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執筆 : 
 2009-6-20 1:30
日程:2009年6月20日
山域:丹沢水無川モミソ懸垂岩
山行形態:訓練山行
メンバー及び役割:羽生田(CL) 両角(充) 野口 戸田(SL) 大浦(記録) 長島 大森
記録:
8:00 小田急線渋沢駅北口集合 戸田車 長島車に分乗してモミソ沢入渓点付近まで移動。
8:30 懸垂岩到着。 すでに都岳連の大パーティーがロープを張っている。トップロープを1本セットして講習用の場所は確保。このころ大森さんが到着。メンバー全員が集まる。
9:00 講習開始。 講師は両角さん。新入会員向け(?)に基礎知識の説明から始まる。
ロープの結び方の講習が私には驚きの連続だった。できるはず、と思っていたことが、普段と違うやり方でやってみると、これが面白いようにできない。「できあがり」の状態をイメージして、考えながらやらなければできない。やはり、修行が足りません。
確保支点の設定、セルフビレイの取り方の講習はとても実践的。 メインロープだけで支点を設定するのは、技術書で見たことがある程度で、実際に見たのは初めてだった。 
実際にやってみろ、というので足元に打たれているリングボルトと怪しげなハンガーにカラビナをかけて、ロープを通して引いてみると、ハンガーのアンカーボルトが抜けてしまった。
救助訓練をやっているパーティーが取りついている、隣のルートでは、ハンガーのナットが外れており、クイックドローを掛けたら、ハンガーが外れたと騒いでいた。ゲレンデとはいえ、残置の支点を盲目的に信用してはいけない。特にステンレスハンガーには、根拠もなく信頼を寄せてしまうのは私だけではないと思う。
中間支点の通過、などというのが講習の話題になるとは思っていなかった。 いままで、クイックドローを掛け替えて通過していたからだが、メインロープ以外を使わずに通過するとなると、通過後の状態をイメージしながらロープを掛けるのだが、逆クリップになるなど、なかなかうまくいかない。わかったつもりになり、岩に取りついてやってみると、考えるのに時間がかかり、ホールドを持つ手がジワジワとパンプしてくる。これはたまらん。
さんざん悩んだあと、「両角の法則」を伝授され、あまりの簡単さに呆然とする。必聴モノです。
 タープを張るためのロープワークも実践的。高張力で張られたロープが必要な場面では、山以外にも使える技術です。キャンプなどでこれをサラッとやれば「クール!」と思われるかも?
最後は懸垂下降の途中で停止し、仮固定する練習。個人的には、今までルベルソとシャントでやっていたが、ルベルソだけでやると、仮固定に握力が必要で実用的ではない。ATC?XPでもやってみたが、握力が必要なのは同じように感じた。やはり、下降用にはエイト環を持つべきなのだろうか?
  夏至前日で日が長いうえ、天気が良く、しかもアプローチは車なので、時間が十分にとれたので17:00まで講習を行い、渋沢駅前「煉瓦亭」で反省会のあと、解散。充実した一日でした。

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