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山行記録 カレンダー
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 2009-6-12 1:20
日程:2009年6月12日(金)?6月14日(日) 
山域:奥秩父 釜の沢西俣
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:新屋(CL) 片倉(SL) 戸田(食当) 大浦(記録)

記録:
6月12日(金) 前夜21:00八王子南口集合 中央高速経由 西沢渓谷道の駅 三富泊
6月13日(土) 5:00起床 7:00西沢渓谷駐車場に移動 6:30 出発  14:30 幕場1740 m 左岸 泊
6月14日(日) 5:00起床 7:00 幕場発 13:45 西沢駐車場戻り

12日(金) 21:00八王子駅南口集合 戸田車で中央高速経由 140号線経由で雁坂トンネル直前の道の駅三富に23:20到着。 食堂前でテント泊。 この季節、床にはツバメの落し物が多いが、広々としていて快適。

13日(土) 5:00起床 学生集団の喧噪で目が覚める。天候晴れ。6:30 西沢渓谷入口の無料駐車場に車を移動し、6:45に出発。 西沢、東沢分岐の二股を通過すると渡渉する箇所が出てくる。山の神までは縦走路、と思いこんでいた私は慌てて沢装備を整える。
8:50 乙女の滝到着、休憩。 出発後、すぐに「ウルイ」の群落を発見。、岩場のやや高いところに生えており、採りにくいが、新屋、戸田コンビの軽業師コンビがショルダー、ヘッド?技を連発して、大収穫を得る。
9:15 東ノナメ 休憩、撮影、ウルイ採集。
10:00 西ノナメ 休憩、撮影、テラスまで登る。
10:20 金山沢、信州沢の出会に着。釜の沢出会を見逃していたことに気付かず、信州沢に取りつく。ナメが出てきて間違いに気付いて引き返す。40分のロス。 
12:30 魚止メノ滝着。 東京農大探検部、広島からの?ガイドツアーの大集団が滝を登れず大渋滞。20分近く待たされるが全く進捗なしなので、滝の右岸からとりつき、集団をパス。
12:30 両門の滝着。休憩後、西俣の巻き道と思われるところに取りつく。泥壁で大高巻きになり、怖い思いをする。滝の直登は不可能に見えたが、どのルートが最楽?だったのだろうか。
倒木が増え、歩きにくくなりながら、14:30に 1740m付近の左岸 に幕営を決定。 日が高く、天気も良いのでのんびり過ごし、沢の楽しみの大焚き火をする。燃料は沢いっぱいに詰まっている倒木があるので、ほぼ無尽蔵である。 軽業師コンビの獲物のウルイのおひたし、ゴーヤサラダ、タイカレーで夕食。20:00就寝。

14日(日) 4:00 フライを打つ雨の音で目を覚ます。雷鳴も聞こえる。ああぁ、今日は雨か・・・、と思いながら、二度寝を決め込み、5:00起床。晴れ間が広がっているではないか! ラーメン、ハーブチキンで朝食を認め、7:00出発。今日はツイてるぞ。日ごろの行いが良いのは私だ!とそれぞれ勝手に思いながら、遡行再開。
ナメ滝、小さく、苔で滑る滝を登る。10m程度までの小粒の滝がほとんどで、ロープが必要なほどの滝ではないが、苔で滑りやすいので慎重に登る。 前日は沢歩きだったが、今日は沢登りらしく、やや緊張する場面がでてくる。倒木で前進を阻まれるので、右の尾根に取りつき、9:00にミズシから伸びる南南西尾根稜線に出る。このあたり、シャクナゲの群落で藪漕ぎはひどくはない。
9:50 ミズシ着。富士見とミズシの間の中間尾根を登ったつもりでいたので、しばらく現在地の確認に手間取る。
10:20 甲武信岳山頂着。しばし休憩、写真撮影。甲武信小屋まで移動。
11:00 雹と雨に降りこめられていた甲武信小屋発。
13:30 西沢山荘着。 13:45 西沢渓谷駐車場着。
道の駅で昼食、西沢渓谷白龍館で入浴後、東京方面に向う。中央高速が渋滞していたので、長野原まで甲州街道を走り、長野原ICから中央高速で八王子まで移動、18:00 八王子駅北口で解散。

