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climbing-nao 2010-9-22 22:28
日程:2010年9月17日(金)夜発19日(日) 
山域:上信越 清津川 釜川右俣
 山行形態:沢登り
メンバー及び役割:CL・記録 古屋  SL ・羽生田
記録: 9/17(金) 21:30祖師谷大倉駅集合 24:30 越後田沢駅
     9/18(土) 5:30起床 7:00林道ゲート・入渓 7:50二股 11:20三つ釜 16:20清水沢出合
            18:00三ノ沢橋にて幕 
9/19(金) 5:30起床 7:00出発 7:40横沢二俣 13:00霧ノ塔 14:30小松原小屋 16:00林
           道 17:20林道ゲート
     
 17日 快適な越後田沢駅でビバーク。トイレも立派である。朝方巡回の警官に起こされる。
      羽生田さんによると前回も来たらしい。「田舎だから滅多に駅に車など無いとの事」
      始発電車の客は結構多い。
 18日 6:00駅出発、グリーンピア津南に向かう道路は真っ直ぐで快適。グリーピアの手前で大場方面に向かい、林道に入る。6:50林道ゲート前に車を止め、そのまま取水堰堤まで下る。10分ほどで取水堰堤。
     踏み跡をがあり先行パーティーがいると思いきや釣り人が二人。軽く挨拶をして邪魔にならないように先行する。40分ほどで二俣。ここまではさほど水量の多さは感じなかったが右俣に入り最初の釜を持った滝の勢いを見てその多さを実感。前回は泳いで左壁から滝を越えたようだが、今日の水の勢いではどう考えても突破は不可能。水も冷たいし、まだ陽も当たってないので泳ぐ気にもなれないので、右壁から取り付きバンドをトラバースすることにするが、安易にとりついたのが失敗。ノーザイルで行ってしまったが、トラバースの手前で行き詰まる。ロープを出して一旦降りてから羽生田リードで再チャレンジ。すると見事に残置ハーケンを発見A0を交えて微妙なトラバースに成功。最初からつまづいてしまい時間をだいぶかけてしまった。その後、三つ釜まではへつり、泳ぎと、気持ちは消極的ながらも積極的に水に浸かり遡行する。持参したライフジャケットも活躍。
     三つ釜は写真で見るよりも本当に素晴らしく自然の造形美にしばらく見とれてしまう。両岸のスラブも壮大。今日は水量も多いため滝を遠めで見ると雪壁のようだった。大休止後、左岸のリッジから登る。下部は快適だか上部は慎重に登り、ヤド沢を渡り滝上に出る。滝上も釜を持った素晴らしいナメ滝が続き、ガイド本の「清水沢までは困難なところはない」との通りと思いきや、水量が多いため、ここからが核心で最初の高巻きでドロスラブに追い込まれる。空身で羽生田さんが登り、またしてもタワシが活躍。その後も荷揚げを2回、懸垂も3回ほど交え、清水沢の出合いに到着したのが16:30。適当なビバーク地もないため、とにかく、予定どおり林道横断地点まで進むことにする。この時間なので瀞の泳ぎはつらいがそんなことも言ってられないのでとにかく泳ぐ、最後のゴルジュの抜け口はさすがに空身になってザイルをつけ突破し、ザックピストン。最後の滝を右岸のルンゼから超えようやく三ノ沢橋に到着したのはあたりも暗くなりはじめた18:00だった。ビバーク適地がないので結局橋上でタープを張るがなかなか快適。焚き火跡もあったので落ち着いたらやりますかと話していたのだか、食事が終わったのが20:00をまわっており、二人ともかなり疲れていたのでそのままダウンとなった。月明かりに照らされながら21:00就寝
19日 5:30起床。天気予報は曇り後雨だったが天気は良さそう。7:00に出発し霧ノ塔を目指す。横沢二俣下の滝は、なぜ?のトラロープを利用し左岸から巻き、降りたところが二俣。左俣の滝にもなぜなぜ?トラロープがかかっており利用させてもらう。ここからはナメや小滝が連続し癒し系となったとおもったが10メートル滝が出てくる。左岸の草付どろルンゼ巻きは危うく笹薮に突っ込み腕力トラバース。ロープを出しても良かった。さらに急に岩が滑った感じとなり二人して何度かこける。覆いかぶさる樹木もうるさくなり、掃いながらの遡行でなかなか高度もかせげず、何度も休憩をとりながら忠実に詰め最後は若干のやぶこぎで見事、13:00霧ノ塔ピーク付近に抜ける。
     下山は小松原湿原の寂れた雰囲気に癒され、心地よい風にふかれながら三連休なのに登山者誰一人とも会わない下山となった。林道ゲート到着17:30
      2日間、時間はかかったが、最後まできっちり詰め上げれた事に非常に満足している。
     最後は湯沢に湯治に来ていた戸田夫妻と合流し、人参亭でボリュームたっぷりのトンカツを食べ20:00過ぎに関越に乗るが、またもやの大渋滞で自宅に到着したのは25:00をまわっていた・・・・・・・・・

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