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カテゴリ : 
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執筆 : 
 2009-6-20 0:50
日程:2009年6月20日(土)?21日(日)
山域:ザンザ洞本谷
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:山本(SL)、木村(CL、記録)

記録:
 翌日沢のザンザ洞本谷と二ノ沢を二日連続で登る計画。玄倉に車を置いてユーシンまで林道を歩く。途中の青崩隧道が通行止めになっているため一旦沢に降りてまた登り返す。3時間ほどでユーシンロッジに到着した。ロッジの一部を解放しているのでそこに荷物をデポして出発する。檜洞沿いの踏み跡を辿り、行けるとこまで行って沢に降りる。最初はゴーロ帯だがユーシン沢との二俣を過ぎると苔生した美しい渓相となる。



快適に遡行を続けるとザンザ洞出合に到着。出合はあまりパッとしないが、良くみると木の札がかかっており「ザンザ洞出合」と書いてある。出合からほどなくして最初の滝が出てくる。ここで本谷と二の沢に別れる。本谷方面の左の滝は悪そうなので右側の二の沢の滝を登り本谷へ降りることにする。木村リードでとりつく。下部はどんどん登れるが上部が少し厳しい。おまけに岩がヌルヌル滑るのであまり快適とは言えない。ぬめった所に立ち込んでいる時に手のホールドが欠け、バランスを崩し足がつりそうになった。ヒヤリとしたが体勢を立て直し落ち口まで一気に登る。


ザンザ洞本谷と二の沢分岐の滝

山本さんにバトンタッチし本谷へ下降する。踏み跡らしきものはなく木登り交えた大巻き、これが意外と悪かった。本谷へ戻ってしばらく進むと巨大な大岩が沢を塞いでいる。左から登れそうだが、何故か右から高巻く。一段あがると岩の間の穴を通って向こう側へ抜けられた。これはこれで面白かった。続いて「象の鼻」と呼ばれる滝、左のカンテ状が登りやすそうだが苔で滑っていそうだ。シャワー直撃のクラック部分をシュリンゲを使い登る。


「象の鼻」をシャワークライミング

その後はキレイな滑滝が続くが、あまり人が入ってないためか滑る滑る。そうこうするうちに最後の大滝に到着。これは無理と左から高巻くことに。この巻きもかなり悪かった。踏み跡もいまひとつ良く分からなかったし。左の方へ逸れていくと違う尾根に出てしまうので要注意、軌道修正して本谷へ降りる。最後はガレを忠実に詰めるとハシゴのかかった登山道に出る。この頃にはガスってきて周囲があまり見えなくなっていた。巻きやつめでこうなると方向が分からなくなって困るかもしれない。登山道から1時間30分ほどでユーシンに降りた。全体的に岩がモロクなっているので要注意である。残置も少なく古いので信頼できるか確認してから登ったほうがよい。ザンザ洞にはがあまり入ってないのかコケでとても滑りやすい。(プローチが遠いですからね。)
 ユーシンロッジの対岸にタープを張り、焚火などして夕飯を食べる。アリがやたらと這い上がってくる。明日は二の沢の予定だが、今日と半分くらいは同じ行程なので少し面倒な気がする。ほかの沢の遡行図も持ってくればよかった。
 翌日、目を覚ますと雨がザーザーと降っている。足のほうが冷たいと思ったら浸水していた。この降り方だと沢はちょっと無理そうである。残念だけど今回はこれで下山となる。

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