全行程で、運よく行動中に雨に降られなかった。入梅後だからこいつぁ僥倖としか言いようがない。
釜の沢西俣は倒木が多く、ビバークサイトは1860m二俣以降では見つけにくいだろう。また、倒木を押しのけるので、渓流手袋よりは革ヨ―テ(溶接用厚革手袋)の方がケガをしにくいので良いだろう。バックパックの外にモノをつけていると、一挙に箔がついてしまうので、バックパック中に入れた方がいいのは藪漕ぎと同じ。私の銀マットはボロボロになっていた。焚き火をしたい人には、折りたたみ鋸の持参を勧める。丸太クラスが転がっているので、鉈で切っていては握力が持たない。





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msc_kiroku1 2008-9-27 23:00
日程:2008年9月27日(土)夕発?28日(日)
山域:谷川連峰 魚野川・仙ノ倉谷 西ゼン
メンバー:古屋(CL)、木村(SL)、平川、小林、戸田、白川、羽生田(記録)
山行形態:沢登り

9月27日(土)
越後中里駅泊
9月28日(日)
6:15 駅出発
6:50 つり橋より入渓
8:00 西ゼン出合(遡行開始)
9:50 第1スラブ帯 下辺り
10:12 第1スラブ帯 上の滝 15m
10:40 第2スラブ帯 下の滝 2段15m
12:30 第2スラブ帯 終了部の滝 6m
13:05 笹藪 突入
14:00 池塘
14:25 平標新道 下山開始
16:00 西ゼン出合
16:40 つり橋手前の河原

19時20分駅に到着、白髪門沢を遡行してきた先発組の宴会開始に合流。焼肉三昧、お酒もしっかりと飲んで活力を十二分につけ、11時ごろ就寝。
6時15分駅を出発、林道終点の駐車場所よりつり橋まで暫く歩く。橋を渡って入渓するが出合までは山道を進む。若干飲み過ぎたのか山道の記憶があまりないまま西ゼン出合に着く。


身支度を整えて遡行開始。河原で小休止の後、沢の先へ。50分ほどで足元はスラブの予感、「あの左先が第1スラブかな?」と想像しながら進む。気がつくと辺りはスラブ。第1スラブを登っている。

リッジを登る(古屋さん)、岩溝を抱え込んで登る、少し巻いて登る、みんな好きなようにして登る。フェルトの白川さんは固まる場面もあり、平川さんも時折苦労されていた。登りきった見晴らしのいい所で小休止。振り返ると滑り台のようだ。

第1スラブ帯 上の滝、第2スラブ帯 下の滝どちらも左を登り、第2スラブ帯もそのまま左よりを行く。

要所は安全第一でロープを出しながら上へ上へと進む。スラブ帯終了部の滝は戸田さんが古屋さんの手解きを受けながらリードに初挑戦!
その後、沢は細くなり、一息入れてから源頭の笹薮に突入。両手で茎を掴み快調に登る。


池塘が現れるともう平標新道だった。平標方面は秋の気配、枯れた笹の尾根道を滑ったり、転んだり、西ゼンの全景を見下ろしながら下山した。いつもの「湯とそば」に寄る。充実した一日だった。

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msc_kiroku1 2008-8-13 8:40
日程     2008年8月13日(水)夜発?16日(土)
山域     鳳凰三山・地蔵岳/釜無川/石空川(いしうとろ)・南沢
山行形態  沢登り
参加者    清野(CL・記録)、山本(SL・食当)、柴田(食当・装備)

