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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-3-25 14:50
メンバー:森(CL)、須藤(SL・記録)、野口 行程:秦野駅集合(8:00)?バス?菩提バス亭(8:30)?葛葉の泉(入渓点)着(9:20)?遡行準備?遡行開始(10:00)?源頭(12:45)?三の塔登山道(13:40)?山岳SC着(16:00)  8時に3人全員遅れることなく集合。どのバスに乗れば良いか少し迷い、菩提経由渋沢駅行のバスに乗り込み、8:30菩提で下車。そこで入渓点である葛葉の泉へのルートを確認する。住宅街を歩き始めるが、道が縦横無尽に走り、これといったランドマークがないため不安げに歩を進め、2度地元の人に確認して40分程で葛葉の泉に到着。沢の入渓点というより、都会のどこにでもある住宅街の小公園という感じで、ちょっと違和感がある。遡行準備して、どんな沢か葛葉の沢経験3回の大ベテラン森さんから説明を受け、遡行開始。始めから何だかやぶっぽい。天気は曇天、そのせいもあり往生際が悪く、足を濡らす気になれない。水の流れを除けながら進むが、CLの森さんは、全く気にせず先頭で水の中をバシャバシャと進んでいく。新調したと言うZONEのステルスラバー仕様”忍者”が羨ましい。  10分程進むとF1、3m×2に着く。ここにはちょっとした釜があり、へつりが困難。観念して膝上まで 浸かり、瀑心を直登する。水の量はハイシーズンに比べれば勿論少ないのだろうが、思ったより多く、雨具を濡らし、袖から容赦なく水が入り込み冷たい。  その後も一つ、二つと5m程の滝を直登していく、ホールドもスタンスも結構しっかりとしているので初級者の我々でも無理なく登攀できる。続くF4約7mに来たところで、野口さんのロープを出すことにする。  左岸から全員滝上に上がり、森さんが中心となって支点設置等システムを作り、野口さんと須藤が再度滝下に降りて、森さんのATC-XPによるボディービレイで爆心を直登。二人とも無事登りきる。リード登攀無しのちょっとおかしな、ビレイによる登攀であったが、初級者である我々3人で初めて行った経験であり、それなりの達成感があった。  支点を解除、ロープを収めて、先へ進むと今度は5m程のF5板立の滝。左半分側に水が落ちていてちょっとそこは難しい。乾いた右側を攀ることにする。残置ハーケンがところどころにあり、”ここは難しいぞ”と岩が言っているようだ。森さんがロープを降ろすと言って、左岸から巻いて上がる。  だが、壁を見ていると野口さんも自分も攀れる気がしてくる。結局、ロープ無しで先づ自分が攀ることに。4分の3までは順調に進むが、最後の1.5m程がちょっとしたハングになっていていやらしかった。ハングを越えないと滝上のホールドが見えない。ホールド無しにハングはのっ越せない。止む無く森さんにお助けひもを出してもらい、それを腕にからめながら、左へトラバースしてハングを回避、何とか攀りきることができた。続いて野口さんも同じようにして無事攀りきる。  F5から更に進むこと5分程、大平橋が見えてくる。橋下100m程手前のところで小休止、各自行動食を摂る。  小休止後、橋下の滝、チョックストーン、富士形の滝、その他を全員無事攀りきり、源頭に着き再び小休止後、赤いペンキの矢印に従い、左俣を進む。  ここから暫くガレが続くのだが、これがきつかった。きついと言うより怖いというべきかもしれない。  斜度がきつく、足元がおぼつかない。ラックの頻発、滑落を起こしそうで全く気が抜けない。勢いのついたラックに会わないよう間隔をつめたり、あるところでは一人が安全地点に行くまで下で待機したりしながら、時にはカドワックスを刺しこみ慎重に進んでいく。程よく上がったところで、左手の針葉樹林帯へ入り込事なきを得る。そこからは仕事道と思しきトレースを辿りながら、ただただ尾根道へとしゃかりきに登り、13時40分に三ノ塔登山道へ出る。  休みながら、登攀具の整理、着替えをして登山道を下山。3人とも無事完登できた充実感があるせいか口が滑らかで、いろいろと話をしながら歩を進め16時前後に山岳SCに到着。職員の方にご挨拶をして、野口さんと森さんは大倉バス亭からバスに乗り込み解散。  今回の趣旨は”初心者沢登り実践”ということであったが、その趣旨、目的は充分達成できたと思う。  初級者3人で、平易な沢であるにせよ、迷うことなく、始めから最後まで全ての滝を完登して抜けられたことの意義は大きい。正直嬉しかった。行動時間もほぼ計画書通りで、森CL曰く”自画自賛の完璧な計画”もごもっともであった。リード、ビレイシステムの作成等、まだまだ学習、会得しなければならないことは沢山あり、野口さんの反省の弁である”私の反省として、登れるかなと思ってもロープを出して練習すべきだったかな、と思っている”とは、確かにその通りかと思う。ともあれ、これを足がかりに早く初級者の域を脱したい。?生意気か。 以上
入渓点、葛葉の泉
遡行中
登山道にて

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