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- 執筆 :
- msc_kiroku2 2005-11-3 8:37
メンバー:清野明 両角充康 両角なつ子(記録)
11月2日
清野さんが翌日夫と岩登りに行くために我が家へきたる。で、そうなのだ、例のごとく私も一緒に先行反省会とあいなったわけである。清野さんもモロちゃんも、明日は二人だけの気心知れた山行。そのせいもあってか、翌日三人が目覚めたのは、な、なんと8時だったのである。
11月3日(祭日)
天気はすこぶるよろしい。でも岩に行くにはちと出遅れた。「どうしようかなぁ」と二人は今日の行動を決めかねていた。TVを見ながら朝食をとっていると、ニュースで高尾山の紅葉の話題が流れた。「紅葉もいいねぇ」とつい口走った私。それが予想だにしなかった展開に事を運ばせた。清野さんとモロちゃんが「行ってもいいよ」と答えたのである。わ、どうしよう、私はもう何年も山を歩いていないのだ。高尾山つったって、私には立派な山なのである。しばし心は愚図ったが、二人が再度勧めてくれたので行くことに決めたのだった。わわ、すごいじゃん、指導員を二人も連れてのハイキングだよ?。
祭日なので表の登山道はハイカーでいっぱいで歩きにくかろうと、小仏から登ることにした。車を止め、歩き出す。ここは、以前夫と訓練としてよく歩いた道だ。最初の休憩地点の小仏峠には、あっという間に着いてしまった。以前はまだかまだかとフウフウいってたのになぁ、今日は調子がいいんだろうか。
その後も気持ちよく城山を越え、高尾山頂上に到着。そこは清野さん曰く「まるで新宿駅の混雑ぶり」であった。私たちは恐れをなしてさっさと今来た道を戻ることにした。
今日はなんだかとっても歩くことが楽しい。あんまり気持ちがいいので、歩きながら私は自分でも予想しなかったことを考えてしまっていた、MSCに戻りたいなと。でも戻るからには会の役にもたちたい。そうだ、低山ハイキングだって立派な山の楽しみ方じゃん。会が大きくなってくれば必然と様々な技量、体力の新人も増えてくるだろうし、それに現会員の高齢化だって進む。んじゃ、こういう山行形態の下地作りをしてもいいじゃん。それって会のためになるじゃん、・・・などと。それでも往路では、下山するまではまだちゃんと歩けるかどうかわからないから様子を見たほうがいいとおのれをたしなめていたものの、復路ではもうすっかり私はその気になってしまっていたのだった。それほど歩くのが楽しかったということだろう。それに、指導員たちのリードのよさもあったのよね。結構おだててくれたり、その気にさせてくれたり、気を使わせちゃったんだ、ありがとう。下山したときにはすでに「MSCに戻るんだ」と心に決めるほど、舞い上がっていた私であった。
そんなこんなの、高尾山ハイキングでした。この時点では、まだ私は非会員でありましたが、復帰のきっかけとなった山行でもあり、記録を書かせて頂きました。そして、決定的となった山行、<「なつ子新道」を行く>に続くのだー。