8/13(水) 晴れ
20:00にTX流山おおたかの森駅に集合。早出川方面は天気がどんどん悪くなる予報で、ゴルジュ真只中で大雨に遭いそうなので断念。鳩首会談の結果、天気が持ちそうなのは関東南部くらいなので、鳳凰三山の地蔵岳に詰めあげる石空(イシウトロ)川に転進とする。首都高速から中央高速を乗り継ぎ道の駅・白州でビバーク。
8/14(木) 晴れ
道の駅・白州は賑やかなところだ。ビバーク用具をクルマに積み込み、早々にあとにする。入渓点は御座石林道途中なので、20号線を少し戻った交差点を右折して目指すが、甲斐駒CCあたりから始まる林道は途中崩落で通行止め。一旦、国道に戻って、逆方向から大きく迂回。思い起こせばこの巻きが今回の沢の序章であった。
ようやくたどり着いた北精進ケ滝入口で準備を整え、「いざ入渓!」と歩き始めるが、遊歩道に続く吊橋からは、はるか上にドドーンと精進ケ滝林道の橋(精進ケ滝大橋)が見える。吊橋のちょっと上流で左に分かれる枝沢にかかる橋なのだが、下山後の林道歩き短縮のために、クルマを御座石林道と精進ケ滝林道の交点(これは普通では気づかない)まで上げ、精進ケ滝林道を歩いていく。先ほど見えた橋を渡るとほどなく林道終点となるが、登山道が北精進ケ滝まで続いている。この道は滝方向に少しトラバースした後、滝下に一気に高度を下げていく。
北精進ケ滝は「名瀑百選」の一つだそうだ。たしかに落差120mは見どころ満点、空中に飛沫を飛ばしながら水を落としている。水量がもっと多ければものすごい迫力だろう。沢床まで下りても高巻し直すことになるので、ちょうど落口あたりの高さから眺めただけでそのまま右岸の高巻開始。これが今日二度目の高巻となった。
懸垂下降二回で南沢にようやく下りる。約2時間かけて北沢との出合を含めて巻いたことになる。下を偵察すると20mくらいのナメ滝(これも登れない)の先が右曲していて見えない。まとめて巻いて正解だったようだ。上流には10m斜瀑。これは左から小さく巻く。このあと5?10mの滝が4、5出てくるがいずれも直登できず。
それでもこの日のこれらの滝は小さく巻くことができた。15:30に幕営地到着。1/25000地形図の1670mあたりだ。
8/15(金) 晴れ
6:55出発。鳳凰小屋にあがる左俣との二俣(1:2)にはそれぞれ10m、20mの滝がかかる。いわゆる両門の滝だ。左俣から巻いて本流に戻る。

ほどなく25m滝、これは左岸からすんなり巻く。今度は40m滝が現れ、10:30過ぎ左岸から巻きに入るが、途中で25m滝が見えたのでさらに巻き続ける。

ケモノ道を拾いながら、2100m地点の二俣の右沢に下り、出合上の露岩で昼食、休憩。この巻きにおよそ2時間を要した。この沢の高巻は途中でルンゼや岩峰が出てくるため上に追い上げられるし、直登不可の滝が連続するのでなかなか手強い。
露岩上から見ると、本流の左沢には2段30mの斜瀑がかかっていて、側壁高くとても登れない。左沢・右沢の中間尾根から高巻に入る。20分ほどすると、登れるかもしれない滝が見えたので、一旦、沢床に下りたが、それは10mクラック滝。水をつけてから再度左岸の巻きに入る。途中見上げた沢上流部には巨岩、ゴーロが見える。どうやら渓相は変わるようだ。2250m地点に下りると右岸に絶好の幕場発見。薪もふんだんにあり、集める必要がない。時間はかなり早いが、早々に行動終了とする。翌日わかったが、ここがこの沢の最後の幕営適地だ。
8/16(土) 晴れ
7:00出発。巨岩、ゴーロ帯を行くが、ほどなく水が涸れる。徐々に傾斜が増すと共に両岸が岩壁となり切り立
ってきて、風化した花崗岩の浮石、ザレの沢となってくる。詰めの二俣は左に入る。ザレザレから草地に抜けてやれやれと休憩。ここから右の枝尾根を登り始めるが、だんだん立ってきたので右の沢に下りる。ガレからザレ、ザレから砂地へと足場がどんどん不安定になってくる。最後はオーバーハングを腕力で這松帯に這い上がり、ちょっとの藪こぎで10:15支尾根に詰めあげる。

さらに15分ほど這松漕ぎをしてオベリスク手前の岩峰に出て、しばしの休憩。ここまで暑くてまいった。オベリスク基部を回り込み下の平坦地に出たところで、昼食、大休憩。

 11:30下山開始。鳳凰小屋から燕頭(ツバクロアタマ)山を経由して、14:20駐車地点へ戻る。鳳凰小屋の水はうまい。下山後は御座石鉱泉で汗を流すが、1200円も取られた上にシャワーなし、混合水栓なし、湯上りのお茶のサービスもなしと、ないないづくしでひどい所だ。

8/14 8:30駐車-精進ケ滝大橋-9:15大滝を巻き道から眺める-9:45高巻開始-11:40懸垂下降で10m
斜瀑下におりる-15:30 広河原幕営地(1670m)
8/15 6:55出発-8:18二俣・両門の滝-9:23右俣40m滝-12:35?13:15二俣・昼食-
13:35 10mクラック滝-14:30沢床に下りて幕営(2250m)
8/16 7:00出発-7:30水涸れる-両側切り立つ急峻なガレ-8:45ガレを抜け草地-右の小尾根-右の沢-ガ
レひどくなる-正面の這い松帯-9:50 支尾根-10:15オベリスク手前の岸峰-地蔵岳昼食-
11:30出発-14:20駐車地点帰着

