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- 執筆 :
- msc_kiroku2 2006-11-23 4:14
会創立20周年記念山行
11月23日
散策班
参加者:松本研一/松本洋子/高森千恵/両角充康/記録・両角なつ子
朝、大倉に懐かしい顔がぞくぞくと現れた。その中に松本夫妻を見つけ、一緒に集合場所まで歩こうということになった。沢支度の仲間と一緒に歩き出す。深井さんや岩田さんとも久しぶりだ、皆で会話を弾ませながらの林道歩きとなる。途中で高森さんが追いついてきた。せっかくだから黒竜の滝を見物していこうと松本研一さんが提案、高森さんと両角、両角(な)はそれに乗っかることにし、急遽散策班ができあがったのであった。
沢班らと別れ、黒竜の滝見物に降りていく。さてそこから、松本夫妻の植物の知識の広さに感嘆の連続とあいなったわけである。道端の植物、頭上の木々を、「これはアブラチャンね」「これはクロモジよ」とあれもこれもと教えていただいたのだった。「鬼しばり」という植物は、根や皮が鬼をも縛れるほど丈夫なのだそうだ。その根を持ち歩く高森さん。あとでその知識をみんなに披露するつもりらしい。洋子さんはヒノキのような葉を拾ってこう説明。「この種類は見分けがつきにくいので、葉の裏側の模様で判断するといいのよ。Wの模様だったらアスナロ、Xだったらサワラ、Yだったらヒノキね。WXYと覚えるといいのよ。」ふーん、なるほどぉ。なんでも彼女は「神奈川県森林インストラクター」の資格を取得したとのこと。相変わらず松本夫妻は何に対しても意欲的である。
ゆっくりと散策を続け、三廻部からくる道と出会った。紅葉がきれいだった。元登山訓練所に向かう途中、地層の説明も受けた。勘七火山角礫岩というそうで、なんと1650万年前のものだそうだ。すごい、こういうことまで知っているんだなぁ。ガラスは割れ瓦は落ち荒れ果てた訓練所を寂しく眺めた後、集合場所へとたどり着いた。もう鍋からは湯気がたっている。さて、一杯やりながらみんなを待とう。
松本夫妻のおかげで、思いがけず素敵な散策ができたので、記録として残させていただくことにした。なお、教えて頂いた植物やら岩の名前を私が覚えているはずもなく、後に電話をし、洋子さんに再度教えを乞うた次第である。ありがとうございました。