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msc_kiroku2 2006-4-9 23:50
※森さんからの記録です。遅れてすいませんでした。
メンバー:清野(CL)、山本(SL)、両角(充)(装備)、野口(食当)、小林、木村、森(記録)

GWの春山合宿に向け「雪慣れしておく」趣旨で今回のタカマタギ山が計画された。新入会員の小林さん・木村さんも参加され総勢7名となり、先に会装備として購入したエスパースの大型テントを今回初めて使うことになった。残念ながら天気には恵まれず、みぞれ混じりの雨から大雪に変わり、途中で幕営して翌日は山頂を踏まずに往路を引き返した。一晩に50cm以上も雪が積もり頂上までは行けなかったが、ワカンを履きロープも出したりして雪山らしい山行になり充実した。

4月8日(土)
AM6:00に和光市駅に5名(清野・山本・小林・木村・森)が集合、八王子組みの2名(両角(充)・野口)と連絡を取りつつ関越道経由で土樽へ向かう。土樽駅に8時着、休憩後、林道の入り口に車を置いて荷物の分配と支度をして9時前に出発。


写真1:林道入り口で靴を履く小林さん。ハーネスも最初から着ける。曇っていたが早くも雨が降り出す。


写真2:取り付き地点からつぼ足で進む。膝まで潜ることも。

除雪された林道を進み、取り付きの雪の壁にピッケルを突き刺して乗り越え、尾根の末端をからむように登る。急登して尾根上に出ると、左側に大きく雪屁が張り出していて尾根の真ん中から右側を行く。右も急斜面で気が抜けず、一部地面が露出して木の根がからみ歩きにくい。途中9:50、休憩して水分と行動食を取る。


写真3:尾根上の地面が露出している。
しばらくして緩やかになり疎林の中を進む。登っているうちにいつの間にか雨が雪に変わり、雪も深くなってくる。11:15に二回目の休憩。


写真4:狭い尾根上で休憩中。
尾根の右急斜面側をトラバースして進み、途中2m程度の雪壁を降り、程よい平坦地(標高1060m近辺)に到着(12:10)、本日はここで幕営とする。整地して、早速新品のエスパースを設営する。脇に立派なトイレも工作する。


写真5:大雪の中でテント設営中。
14時前にはテントに入り、雪を溶かしてお湯を作る。夜まではかなり時間があり、各自持参の酒と食当の野口さん準備の生野菜サラダと漬物などでゆっくりと過ごす。


写真6:皆さん、まったり中。
夜も近づいてきたので夕食のカレー(大鍋2つ分)を作って食べる。18:30、かなり早いが、就寝の準備を始め、19:00就寝。

4月9日(日)
5:00起床。大雪でテントの下の方がかなり埋まった。テントとトイレの除雪工作を行う。朝食は夕べの残りのカレーとラーメン。朝食中に小林さんの靴のソールが剥がれかけていることに気付き応急処置を行う。天候から頂上までは無理と判断、下山を決定する。


写真7:ソールの応急処置
テント他全てを撤収し、アイゼンとワカンを装着しアンザイレンして、7:50に下山開始。


写真8:下山開始、トップは清野さん。


写真9:そしてラストは両角(充)さん。
すぐに昨日の2mの雪壁が出てきて、これを乗越すのに若干てこずる。途中、穴にはまったりちょっと滑ったりしながら、昨日と同じ場所とは思えない深雪の尾根を下る。尾根も緩やかになったところでロープを仕舞い、休憩(9:30)、新雪で気持ちの良い樹林帯をどんどん降り、10:40に取り付きに到着。訓練も兼ねて林道への雪壁(3m)を懸垂で降りる。


写真10:雪の林道を車へ向かう。
車の所まで戻ったあと、土樽駅で荷物の整理をする(11:30)。越後中里の岩の湯でさっぱりした後、湯沢駅前の中野屋で昼食のへぎそばを食べて帰路に向かい、往きと同様に和光市駅で解散した。
以上

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