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msc_kiroku2 2007-9-15 0:00
日程 2007年9月14日(金)夜?18日(火)
山 域:北アルプス 黒部源流 赤木沢
参加者:木村(CL、写真)、砺波(写真)、羽生田(記録)
山行形態  沢登り、縦走

前夜、新宿より夜行バスにて富山駅へ向かう。耳栓とアイマスクもどきを着用してみたところ、良く眠れた。朝6時過ぎに富山駅に到着するが、以前の駅前を知る砺波さん、あまりの変わりように驚く。電車、バスと乗り継ぎ、折立へ。8時50分折立を出発、晴れてはいるが暫くして雨が降り出し、木村さんは雨具を羽織る。通り雨のようで太郎平小屋に着く前に止み、この後、雨は降らなかった。

12時前に太郎平小屋に着く。腹ごしらえと今晩の缶ビールを仕入れて薬師沢小屋へ向かう。薬師沢小屋のテラスでは宿泊客に声をかけられ、ドキドキしながらアルミ製のハシゴを伝い、素早く沢に降り立つ。150m程遡り、沢仕度をして遡行を開始。
暫くして砺波さんは遡行そこそこに釣りに没頭。木村さんはへつり、羽生田は渡渉と各自思い思いに奥ノ廊下を遡る。
魚止めの滝手前には大きな魚影がうじゃうじゃ、まるで釣堀のようだ。砺波さん一人を残し、滝を高巻いて赤木沢出合いへ向かう。
出合い手前の堰のような沢底を右岸へ渡り、すぐ前の兔平へ上がる。再び沢に降りて100m程黒部源流を遡った右岸の台地を幕営の地点とする。
やがで砺波さんが到着。魚に釣針をとられてしまい釣果はなし、とても悔しい。しかし、今宵は焼肉パーティー!。ビールで乾杯、焚き火に当たり服を乾かす。9時前には就寝した(木村さんは燃え上がる焚き火を一人堪能したとのこと)。




16日
5時起床、朝食、幕営を撤収して7時10分行動開始。昨日の堰伝いに左岸に戻り、高巻きで赤木沢へ入る(へつれそうだが何となく朝一番で濡れたくない。昨日砺波さんが探索済みのコースをとる)。
2段20m 最初の滝、絵になり印象深い。右を登る。続くウマ沢出合い手前のナメ滝。階段状やナメ滝を幾つか登りる。右に取付けそうな滝もあったが落ちると冷たそうなので巻く。ミニ・ゴルジュが現れ、やがて大滝に突き当たる。左岸のルンゼを高巻き、出合う沢2本を右にやり過ごして詰め上げる。
中俣乗越にでたところで雨が降り出し、3時間程で遡行が終わる。藪漕ぎはなく、ロープの出番もなかった。沢仕度を解き、黒部五郎岳へ向かう。
北側カールルートの分岐点にデポして空身で黒部五郎岳の山頂へ。目の前は白一色で眺望はなし。
分岐点に戻り、道端の所々に生っているキイチゴを食べながら黒部五郎キャンプ場に向かう。
あいにくの雨天だが今日はテントの中での焼肉パーティ!となる。





17日
5時半起床、朝食、幕営を撤収して7時36分キャンプ場を離れる。

三俣蓮華岳手前の黒部乗越の分岐で左よりの踏み跡を進んでしまい、砺波さんにとっては尾根筋に出るまでが今回山行の核心部となる。
尾根道は風雨が強く、槍の眺望が望めないため双六岳は巻いて双六小屋へ。木村、羽生田は熱る体を冷やすためその先の鏡平山荘のかき氷を食べて新穂高温泉へ向かう。途中のわさび平小屋に寄り、下山祝いに生ビールで乾杯。弓折岳の下から予約を入れた、中山さんお勧めの中尾温泉「まほろば」に泊まる。
新人だけでの沢泊山行は無事終了した。

今回の振り返り:
・夜行バスでの耳栓、アイマスクは有効
・薬師沢での釣りには大物サイズの針が必要
・沢泊には防虫ネット、蚊鳥線香を忘れずに
・アルプス縦走(下り)と沢登りとで靴を履きわける(忍者、クロックスサンダルでは下りにやや難がある)
・弓折岳の分岐下は携帯通話が可能(宿の予約ができた)
・ゴアテントでも雨天には前室(フライ)がほしい
・「まほろば」では日本酒を注文しよう(ビンビールと値段が同じ)

15日(土)
8:50折立 発
11:57太郎平小屋
12:24太郎平小屋 発
13:57薬師沢小屋
14:35遡行開始
16:20魚止めの滝
16:35赤木沢出会
16:55幕営地点

16日(日)
7:10幕営地 発
7:30赤木沢遡行 開始
7:48ウマ沢出合
8:20ミニ・ゴルジュ
9:30大滝
10:39中俣乗越
11:08中俣乗越 発
12:32分岐点
12:40黒部五郎岳
15時ごろ黒部五郎小屋

17日(月)
7:36黒部五郎小屋
9:45三俣蓮華岳
11:19双六小屋
11:40双六小屋 発
13:15鏡平
13:25鏡平小屋 発
15:30林道
15:57わさび平小屋
17:15新穂高

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