山頂の社も見えたが、主稜線の手前2900mで撤退。他の撤退組の人達と雑談し、小屋口まで戻ると風が止む。スキー場まで戻ると人が少なく、快適だった。

焼岳南峰



乗鞍岳

カテゴリ : 
執筆 : 
iceclimber_msc 2022-3-5 13:20
山行報告書
日程:2022年3月5日
山域:会津駒ケ岳
山行形態:雪山山行 
メンバー及び役割:H

時間:駒ケ岳登山口付近駐車場6:30-滝沢登山口付近8:30-ヘリポート跡9:30-水場10:30-駒の小屋12:30-山頂13:10-滝沢登山口15:10-駒ケ岳登山口駐車場下山15:40

記録:
雪壁は高く、駐車場に3台3パーティーが先行。林道から入ると、トイレも全て埋まり、今年は雪が多い。沢の分岐で左に進む。途中、わかんを付けて、コルのところで滝沢登山口の尾根にあがる。ヘリポート跡から風が抜けて、ようやく雪が落ち着く。樹林帯を抜けると駒の小屋の避雷針がわずかに覗く。山頂からは大戸沢岳へのトレースがあり、向かいの尾瀬の燧ヶ岳がよく見えた。来た道を引き返すと、樹林帯の雪がぐずぐず。浮力のあるスノーシューが羨ましいと感じた山行でした。

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