Welcome Guest 
山行記録 カレンダー
« « 2024 12月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4
月別アーカイブ

-

カテゴリ : 
 »
執筆 : 
 2010-8-6 0:00
日程:2010年8月6日(金)?8日(日)
山域:金木戸川 双六谷本谷
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:木村(SL)、*安田(CL)、*羽生田 *会員外

記録:
8/6 金木戸川林道ゲート7:00?広河原9:10?打込谷出合11:30?下抜戸広河原17:20
8/7 下抜戸広河原7:50?蓮華谷出合11:00?1:1分岐16:40?双六池17:20
8/8 双六池8:00?新穂高温泉14:00

8/6 前夜仮眠した道の駅上宝から車で1時間ほどで金木戸川林道のゲートまで入る。すでに千葉ナンバーの車が2台停まっており先行者がいるようだ。林道を2時間程歩くと取水ダムのある広河原に着く。林道にはトンネルやダムがいくつもありそれなりに楽しめる。広河原から先は右岸沿いの森林軌道跡を歩く。踏み跡が途中で消えたら上の方に登っていくと軌道跡に出る。この道は所々崩壊しておりとても歩きづらい。重い荷物でペースが上がらず入渓点の打込谷出合に到着したのはお昼前だった。
エメラルドグリーンに輝く水面がまぶしい。ここで一泊しても良さそうなロケーション。青いプールにはしゃいで泳いでみると水が冷たい!双六谷にむけて寒さに弱い羽生田は上下ネオプレーン+ライフジャケットを準備、木村は上だけフラッドラッシュを着用、安田は下だけ保温性のあるタイツを身に着ける。沢支度を整え12時頃遡行開始する。いきなり腰まで水につかり身震いしながら岩壁をへつる。広い河原に4?5mもある大きい岩がゴロゴロと散在している。水量は平水くらいか、できるだけ浅いところを選んで右に左に渡渉を繰り返す。小さな滝がたくさんでてくるが激流でとても近づけない。巨岩をつっぱりやフリクションで乗越し、ピョンピョンと飛び石で川を渡る。それにしても重荷を背負ってのボルダー的な動きは非常にツライ。
暫く進むと徒渉するには流れの速い場所がでてきた。念のためロープをつけ安田CLが泳ぐ。激流に堪えられず20mほど流されてしまった。口の中を切ってしまったが他は大丈夫だったのでホッとする。ザックを背負ったまま泳いだので身動きがとれなくなったようだ。2度目は空身でチャレンジし、上から流されながらも見事対岸に渡った。ザックを荷揚げし羽生田・木村と続く。このような場所が2箇所ほど続きかなり消耗する。
疲れてきたがゴルジュ帯の中なので夜雨に降られると嫌なので良い幕場を求めて進む。あたりが薄暗くなり小雨がパラついてきたころに下抜戸広河原に着いた。やや高台のちょうど良い砂地があったので今日はここまでとする。雨もパラつく程度で本降りにはならず焚火をすることができた。幕場のすぐ下の釜で釣り竿を出してみると数秒もたたずにイワナが釣れた。釣り2回目のド素人がまたしても大量のイワナをゲット!焚火で塩焼きにして大満足の晩餐であった。
8/7 初日、行動時間が長かったのでやや遅めの出発。だだっ広い河原を抜けるとまた巨岩帯からゴルジュ帯となる。写真で見たエメラルドグリーンのプールが出現。飛び込んだりして遊んでしまう。水が透明なので底が浅く見えるが水深は深い。水のボリュームがあるので緩い流れにみえても抵抗できず流されてしまう。体力を消耗します。
 白く磨かれた花崗岩の微妙なへつりをクリアし暫く進むとキンチヂミらしき滝に着いた。滝の右手チョックストーンのあるチムニー状を登るようだが、さらに右の流木を利用して上に上がることができた。ザックを荷揚げし、お助け紐で羽生田に続いてもらう。安田CLはチムニーを突破し最後はセイウチ登りで這いずり上がってきた。
 その後も渓相は変わらず巨岩がゴロゴロする中を進む。右岸に入ってくる支流には見事な滝を持っているものが多く、いつか登ってみたいなと思わせる。蓮華谷出合を過ぎ巨岩に飽きてきたころ雪渓が出現した。割れていたので右岸を高巻く。この辺りから左右の稜線が見えてきて周囲の緑も潅木や草原になりアルプス的な景観となる。雪渓はその後2回ほど出てきたが割れていて水流通しを通ることができた。水温がグッと下がってきて足が冷たい。疲労もピークに達しこの辺で一泊してもいいかなと迷うが小屋のビール目指してがんばる。草原の中に最後の1:1の二俣があらわれ右を忠実に詰めていくと40分ほどで双六池に到着した。
 双六のテン場にはたくさんのテントが張ってあり、沢装備の我々は場違いな感じで入場。今夜の夕食は茹でたての枝豆とビールにはじまり巨大なハムとアボガドサラダ・・・これは重いはずだ。一通り食べつくすと、みんなあまりにも疲れていたので倒れこむようにして眠った。

 体力系の長い沢でした。難しい場所はそんなにないのですが、ルートファインディングでいかに楽するかで消耗度が違う気がしました。巨岩帯とゴーロ帯はかなり飽きてしまいましたが、大きな沢の雄大さを感じることができました。久々に疲労困憊です。イワナを釣りながら沢中2泊くらいでのんびり行くのがいいかもしれません。つきあってくれた二人に感謝です。

ダム好き必見
入渓点
エメラルドグリーンのプール
今回も大漁でした!
支流には魅力的な滝がいっぱい
へつる!
泳ぐ!?
また、へつる。
キンチヂミ。どこを登ろうか?
雪渓
双六池

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.msc-jp.net/modules/d3blog/tb.php/1233
Copyright 2001-2014 msc-jp. All rights reserved.