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- 執筆 :
- msc_kiroku2 2006-4-8 23:21
メンバー:平川CL 西舘章子SL 西舘彰芳(記録)
先々週の源次郎F5に残したシュリンゲが惜しかったのは事実。でも例会後(1時間で帰るはずの)西舘×2と(飲まないはずの)平川さんは東中野で泊まりの2次会に突入し、急遽決まったのが熊倉川です。この辺りは「Dr.ヤブ山」平川さんの庭のような場所。この沢も沢はじめに気軽に登る場所の一本なのだそうです。金曜朝にウチから出勤した平川さんと寝不足の他2名の事情もあて、土曜はゆっくり出発することにします。
新宿からホリデー快速を利用し、五日市到着は8時50分。9時のバスは本来なら超満員のはずですが、天候悪化が周知徹底されていたこともあってガラガラ。約40分で南郷下車。林道終点で南沢の出合に着きます。
「ホントは装備なんていらないんだけどね」という平川さんですが、いちおうハーネスとガチャ、メットにハンマーはお約束。それでも難しい場所もなく快適に進みます。ところがやっぱり沢はじめ。どうも今年入渓者はまだいないようで、スタンスにはどっぷりと落ち葉が積もっています。それをかき分けての登りが続き、有名な「陸軍滝」は見るだけで巻いて(とても登る気にはならない)さて問題のCS到着。本には「A0で?+」なんてあるものの、実際には落ち口がヌメってあがれない。平川さんが先行し、念のためのお助けロープ(30m)を使い章子はタイブロックで上がります。西舘は続いてA0するもののその次の一手が出ない。お助けを支点になんとかクリア。
思わぬ核心を越えたら、危ぶんでいた天気が急転。雨が降り始めました。詰め直下は膝下の積雪ならぬ積落ち葉。かき分けつつ詰めへ着くと、これがフカフカの急斜面。キックステップで蹴りこんでも次の一手を探すうちにズルズル落ちてくる始末。ハンマーを打ち込んで手がかりを作りながらなんとか登ったのが正午すぎ。雨も強くなり登山道直下にある東屋に避難します。しばらくすると雨も止み陽が差すようになったので、上野原への縦走をあきらめて上川乗に下山。下りきったところで雷が鳴り出します。
ところがここでまたやってしまいます。順調に下りたので気をよくして靴を洗い道路に出ると、向こうをバスが行きます。……しまった、乗り過ごした……。しょうがなく途中でみつけた喫茶店でブレンドを飲み1時間つぶします。その後拝島のお風呂でのんびりし、解散。
沢の近辺にはうっそうとしたヤブ山も多く、冬はサルもクマも野犬もありの場所だとか。来シーズンはヤブ歩きにも挑戦してみたいものです。
いちばんいやらしかったCS。
手間取ったのは詰めです。
雨宿りにちょうどいい東屋がありました。
下りてきたところで雷雲がやってきます。 今回のコース。ホントは上野原まで南下する予定でした。