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山行記録 カレンダー
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執筆 : 
 2009-5-15 22:40
日程:2009年5月15日(金)夜発?5月16日(土)
山域:奥秩父笛吹川 鶏冠谷左俣一の沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:須藤(CL)、 平川(記録)

記録: 
 5/15金曜の21時に南武線谷保駅に須藤、山本、平川が集合し、須藤車で鶏冠谷に向かった。山本さんは腰に違和感があるようで、ひょっとしたら結石かもしれないという。私も含め、最近山に体調万全で入った試しが無く何やら情けない。
 何時もの『道の駅 みとみ』には24時ちょっと前に着いた。前日は東京でもかなり冷え込んだので寒がりな私はちょっと心配したが思ったより暖かくてほっとした。軽く飲んで就寝、山本さんは朝の様子次第で留守番を申し合わせた。
 翌朝の天気は曇り。天気予報も日中には降り出す事を伝えていたので速攻で行くことにする。山本さんは『全然ダメ・・』との事なので、須藤、平川の2名で突っ込むことにする。
 6:30に駐車場を出て、鶏冠谷出合いには7時00分着。7:20に遡行開始した。天気も優れず、水も冷たいのでなんとなく足も重い。逆くの字滝はノーザイルで登ったが結構ぬれて体も冷えた。二俣には8:30着。最初の1本をここでとったが、天候や山本さんの事もあるので時間の掛かる本谷は諦め、最短の一の沢にする事にした。
 左俣に入ると右岸の大崩壊後や所々で沢に覆いかぶさる大木があり、若干沢が荒れた感じがした。一の沢出合いの40mナメ滝は巻くしかない立った滝だ。左の泥壁をよじ登って沢床に降りる。水は極端に減って所々が伏流になっている。直ぐ上の涸れたゴルジュ帯は落石のおきそうな所だ。2年前に訪れた時より沢を埋める岩が増えた気がする。その先も滑るナメ滝を幾つか登っていくと先を行く須藤さんが棚を登った途端に『なんだ?!』の声を上げる。後に続くと目の前には狭い沢を埋め尽くす雪渓が横たわっていた。雪渓の欠片というより本当に埋め尽くす立派な雪渓であった。この先はより狭く、傾斜のきついスラブになる筈だが、この時点で雪渓の登場ではもはや撤退以外に選択の道は無い。ここまで濡れた足先の感覚が無くなるほど水の冷たさを感じていたがこの雪渓でそれも納得できた。
 一休みして登ってきた沢を下ることにする。5回程の懸垂を繰り返して鶏冠谷出合いには13:20に着いた。出合いでは焚き火をして山本さんが出迎えをしてくれた。
 5月の奥秩父は例年稜線近くに残雪の欠片が残ることもあるが、今回のような残雪を見ることは今までに無いことだ。今年の降雪は奥秩父においても多かったという事だろう。三富の町営?っぽい温泉に浸かり、矢川駅前のファミレスで簡単な反省会をして解散した。



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