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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-3-26 22:23
メンバー:中山 青木 菅原 寺本 扇原 26日  くもり時々雪   羽田空港7:15集合。7:50空港を出発し、9:10青森空港着。ホテルからバスで迎えに来てくれた人が「飛行機は揺れませんでしたか」という。強風のため朝からロープウェイが止まっているという。 10:05ホテル着。リフトは動いているというのでスキー場で滑ることにし、大広間で身支度をし、10:55ホテルの送迎車でスキー場へ出発。雪の壁の回廊の中を走り、10分程でスキー場に着く。 スキー場には濃い霧が流れ、時折雪が舞っている。さっそく昼食をとり、12時頃からリフトに乗って皆思い思いに滑り出す。斜面には薄っすらと新雪が積もっており、快適な滑りになる。2時頃には風も弱まり、薄日が差し出す。ロープウェイが動き出している。ブナ、ダケカンバ、アオモリトドマツ。樹林の中を滑ったりして、15時半頃まで雪の感触を楽しみ、16時の送迎車でホテルに戻る。   27日    晴れ9:00発の送迎車に乗り、ロープウェイ山麓駅へ。今日は初めてのガイドツアー。9:20発のロープウェイで山頂駅へ。10分程で山頂駅に着く。今日のツアーはスキーヤー、スノーボーダー総勢36名。ガイドは3名、ホテルの従業員が行っている。午前のコースは銅像ルート、山頂駅で知らされる。?9℃、北西の風23メートル。南東にはなだらかな南八甲田の山々が連なり、西には雪を被った独立峰岩木山がでんと構えている。スキーを担いで電波塔のある田茂萢岳山頂へ。電波塔は雪を凍りつかせ怪物のようである。  10:00山頂からツアー出発。まず新雪の急斜面を一気に下る。滑り出しの意を決して谷に飛び込む感じが好きだ。谷沿いに少し下り、前嶽の山腹を僅かな上り下りをくり返し横切っていく。スキーを担いで前嶽の山頂を目指すスキーヤーが見える。展望が開けたところで小休止。ここから前嶽の急斜面を下り、緩やかな樹林帯の斜面に入る。樹林帯は木と木の広い隙間を狙うが、クラストした雪は重く滑りにくい。 11:35銅像茶屋前の道路に辿り着き、すでに迎えに来ていた車に乗り込み、ロープウェイ山麓駅に戻る。  午後のコースはかもしかルート。13:40山頂駅集合。?8℃、北西の風17メートル。13:50山頂駅からツアー出発。まずニセ田茂萢岳の山頂へ階段登行で上る。スキーを担いで上っていく人もいる。ニセ田茂萢岳には樹氷がある。「八甲田の樹氷の方が有名な蔵王のものより素晴らしい」という。山頂から強風によってできたシュカブラの急斜面を下り、狭い寒水沢の谷の中を滑り降りていく。途中、ちょうど後方に井戸岳、前方に岩木山が眺められるところで小休止する。谷をしばらく下ると左岸の尾根に上がり、樹林帯の中へ入っていく。樹林の中を滑り降りていくと山麓駅近くの道路に辿り着き、スキーをはずして、15:30山麓駅に戻る。  ここでガイドツアーは終りであるが、私たちは15:40発のロープウェイに乗り込み山頂駅に向かう。中央ルートから城ヶ倉温泉ルートを下ることにする。?7℃、西の風10メートル。16:00山頂駅から竹ざおを目印に下り、毛無岱の広い雪原に出て小休止。雪原の隅に避難小屋が建っている。この小屋は案内図に「荒廃 利用不可」と書かれている。ここから城ヶ倉温泉ルートを取る。樹林帯の悪雪を横滑りや斜滑降で誤魔化し誤魔化し滑り降り、16:52ホテルの裏手に辿り着く。   28日    晴れ 今日はガイドツアーは止めて、私たちで大岳環状ルートに行くことにする。8:20発、車で酸ヶ湯温泉まで送ってもらう。5分程で着く。身支度をし、8:45 スキーを担いで雪で囲まれた回廊を5分程進むと、雪の壁が途切れた登山口がある。ここから上の斜面に上がりスキーを履いて歩き始める。林の中のなだらかな上り坂をシールを効かせて登っていく。大木に打ち付けてある「大岳環状ルート」の看板と竹ざおが目印になる。青い空、白い雪、白樺の白い幹。気分爽快である。輪かんを付けて林の中を散策するのも楽しいと思う。9:45 地獄湯ノ沢に出る。U字谷になっており、大岳と硫黄岳の鞍部を目指して登っていく。時折、硫黄の臭いが風に乗って鼻をつく。やがてが細くなり、岩混じりの斜面を抜けて右上の台地に上がると仙人岱ヒュッテが見えてくる。10:32着。東に小岳と高田大岳が眺められる。小屋の中に入り、大休止とする。仙人岱ヒュッテは広く、よく整備された避難小屋である。  11:20 仙人岱ヒュッテ出発。仙人岱湿原の平らな雪原をしばらく進むと、目印の竹ざおに沿って大岳の東側を巻くように緩く登っていく。ガイドツアーだろうか、樹氷の間をぬうように大岳の頂上を目指して登っていく人たちがいる。彼らは山頂の間近で小休止する。そこから大岳の東面を滑降するつもりなのだろうか。私たちは大岳と井戸岳の鞍部を目指して進んでいく。12:10大岳ヒュッテに着き、小休止とする。  小屋を出発すると間もなく樹氷帯の下り斜面になる。ここでシールをはずし、樹氷と樹氷の狭い間を下るとすぐに樹氷がなくなり、広く開けた斜面が現れる。雪質は悪くなってきているが快適に樹林帯の中に滑り降りていく。樹林帯をしばらく下ると酸ヶ湯温泉の裏手に出る。13:25酸ヶ湯温泉着。迎えに来ていた車に乗り、ロープウェイ山麓駅に送ってもらう。  13:40山麓駅着。昼食後、昨日のかもしかルートをやろうと、14:20発のロープウェイに乗り山頂駅に向かう。山頂駅、?1℃、南東の風15メートル。ザックにスキーを付けて山頂駅からニセ田茂萢岳頂上まで歩き、15:00滑走開始。昨日より気温が上がっており雪質は悪くなっている。ほとんど休まず、15:42 山麓駅近くの道路に着く。 1 時間弱で滑り降りたことになる。16:00発の送迎車に間に合い、ホテルに戻る。 29日   雪 朝、目を覚ますと雪が舞っている。ホテルの前の道路も薄っすらと雪化粧している。強風のためロープウェイは運休、ガイドツアーも中止となる。私たちは早目に帰り支度を済ませ、ホテルの従業員の車で送迎してもらい酸ヶ湯温泉に行く。男女混浴のヒバ千人風呂。湯気と硫黄泉のお湯でゆったりと疲れを癒す。14:45 バスでホテルを発ち、15:27 青森空港に着く。17:30 空港を出発し、18:35 羽田空港に戻って来る。

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