-
- 執筆 :
- msc_kiroku2 2004-9-25 0:37
2004年9月25日(土)?26日(日)
メンバー 菅原 平川 扇原
25日 くもり
伊勢原駅7:30集合。菅原の車で国道を世附へ。9:00浅瀬着。釣り人の車がすでに10台程止まっている。釣り券を購入し浅瀬を出発。大又沢支流法行沢は蜂の巣撤去中のため通行禁止とのこと。われわれが目指すのは本流。本流沿いの林道を進む。浅瀬橋、芦沢橋、山百合橋、水ノ木橋と渡り、2時間程で菰釣橋着。
水ノ木沢出合辺りに砂地の幕営適地を見つけ、タープ設営。焚き木を集め、早速釣り支度をし、13:30金山沢の釣行開始。平川、扇原は餌釣り、菅原は毛ばり釣り。毛ばりに反応してくるが、警戒心が強くはり掛りさせられず、釣果なし。樅ノ木沢出合の手前で堰堤が現れ、16:00納竿とする。林道に上がり、16:30幕営地に戻る。
焚き火を囲んでビールで乾杯。ストーブが不調のため夕食は焚き火で作る。ほろ酔い気分で21:00就寝。菅原はシュラフカバーだけで寒く、夜中に度々目を覚ますことになる。
26日
くもり
5:30起床。今日は水ノ木沢の遡行である。昨夜は星が見えていたが今朝もくもり空。焚き火の火が残っており、すぐに火が起こる。朝食も焚き火で作り、コーヒーを飲む。片付けを済まし身支度をし、不要な荷物は幕営地にデポして、8:10出発。
菰釣橋に上がり、金山沢沿いの林道と左に分かれてまっすぐ進む。水ノ木沢を渡るとT字路になり、左折すると営林署の小屋がある。さらに林道を進むと水ノ木沢の枝沢を横切る。この辺りまで来ると林道というより荒れ果てた山道という様相である。道は水ノ木沢の左岸を進み、堰堤の上辺りから8:40入渓する。踏み跡があり簡単に降りられる。
8:58最初の3mの滝が現れる。幅広の滝である。三人思い思いのところを登り、ここを越える。水ノ木沢は沢幅も広く明るい静かな沢である。すぐに2mの滝、しばらくして二俣、水量の多い右俣に入る。9:32 4mの滝、右岸を小さく巻く。9:40梅ノ木沢出合、本流である左俣に入っていく。
しばらく遡行すると、9:50 2段10mの滝が現れる。階段状になってて楽に越えられる。越えると思わず歓声を上げてしまった。滝の上は白い花崗岩の美しいナメになっており、見上げれば雲が切れて青空が広がっている。小休止とする。この上はナメの連続となる。10mのナメ滝のあとナメが100m程続き、最後にまた10mのナメ滝が現れる。丹沢にはめずらしく幅広のナメ滝であり、どれも難なく越えられる。きれいな水と白い花崗岩の中、快適な遡行となり、気分爽快である。
10:30 2段5mの滝を左から越えると二俣となる。右俣に入るとすぐにまた二俣、ここは左に入る。しばらくしてまた二俣となり、左のほうが水量は多いが、ここは右俣に入る。次に現れた二俣を右に入ると涸沢となる。源頭部はしだいに傾斜も増し、沢から外れてガレを登っていく。右の尾根に入り、踏み跡を見つけ高度を上げていく。菰釣山と思われる山頂が右に眺められるがなかなか近づかない。11:40 下降の時間を考慮し、ここまでとする。1300m地点である。
11:50 下降開始。踏み跡が尾根から外れて左に曲がるところまで下り、右の藪の中を降りていくと、すぐに登ってきた涸沢に出る。10mのナメ滝と2段10mの滝はザイルを出して懸垂で下降するが、あとは巻き道を下るなどしてぐんぐん高度を下げていく。14:20 思ったより早く林道に戻る。14:50 幕営地着。
帰り支度をして、15:20幕営地出発。予報が外れて天気に恵まれ、きれいな水ノ木沢の遡行に満足し、気分も軽く林道を下っていく。2時間弱で浅瀬着。車で三人揃って伊勢原まで戻り、蕎麦屋「越峠」で美味い酒と蕎麦に舌鼓を打ち、帰路に付く。
コースタイム
浅瀬(9:20)?菰釣橋(11:42,13:30)?金山沢釣行?菰釣橋(16:30〈泊〉8:10)?入渓点(8:40)?3m滝(8:58)?2m滝(9:02)?二俣(9:12)?4m滝(9:32)?梅ノ木沢出合(9:40)?2段10m滝(9:50)?10mナメ滝(10:08)?10mナメ滝(10:20)?2段5m滝(10:30)?二俣(10:40)?1300m地点(11:40,11:50)?同沢下降?入渓点(14:20)?菰釣橋(14:47,15:20)?浅瀬(17:10)
(記録 菅原)