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msc_kiroku2 2006-3-10 14:22
メンバー (講師)門脇、清野(受講生)小笠原、作田、須藤、池田 冬山登山教室の最後を飾る谷川岳である。 3月10日  23時に谷川岳ロープウェイ(土合口)駅にて集合。そのままステーションビバーク。床暖房が効いていて、寝袋を使うと暑いほどである。 3月11日  8時にロープウェイに乗る。天気快晴で、長い冬山教室の歴史の中でもこれだけの快晴は珍しい、とのこと。11日に雪洞を掘ってから、翌12日に登頂、という計画だったが、天候がすこぶるいいので、登頂してから雪洞を掘ることに。ロープウェイを降りて、天神尾根の中腹で、雪洞が掘れそうな地点に荷物をデポして、再び登頂開始。11時には全員で谷川岳山頂に着。下山して、先程荷物をデポした地点から少し降りて、各班ごとに、雪洞を掘り始める。班によって多少のスピードの違いがあったが、16時くらいには4班すべて雪洞を掘り終え夕食を摂る。あらかじめ、丹沢の山岳スポーツセンターで打ち合わせたメニューを受講生各自が食材を持ちよって作る。天候もよく、初日で早くも登頂できたので楽しい夕餉となった。しかし、このあと、思いもかけぬ事故が発生。各雪洞での宴も終了しつつあった21時ごろに、Oさんがトイレに行こうとして足を滑らせ、そのまま西側斜面に400メートルほど滑落してしまった。たまたま、歯磨きで雪洞の外に出たSさんがOさんの助けを求める声を聞き、急遽、救助活動が行われ、11日深夜には、雪洞に引き上げられた。救助活動にはたまたま付近に居合わせた岩崎元朗氏主宰無名山塾のメンバーにもご協力頂いた。 3月12日  11日の事故から一夜明け、翌朝6時45分には、雪洞から尾根上に、Oさんが引き上げられた。群馬県の防災ヘリと連絡がつき、7時15分に防災ヘリが尾根上に到着、救助隊員の素早い救助活動により、わずか15分でOさんはヘリに収容された。そのまま沼田市の利根中央病院にヘリは飛び、入院となった。残った講師及び受講生は、慎重にロープウェイ駅まで下山。11時には閉講式が行われ、現地にて解散した。  基本的な装備と技術の大切さを教えられた山行でした。Oさんの1日も早いご回復をお祈りしています。
全員登頂?谷川岳山頂にて
天気快晴でどこから眺めても絶景

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