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- 執筆 :
- msc_kiroku2 2006-9-2 22:09
メンバー:清野(CL) 砺波(記録)
8:00渋沢?8:30大倉?9:45戸沢?10:00源次郎沢?10:45F4?11:10F7?12:00花立?14:00F4?15:49山岳スポーツセンター?16:30渋沢
○8時00分 渋沢駅集合。天候は、晴れ。湿度は、低め。山行には、心地よい気候である。渋沢駅で、戦闘糧食を追加する予定であったが、砺波記録係は、時間切れとなり、自宅にあったアミノバイタル、VARM、バランスデート、OREOというなんだか近代的な戦闘糧食での行動となる。
○8時8分発の神奈中バスに乗車して、大倉を目指す。バスは、混雑のピークを過ぎているため、椅子に座っていくことができた。
○8時30分 大倉に着いて、一路、林道を戸沢まで目指す。視界の左側の大倉尾根が、どんどん高度を稼いでいくのがよく分かる。まだ、20才になるかならないかのキスリングをかついでいる頃、丹沢の地図を見て、大倉尾根でさえ小屋が飽和しているのに、戸沢方面にこんなに小屋があって、大丈夫なのだろうか、といらぬ心配をしていた。その頃は、丹沢に、「沢」という未知の世界が広がっているとは、まだ知る由もなかった。そんなことを考えているうちに、源二郎沢の取付きに到着し、沢登り装備を装着。
○10時00分 いよいよ、沢登りを開始するが、明るい沢のため、楽しく登る。F4には、先着パーティがいたため、高巻きして、通過する。F5では、左側をつっとってしまっているパーティがいたが、その右側をよじる。砺波記録係、ロープワークの練習をさぼっていたのか、ダブルエイトノットをできずにもたもたする。清野CLが先行し、砺波記録係をザイルで引き上げる。砺波記録係は、なんだか自分で登った感じがしなかった。早く、自分でよじれるようになりたいと思う。F7の看板の傍で、本流がどちらか迷い、あまりガレていないようにみえた左岸の沢を詰める。結局、ガレに埋まっており、源頭に出たところで、ルートミスを確信する。
○11時30分 源次郎沢と沖ノ源次郎沢の間にある尾根で大休止。シカの糞を避けながら、糧食をとる。
○12時00分 花立小屋に出る直前の稜線でマルバタケブキの群落を見つける。丹沢で、高山植物の群落をみるのは、砺波記録係は初めてであり、感動する。本来の源次郎沢よりちょっと上の稜線に出たところで、清野CLは正しい源次郎沢を下降することを決定する。砺波記録係は、沢登りはした経験は辛うじてあったが、沢を下降をしたことはないので、内心かなり焦っていた。
○源次郎沢の下降を開始。下降といっても、途中までは水もなくただ単に山道でないところを下るだけで、思ったよりは楽であるものの、フェルト底が丹沢の赤土で良く滑って、おしりで下っているような状況であった。下降中、F9とF7で懸垂下降の練習をする。懸垂下降は、山行書籍や山の映画で読んでイメージはしていたものの、残置ロープをどういうふうに回収するかが昔年の謎であった。まさか、支点に引っかけて折り返して使うとは・・・これまでに見た映画等の自分なりの解釈がすべて変わってしまう可能性が・・・懸垂下降の外、登り返して登攀の練習を一部させていただきながら、下山となった。相変わらず、実力不足を引きずっており、次回への課題が山積みとなった。下山後、万年山渋沢店で反省会を実施。