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msc_kiroku2 2004-11-22 13:32
晴れ時々曇り 気温16度くらい メンバー 中山CL 清野SL 西館(彰芳) 西舘(章子・記録) F3は左から取り付いて直登。  本年の沢納め”葛葉川”。  中山さん&清野さんは秦野から、西館二人は前日フライフィッシングで泊まった丹沢ホームから8時45分ごろ葛葉の泉に集合。  前日の雨にもかかわらず、朝から気温も高く快晴。菩提バス停から歩いてきた中山さん&清野さんは汗かいていたほど。11月とは思えないまさに沢日和。  9時15分ごろ葛葉の泉の広場から入渓。堰堤から小滝が連続する。中山CLより「いつも後ろをついてくるではなく、先頭を歩いてルートを見つける」ように言われ、西館(章子)が先行。緊張気味に足運びを考える。3メートルから5メートルほどの小滝がしばらく続き、次いでゴルジュ内の8メートルほどの滝(F1:表記はヤマケイアルペンガイド11丹沢、p84に準拠)では清野SLリード、ロープを出していただく。清野さんは両手両足をゴルジュにつっぱて登り切り、支点作成。後続はエイトノットでビレイされて登る。水流をまたいでブリッジング体勢で渡るので太股からしっかり濡れてしまった。  ここでは支点の作り方も学ぶ。上方に突き出した枝にシュリンゲを巻きつけ、その先のカラビナにロープ通し、肩がらみのビレイだった。  続く幅広の10メートルほどの滝(F2:横向ノ滝)は水流の左側にしっかりとしたホールドがあり、そこを直登。  10時10分ごろ一回目の休憩。周りの木々は立派に紅葉してました。また先ほどのゴルジュ滝での濡れも、気温も高いこともあって気にならないほど。のどを潤す冷たい水が美味しく感じました。  以降F3(10メートル)は左の乾いた面を登攀、F4(8メートル)は左のルンゼから取り付き、途中をトラバースして上へ抜ける。次に現れた板立ノ滝( F5・7メートル)はどこから取り付いても濡れるので、それを嫌って右手を低く巻きました。F6(7メートル)は左側の階段状を直登。続くF7(10メートル:曲り滝)も順調にクリアして、10時40分ごろ林道下通過。  林道先のF8(2段7メートル)で2度目のロープ。中山CLリードでクローブヒッチでセカンド以下登る。再度支点の学習。太い木の根本近くにシュリンゲをかませ、その先のカラビナにてメインロープでセルフビレイをとると同時にカラビナに架けたメインロープを確保器(バケツ)に通し、登ってくるセカンドと同じ角度方向に確保。これはセカンド墜落時の衝撃を緩和のためと教えられる。  続くF9の5メートルCS、落ち口近くに突き出た岩を乗り越して行くのだが、高度感に恐怖を感じ清野SLにお助けロープを出してもらう。”慣れ”だと言われましたが、情けない。ちなみに後続の西館(彰芳)は放ったらかしでした。  11時ごろ2回目の休憩。ここまで来るとかなり高度を稼いでいることもあって、気持ちがいい。太陽の光をサンサンと浴び、上に目を移せば紅葉の葉っぱと、もっと上空にはパラグライダーが悠々と飛んでいるのも見えました。  富士形の滝(F10:10メートル)、大岩と続く直登可能な滝をいくつか越えると、徐々に水量も少なくなり傾斜も急になってくる。  最後の詰めの手前で沢靴から登山靴に履き替え小休止。眼下には秦野の町まで見え、暑いと感じるほどの天気の中、濡れた服も乾いて行くのを感じながら、最後の詰めへ。所々、木に使い捨てのわらじが架けてあったり、木にロープやペンキが付いていたりで、そのうち明らかな踏み跡をたどり、しばらく詰めると12時半頃登山道(三の塔尾根)に到着。そこから延々と下り、牛首、山岳スポーツセンターを経由、秦野目指して戸沢入り口バス停に到着。これが14時ちょっと過ぎ。早くも15時前には秦野駅前の”パオ”という店にて”反省会”へ。  ここでは日帰り沢登りの装備や、冬山装備についてのお話などなども聞かせていただきました。 西館両名の反省点(自宅にて反省会2次会) ー 日帰り沢登りの荷造りを考え直すこと(毎回指摘を受けることでもあり、また本人たちも考えてのことではあるが、なかなか的確な取捨選択ができません。今回の反省は、セカンドで望むにはカラビナ類が多すぎ、着替えの持ちすぎなど、無駄に重かったことに尽きます) ー 西館(章子) 沢最後のつめあたりから、実はあご上がってました。下山は清野SLが先頭でしたが、かなりのスピードで(章子)必死について行ってました。翌日筋肉痛、まだまだ鍛えが足りません。 ー 西館(彰芳) 私たちにとっては今年4月、生まれて初めての沢登りであるモミソ沢から数えて9本目、1年目の集大成となりました。途中簡単な滝では先行させていただき、自分なりにルートを探す機会も与えられたことが嬉しかったです。当初記録は自分だと思っていたこともあり、頻繁に写真を撮っていたのですが、欲しいモノがすぐ出てこない整理の悪さに手間取りました。またロープの巻き方、背負い方も不慣れで時間がかかりました。頻繁に繰り返す作業だけに、ふだんから練習する課題とします。登攀では落ち葉が目立ち、かなり気にして足場は取り除いていたのですが、中山さんより「落ち葉があるということは、安定した足場があることでもある。その上に立ちこめないのはバランスが悪い証拠」と注意されました。これも無駄な時間を増やす原因になります。いかに確実に、迅速に登るか、を心がけます。  葛葉川を選んでいただいた中山CLそして清野SLには感謝です。天気もよく清野SLも初めての葛葉とのことでしたが、物足りなかったのでは?と。まだまだ学ばなければならないことばかりなので、お世話をかけてしまいましたが、一日もはやく”一人前”にならねば、と思いました。
富士形の滝の先にあった滝と思われます。11時20分ころ通過。

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