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msc_kiroku2 2008-6-27 22:41
2008年6月27日(金)夜発?29日(日)
山行形態:沢登り
山域:新潟県津南町、清津川・釜川右俣
メンバー:山本(CL) 清野(SL)、羽生田、片倉、朴、戸田、小林(記録)、

スケジュール
27日(金)。22:15、清野車@新座、片倉車@津田山、出発。==25時、越後田沢駅(仮眠)
28日(土)。晴午後から曇
5:30起床==7:00林道ゲート(950mH)==8:00取水口(820mH)遡行開始==10:40左俣との分岐==15:40一の釜(下)(930mH)==16:40?17:00二の釜の上(960mH)で作戦会議。(千倉沢を断念し、ヤド沢を詰める方針に)。==18:40幕営開始(1050mH)。
29日(日)。夜半から本降、昼間も小雨
4:40起床、7:00出発。(ヤド沢を登らず、真西に藪こぎし、尾根を2つ越え林道を目指す)==9:30小休止(1235mH)==10:15林道到着(1270mH)==11:20駐車場到着。
(その後、12:00グリーンピア津南で風呂、13:30へぎ蕎麦、清野号は16:10新座駅解散)

今年夏の目玉の一つ、清野沢学校の初めての定例山行。初めての沢の朴、12年ぶりの沢中宿の小林、緊張して望む。食当だった柴田が体調で参加できず準備した豪華カレーを食す。両リーダーの言葉によると、「初心者には少し厳しかったが、沢登のすべての要素が網羅。欠けていたのは、焚火、三つ釜の滝での遊泳位。」との事。



10:40左俣との分岐での写真。既に雪が見え始め、雪解け水は冷たい。行動中人と会ったのは、取水口の少し上で、釣り人ひとりが居ただけ。清野も、新規購入の釣竿?で挑戦した。釣果は?秘密です。



本当に色々な場面の連続だった。数m?20m位の泳ぎが5?6回あったか。ゴルジュ、スラブのトラバース、高巻きも4回ほどあり、(初心者にはかなり厳しく思える)急斜面での藪こぎ、10m程の懸垂下降も一度あった。

10:50戸田の平泳ぎ。泳ぎ終わった後、岩に取り付けず、手袋をはずす。(翌日の反省会でも議論となったが)手袋の選択も指付きかどうかなどまだまだ判らない事が多い。 泳ぎ(というかセコンド以下はロープに引かれると言った方が正確だろうが)では、小林は初めリックを背負って平泳ぎをして腰が伸びてふくらはぎが攣ったりしたが、最後はリックを前に抱きバタ足する業も試してみた。



14:00スノーブリッジ。高さは5m以上か!。



15:40一の釜下に到着。 この後、三つ釜の絶景を見たのは良いが、一の釜の右高巻、セド沢での15m滝の右側への巻きで時間を食う。小林も、タイブロックを忘れ、プルージックに気を取られ、足で登れず、ごぼう登りも出来ず、気力体力も失せてしまう。


土木工事15分ほどで6名が横になれるスペース確保。タープ用ロープの一端は向こう岸に取り、タープ2つを掛ける。寝ている足から沢まで20cm!の為、夜中の増水対策で荷物整理、30分以内に撤収脱出できるよう指示を受け寝た。夜半に降り始め、小林は実戦で初めてツエルトを使い寝袋毎包まるなどしたが、翌朝も幸い増水はなかった。

翌日は、スタートから、スラブの直登20mから始まり、樹木・草つき・泥泥・笹の中の藪こぎすること3時間強で、標高差200mをやっと登り林道に到着した。きつい藪こぎだったが雨に冷やされ丁度良い有酸素運動となった。小林も、怪我上がりの膝は持ったが、技術は勿論の事だが、持久力も途絶え、全身筋肉痛となり、指先も傷多数、と、技術面以外にも反省点だらけであった。終わってみると、怖かった登攀も、ずぶぬれを危惧したタープ下の野営も、アドバイスを受けてばかりの生活面技術面も、大変楽しく、素晴らしい思い出となっている。
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