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執筆 : 
 2009-9-4 23:20
日程:2009年9月4日夜発 ? 9月6日
山域:谷川岳湯檜曽川本谷
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:古屋(CL) 羽生田(SL・食当) 新屋(食当) 大浦(記録)

記録:
9月4日 古屋車で東名、関越道を移動 土合駅泊
9月5日 土合駅発 湯檜曽川沿い新道 駐車場まで車で移動 武能沢出会いまで徒歩、入渓
湯檜曽川本谷遡行 二股手前右岸でビバーク
9月6日 二俣出発、朝日岳直下稜線、笠が岳、白髪門山、土合に戻る

9月4日 21:00 古屋車、大浦を東名大和バス停で拾う(パターンとして定着しそう)。
21:30 新屋、羽生田を小田急線祖師谷大倉で拾う。関越道を水上まで走り、土合駅0時ごろ着。
入山祝いを軽く行う。続々と登山者がやってくる。
9月5日 5:00起床、6:00土合発。新道を車で移動、駐車場に車を置いて武能沢目指して出発。
7:00武能沢出会着。7:30入渓。他に4パーティがほぼ同時に入渓する様子。入渓後すぐに6m魚止め滝。やや緊張するが、ここを過ぎると川原歩きに戻ってしまう。天気も上々で暑い。
白樺沢を過ぎ、いくつか滝を超えると、30mほどの淵が現れる。深そうだが、暑いことだし、ゴルジュ突破!と突っ込んで行くと、途中から足が届かなくなり、泳ぎになる。ザックが抵抗になり、なかなか進まないうちに体が冷えてきて、淵を抜けるころには寒さを感じた。スカイフックの一本でも持って行った方が、効率的に突破できるだろう。
8:30十字峡着。正面に抱返沢が立ちはだかる。「こんなのを登るのか?」と思ったが、本谷は左直角に曲がった方向だ。すぐに抱返滝が現れ、右岸から捲く。
9:30 七ツ小屋沢出会。ここまで、滑と小滝が連続し、快調に登ることができる。調子に乗り、10mほどの滝を左から登ると、同じような滝がすぐ目の前に現れる。が、今度はどこも登れそうにない。ハーケンを打って、強引に超えるかと思い、ルートを探ってみても、登るほどに困難になりそうな様子なので、周囲を見回す。下の滝とまとめて捲く道が左岸にありそうなので、クライムダウンして戻る。
この沢は幕営適地が少ないので、良いテン場を確保するため、入渓パーティ中トップで登って来たが、後続にここで追いつかれそうになる。
11:00送電線をくぐった先に核心、40m大滝が現れる。くの字状に曲がっているため、下からは全貌は見えない。下段の緩傾斜をフリーで登り、テラスでロープを出す。ここから滝の落口まで50mいっぱいにロープを出す。テラスから最初の数メートルがやや難しい部分だが、そのあとは右上に草付を慎重にトラバースする。高度感があり、草付きの下はツルツルのスラブなので、落ちると止まらないだろうと思うとやや緊張する。
11:30 40m大滝を抜ける。幕営予定地の二俣まで、あと1時間程度だろう。後続パーティも滝に取りついているので、トップの座を守って、ゴール?するため、二俣を目指す。
小滝、川原を進んで行き、12:45二俣着。早すぎる到着なので、GPSで現在位置を確認するが、やはり二股だった。最良のポイントと思われる場所を選び、早速タープを張り、幕営準備をする。到着祝いの乾杯をするが、まだ日が高くて直射日光が暑い。ダラダラと酒を飲み、談笑していると、続々と夕方まで遡行者が登ってくる。全部で6パーティ以上いたのではないだろうか?
夕食はアウトドアのお約束、カレーである。正しいニッポンアウトドアライフ。
20:00 ごろ就寝。明日もよい天気でありますように。
4:30起床。残念ながらガスで視界が効かない。味のマルタイ棒ラーメンにモチと、これまた正しい山の朝食を認め6:00二俣を出発。
小滝を登り、水が枯れると藪漕ぎが始まる。30分ほども藪を進むと傾斜が落ち、7:50草原に出る。目の前は朝日岳山頂だ。靴を履きかえ、8:15朝日岳山頂に登る。雲の中にいるらしく、周囲の山は何も見えない。
記念撮影をして、下山を開始する。
9:10笠ヶ岳山頂。雲の切れ間から朝日岳が垣間見えるが、全貌は見えない。
9:55 白毛門山。大休止をとる。ようやく雲が切れ始め、朝日岳、笠ヶ岳が見える。雄大な眺めだ。
松の木沢の頭を越えたあたりから、視界が開け、谷川岳が現れる。一の倉の岩場が威圧的だ。
新屋が足を痛めたため、大浦と二人ダラダラモードで下山し、正午前に土合駅着。古屋、羽生田は、車を置いた林道奥の駐車場まで行き、回収。正午過ぎに土合駅で合流する。
土合駅は観光客の記念撮影で賑わっていた。いつもなら駅前で堂々と着替えができるほどの閑散ぶりなのだが、これでは流石になけなしの羞恥心が邪魔をして着替えができない。
13:00湯檜曽林家で入浴。おこのみやで名物「毎茸天丼」を食べようとするが、夏休みなのか、休業日だった。
水上でそばを食べ、帰途に就く。事故渋滞があったが、おおむね順調に帰路をたどり、陽があるうちに帰宅。



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