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- 執筆 :
- msc_kiroku2 2004-8-6 11:34
2004年8月6日(金) 丹沢・ミズヒ沢/地獄沢/藤熊川
晴れ
菅原
ザイルは不要で基本装備のみの沢ということで、藤熊川の支流地獄沢の枝沢ミズヒ沢を一人で遡行してみることにする。車でヤビツ峠を経て丹沢林道を地獄沢橋へ、地獄沢橋9:20着。駐車スペースを見つけ、鉄柵の脇を通って林道に入り、入渓点の大杉橋まで歩く。
大杉橋9:40着。橋は地獄沢橋、極楽橋、水干橋と続く。「地獄」に対して「極楽」と、私も名づけたと思う。ミズヒは漢字で「水干」と書くことを初めて知る。
身支度して9:55入渓。橋から堰堤が4つ連続しており、プレートには「平成8年治山工事」と書かれている。堰堤にはハシゴがついており、右側から越えていく。すぐにF1(5m)の滝が現れる。大岩と大岩の隙間を回り込むように越える。この先2m程の小滝が連続する。一つ目は水流の右を越え、二つ目は水流の左を越え、三つ目は右側を巻くと、10:20左から枝沢が入る。ここで小休止。 小滝群を過ぎると二俣になり、右俣に入る。入口がF2(6m)の滝である。この滝は水流沿いを直登する。続いて右から涸れ沢が入り、F3(10m)のスラブの滝が現れる。傾斜がゆるく、簡単に越すことができる。さらに遡行を続けると、10:55左から枝沢が入り上部の二俣となる。すぐ上で右から涸れ沢が入る。ここまで来ると源流の雰囲気となるが、沢が土に埋まり始めている。沢の真ん中に大岩がある。この大岩の上に上がり前方を眺めると、ガレ沢が2つに分かれて続いている。
大岩の上で休憩した後、右のガレを登る。11:40 F4のハングした滝が現れるが、下部は土で埋まり高さは1m程である。ここは左の土の斜面を登って越える。この先は土の急斜面が続く。靴の爪先を蹴り込むようにして登り、高みを目指す。アザミの棘が手のひらを刺す。斜めになった木の辺りから土の急斜面をトラバースし、右の雑木の尾根に取り付く。この尾根を右へ右へとつめ上がり、12:15大山北尾根の西沢ノ頭に辿り着く。
下山支度をし、握り飯を頬張り、12:50下山開始。ミズヒノ頭への上り坂で動物の気配を感じ見上げると、イノシシである。40メートル程離れていたので、その場に立ち止まり、イノシシが去るのを待つ。下山路は赤や黄のテープが小枝に下がっている。一ノ沢峠への道と分かれると階段が整備されていたりする。13:50地獄沢橋着。地獄沢の水で身体を拭き、着替えをしてから帰路に付く。
コースタイム地獄沢橋(9:22)?大杉橋(9:37,9:55)?F1‐5m(10:01)?二俣(10:34,10:40)?F2‐6m(10:40)?F3‐10m(10:45)?二俣(10:54,11:05)?大岩(11:15,11:40)?F4‐5m(11:43)?西沢ノ頭(12:18,12:52)?ミズヒノ頭(13:06)?送電塔(13:21)?913mピーク(13:24,13:29?地獄沢橋(13:52) (記録 菅原)