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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2005-3-13 19:03
生徒:西舘×2 古屋 講師:門脇 会に入ってからの冬山講習参加。2004/10入会同期の3人で参加することに。講師には門脇さんが。 今回の谷川での講習は、雪洞生活技術を学ぶことである。我々新人3人は、事前に装備の相談確認などなどしつつ、まだ未体験の雪洞掘りに’わくわく’し、大きな雪洞を掘るぞ! タバコ部屋も作ろう、メイン雪洞部屋とタバコ部屋をつなげようか?などと、夢を膨らませていた。 3/11夜 谷川の駅からタクシーで谷川ロープウェイの駅へ向かう。すでに大勢の先客。暖かいとは聞いていたが、ムッとする暑さが感じられる。とりあえず自動販売機でビールを購入、つまみ片手に集まり、周りで寝ている方々に気を遣いながら、寝酒を始める。ビールのお代わりは自動販売機で、タバコも灰皿があり、トイレだってある。暖かい部屋で極めて快適な時間である。講師の皆さんと我々生徒、歓談の時間が続きます。明日からの講習に冠する質問をしたり、また道具の確認を始めたり、、 床についたのは12時は確実に過ぎていたと思います。ここは床暖房があり、そのまま身体を預けてしまうと熱すぎる。マットを’暑さ避け’のために引きシュラフも使わず寝ます。うとうとしたところで床の暑さに寝苦しい、、一晩中 この暑さで熟睡は出来なかった気がしました。 翌朝7時ころ出発、ロープウェイに乗ってスキー場まで。スキー場出発が8時頃。ここでアイゼン・ワカンを漬けていざ出発です。途中一回休憩を取り9時過ぎには雪洞設置場所に到着。雪洞掘りスタートです。我々の班は個人の装備で持ってきたモノも含めスコップを三本用意、五人の生徒に門脇講師で六名、門脇さんから雪洞掘りの市道をいただく。道路工事のように掻き出すのかと思いましたが、四角く切り出すように掘るのです。四角く掘り出した雪の塊を、ツェルトやシートに載せ、ある程度溜まったらそれを谷底へ捨てる。これの繰り返しです。ただ四角く切り出している姿勢は腰をかがめての作業だし、雪を捨てるのも腰をかがめての作業なので、十分に力が入らず結構疲労してくるモノです。交代しながら大きな雪洞を夢見て掘り続けます。この日の天気は曇り、雪も降っていて風もあり、あまりよい天気ではりませんでした。雪洞を掘る時には、濡れるので食器を洗う時の手袋がよいと謂われ持参しました。だいぶ役に立ったのですが吹雪いていて濡れる感覚よりも雪にまみれて首筋から身体に雪が入ってきて冷たいし、手袋もまくりあがり手首から雪が入って冷たい、、雪洞掘りで身体は暖まっているんじょですが、さすがに雪が身体にはいると冷たく結構冷えてしまいました。雪洞ができあがったのは二時頃でしょうか?我々の班の人数にしては大きな雪洞が出来ました。当初のタバコ部屋は断念、結構雪洞掘りは大変でした。お昼の休憩を取ったあと、雪洞内部をコッヘルで平らに整え、地面を整地、壁面にろうそく置き用の小さな棚をいくつか作成し、入口に雪の塊を使って塞ぎ、半分をツェルトでふさぎ完成です。 同時に入口から出て左側に通路を造りその奥にトイレを作成、これで快適な雪洞生活が出来そうです。湯を沸かし一杯、ロウソクの火で幻想的な空間の中、夕食を食べ、各々持参したつまみを食べ、楽しい雪洞生活です。他の班から来客を迎えたり品柄、楽しい時を過ごしました。外は吹雪が強くなり、石化津作成したトイレも埋まってしまっている有様、ダイブ天気が荒れてきた様子。 就寝は入口近くを門脇さんが、その他は適宜新聞紙を引きその上にマットを引いてシュラフに入り、寝ました。この入口は、雪の塊とツェルトで塞いだのですが、強風と吹雪のため雪が吹き込んでいます。夜トイレに行こうと目覚めると門脇さんの頭はすっかり雪に埋もれていてビックリしました。 翌日 六時頃出発。今日は谷川岳に向かって歩きの勉強です。昨日からの雪も手伝ってラッセルです。生徒先生合わせて20名以上が交代にラッセルしながら進みます。膝より上まで埋まってしまう雪の上をラッセルするのは思った以上にきついものでした。皆さん限界までラッセルして交代し、いちばん後ろにつきます。途中門脇さんが銭湯を歩き道を確認しながら、直線で結べるようになると我々がラッセルで進む。門脇さんは、’ここにいくの?’と思うような道を進んでいきます。後で聞いたら、夏道を何度も歩いているから分かるんだ、とのこと。急な下りを選んで歩いたりしている後ろから、不思議にはおもっていましたが、そういうことだったそうです。 八時ころ肩の小屋に到着、天気がよければ谷川岳を目指すのですが昨日に引き続き今日も強風、吹雪 とてもでないけれど谷川岳には挑めないということで、ここで折り返すことに。 しかしこの天気の中、肩の小屋近辺ではアタック隊がいるらしく、いくつかのテントがあり谷川岳には数組のアタック隊が登っていました、 我々は来た道を戻り、昨日のロープウェイまで、ラッセルをして帰ります。雪洞設置場所までは今来た轍がありますが、それ以降はまた本格的なラッセルです。ここから班対抗ラッセル競争?とばかりに、班ごとに分かれてラッセルをします。ここで我が班、我が会の期待の新人古屋さんがとてつもない体力でラッセルラッセル、、隣の班を意識しながら、古屋さんを中心に懸命に雪をかき分けていきました。ロープウェイ駅に着く頃には汗が出ているほどでした。ロープウェイに乗って降り、その駅で解散式。 その後門脇班は八王子で反省会をして帰りました。 今回の講習は雪洞とラッセル訓練でした。雪洞を掘るということは、なかなか普段の山行で実施することではないけれど、もし緊急の事態で一晩を明かさなければならなくなったとき、小さな雪洞でも掘って中で一晩を過ごすことで雨露をしのぐことができる、ということを知っているのと知らないのとでは違うのだ、と言われました。今回のように大きな雪洞を掘るのは、緊急時にはできないにしても、斜面に穴を掘ること 自体を体験できたことで、大変な勉強になったのではないか?と思います。
とにかく大きく掘りました。
避難小屋までのラッセルは腿くらいの深さでした。

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